「今日のひらがなは、なんだろう。」
入学してから、1学期でさまざまなことを学んだ1年生。今日は、国語のひらがな学習について紹介します。
1学期で、ひらがなをすべて学びました。桐朋小学校では、1文字1文字ゆっくりと丁寧に学ぶことを大切にしています。日々の授業では、「言葉」「物」「音」がつながることを意識して学びました。
※写真は、「こ」の字を学んだ時の発表「『こ』んざつ」を表しています。
ひらがな学習も、毎日ただ順番に学ぶのだけではもったいないです。系統的に学べるように順番や内容を構成しました。
①「こ」を学んだ次の日の国語の授業
前日に「こ」を学んだ子どもたち。「さ」の中にある秘密を見つけます。
これを読んでいる皆さんはお気づきでしょうか。
~少し考える時間~
子どもたちが実際に言ったことは、
「『さ』の中に、『こ』が隠れているよ。」
「2本目(2画目のこと)のななめで しゅっがなければ『こ』だ。」
でした。「さ」だけを学ぶのではなく、前の「こ」と関連付けて学ぶ姿勢が素敵だなぁと思いました。
②「さ」を学んだ次の日の国語の授業
前日に「さ」を学んだ子どもたち。すかさず
「昨日は、さをやったから、今日はきだろうな。」
と、授業の前から予想します。自然と系統性を見出すようになってきたのは、この頃からでした。
先生から「今日は、〇の字をやるよ~」「は~い」
このような受動的な学びばかりでは、子どもたちはきっと飽きてしまうと思いますし、私たちはもったいないなぁと思っています。
ひらがなを一文字一文字ばらばらに学ぶのではなく、①②の授業のように、前や次の学習とつなげて考えながら学ぶことで、主体的な学びになっていくのではないかと思います。2学期も子どもたちと一緒に楽しみながら授業を創っていきたいです。
※写真は、「ひらがな」すべてを学んだ後の様子。達成感が表情から伝わります。