書きたい想いがあるから〜大切なパートナーさんへ〜
終業式の前、1年生の教室ではある作戦会議が行われていました。
「なにをかこうかな。」
「どんなものがすきなのかな。」
「なにをかいたらよろこんでくれるかな。」
ひらがなを全部習い終えた最後、1年生が挑戦したこと。それは、
“文字は誰かに想いを伝えることができる”
ならば、入学前から一番お世話になってきたパートナーさんに
今度は1年生からお手紙を書いてこれまでの気持ちを伝えようということ。
パートナーさんと一緒に積み上げてきたこと、
自分たちがしてもらったことを改めて振り返ると、こんなにもたくさんの愛をもらっていたのだと実感しました。
何を書きたいのか作戦会議をした時も
「入学式前ドキドキが止まらなかったけど、パートナーさんが電話をかけてくれて、”待ってるよ”って言ってくれて嬉しかったんだ。」
「学校案内をしてくれた時、”いつでも一緒に遊んであげる券”をくれて嬉しかった」
「私も、”ぎゅーってしてもらえる券”をもらったよ。」
「お手紙ファイルにね、僕の好きなものがいっぱい描いてあって、ありがとうって思った」
「七夕に、一緒にお願いごとを書いて、飾りの作り方を教えてもらえた!」
「学校くる時に毎日待ってくれてたり、バスで会うと手を降ってくれるのが嬉しい。」
溢れるくらいに出てきた思い出の数々。
きっとその裏にも、表現しきれないところにも、たくさんのエピソードがあるのだろうと思います。
伝えたい気持ちがあるからこそ、習い終わったひらがなを思い出しながら、丁寧に1文字1文字綴っていった時間。
好きなものを会話の中から想像して、何色が好きなのかも何度も尋ねながら一生懸命描いたメッセージカード。
絵が上手に描けない〜と嘆いていた子もいたけれど
どんなに正確で美しいイラストよりも、パートナーの”あなた”が描いてくれたもの、
一文でも、”いつも、ありがとう”と綴ってくれた言葉が、
きっときっとパートナーさんの元に、輝きながら届いているよ。
学び、感じ、表現し、届ける。その喜びを、これからもたっくさん、一緒に経験していこう!