2023.7.27

4年生八ヶ岳合宿 [Ⅱー352]

八ヶ岳では、子どもたちといっしょに、寮内探検、川遊び、星空散歩、吐竜の滝へミニハイク、火おこしチャレンジ&おやつ、キャンドルサービス(くらやみと炎を楽しむキャンプファイヤ―は雨のため中止)、大そうじなどをたっぷり楽しみました。

子どもたち、教員は、「団・チームで力を合わせて、いい合宿をつくろう!」「苦手なことは助け合い、良いところを認め合おう。『大丈夫?』『一緒にやろう』『それ、いいね』『ありがとう』」など、自分たちでよい合宿にしていこうと取り組みました。

いろいろな発見、心に残る経験をしました。たとえば、朝の散歩で、動物の足跡を発見し、どんな動物なのか想像しました。川俣川では動物の骨を見つけ、自分の足と比べてみました。アブラチャンの実がたくさんあり、ていねいにむいてにおいを嗅いでみました。川俣川では、水の冷たさや気持ちよさをたっぷり味わいました。火おこしは、まきの組み方で試行錯誤し、マッチのすり方、火がなかなかつかないことも体験しました。ついた火でマシュマロを焼いて食べておいしかったこと。星空散歩では、たくさんの星が見え、北斗七星がたいへんきれいでした。流れ星も見ることができました。夜遅くまで、友だちとの時間をたのしみました。

合宿のしおりの呼びかけ、合宿の目標から、合宿活動で大切にしたことをお伝えします。そして、子どもたちの様子を写真からお伝えたいと思います。

 

★さあ 八ヶ岳合宿に行こう《4年生の人たちへ》

いよいよ2泊3日の桐朋学園八ヶ岳高原寮での合宿がはじまります。とても楽しみですね。

高原寮は、八ヶ岳の森の中にあって、すぐそばを東沢、西沢という水が冷たく、とってもきれいな川が流れています。水の中に足を入れて、いくつ数えられるまでがまんできるかためしてみてはどうですか。

高原寮は、朝早くには野鳥がさえずり、昼にはエゾゼミが鳴き、夜はホタルが舞い、満天の星空となる大自然の中にあります。目と耳を澄ましたら、すばらしい発見がたくさんあると思います。

この初めての合宿では、まずはみなさんに、自然の中で活動し、みんなで生活する楽しさをたっぷりと味わったり、また、八ヶ岳の動物やこん虫や植物たちとなかよしになったり、岩場からわき出る水のおいしさを知ったりしてほしいと思います。すばらしい緑と空気の中でたっぷり遊ぼう。草の上にねころんで、しらかばの木のこずえの上をながれていく雲を見るのもいいですね。

家からはなれて3日間すごしますが、先生や友達といっしょだから何の心配もありません。みんなでねたり、おふろに入ったり、食事をしたり、ほんとうに楽しいことばかりです。高原寮ではどんなふうに生活したらいいのか、先生たちがていねいに教えます。みんなも、いやな思いをしたり、けがをしたり、病気になったりしないで楽しい合宿がおくれるように、いろいろと知恵を出し合いましょう。(後略)

★おもしろがる!《合宿の目標》

~みんなでおもしろがるきもち・みんながおもしろがれるしかけ~

合宿の目標をどうやって決めるか。学年団(学年の担当)で話しました。スローガンで終わるのではなく、子どもたちが立ち返りやすいキーワード(合言葉)を決めて、リーダーの活動(一人一役担当。自分のやりたいこと、とくいなこと、みんなのためにがんばりたいことを)や自分自身の行動をそのキーワードを軸につくっていけたらいいなと考えました。

各クラスで、楽しみなこと、不安なこと、どんな合宿にしたいかという3つのカテゴリーでキーワードを出し合いました。それをもとに学年団で決定したキーワードが「おもしろがる!」です。サブタイトルにこめた思いは、八ヶ岳の自然やそのフィールドの中での活動を「おもしろがる」ことはもちろん、はじめての宿泊、集団での生活、寮での約束事などの中で、心配だな、苦手だな、大変だな、めんどくさいなと感じることも、自分自身の中に「おもしろがる」気持ちを持てたら、見え方が変わってくるよということ。また、団のみんなや学年みんなが「おもしろがる」ことができるようにするには、どうしたらいいか、どんなことが必要か、リーダーとして考えることです。子どもたちと一緒に「おもしろがって」、合宿をつくっていきたいと考えています。(後略)

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