桐朋小だより

2024.6.11

3年生

つくろう!世界に一つの仙川マップ

 3年生では初めて「社会科」という教科に出会います。
4月「どんな勉強する教科だと思う?」と聞くと、「国、世界のこと?」「宇宙のこと」「知ってる!歴史だよ」「都道府県とか言ってお兄ちゃんが覚えてたのかな?」「北・南・西・東」「文化…?」「雲とか空のこと」などなど、今まで聞きかじってきた中で「社会っぽい」ものを想像してみます。そこから3,4,5,6年生でだいたいこんな勉強をするんだよ、とお話しました。

 まずは地図の勉強。教室で「○○くんの席から右へ10歩、そこから左へ3歩…」というゲームを作って“どこへたどりつくかゲーム”をしました。お互いに問題を出し合ってみましたが、「えー、なにもないよ。」「教室の外へ出ちゃったよ!」「だって右とか左とかはっきりしない」「3歩と言っても人によってちがう」うまくいかないね~。そこで方位と距離の登場です。それを示し、確実に誰でもわかるようにしたものが「地図」なのです。

 桐朋小学校は様々な地域から通ってくるので仙川を地元として地域学習をします。まずは、学園で一番高い屋上から眺め、どんなものがありそうか調べてみます。その次は実際にフィールドワークです。
学校の東側に行った時、たまたま通りかかったお寺で住職さんの弟さんが声をかけて下さり、お話を聞くことができました。「築地にあったお寺が関東大震災で焼けて仙川の方に移住して…。」というちょっと難しい話にも一生懸命耳を傾け、メモをとっていました。

 

学校の南側は班ごとに出かけました。さすがに子どもだけでは危ないので、班に1人ずつ保護者の方についてもらいました。ところどころ、「あーダンゴムシだ!!」と寄り道しながら写真を撮ってもらったり、メモをしたりしながら長いお散歩のようでした。

 戻ってくると、班ごとにまとめて大きなプラダンの「マイ地図(マップ)」に書きこみます。できるだけ白いところがないように、何があったっけ?頭を付き合わせて相談しながら、世界に一つの仙川地図を作ります。

 

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