お祭りをいっしょに(芸術鑑賞教室:高学年)
桐朋小学校の芸術鑑賞教室は、本物の芸術に直接触れ、みんなで感じ、味わうことを大切にしています。
2年ぶりの開催となった今回は、「荒馬座」の皆さんをお迎えし、低・中・高学年のブロックごとに日本各地の民舞を鑑賞しました。
感染対策のため舞台上のみで行いましたが、荒馬座のみなさんは限られたスペースを最大限に使って、大きく力強く踊ってくださいました。
これまで体育の授業でたくさんの民舞に親しんできた高学年の子どもたち。目の前の踊りに圧倒されながらも、自分の体に染み込んだ動きがおもわず溢れてくるような様子もありました。
エイサー(沖縄)と七頭舞(岩手)は、子どもたちと荒馬座のみなさんとのコラボレーションが実現。大人も、子どもも同じ「踊り手」として集い、踊る喜びが爆発した感動的な場面となりました。
【子どもたちの感想より抜粋】
◯七頭舞は道具だけでなく体全体を使っていてとてもすてきでした。おどりもすごかったけど、目線が気になりました。全員、目線を道具の先(先端)を見ていたので、正式なおどりは目線も合わせるのかなと思いました。
◯舞台の上から聞こえる音、全てがおどりの一つなんだなぁと思いました。もちろん笛や太鼓もそうですが、足音や息の音などが美しく聞こえました。
◯荒馬座の踊りを見て、私は本当に感動しました。なんといってもエイサーと七頭舞!エイサーはずっと練習していたのでプロの人はどうやっておどるんだろう?と思ったのでワクワクしました。そしたらすごい迫力で思わずワァと声を出しそうになってしまいました。私はあんなふうに踊れていたかな?と思うと荒馬座の方々に運動会を見ていただきたかったな・・・と思いました。
◯踊っている人達のお顔を見たら、笑顔でとても驚きました。なぜなら、ずっと飛び跳ねたり足を高く持ち上げたりだったので、本当に踊りが好きなんだなーと思いました。そして、楽しそうに踊っているからこそ掛け声を出したくなりました。そして、自分も気付いたら無意識に拍手をしていて、改めて私はこういうのを見るのが好きなんだなと思いました。
ネットを介して、世界中の技・芸能・文化にすぐアクセスできる時代ですが、「生の・その場・その時」だからこその発見や感動があります。
日本各地のお祭りの熱気が、早く戻ることを願って止みません。
会場みんなでカチャーシー(エイサーの手踊り)の様子。
エイサー 5年生
七頭舞 6年生