6年生からバトンを引き継ぐ
しぜんひろばの梅の花は満開になり、少しずつ寒さの中にも、春の気配を感じる頃となりました。
「卒業まで、あと何日。」
カウントダウンを聞くたびに寂しさを感じつつも、6年生から下級生にバトンを繋いでいきます。
今回は、”自治”をテーマに。
後期子ども集会。
来年度から委員会活動が始まる4年生、そして最上級生になる5年生に向けて行われるもの。
6年生が主体となり、「どんな活動をしているか」「どういう所にやりがいを感じているか」など、各委員会で説明をします。
劇で活動場面を再現したり、ポスターや映像をつくってまとめたり、
(図書委員会)オリジナルキャラクターが登場して、会場を盛り上げたり…
下級生に向けて、工夫を凝らした発表でわかりやすく伝えてくれました。
4年生の委員会訪問(インターン)。
子ども集会を受けて、4年生は訪問してみたい委員会を選びます。
6年生に案内されながら、実際に活動を体験することで、委員会の楽しさや大変さを感じることができたようです。
今まで知らなかったけれど、5・6年生が見えないところで色んな活動をしてくれていたことがよく分かった。
想像していたよりも、とても仕事が多くて大変なんだってこと。ありがとうと伝えたい。
私たちが、いつも楽しく学校生活を送れるように、5・6年生が支えてくれていたんだ。自分もがんばりたい!
この他にも、決められた自治の時間だけでなく、有志で活動をしてくれている6年生もいます。
例えば、学校で飼っている魚などの世話をしてくれる「水槽係」。
毎日理科室に来て、魚たちの健康状態をチェックし、エサやりや水槽管理まで自分たちで進めています。
ある時、各クラスの朝の会で、6年生の水槽係が何やら話をしている…
「?」
それは、これから「新・水槽係」になってくれる下級生を募集していたのです。
後日、新・旧メンバーで引き継ぎ会も行われていました。
大人に言われてやるのではなく自分たちが動いて、大切な仕事を担い、繋いでいく。
桐朋小学校では、「子どもたち自身が学校(生活)をつくる主体となっていく」自治活動を大事にしています。