歴史学習で「加害」もとりあげて [Ⅱ‐477]

 10月下旬、6年生は広島修学旅行に行きました。3~4日目、竹原市の大久野島で活動(島内めぐり、戦跡見学、山内さんのお話を聞く、毒ガス資料館見学、レクリエーション〈歴史散策 サイクリング、ディスクゴルフ・うさぎえさやり、ネイチャーワールド エコバック うさぎえさやり、釣りより種目選択〉、海ほたるの観察など)をしました。

(1)「私ももっとたくさんの人に、日本の加害の面を知ってほしいと思いました」

 大久野島で、山内さんから戦争における「被害」「加害」についてのお話を聞きました。太字は、子どもたちの感想です。私は、感想に学んでいます。

 私が、山内さんのお話で心に残ったことは、「日本の加害の面も知らないと、本当の意味で戦争を知ったとは言えない」という言葉です。/以前、前の六年生が書いた「平和ポスター」に、「日本は被害ばかり主張する」という言葉が書かれていて、それを見てドキッとした時と同じような気持ちになりました。

 確かに平和記念資料館などの被害を訴える施設にはたくさんの人が来るのに、それに比べ、大久野島はあまり知られていないと感じます。かくいう私も平和学習を始めるまで大久野島という単語を聞いたことがありませんでした。

 日本の加害の歴史は、被害と同じか、それ以上に目をそむけたくなる事実なのかも入れません。私ももっとたくさんの人に、日本の加害の面を知ってほしいと思いました。この修学旅行で大久野島に行けたことは、本当に幸運なことだと思います。これから五年生や保護者の方々へ広島と大久野島、被害と加害の面を責任を持って伝えたいと思います。

 検定教科書*では原爆被害など「被害」について取り上げますが、「加害」のことはほとんど触れていません。戦争と平和に関する資料館には、自分たちが受けた戦争の悲惨さや原爆など戦争被害の資料は展示されていますが、日本の戦争加害のことはほとんど展示されていません。

 歴史を振り返れば、国際条約違反である日本の毒ガス加害に関して、日本の戦争責任を裁いた1946年の極東軍事裁判(東京裁判)では、アメリカの意向で裁判にかけられませんでした。日本政府も戦後、その事実を公表せず、その責任を取ろうとしなかったなどがあります。

 「非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです」と、ドイツ元大統領ヴァイツゼッカー氏のことば。ドイツでは政府が自分たちの犯した戦争加害の罪を忘れないように、強制収容所施設を保存、ナチスドイツに殺害されたユダヤ人ヨーロッパ人の記念碑を誰の目にも触れる場所に作っています。教科書で加害の歴史を取り上げています。

*検定教科書

 東京書籍6年歴史編 「空襲で日本の都市が焼かれる」<東京大空襲を経験した元木さんの話>「原爆投下と戦争の終わり」「戦争のぎせいになった子どもたち」。/教育出版社会6 「戦火に焼けた日本」「中国との戦争が始まる」「アジア・太平洋に広がる戦争」<戦争と広がり>欄に「植民地であった朝鮮の人々に対して、名前を日本式に変えさせたり、日本軍の兵士として戦地に送り出したりした」「国内の労働力不足を補うために、朝鮮や中国から多くの人々を日本に連れてきて、鉱山などで厳しい労働にあたらせた」と記述。他「子どもたちと戦争」「沖縄・広島・長崎、そして敗戦」。/日本文教出版社会6 「アジア・太平洋に広がる戦争」「満州事変と孤立する日本」<ナンキンの占領>の写真、解説で「ほりょにした兵士をはじめ、多くの人々の生命をうばいました」と記述。他「空襲で焼きつくされる国土」「戦場となった沖縄」「広島・長崎への原爆投下と日本の敗戦」//日本標準社会科資料集 「アジアの人々が受けた被害」強制連行、創氏改名など、「被害」として書かれている。「被害」「犠牲」という記述。

    

