山岡さんのお話をきいて
まもなく修学旅行に出発する6年生は、原爆のこと、戦争のこと、さまざまに学んでいます。
この日は広島から山岡美智子さんにご来校いただきました。
山岡さんはご両親が広島で「あの日」を迎えた、被曝二世です。
【6年生の感想より】
◯原爆の話を聞いて、どれだけのい力があるのか実感しました。当時でさえも、あそこまでのい力があるのに、今だったら…と考えるととても怖くなりました。アメリカの中でも、使うことに反対していた人がいたということにびっくりしました。兵器などを使わずに、国民をまきこまないで、話し合いで戦争をさける方法はないのかな?と思いました。
◯お話しの途中に言っていた『平和公園はおはかだ』という話が印象に残っています。ふつうにいつも遊ぶかもしれない公園が、おはかみたいだと思うと、ちょっとびっくりだし、骨がみつかってほしいって気持ちもあるし、ちょっと複雑になります。これからいく広島には、いろいろな戦争の歴史がつまっているのだなあって思いました。
◯アメリカが広島に原爆を落とした時に、計測器も落としたってことは、本当に実験みたいなものだったんだと思った。アメリカ本土で実験した時に、爆発後すぐに人をその下にいかせたなんてひどい。でも、それで生き残った人もいて、意外と大丈夫な人もいることがわかった。
桐朋小学校では随分前から山岡さんにお世話になっています。お話しを伺う度に内容が更新されていて、山岡さんご自身の探求する姿勢、伝承への想いが伝わってきます。科学的な目を持ち、歴史の事実をとらえることの重要さを改めて学びました。
これから訪れる広島への思いを新たにした2時間でした。