第2回学校説明会へのご参加ありがとうございました。

5月26日(土)の学校説明会にお越し下さりありがとうございました。たくさんのご感想もありがとうございます。皆様から頂きましたご意見ご感想を受け止めて、引き続き少しでも学校の雰囲気を感じていただける説明会にしていきたいと思っています。ありがとうございました。

2年生の水泳

2年生の水泳の様子です。可動床のプールを有効活用した授業をしています。

まずは、水深30cmに設定して、ワニさん歩き(手を床につき足を伸ばした姿勢がワニに似ていることからそう呼んでいます)で水平姿勢を練習します。顔をポチャンと水につけても、足もからだもすぐ床につく高さなので不安が少ないです。そして、だんだん慣れてくると手をなるべく前方に伸ばしはじめワニが進化を遂げようとします。そこで、手を前に伸ばしたワニ姿勢のままなるべく長く水の中にいることにチャレンジします。するとまた、進化の時が訪れます。ワニは足も伸ばして床から離して浮いてみるようになります。もうここまでくると水平姿勢ができ始めます。こんな風に浮く姿勢をだんだん学びます。

ワニのような姿勢で水の中をゆっくり動く。

手を前に伸ばして水平姿勢へ

 

次に、床の高さを60cmか75cmに設定し、今度は、浮く練習をします。去年1年生の時に、「どうやったらからだが浮かんでくるのか」学んだことを思い出してみました。

この時、からだは一旦沈むけど、全身力を抜いてクラゲみたいにプカプカしているとだんだん浮いてくることを発見しました。浮いた背中をボールのドリブルのようにそっと押して沈む→浮く→沈むを繰り返す学びをしました。

このことを思い出したら、一人で浮かんでみて、次に二人で手をつないで浮かんでみました。慣れてきたら、四人で、八人で、十二人で・・・最後はクラスみんなで手をつなぎ、大きな一輪の水中花を作ってみました。

12人で作った水中花

 

浮くことに慣れてきたら、深くなっても浮く姿勢を保持できるようになっていきます。

この日の授業の最後にプールの端から端まで、たどりつくまでに何回足がつくかチャレンジしました。息継ぎはまだ学習していません。バタ足など足の動作は使わないで、単純に浮くこと、足をついた後に、けのびで少し勢いをつけることのみで端から端まで進みます。なので、けのびで推進力をつくりだし伸びて浮いている姿勢を長く保つことで徐々に進むのです。

「何回でたどり着けたかな?」 「さっきよりも足が付く回数が増えちゃったのはなんでだろう?」「前を見ていたら、沈んじゃった。」

なんで?なぜ?そこで次の学びが生まれます。

きれいな水平姿勢になったね!

かかとが水面から見えているのは、しっかり浮いている証拠!

 

水泳の初期の学習では、まず水への抵抗をなくすこと、自分のからだが浮いている感覚を大事にしてほしいこと、首の上げ下げとからだの浮き沈みが関係していることを体感することを大事にしています。このことを低学年のうちにじっくり時間をかけて学び、徐々にドル平や近代泳法へと学習を進めていきます。

楽しく少しずつ上達していることを友だちと確かめながら学んでいる2東の子どもたちでした。

第2回学校説明会の追加募集枠は満席になりました。

大変申し訳ございませんが、満席となりました。ご都合のつかなくなったご家庭はキャンセルの手続きをお願いします。
また、追加募集とA,Bコースの重複予約はできません。どちらか一方にして下さい。

重ねてのお願いで恐縮ですがキャンセルが出ると予約が可能になります。

今回は通常のA、Bコース、Bコース追加分どちらも当日の12:00までキャンセル予約が可能になっています。よろしくお願いします。

子育ての現実と願い [Ⅱ-155]

 先週、保護者のみなさんと学習会を行いました。内容は、子育ての現実と願い、桐朋幼稚園で大切にしていることなどでした。保護者同士が交流のゲームをしたあとに、子育てで困っていることや心配なこと、大切にしていることを出していただきました。それを付箋に書いていただいて、見合いました。

 3歳の子の保護者の方からは、〇わがままをきき過ぎたのか、気に入らないことがあると意見が通るまですねること。結果、言うことを聞いてしまうこと。 〇折り合いがつかないと、イライラして怒ってしまう。 〇わがままと機嫌が悪いときの対処の仕方にとても迷い中です。頑固で我が強くて困っています。 〇親が感情的にならないようにすること。 〇「いや」「だっこ」やごはんを食べさせてほしいが最近多くなってきているので困っています。 〇おしり、おなら、うんち。発言が多くなった。食事中は困ります。 〇自分をあとまわしにしないで、遠慮やまわりを気にせずに、自分をおさえないで前向きに行動できるように応援したい。 〇特に集団生活がはじまり、周りに迷惑をかけていないか、私自身の方が気にしすぎてしまうこと。など、たくさんの心配、困っていることが出されました。

