桐朋小だより

2021.8.26

4年生

夢中になるって楽しい!

夏のある放課後。

中庭では何やら4年生がわいわい集っています。

 

あまりにも真剣に話し合いながら何かしているようなので

思わず見に行ってしまいました。

すると、やっていたのは火おこしの練習!

合宿代替行事のハッピーフェスティバルの準備です。

木屑を入れて、交代に木を高速で回しながら、煙が出てくるのを待っています。

みんなの頑張りもあり、煙があがり火の粉を麻紐に入れてフーフー。

しかしそこからが難しい。

なんども、なんども、挑戦します。

額には汗の粒がたくさんついて、レンガにぽとぽと落ちています。

それでも変わらず表情は真剣そのもの。

「ちょっと貸して!やる!!」「もうちょっとこうしたほうがいいって!」

こだわりがある分、周りと協同することの難しさや醍醐味が詰まっていた時間でした。

放課後の終わりを告げる音楽が流れてきても、「あと一回だけ!あと一回だけ!諦めたくない!!」。

これだけ夢中になれるって、なんて素敵なことなんだろう、そう思っていました。

 

帰り際に、「本番、絶対成功させるから見に来てね!」

そう言った顔は、本当に晴れやかで、思わず嬉しくなった、そんな夏の一コマでした。

 

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