「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」
6年生の総合の授業。隔週で取り組んでいる「プロジェクト学習」。
子どもたちの「やりたい」「深掘りしたい」を大事に、学校で学んだことを活かして、各々でテーマ設定し、それぞれの学びかたで深掘りしていきます。
自給自足プロジェクトでは濾過装置を作ってみたり、火起こしプロジェクトは火が起きる原理を探究したり、チョーク再生プロジェクトは学校中のチョークの粉をかき集め、再生させてみたり。いろんな活動が同時多発的に行われており、活動しながら学び、他のチームの活動を見ながら学び、一つの空間にいろんな学びが広がっています。
畑プロジェクトは育てたい野菜を育て、時には草むしりをし、収穫します。収穫した野菜で調理。やみつき無限ピーマンや、きゅうりの韓国風のり和え、梅ジュースなどを作っていました。トマトはその場で洗ってガブリッ。
歴史料理プロジェクトは、縄文ハンバーグを作ったり、戦時中のすいとんを作ったり。
また、ペットボトルキャップを回収し、粉砕し、アイロンで溶かしてアクセサリー作りに挑戦する人も!
廃棄されるものが、価値あるモノに生まれ変わる瞬間に出会い、子どもたちは感動しています。
最後に子どもの振り返りを紹介。夏休み明けも、子どもの豊かな学びを創造し、一人ひとりの「やりたい」を尊重していきます。
・今週、プロジェクト学習があった。僕は不安だ。だって、本当にあの粉からどうやったらチョークになるのか、分からないからだ。粉の固まりに「水」や「のり」を混ぜた。より細かくチョークの粉を砕いてみた。でも、僕の心の中には(本当にチョークになるだろうか?チョーク再生の意味は何?)そんな”不安”という二文字が僕の頭から離れないのだ。でもチョークの作り方を調べたら面白くない。だから、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」というし、試して試して試しまくれば、いつかは作れる!そう思って誤魔化しているが、いっつも、この事が頭をよぎる(ご飯の時以外)。いつできるか、本当に完成するのか、すごく不安です。