桐朋小だより

2019.6.28

3年生

蚕がくれた気づき

「うわぁ〜!こんなに小さいんだ!!!」

3年生のクラスに蚕がきた5月22日。

書画カメラに映し出された蚕の卵に子どもたちは大興奮。

無事に100匹が孵化し、今日繭を作りました。

蚕を育てるために国語で読み始めた説明文。

難しい言葉も、長い文章も、目の前の蚕がいれば心は折れません。
目をキラッキラさせながら次の展開を待ち望む様子が見られました。

「ほんとに毛が生えてるよ!!これが‘ケゴ‘だよねっ」

「ねぇこの模様はなんだろう、、、」

「頭をあげて動かないよ、、、、あ!これが眠なんだっ。ねぇ眠してるよ!」

「今日は、、1cm5mm!昨日よりも5mmも大きくなってる」

「熱に弱いから、ちょっとだよ。少しだけ優しく触ってみようかなぁ」

「ちょっと冷たい、ぷにぷにしてる。うわぁーーかわいいーー!!!」

毎日毎日、ここには書ききれないくらいの子どもたちの気づきがありました。
くるくる変わる表情がありました。

 

朝教室に飛び込んできて、「かいこは!?うわぁ今日もたくさん食べてる、さすが5令だ」

自分で蚕の生態を調べてきて、ポスターを教室に壁に貼り付ける子は一人ではありません。

もう立派な蚕博士です。

 

繭をつくりそうになった頃、紙コップに一匹ずつ入れて
改めて一人一匹ずつ観察。
誰からともなく自然と名前を付けはじめました。
愛おしそうに紙コップに名前を書く姿。


「これはマル太!あのね、この子はすぐまるまっちゃうんだぁ」
「カイちゃんが繭になってるー!!」

やっぱり、命ってすごいなぁ。

みんなの心は蚕一直線。

 

これからの蚕の観察が、楽しみです。

 

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