(2)大久野島 毒ガス製造「加害」「被害」

・1929年~1944年、大久野島で毒ガス製造。製造した毒液は合計約6616トン。

・毒ガス使用は、国際条約違反。

・1937年日中戦争~、中国各地で使用。戦後の調査で、中国で2000回以上使用、8万人以上を殺傷。

・毒ガス製造には13、14歳の中学生や高等女学校の生徒も動員。毒ガスに関係した人が約7500人。

・1945年敗戦後、中国、日本で毒ガス遺棄。

・1946年、極東軍事裁判。国際条約違反の毒ガス使用を裁判にかけなかった。毒ガス使用事実は公にされず。

・1974年黒龍江省、遺棄した毒ガスによる被害。2000年代に、中国の子どもたちへの被害。

・1997年、化学兵器禁止条約発効。日本は中国に遺棄した毒ガスを廃棄する義務。

 山内さんのお話の感想から。 

〇毒ガスを製造するために大久野島へ行ったのは、男の人だけではなかったと初めて知りました。子どもたちも働かされて、すごく辛い思いをしたと思いました。それに加え、両親にも苦しみを与えていてひどいなと思いました。しかも小学生も畑や山に行って働いているとはびっくりです。もし私が戦争の時生まれていたら、私も働いていたかもしれません。そう思うと辛いし、嫌だなと思います。しかも子どもたちは秘密を守るのも辛いのに、毒ガスを作るのは危険な仕事だった。防毒着を着ても、被害がある毒ガスなのに、皮膚が膨れあがったりしていた。私がその被害を受けていたら耐えられないと思います。後略

〇毒ガスを使ってはいけないのに、どうして使ったのだろうと疑問を持っています。どうしてウソをついたのだろうかと。日本は毒ガスを中国などの国に埋めたりしてきて、後で何も知らない子たちが見て、触って毒がついてしまったらどうしようと考えなかったのかな? あとで被害を受けた人たちがかわいそうでした。/何も知らされずに、毒ガス工場に来た子どもたちもかわいそうです。口止めをされて、何も話さなくなり、お母さんたちが心配するのも無理はありません。私もその母親だったらものすごく心配するに決まっています。後略

〇前略 特に子どもたちも働かされ、やったことを誰にも言えず、苦しんでいた子がいたことが辛かったです。また、働いている人たちや働くために勉強している人に、「毒ガスは苦しまないで死ねる。良い兵器なんだ」と教えられていたことがひどいと思いました。後略

〇前略 山内さんのお話の中で一つ新視点が見つかりました。それは毒ガス工場で働いている家族のことです。家に帰った自分の子どもが暗い顔をして何も言わなかったら、親からすればきっとすごく心配だと思うし、不安だと思います。でも子どもも何も話せないからきっと苦しいだろうな~と思います。後略

〇日本は大久野島で毒ガスを製造していたことは知っていましたが、6616tも毒ガスを製造していたことは知らず、中国に2000回以上も毒ガスを使用したことにはとても驚きました。そして、毒ガスの製造員は完全に安全な装備をしていなかったため、製造員にも被害がたくさんあったなんて全く知らなくて、戦争(毒ガスをつくること)をすることは、本当に被害が大きく二度と使用してはいけない兵器だと改めて思いました。後略

〇大久野島については、ニュースで可愛いうさぎがたくさんいて、観光客に人気があること、昔悲惨な毒ガス工場があったことは知っていたけれど、実際にその島に行ってみて、山内さんからお話を聞いたり、資料館に行ったら、全く別の場所に来たのではないかと思うほど、残酷で悲しい話ばかりでした。/化学兵器は、子どもやお年寄りなど民間人にも大きな被害を出し、敵ばかりではなく、味方である製造している人の健康も大きく害していて、その後遺症は今も続いていると聞いて、本当に悲しくなりました。回収しきれていないたくさんの残骸も、まだ中国に眠っているとも聞きました。戦争が終わって80年以上の時が経っても、人を苦しめ続けているなんて本当に恐ろしいことです。/ウクライナや中東は、戦争が終わった後同じように苦しむのかな、今後どうなるんだろうとも考えました。

 感想を読ませてもらうと、子どもが働かされていたこと、大久野島での「毒ガス製造・秘密」を話せず苦しんだこと、子どもの様子を家族が心配したことなどに、たくさんの人が心を動かして、心を寄せていることを知ることができました。

(3)「加害」に向き合い、謝罪する人がいた! それは、平和を紡ぎ出す、希望です

 大久野島で製造した毒ガスによって、特に中国の人たちを苦しめ、悲しませたことや、戦後も毒ガス兵器の遺棄、証拠隠滅により、中国の人たちを苦しめ、悲しませていることを知った山内さんたちは、中国の被害の事実を学ぶ旅を続けてこられました。

