桐朋小だより

2022.12.17

3年生

ぬくぬく!織り物

工作室の前を通りがかると、換気で開け放ったドアから3年生の姿が見えました。

ちょっとおじゃましてみると、毛糸を手に黙々と作業しています。

四角い板紙に縦糸をピンと張って作っていたのは、てぶくろ!

割り箸にはさんだ横糸を、上・下・上・下、と丁寧に丁寧に通していきます。

一段できたらクシに持ち替えて、キュッ、キュッと押し下げていく作業がリズミカルです。

なるほど、これをしないと「ゆるふわ」で風がスースーしてしまいます。

密で暖かな手袋にするためには欠かせない作業なのですね。

丸い枠についた突起に、毛糸をひとつひとつ巻きつけている人もいます。

こちらは「帽子」になるのだとか。

今日のところは、おでこから2センチくらいの部分に取り組んでいる人が多いように見受けました。

「ぜんぜんすすまないー!」「手伝って〜!」なんて声も聞こえてきましたが、みんなお気に入りの糸で自分だけの帽子の完成が楽しみで仕方ない様子です。

色を組み合わせて、おしゃれな縞模様にしたり、一色でシックにまとめたり。

みんなの手がとっても暖かそうです。

一心に手を動かして、時間をかけて自分のものを作り出す教室。

織物の動きはとても静かだけれど、熱気がありました。

先生もなんだか挑戦したくなりました。

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