憧れる気持ちをきっかけに
4年生の専科体育の授業。(※桐朋小学校には体育専科の教員がいます)
この時期は、器械運動の学習で、マットや跳び箱、鉄棒を使って、一人ひとりが技を磨きます。
いつものように授業が始まりましたが、しばらくすると・・・
見慣れない3人の姿が!
「今日は、この先輩たちがみんなのためにお手本を見せてくれます。」
なんと、特別ゲストとして、一つ上の学年の5年生が駆けつけてくれたのです。
「え?!」
一気に緊張感が高まる4年生。
【後方ひざかけ回転】
4年生は、まだチャレンジしたことのない技。
「一体、どのようにしてやるのだろうか…?」
しーんと集中している雰囲気の中、5年生が一人ずつ、技を披露してくれます。
片足をかけ、もう一方の足を思いっきりふりながら、勢いよく回る。
ビューンと風を切る音が聞こえてくるような、スピードと迫力!
さらに発展した技、両足でのひざかけ回転も見せてくれました。
あまりのすごさに圧倒されつつも、大きな拍手で感謝の気持ちを伝えた4年生。
さあ、ここから自分たちの目標を立てて、いざ実践!
先輩たちのお手本をイメージしながら、やる気に満ちあふれています。
「もう少しこうしたらいいんじゃない?」「回るところを補助するよ。」
お互いが声をかけながら、何度も何度もチャレンジしていくのです。
そして、ついに一人目の成功者が・・
自分もこの技ができるようになりたい!
技の格好良さや憧れる気持ち、仲間からの励ましをきっかけに、一人ひとりが力を伸ばしていきます。