 2004年、中国河北省北坦村へ行きます。村人の虐殺に使われた毒ガスが、大久野島で製造したものでした。村で毒ガス被害の様子を聞きます。この旅に、毒ガス製造工員であった藤本安馬さんが参加されました。「ぜひ、自分も北坦村を訪問し、村人に謝罪したい。自分が作った毒ガスによって村人が虐殺されたことは慚愧に堪えない。被害者に直接お会いして謝罪したい」と言います。

 そのことを知った子どもたちの感想です。

〇毒ガスを作る学校のような場所で、化学兵器はいい物などと洗脳のようなことをされて、作ったり、中国などの人を殺してしまったことに対して、謝りに藤本安馬さんが中国などの国に行ったことを聞いて、そういうふうに今になってからでも謝りに行ける人とか日本にいとがすごくうれしかったです。

〇元毒ガス製造工員の藤本安馬さんが、その道しかないから毒ガス製造工員になった。そのせいで中国の子どもたちまでも苦しませてしまった。もし自分がその藤本安馬さんの立場だったら、藤本安馬さんみたいに謝りに行けたのかな。/考えてみたら、自分は行ったら責められる気がして、言えないかもしれないと結論に至りました。それでも、藤本安馬さんは、その気持ちはあったとは思うけど、それをはるかに超える大きな「申し訳ない気持ち」が藤本安馬さんの心の中にはあったのではないかと思いました。

〇藤本さんが、昔大久野市まで毒ガスを製造していた後、大人になって中国の人へ謝罪したくて中国の色々なところで謝罪したのがとても優しくて勇気のある人だなと思いました。 

2桁の数のお勉強

 子どもたちと「クリップ釣り大会」を行いました。楽しくクリップを釣り上げた後は、集めたクリップの数を数えます。そこで考えたのが、「数が多くなってきたとき、どう並べるとわかりやすくなるのだろう?」ということ。キーワードは、「パッと見たときにわかりやすくするには、どうしたらいいか?」です。

 

 クリップを並べながら考えていると、「紙に書いてもいい?」「えんぴつを使ってもいい?」と、子どもたちから自然とアイデアが飛び出しました。クリップ一つひとつに数字を書き込むペア、2つずつ数えるペアなど、それぞれが自分たちなりの方法を試していきます。中には、10個ずつのまとまりを作り、動かないようにセロテープで固定するペアもありました。

 どうすれば数を正確に、そしてひと目でわかるように表せるのか。友達と相談しながら工夫する姿からは、子どもたちが自分たちで考え、よりよい方法を見つけようとする様子が伝わってきました。

 クラス全体でそれぞれの方法を共有すると、10個ずつのまとまりを作ると数がわかりやすくなることに気付きました。これは、2桁の数を学ぶうえで大切な考え方です。10個をひとまとまりとして捉えることは、数の仕組みや位取りの理解につながっていきます。

 

 今週からは、タイルハウスを使って2桁の数の学習を進めていきます。身近な遊びの中で生まれた「どうすればわかりやすいだろう?」という問いを大切にしながら、子どもたちの気付きや発見を算数の学びへとつなげていきます。

 

桐朋小だよりを更新しました。

「桐朋小だより」を更新しました。以下、2026年度更新記事一覧です。

タイトルをクリックすると記事をご覧いただけます。

子どもたちの様子をお楽しみください。

2025年度桐朋小だよりは ▶︎こちら

 

