おもしろすぎる夏の学び
9月になりました。
昨日の学校とは打って変わって、
今日は子どもたちの声で溢れかえっている桐朋小学校。
人がいると埃もゴミも出るのだけど
それも 子どもたちとたくさん学んで遊んで過ごしたからなのだなと思うと
愛おしく思えてしまいます。
今日楽しみなことは、子どもたちが帰ったあとにもあります。
それは一人一人がどんな学びをしたのか自学・研究ノートを見る時間。
ひとつひとつ手にとって、感動ポイントの振り返りを見ると
やってみたから わかったことがたくさんあったことが書き残してありました。
1学期の理科で葉っぱの研究をしていたのですが、
その発展で研究を進めた子がいました。
多種多様な葉っぱの葉脈を観察し、葉っぱの種類分けや予想、感動までまとめられていました。
おじいちゃんおばあちゃんのお家に行った時、
昔のお菓子をインタビューして、実際にそれを食べてみて
自分が今食べているものと比較した子。
お家でレストランを開店する企画をして、
どうやって値段を設定するかを考え、人に料理をつくって出す時のコツをまとめ
工夫をこらしていきます。
感動ポイントのまとめでは、おいしいと言ってくれた時のうれしさや、
今度はみんなでつくりたいな、と やってみたから感じた大切な気持ちが綴られていました。
町のマンホールを徹底的に調べたり
夏野菜の種と断面図を調べたり
京都に行った時に見た祇園祭に興味を持ち 細部まで調べたり
実験前の「これはほんとうなのかなあー。やってみよう!ほんとうだったらすごいなー!どうしてこんなことに なるんだろう?やるのが楽しみ!」と
ひとつひとつの段階で生まれた自分の気持ちを
丁寧に書き残しながらまとめている子も。
また、思うようにいかない葛藤をふりかえりに記してくれた子たちもいました。
さまざまな事情があり、研究や学び、そして遊びに没頭できない時もあったでしょう。
そんな素直な気持ちを、言葉にして伝えてくれたこと、すごいなぁと思いました。
夏休みにできなかった分、2学期、一緒にたくさんの感動を共有したいと思います。
犬とのやりとりも、おばあちゃんとのお弁当づくりも学びがたくさんだね。
ひとりひとりにとって、どんな夏だったのか。
子どもたちの夏に、私たちも学ばされています。