はれたり、くもったり。
二学期に入って間もない頃、子どもたちに「二学期はじまって」というテーマで詩を書いてもらいました。
子どもたちは、久しぶりの登校に対してどんな気持ちなのかなあ・・、
私にもかつて「子ども時代」があったので、なんとなく思い出せはするものも、
はるか遠い昔の話。
現代を生きる目の前のクラスの子どもたちの声を聞きたいな、と思いました。
三人の子どもの詩を紹介します。
- いやだなあ
ママにたたきおこされた。
リビングに行ったら ママに
「今日から 学校だよ。」
と言われ、いやだなあと思いつつ ごはんを食べた。
食べおわって、ソファーにすわった。
ママに
「せいふくに きがえて。」
と言われた。
「やだ。」
と言った。ママに
「ダメ」
と言われた。それで、だだをこねた。
それで、ふきげんになりながら行ったよ。
- たのしみな学校
あしたから学校だ。
夏やすみがおわっちゃう。
はやくおきないといけない
学校のまえの日
「なつやすみをパチリ」をまえの日に やっていた
よる たのしみすぎて
とびはねちゃった
ねむれなかった
みんなにあえる
やったー
とおもった
- 明日から学校
明日から学校
夏やすみも たのしかったけど
学校も たのしみ
でも やっぱり
夏やすみは おわりたくない
だから どっちもどっちなんだー。
教室で、書き終わった子どもの詩を紹介しました。
「あーわかる、わかる」「えー-そうなんだ!」等、
共感や発見の声が教室にもれます。
久しぶりの登校でちょっと緊張したり、生活のリズムを戻すのに時間が必要だったり。
長いお休みの後は、いろんな思いがあり表情もいろいろです。
そんな「いろいろ」を出し合いながら、聴きあいながら、自分と同じだな。
自分だけじゃないんだな、という思いを見つけ、互いにほっとできたらいいな、
と思います。
二学期も「晴れたりくもったり。」