みんなの声の木 ~ 少数派の意見もちゃんと聴こうよ!~
桐朋小学校では毎年、「みんなの声の木」を作成しています。各クラスの会議から上がってくる願いを、自治活動(委員会)やそれらの代表が集まった委員長会議などを通して話し合っていきます。
オレンジの葉っぱに「こんな学校にしたい」みどりの葉っぱに「そのためにやりたいこと、つくりたいもの、ほしいもの(遊びの提案)」黄色の葉っぱに「遊びのきまりについて考えたこと、言いたいこと」を書くことになっています。
4年生では、それぞれの班ごとに意見を出し、話し合いがされました。
1班 : 幼稚園や中高生とのかかわりをもう少しふやしたい。そのために必要なのは、時間と予定。 異学年交流の場を設けたい。
2班 : びょうどうでケンカなし! そのために必要なのは、やさしい心。
3班 : 時計をふやす、なおす。 いろんな人と遊ぶ。 しぜんをふやす。
4班 : しぜんを大切にする。 そのために必要なのは、しぜん広場の生き物をころさないこと、いじめないこと。 もう少し自然がほしい。
5班 : ルールを守って、安全に遊べる学校。
6班 : 室内でも遊べる学校にしたい。そのために必要なモノは、室内で遊べるアスレチックやブランコなど。
7班 : 室内でも、沢山遊べる学校がいい。だから、プレイルームにトランポリンがほしいです。
8班 : みんなが平等に楽しめる学校。 必要なのは、みんなの努力。
9班 : 安全に過ごせる学校がいい。 だから、昇降機をふやしたほうがいい。
貴重な意見がたくさん出されました。でも意見を出し合うことより、みんなから出された意見をまとめるのがものすごく大変で、頭を使う作業です。「多数決?」という声があがりましたが、それに対して「少数派の意見もちゃんと聴いた方がいい」と言ってくれる人がいて、そのおかげで議論が深まりました。

以下も、子どもたちから出された意見です。
・昇降機が低学年校舎にあると、かえって危ないんじゃないかな。
・低学年だったら大人の人が抱えてあげればいいから、そんなに問題ないと思う。
・むしろ昇降機をつける時、その間は階段を使うことができないから大変では?
・自然はもう十分あるから、これ以上増やす必要はないんじゃないかな。
・ルールを守って安全に、っていうけど、遊ぶ前にみんな走ってしまう。だから、放送委員会が放送で流せばいいと思う。そうすれば、走る人が減るかも。
・時計を直すのは毎年代表委員の仕事になっているから、代表委員に頼むのは?

こうやって整理していき、結局、3つの内容を出すことにしました。以下3つの意見に関しては全く別の角度からの意見なので、まとめることができませんでした。どの意見もとても大切で、実現したらもっともっと、いい学校になりそうです。
1.幼稚園や中高生とのかかわりをもう少しふやしたい。そういう場をつくってほしい。
2.室内でもたくさん遊べる学校にしたい。だから、室内遊具などがほしい。
3.みんなが平等に楽しめる学校にしたい。そのためには、やさしい心が必要。
どんどん話し合いが上手になっています。「ケンカなし!」の意見に対して、喧嘩することは別に悪いことではない。喧嘩するほど仲が良いって言うし…。ちゃんと仲直りできればいいでしょ!といろんな意見を出してくれました。たのもしい4年生です。
さて、すべてのクラスから葉っぱが集まってきました。今年のみんなの声の木も、とっても豊かに育っています。