 お互いの心配や困っていることを見合ったときには、「うちもあるある、みんな同じ悩みを持っていたんだ…。」/「みなさんも子育てについて色々と悩んでいることがわかり、自分だけではないことを知りました。悩みも自分と同じものもありました。」/「どうしても自分には自信がなく、他の保護者の方を傍から見ていると、しっかりしていて完璧だなと勝手に思ってしまうけど、みんなそれぞれ悩みがあったり、子育てについて考えたり、同じなんだなと思って安心しました。特に『母親も頑張りすぎない』と書かれた言葉に共感しました。」/「困っていること、悩んでいること、うまくいかないこと等、毎日反省したり落ち込んだりの繰り返しで、つい自分だけと思ってしまいがちでした。他のお母さん達もそれぞれに苦労があり、子どもと向き合いながら頑張っていることが改めてわかり、気持ちがラクになりました。その時はどのように乗り切っているのかを話す機会があればぜひ聞いてみたいと思います。」などの感想が出されました。

 子育ての心配や悩みはつきません。一人で抱えこまないで、同じ子どもを育てるもの同士、不安や悩みも語り、知恵を出し合い、差さえ合っていきましょう。みなさんと子どもを育てる豊かなコミュニティーをつくり、ひろげていきたいです。

 少し、おおよそ3歳や4歳の子どもについても考えてみます。龍谷大学の白石正久教授の発達論(『発達の扉』など著書多数)にたくさん学んでいます。

〇おおよそ3歳児くらい ※個人差の大きいことも捉えておきましょう。
 2~3歳頃は、「お兄ちゃんのようになりたい」など、大きい自分を求めてやまない心が高まり、そのようにならない自分との間で、悩んだり、葛藤するときがあります。そうしたときに、〈しっかりすること〉、〈がんばること〉を求められたりしたら、「いや」など反抗してしまうことがあります。
 はじめての場面で、ものかげに隠れて見たり、「はにかむ」様子もあります。そのことは、新しい出会いを積極的にしたい前向きの心のあらわれと捉えてみてはどうでしょう。また、「ほんとうは、○○したかったんだよね」など、心のなかの前向きな葛藤をことばにして伝えてみると、その子は自分を認められた気持ちをもち、よりよい自分を選びとりたい願いを育てていけるようになると思います。

〇おおよそ4歳児くらい ※個人差の大きいことも捉えておきましょう。
 最後に、「指すい」のことに触れましたが、なかみは話せませんでした。ごめんなさい。
 4歳頃に、少しむずかしい課題に挑もうとするとき、「できるかな、できないかな」の心の波動が、手にあらわれることがあります。強がってみたりしても、手の動きには内面の葛藤があらわれることが見られます。
 みずから表現したいけれども、表現の力がおいつかないこともあります。そのときに、「早くいいなさい」「何が言いたいの」などと言われてしまったら…。子どもは、「えーと」「それで」…、指すいも見られます。
 指すいは、相手の話を聞き ながら思いをめぐらすという「ながら」行動がとれるようになった証とも言われています。

 自分が尊重してもらえたおもいをもつこと。「どうして大人のいうことを聞かないの」と叱る前に、子どもの今のがんばりを尊重し、「よりよい自分」を選べるよう選択肢をつくってあげることが大切だと考えます。「自分で最後までしたい」願いを尊重しつつ、つまずいたときには、いつでも「いっしょにがんばってみようね」と支えてあげたいですね。

 さいごに、最近読んだ『ルポ 保育格差』(小林美希著、岩波新書)に書かれていたことばから。
「子どもは、今の時間に意味があるから生きている。明日のために今を生きるわけではない。どんな幼い子でも、自分のやりたいこと、やっていることに意味がある。玩具の取り合いにも理由がある。その理由や葛藤という子ど もの内面の世界を掴むこと」(佐貫浩法政大学名誉教授)を大切にしたいです。

 

消防車 写生会を行いました

 

消防車の写生会を2、4年生が参加して行いました。まぢかで見る消防車はとても大きくて、子どもたちも大興奮。消防車をよく見て一番描いてみたいところをみつけました。2年生は、ダイナミックに描けるようにチョークで下描き、4年生は、緻密に描けるように鉛筆で下描きをしました。持っていたクレヨンが溶け出すほどの、とっても日差しの強い日でしたが、子どもたちは集中してがんばっていました。今日の時間で書ききれなかったところは、今後の美術の時間で仕上げを行います。

