”あさがお”にエール!
1学期の1年生のクラスの様子です。
4月に種まきしたアサガオが、すくすく育っているころ…
朝の教室のテラスは、”マイあさがお”の様子をいち早く知りたい子どもたちで、にぎわっています。
そんな中。
「これかれているのかなあ・・・。」
ある女の子が、アサガオの鉢の前でしゃがみこみ、何やら困った様子で見つめています。
視線の先を追うと、柔らかく発芽した双葉の上にのっている茶色っぽいものが。
「だいじょうぶだよ。これってね、たねのぼうしなんだよ。」
その子が心配していた〈枯れているように見える双葉〉は、発芽した双葉の上に種の一部がくっついている状態のものでした。
「こうやって、たねからはっぱがでてくるんだね。これはめずらしいね~!」
と話しかけると、
「へえー!」
目をまん丸にして声をあげ、ぱあーっと笑顔が弾けました。
まるで、一足早く開花したアサガオのようです。
すると、今度は空に向かって両手を広げ、
「がんばれー!がんばれー!」
そう言いながら、ぼうしつきの双葉に向かってエールを送り始めたではありませんか。
少し前に観察した、あんなに小さな種から葉っぱが出ていることへの率直な驚きを覚えつつ、アサガオの種と同化しているように見えました。
まっすぐに、そしていっしょになっているように。
アサガオも子どもたちものびていく。
初夏の光と緑がまぶしい朝でした。