4年生八ヶ岳合宿 [Ⅱ-164]
7月、4年生の八ヶ岳合宿を行いました。
私たちにとって、八ヶ岳のふもとにある高原寮はかけがえのない大切なものです。その地に高原寮をもち、50年以上の月日がたちました。周囲の環境は変化しているものの、森に囲まれた場所で、耳を澄ませ、目を凝らし、森の空気を胸いっぱい吸い込むと、子どもたち、私たちのなかにある自然を呼び覚ます、心地よさを感じることができます。元校園長の生江先生が、「いまだ/この地には/語られざる詩がある/見えざる絵がある/聞えざる歌がある」と言われました。(「高原寮に寄せて」1963年)まだまだこの場所で感じること、考えること、活動することなど学びあいたいと思います。
小学校4年生は7月に、5年生は9月に、6年生は5月に合宿活動を行っています。また、中高校生も合宿活動、クラブ活動などを行い、短大生も使用します。
今年の4年生は、つぎの目標をもって、八ヶ岳合宿を行いました。たいへん充実した3泊4日にしていきました。
『学年のみんなで協力して、みんなにとって心地よい合宿にしよう。』
―はじめての宿泊行事。楽しみな反面、さまざまな不安もあるでしょう。前向きな気持ちと同時に、心配なこと、いやなことも話すことができ、共感しあえる関係でありたい。4日間生活をともにする中では、いろんなことがあるでしょう。自分の気持ち、仲間の気持ちを大切に、みんなの安心をつくっていける仲間でありたい。
『一人ひとりの得意分野を活かし、お互いの苦手分野は助けあって、自分たちの生活をつくろう。』
―「自分のことは、自分で」できることは大切です。けれども、私たちは得意も不得意もあって、お互いに助け合いながら生きています。どの集団も同じでしょうが、特別な苦手を持っている一方、おもしろい力も持っています。できない時に強い口調で責めたりせず、「大丈夫」「一緒にやろう」と声をかけあえる、「助けて」「ありがとう」が言える、自分の力を気持ちよくみんなのために活かせる、そういう仲間でありたい。
『八ヶ岳ならではの自然やあそびを発見して、たっぷり楽しもう。』
―自然の中で五感を働かせてたっぷり遊ぶこと、ふだんの生活環境と異なる大自然に対して、好奇心を持ち、知りたい、やってみたいと思うことを大切にしたい。
一人ひとりが力を発揮し、協働して、いい合宿をつくることができたね。ぼくも参加できて嬉しかったよ。ありがとう。(写真は、寮内を中心に掲載)