学校説明会へのご来校ありがとうございました。

第1回学校説明会にご来校下さり、ありがとうございました。お待たせしてしまったり、時間が長くなってしまったり、不手際など行き届かない部分も数多くあったかと思い、申し訳なく思います。今回は、新しい試みとしてAグループとBグループを設定しました。ご来校下さった皆様の声を大事にしながら校舎見学を行いたいと願い、実施させていただきました。いかがでしたか。

皆様のご意見ご感想を真摯に受け止め、少しでも学校の雰囲気を感じていただける説明会にしていきたいと思っています。ありがとうございました。

第1回学校説明会受付時間について

第1回学校説明会の受付時間について

Aコース受付時間 12:45~13:00

Bコース受付時間 13:30~13:45 です。

恐れ入りますが、あまり早く到着することのないようにご配慮いただけますと幸いです。ご来校の際は、受付時間内でよろしくお願いします。

当日、予約画面より受付表をプリントアウトしてご持参ください。

また施設見学は室内です。上履きかスリッパをご持参いただけますと幸いです。

 

4月よりはじまった3歳児の世界 [Ⅱ-154]

 桐朋幼稚園では、3歳児の一年間で「毎日幼稚園に来る」「幼稚園に慣れる」「やりたい遊びに出あう」「やりたい気持ちを満喫する」「自分でやるたのしさを知る」こうしたことを大切に生活していきたいと考えています。

 幼稚園に登園するのも10数回目。この間に、友だちに出あい、保育者に出あい、保育室の遊具に出あい、家具に出あい、園庭の遊具に出あい、砂場に出あい、裸足で土をふみしめる感触に出あい、畑の虫に出あい、木の実に出あい、ドロドロの仲にひたる感触に出あい…。全身を使って、五感を働かせ、その時々にその子が感じる「やりたい」という遊びに出あいはじめています。

 

 特に、泥、土、水、砂の感触に触れ、徐々に心と身体を解放させている様子があちこちで見られるようになってきました。泥、土、砂、水は、変幻自在にそのイメージを変えることができます。「豆乳のおさとうたっぷりのココア」「チョコどろケーキ」「おさとうコーヒー」と、食べ物のイメージで遊んでいたのが、しばらくすると、工事現場に変わり、「空まで届くくらいの山づくり」に変わったり。

 

 今は、ひたすら手や足で触りながら、その感触を試し、確かめ、たのしんでいる様子です。保育者と会話しながら、イメージを膨らませていく子、ひとり黙々と自己対話をしながらその面白さに向き合っている子、友だちの様子を見て模倣することでたのしむ子もいます。泥、土、水、砂の遊びへの取り組みの様子も、よく観察すると、子どもたちの様々な向き合い方を感じることができます。

 保育者は、その姿をとらえながら、子どもたち一人ひとりへの働きかけの声のかけ方、援助のしかたを考え、探っていきます。その子その子の「いま」を大事に、その子のたのしむ世界を尊重しながらかかわっていくことを大切にしています。(『たんぽぽつうしん』7号より)

えん足という名のぼうけんだ!

2年生の遠足は、祖師谷公園に歩いて行きました。2年西組の山川先生は遠足が楽しみで楽しみで、なんと、『えんそくというなの ぼうけん』という歌をつくり、クラスで子どもたちと歌っていました。
そんな、2年西組の学級通信『わくっ!どきっ!』を少し紹介します。

「いよいよのえん足の日。てんきは、ほどよいくもり。えん足びよりの一日になったね。えん足どうだった?たいへんだった?まずは、たくさん歩いたね。それから、はるのくさばなをさがして、ビンゴたいかい。かんさつをしたね。みんな、よ~くさがしていたね。パーフェクトの人は、まだの人におしえてあげたり、ほかにもさがしたりしていたね。「おたから」をみつけている人もいたね。虫や木のみをはっけんした人もいたね。こうちょうせんせいや、いい田せんせい、ふくながせんせいにきいている人もいたね。みんな、一生けんめいさがしていたね。

おべんとう、ともだちとこえをかけあって、食べていたね。みんなのおべんとう、おいしそうだったな~!おかしも、おいしそうなものがたくさんだったね。

そのあとは、げんきよく、いろんなあそびをしていたね。さかをゴロゴロする、ゴロゴロたいけつ。こおりおに。アスレチック。たんけん。どんじゃんけん。とってもたのしかったね。

かえりは、へとへとになりながら、がんばってかえったね。
さいごは、ついてきてくれたせんせいたちに、しっかりおれいをいえたね。
たくさん歩いて、かんさつして、あそんで、まなんで、ぼうけんみたいにたのしかったえん足だったね!」

先生も楽しみにしていた遠足。子どもたちと一緒に、大人も一緒に学んだり遊んだり、あっという間の時間でした。