見逃さないぞ!
しぜんひろばに氷が張るほど冷え込んだ朝。
教室に向かう花壇を熱心に覗き込んでいる人たちがいました。
近寄って行くと、小さな緑色の芽がいくつか顔を出していることを教えてくれました。
「これ、わたしが植えたやつかな?」「何色が咲くと思う?」
そんな話をしながら、土からはみ出しすぎたチューリップの球根に土のお布団をかけてくれました。
春の準備が着々と進んでいるようです。
幼稚園にきょうだいを送った帰り道に、ちょこんと飛び出した緑色に気がついた人がいました。
すばやく柵にのぼって、芽をそっと手でさわって確かめていました。
大人はなかなか気づかないことも、小さな人たちの目は見逃しません!