笑顔あふれる、桐朋小学校の運動会
先日、運動会が行われました。
4年ぶりに、ペナントが空高く上がり、コロナ禍以前に近い形で実施することができた今年。
ペナント準備や会場設営には、保護者の方々や卒業生をはじめ、たくさんのご協力をいただき、当日を迎えられました。
桐朋小学校の運動会は、ライン引きから用具の準備、司会進行、得点、救護、会場整理、応援、各競技の係…など、子どもたちが主体的に仕事を担い、土台から創り上げていきます。
その上で、一人ひとりが、今までの練習の成果を思いっきり発揮することができるのです。
プログラムは、〈民舞〉〈対抗競技〉があります。
民舞とは、『荒馬、花笠踊り、桐朋みかぐら、ソーラン節、エイサー、中野七頭舞』と、
学年ごとに伝統的な日本の踊りを表現発表するものです。
その中で、【中野七頭舞、市川直美さん、沖縄園田青年会、荒馬保存会、荒馬座】の方々には、練習から本番まで大変お世話になりました。
「太鼓の音が全然ちがう、お腹に響いてくる。すごい!」
「(踊る姿が)最高にかっこいい!」
「CDでなく、生の演奏を聴いて踊れたことに、感動した!」
本場の踊りを見て、音に触れ、そして直接教えてもらいながら、子どもたちの踊りはどんどん磨かれていきます。
上の学年の演技を見て、憧れを抱きながら、
「来年は、これをやってみたい!」と、見様見真似で踊ってみる下級生たち。
上級生は、自分たちが今まで踊ってきた民舞を懐かしむように、一緒になって踊る姿があちこちに見られます。
時には大人も一緒になって楽しむ…学校全体が一体となるその瞬間、その景色こそ、民舞の醍醐味なのだと改めて感じました。
対抗競技は、フェアプレー・ノーサイドの精神を大切に、みんなで励まし合い臨むこと。
「たくさん練習してベストを尽くせたから、悔いはない!」
「赤組も白組も最高のチームだったよ。」
勝ち負けだけに捉われるのではなく、失敗も含めて、お互いの頑張りを認め合う姿がそこにはありました。
そして最後、グラウンドには、みんなの笑顔があふれていました。
年に一度の運動会。
子どもたちがまた一つ、ぐっと成長する機会となったようです。
たくさんのご協力、ご声援をありがとうございました。