2025.9.2

心に火をつけることを [Ⅱー434]

2学期が始まり、子どもたちと会えてうれしいです。

第4体育室に全員が集まり、始業式を行いました。はじめに、4年生4名が夏の八ヶ岳合宿について、たくさんの心がふるえたことを伝えてくれました。その話を聞いた後に、4年生八ヶ岳合宿の写真を写しました。

5年生夏の八ヶ岳合宿については、5年生からいただいた暑中お見舞いを紹介しました。

「5年生の八ヶ岳合宿は、ハイキングがとても楽しく、大変で、そしてソフトクリームがすごく美味しかったです。2学期も頑張るよ。」

一人ひとりにとって、八ヶ岳合宿に行って良かったなあと思えたならうれしいです。これから行く1~3年生が、4年生の話を聞いて、八ヶ岳に行ってみたいと思えたらうれしいです。

続いて、夏の便りを紹介しました。時間の都合で、始業式では短く話しました。

「虫とりに行って、虫をたくさんかんさつしています。おりがみや切りがみもたくさんしているので、『こてん』をしたらまたみにきてください。」(『こてん』というのは、昨年度のクラスで行ったたのしい、すてきな作品展。絵は、「ナタール ノコギリ クワガタ」だそうで、なかむらのナとはじまりが同じと教えてくれました。)

「エイサーでは、5かしょでえんぶしました。『新宿』ではおきなわにいる園田青年会の5人が来てくれて大はく力でした。中略 2学きはうんどう会でえんぶするみかぐらが楽しみです。」(夏にエイサーをたくさん踊り、5カ所で披露したそうです。毎年運動会前に来ていただいている沖縄園田青年会の皆さんと練習し、ともに「えんぶ」したことは宝物になったのでしょう。)

いただいた手紙を読みながら、やってみたい! 心に火をつけることを、園、学校でたくさんつくりたいと思います。

 

最後は、11月の創立記念日に向けてのことを話しました。

「桐朋幼稚園、桐朋小学校は、11月、70歳の誕生日を迎えます。」

「みんなでお祝いして、心がわくわくするたのしい日にしたいです。」

約50年前の子どものあそび(宮原洋一先生が撮影した<めんこ、蝋石、こま、ベーゴマ、落とし穴など>で遊ぶ子どもたち)の写真、40年前の桐朋小学校の児童(丸山隆先生の学級)が書いた文を紹介しました。

めんこ 1年 一郎さん

せんせい / めんこ とりあげないでね。

ぼくたち / めんこ できないから。

おねがい。 

 

めんこ 2年 昭司さん

一じかんめが おわって / ポケットから めんこを だした。

ふくはらくんが きて / いっしょに やった。

いづつくんも きた。

三人で やった。

ぱちん ぱちん / めんこの 音、いい 音。

ぼくの めんこの とくちょう、音だけ。

ぜんぜん、うらに ならない。

 

おとしあな 2年 泰一さん

おとしあなを つくった。

三十センチくらい ほった。

ビニールを ひいた。/ そして 水を いれた。

かみを ひいた。/ 土を かけた。

あとは だれが おちるか

ぼくは たのしみだ。

 

「めんこ」を知っている人がいました。ベーゴマをやってみたいと言った人がいました。桐朋小の人たちが新たな遊びと出あい、やりたいと思う、やってみる、味わう、さらにおもしろい世界に出あうとうれしいです。

遊びをとおして豊かな力を育み、平和な社会で遊ぶことのできる権利、子どもたちの遊ぶ力と自由な時間、遊び場(環境)を、過去から現在、そして未来に引き継いでいきます。

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