桐朋小だより

2025.5.30

6年生

八ヶ岳合宿で自然を満喫プログラム

八ヶ岳合宿に行ってきました。
6年生のテーマは「やりたがる」。これは、4年生での「おもしろがる」、5年生の「つながる」というテーマの流れを受け継いだものです。どんなことでも、自分なりにおもしろさを見つけ、「やりたがる」気持ちを育てていこう。そんな話し合いをしてきました。

今回は、特別講師としてKAIさんをお招きし、特別な野外教育プログラムを体験しました。ナイト・アウェアネス・ウォークとロゲーニングの2つです。

ナイト・アウェアネス・ウォークでは、暗闇の森の中を、一人ずつ、遠くに見える一筋の光を目指して歩きました。
暗闇は怖いものと思っていたけれど、真っ暗な中では、枯れ葉のこすれる音、足元の土の感触、木の葉の匂いなど、普段は意識していなかった五感が研ぎ澄まされる不思議な体験になりました。
なんと、足元に光るホタルの幼虫にも気づくことができたのです。ライトをつけていたら決して気づかなかった発見でした。

子どもたちの感想
・知らない場所(昼間しか知らなかったところ)を歩いてみたら、とても楽しかった。枝を踏んだときの音がすごく大きくて驚いた。見えない中で歩くのは怖かったけど、新しい感覚だった。
・地面に光っている生き物がいたので手で取って、明るいところで見たら、毛虫(イモ虫)のしっぽが光っていてビックリした。
・二日目の朝にもう一度同じ場所を歩いてみたら、「なんだ、こんな普通の草むらだったのか」と思った。

もう一つの活動は「ロゲーニング」です。
これは八ヶ岳寮の内外に設けられた約50カ所のチェックポイントを、地図をもとに巡る戦略ゲームです。
子どもたちは3人1組で、デジカメを使って各ポイントで写真を撮って得点を競います。森の中を歩いて鹿の骨に出会ったり、崖を登って道を間違えたりと、冒険の連続でした。
優勝チームには、お昼のホイル焼きの調味料が贈られ、大いに盛り上がりました。

子どもたちの感想:
・高い山を登っているとき、目の前に大きなクモの巣があってビックリ。道を歩いていたら、Mさんが「わあ!」と叫んで、その先に謎の骨があって慌てて戻った。3日目の朝、Jくんがその骨を持っていて、さらに驚いた。
・プログラムに命がけで取り組みました。1時間半、体力との戦い。MとAとチームを組んで、必死に頑張った。結果は256ポイント!塩とこしょうをゲットしました。
・帰り道で用水路を見つけて歩いていたとき、先頭にいた私は、鹿の頭蓋骨を見つけてびっくり。へなへなになってしまった。よく見ると周りにも骨があり、うっかり踏んでしまった。

今回の合宿で、子どもたちはこれまでにないような「大冒険」を経験しました。五感を使い、仲間と協力しながら、心に残る体験を積み重ねた三日間でした。

 

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