お姉さんたちの躍動
快晴に恵まれたこの日。
登校する子どもたちの目を釘付けにしているのは、中高グラウンドに集うたくさんのお姉さんたちの姿。
桐朋女子中学・高等学校の体育祭が久しぶりに開催されるのです。
6学年が6色のシンボルカラーを掲げて競い合う伝統の行事。
3月から練習に取り組んでいる姿を隣の校舎から見ていたので、中止となってしまったこの二年間の彼女たちの悔しさを思うと、慰めの言葉も見つからないほどでした。
校歌などは、事前に録音したものを流して「清聴」する。
学年全体で一丸となって取り組む「応援交歓」でも肩を組むフォーメーションは慎む。
など、遠くから眺めているだけでも例年との違いに気づきました。
きっと開催に漕ぎ着けるまでにはたくさんの工夫や検討があったことでしょう。
初等部のグラウンドも、ウォーミングアップや最後の確認をする選手たちの熱気がいっぱいでした。
全校一同が校庭に集う姿は、カラフルでエネルギッシュで、そしてとても晴れやかでした。
小学校の運動会も「今年こそは!」と、期待が大きくなります。