桐朋小だより

2024.10.4

5年生6年生

本物に学ぶ~運動会高学年民舞~

いよいよ運動会本番です。

5年生は1学期から沖縄市の園田青年会の踊りを練習してきました。手踊りからはじめ、締め太鼓、大太鼓、旗頭をクラスで決めて、本番を迎えます。
運動会前日の土曜日、沖縄から駆けつけてくれた青年会みなさんから学ぶ時間があります。これに先駆けて、金曜日、大太鼓役の子たちと青年会の方と顔合わせをすることが叶いました。大変ありがたいことに、短い時間でしたが練習することも出来ました。

本場の踊りと三線の音と歌声をきいた子どもたちは、一気に引き込まれ、そして一気に動きが変わります。そして、自分たちの変化を身体で感じ、生き生きとした姿で練習を終えました。

 

 

6年生は岩手県中野の小本に伝わる中野七頭舞を踊ります。みんなで1つの踊りをおぼえてから、7つある踊りから1つを自分で選択して練習してきました。 七頭舞保存会の方と踊り手の方々に今年は3回お越しいただいて、各道具の練習を実際に踊っていただきながら学ぶ時間を持ちました。

授業でも集中力高く学んできていましたが、本場の踊りとご指導から一気にアップデートしていく様子は圧巻です。子どもたちの学びとる力と踊り手の皆さんの声掛けや踊る姿に引き込まれます。

 

授業のみではなくこうして本場の方から学ぶ時間は、大きな刺激になるだけでなく、日々の授業の成果から一皮むける機会にもなります。表面的に学び踊るのではなく、踊り込んで深めていくことで、その踊りの魅力を感じ、自然に身体が動いてしまう「はまる」状態になります。ぎこちなかった動きが滑らかになり、自分流の間の取り方で気持ちよく踊る姿はとても素敵です。

この時期、電車の中で踊ってしまったり、ふと太鼓のリズム音を口ずさんでしまったり、ちょっと長めの棒などがあると思わず踊り出してしまったり・・・そんな6年生の姿や、誰かがふっと手をたたき始めると次から次へと手で太鼓の真似をして踊り出して笑い出したり、歌を歌い踊りながら歩いている5年生の姿などが頻出します。

「運動会終わったら、踊りも終わっちゃうんだよね。」

と言っていた6年生がいました。楽しみだけどさみしくもある。素敵な言葉です。

ぜひ、悔いのない運動会にしてほしいです!

 

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