11月 6日 (金) 「2桁の数のお勉強」

11月 3日 (火) 「赤ちゃんのふしぎ、命のふしぎ①」

10月30日 (金) 「色との出会いを楽しもう」

10月23日   (金)   「自分たちでつくる楽しみ」

10月20日(火) 「秋の桐の子まつり」

10月16日(金) 「はっぱをあつめて」

10月13日(火) 「知っているバナナ、知らないバナナ」

10月 9日(金) 「入魂袴でラッセーラ!」

10月 6日(火) 「心を一つに・・・」

10月 2日(金) 「いろいろ入れもの、かさたんけん」

 9月29日(火) 「みんなで石拾い」

 9月25日 (金) 「問いを囲んで考えるーてつがく対話ー」

 9月22日(火) 「ア~ユ ボ~ワン!スリランカとの出会い」

 9月18日(金) 「学年遊びで楽しくスタート」

 9月15日(火) 「すいかわりで 再スタート」

 9月11日(金) 「歩いて、考えて、たどり着いた一丁平」

 9月 8日(火) 「願いをつないだ七夕のひととき」

 9月 4日(金) 「クラリネットをこわしちゃった?」

 8月28日(金) 「冷たい国語」

 8月25日(火) 「自然の中で見つけたもの」

 8月21日(金) 「泥だらけの笑顔があふれた遠足」

 8月18日(火) 「生い立ちとあゆみ」

 8月14日(金) 「世界に一つだけの竹馬づくり」

 8月11日(火) 「それぞれが「出会った」高尾山遠足!」

 8月 7日(金) 「2年生から遊びを教えてもらったよ」

 8月 4日(火) 「平和は当たり前ではない」から考える」

 7月31日(金) 「自分たちで育てたから、おいしい!」

 7月28日(火) 「発見いっぱい!仙川のまち」

 7月24日(金) 「タイルのおへやで考えよう」

 7月21日(火) 「心が動く算数の学び~1億タイル完成!~」

 7月17日(金) 「桐朋学園小学校との交歓会」

 7月14日(火) 「放課後は小さな成長の時間」

 7月10日(金) 「みんなの声の木~少数派の意見もちゃんと聴こうよ~」

 7月 7日(火) 「ワールド人口密度カップ開催!」

 7月 3日(金) 「想像を広げて読む」

 6月30日(火) 「春の草花 ヨモギ団子づくり」

 6月26日(金) 「止まらないカイコへの愛・・・」

 6月23日(火) 「チャンスの神様は前髪しかない」

 6月19日(金) 「かわいすぎて とろけそうだった」

 6月16日(火) 「新聞島・チーム椅子取りゲーム」

 6月12日(金) 「社会×美術 埋蔵文化センター見学」

 6月 9日(火) 「ひらめきいっぱい!お米のつぶ数え大作戦」

 6月 5日(金) 「桐朋っ子の大先輩たちと」

 6月 2日(火) 「五感で見つけた「はっけん!はっけん!」」

 5月29日(金) 「コンパスアートで広がる輪」

 5月26日(火) 「紙をビリビリ破いていくと・・・」

 5月22日(金) 「民舞団が熱い!」

 5月19日(火) 「「へ」びのぬけがら」

 5月15日(金) 「方位磁石をもって学校探検」

 5月12日(火) 「色んな野菜を育てよう」

 5月 8日(金) 「見守る2年生~1年生のお手伝い~」

 5月 5日(火) 「詩を味わうたび」

 5月 1日(金) 「春を感じて」 

 4月28日(火) 「ドキドキワクワクの新学年」

 4月25日(土) 「いろいろな先生と」

 4月22日(水) 「パートナーさんと学校探検♪」

 4月13日(月) 「入学おめでとう。」

 4月 9日(木) 「進級おめでとう。」

 

桐朋小だよりを更新しました。

「桐朋小だより」を更新しました。以下、2026年度更新記事一覧です。

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子どもたちの様子をお楽しみください。

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11月 3日 (火) 「赤ちゃんのふしぎ、命のふしぎ①」

