大きなのっぽの古時計
高学年玄関を入ってすぐ、図書室掲示棚に寄り添うようにある大きな柱時計。
ずっとずっと昔からこの場所にかかっています。
なにしろ古いので、時刻を告げるタイミングがずれたりしますが、やさしく振り子を揺らしながら見守ってくれている安心感がありました。
ところが先日、どうしても合わなくなってしまいました。
そこで、長年お世話になっている時計屋さんに見ていただくことになりました。
部品はあるのかな?修理できるのかな?
そんな心配をよそに、時計は元気になって戻ってきました。
古い仕組みなので、ボーンボーンという音を正確に合わせるのも一苦労。
最初に確かめたときは、10時の時報で12回鳴ってしまいました。
そこから何度も針を回して、巻き戻して、また回して、、、針の動きを追っていると、目が回りそうでしたが、最後にはちゃんと10回のボーンボーンを聴くことができました。
なつかしい、やさしい響き。
今はもうない時計会社が製作した柱時計。 50年以上経過しているでしょうとのことでした。
修理の窓口になってくださった時計屋さんは、仙川駅から学校への通学路の中間地点にあって、長年桐朋っ子を見守ってくださっています。
これからも、柱時計と子ども達をどうぞよろしくお願いします。