桐朋小だより

2020.4.4

2年生

ふり返り⑪ 働く人の学習(後編)

 先日投稿した2年生の「働く人の学習」。子ども同士の中間報告会を終え、学習発表会の準備にとりかかりました。学習発表会は保護者も参加する予定だったため、より一層気合いの入る子ども達。すると突然、「もう一回インタビューしたい!」「まだ聞きたいことがある。」と相談しに来ました。元々、働く人へのインタビューは一度だけの予定でした。お互いの時間調整も必要であり、事前に各所へアポをとりに行かなくてはならないからです。「他のグループもインタビューしたい?」と聞くと、「また聞きたいことが増えた。」「聞くことはないけど、写真を撮りたい。発表で使いたいから。」と言われたので、アポをとりに行きました。結果、みなさん快く受け入れてくれて、再度インタビューに行くことになりました。

 

 

 二度目のインタビューでもあり、もうインタビューは慣れた様子。「商品に値札シールを貼っている写真を撮りたいのでお願いできますか?」「警備員さんの交代の様子を伝えたいので、協力してもらってもいいですか?」写真は子ども達が自分で撮りました。授業時間外にも写真を撮りたかったようで、お弁当の時間に「今から写真撮りに行きたい。」と言ってくる子どももいました。

 

 印刷室の仕事を発表するグループはポスターセッション形式。写真を使いながらわかりやすく伝える工夫をしていました。

 

 左は、ウォーキングすごろくのスタートとゴール。実際に保護者に協力してもらい、歩くすごろくを楽しみながら購買部の魅力を伝えようとしていました。右はインタビュー風紙芝居。用務員さんにインタビューした様子を紙芝居にしていました。子ども達の発想力には驚きました。アイディアが面白すぎる!

 残念ながらまとめの会で学習発表会を開催することはできませんでした。ですが発表の準備過程で、子ども達は様々なことを学んできました。仕事のやりがいや大変さ。学校の中で働く人がどんな工夫をしているのか。自分達にできることは何なのか。学校の中で働く人と自分達との繋がりも知ることができました。また働く人とたくさん関わることができたのも、大切な学びだと思います。写真のミニ箒は、用務員さんのために子どもが工夫して作ったものです。満面の笑みで「箒を作ってあげたんだよ。」と教えてくれました。発表に向けて準備をしている際には意見の食い違いもたくさんありました。「ポスターセッションの方がわかりやすく伝わるよ。」「でも、ウォーキングすごろくの方が楽しめると思う。」一人一人がより良い発表をしようと努力する姿が見られました。

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