2024.9.27

年長組「きこり遠足」 [Ⅱー403]

25日、奥多摩「もりニクル」へ「きこり遠足」に行ってきました。約2時間のバスでは、「自分クイズ」「なぞなぞ」「カラオケ」などを行って、酔うこともなく楽しく過ごしました。

森のツアー案内、きこりなどを見せてくださったお二方、運転手さん、ありがとうございました。「森となかよしになる機会」をいただいて、一人ひとりの心の中に、森の世界が入っていったと思います。

森にお邪魔させていただいて、行った活動から、「きこり」を中心にお伝えします。

道をはさみ、左は檜林、右は杉林でした。檜林は、暗く、細い木が多く、地面は茶色でかたくなっていました。杉林は、檜林に比べ、空が見えて、太陽が入ってきて明るく、太い木もたくさんありました。歩いて、触って、嗅いで、聞いて感じ、森、木、生き物、自然のことを教えていただきました。

いよいよ「きこり」です。ヘルメットをかぶり、檜林に入ると、細くて暗いところにある木と出あいます。木々の育ちを考えて、切る木を決めます。そして木を倒す方向を確認し、受け口をつくりました。一人ひとりがまっすぐにのこぎりを入れました。次のグループの一人ひとりが斜めに受け口をつくりました。

 

そして、倒す木につけたワイヤーをひっぱり、倒していきます。傾いた時の揺れや音、枝や木のこすれる音、倒れる瞬間の響きなど、息を飲む瞬間がたくさんありました。

「50年生のヒノキを伐り倒す瞬間は子どもたちの心に木が生き物だということを刻む良いきっかけになります」(『森とあそび 木とくらす 東京・森と市庭』より)

  

倒した木の根、木のにおいをかぐと、レモンのにおいという人がたくさんいました。木の皮をむくと、みずみずしさを感じます。すべすべして、たいへん奇麗でした。

そして、倒れた木にのってみると、しなってふわふわした感じで気持ちがよくなります。

  

見晴らしの良い広場で食事をとってから、伐採した木を切って、ペンダントをつくりました。「一筋縄では切れない丸太に悪戦苦闘しながらも、切りあげた達成感」を感じたのでは。そして、自分の作品にしていく喜びを。

 

大きなアスレチックにも上りました。樹の上で感じる世界、光、風、鳥の声、ひろがる景色などを味わったことでしょう。活動した場所の下には、多摩川の源流があり、川あそびも楽しみました。

森と子どもたちをつなげてくださった皆さん、たいへんありがとうございました。

 

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