桐朋小だより

2024.8.2

1年生

書きたい想いがあるから〜大切なパートナーさんへ〜

終業式の前、1年生の教室ではある作戦会議が行われていました。

 

「なにをかこうかな。」

「どんなものがすきなのかな。」

「なにをかいたらよろこんでくれるかな。」

ひらがなを全部習い終えた最後、1年生が挑戦したこと。それは、

“文字は誰かに想いを伝えることができる”

ならば、入学前から一番お世話になってきたパートナーさんに

今度は1年生からお手紙を書いてこれまでの気持ちを伝えようということ。

パートナーさんと一緒に積み上げてきたこと、

自分たちがしてもらったことを改めて振り返ると、こんなにもたくさんの愛をもらっていたのだと実感しました。

何を書きたいのか作戦会議をした時も

「入学式前ドキドキが止まらなかったけど、パートナーさんが電話をかけてくれて、”待ってるよ”って言ってくれて嬉しかったんだ。」

「学校案内をしてくれた時、”いつでも一緒に遊んであげる券”をくれて嬉しかった」

「私も、”ぎゅーってしてもらえる券”をもらったよ。」

 

「お手紙ファイルにね、僕の好きなものがいっぱい描いてあって、ありがとうって思った」

「七夕に、一緒にお願いごとを書いて、飾りの作り方を教えてもらえた!」

「学校くる時に毎日待ってくれてたり、バスで会うと手を降ってくれるのが嬉しい。」

 

溢れるくらいに出てきた思い出の数々。

きっとその裏にも、表現しきれないところにも、たくさんのエピソードがあるのだろうと思います。

伝えたい気持ちがあるからこそ、習い終わったひらがなを思い出しながら、丁寧に1文字1文字綴っていった時間。

好きなものを会話の中から想像して、何色が好きなのかも何度も尋ねながら一生懸命描いたメッセージカード。

絵が上手に描けない〜と嘆いていた子もいたけれど

どんなに正確で美しいイラストよりも、パートナーの”あなた”が描いてくれたもの、

一文でも、”いつも、ありがとう”と綴ってくれた言葉が、

きっときっとパートナーさんの元に、輝きながら届いているよ。

 

学び、感じ、表現し、届ける。その喜びを、これからもたっくさん、一緒に経験していこう!

 

 

 

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