10月30日 (金) 「色との出会いを楽しもう」

10月23日   (金)   「自分たちでつくる楽しみ」

10月20日(火) 「秋の桐の子まつり」

10月16日(金) 「はっぱをあつめて」

10月13日(火) 「知っているバナナ、知らないバナナ」

10月 9日(金) 「入魂袴でラッセーラ!」

10月 6日(火) 「心を一つに・・・」

10月 2日(金) 「いろいろ入れもの、かさたんけん」

 9月29日(火) 「みんなで石拾い」

 9月25日 (金) 「問いを囲んで考えるーてつがく対話ー」

 9月22日(火) 「ア~ユ ボ~ワン!スリランカとの出会い」

 9月18日(金) 「学年遊びで楽しくスタート」

 9月15日(火) 「すいかわりで 再スタート」

 9月11日(金) 「歩いて、考えて、たどり着いた一丁平」

 9月 8日(火) 「願いをつないだ七夕のひととき」

 9月 4日(金) 「クラリネットをこわしちゃった?」

 8月28日(金) 「冷たい国語」

 8月25日(火) 「自然の中で見つけたもの」

 8月21日(金) 「泥だらけの笑顔があふれた遠足」

 8月18日(火) 「生い立ちとあゆみ」

 8月14日(金) 「世界に一つだけの竹馬づくり」

 8月11日(火) 「それぞれが「出会った」高尾山遠足!」

 8月 7日(金) 「2年生から遊びを教えてもらったよ」

 8月 4日(火) 「平和は当たり前ではない」から考える」

 7月31日(金) 「自分たちで育てたから、おいしい!」

 7月28日(火) 「発見いっぱい!仙川のまち」

 7月24日(金) 「タイルのおへやで考えよう」

 7月21日(火) 「心が動く算数の学び~1億タイル完成!~」

 7月17日(金) 「桐朋学園小学校との交歓会」

 7月14日(火) 「放課後は小さな成長の時間」

 7月10日(金) 「みんなの声の木~少数派の意見もちゃんと聴こうよ~」

 7月 7日(火) 「ワールド人口密度カップ開催!」

 7月 3日(金) 「想像を広げて読む」

 6月30日(火) 「春の草花 ヨモギ団子づくり」

 6月26日(金) 「止まらないカイコへの愛・・・」

 6月23日(火) 「チャンスの神様は前髪しかない」

 6月19日(金) 「かわいすぎて とろけそうだった」

 6月16日(火) 「新聞島・チーム椅子取りゲーム」

 6月12日(金) 「社会×美術 埋蔵文化センター見学」

 6月 9日(火) 「ひらめきいっぱい!お米のつぶ数え大作戦」

 6月 5日(金) 「桐朋っ子の大先輩たちと」

 6月 2日(火) 「五感で見つけた「はっけん!はっけん!」」

 5月29日(金) 「コンパスアートで広がる輪」

 5月26日(火) 「紙をビリビリ破いていくと・・・」

 5月22日(金) 「民舞団が熱い!」

 5月19日(火) 「「へ」びのぬけがら」

 5月15日(金) 「方位磁石をもって学校探検」

 5月12日(火) 「色んな野菜を育てよう」

 5月 8日(金) 「見守る2年生~1年生のお手伝い~」

 5月 5日(火) 「詩を味わうたび」

 5月 1日(金) 「春を感じて」 

 4月28日(火) 「ドキドキワクワクの新学年」

 4月25日(土) 「いろいろな先生と」

 4月22日(水) 「パートナーさんと学校探検♪」

 4月13日(月) 「入学おめでとう。」

 4月 9日(木) 「進級おめでとう。」

 

赤ちゃんのふしぎ、命のふしぎ①

赤ちゃんのふしぎをなぞときしよう!

「自分が赤ちゃんだったころのこと、覚えているかな?」

今回の総合的な学習の時間では、おうちの人へのインタビューを通して自分が生まれたときのことを振り返り、おなかの中の赤ちゃんについて学んできました。

「赤ちゃんはおなかの中で息をしているの?」「音は聞こえるの?」「おしっこやうんちはするの?」。保健室の先生にも協力してもらい、クイズに挑戦しながら、赤ちゃんの体や成長についてなぞときをしました。胎盤や羊水など、初めて知ることもたくさん! 知れば知るほど、赤ちゃんのふしぎは深まっていきます。

子どもたちからは、「なんでへそのおがあるの?」「羊水の中でまばたきするの?」「へそのおって切ってもいたくないの?」など、次々と疑問が生まれました。赤ちゃんの成長について知るなかで、自分自身もかつておなかの中で育っていたことに思いを巡らせる姿もありました。

 

そして、妊婦さん体験にも挑戦! 約5kgの「にんぷさん体けんエプロン」を身につけて物を拾ってみたり、生まれたばかりの大きさの赤ちゃん人形を抱っこしてみたりしました。実際に体験することで、妊婦さんや赤ちゃんのことを、より身近に感じる時間になりました。

  

身近なところにも、まだまだ知らないことや不思議がいっぱい。子どもたちの「なんで?」を出発点に、赤ちゃんの成長や命についての学びが広がっています。

色との出会いを楽しもう

   運動会後の美術では、以前制作した「理想のランチ」の粘土作品が焼き上がり、いよいよ絵の具で色を付けました。

 「こんな色だったらかわいいな」「こんな食べ物があったらいいな」。子どもたちが思い描いた理想のランチが、色を付けることで少しずつ形になっていきます。現実にある食べ物の色にとらわれず、自分のイメージを自由に表現しているところが、とても素敵でした。先生の温かな声かけにも後押しされ、子どもたちはさながら職人のような表情で、作品づくりに取り組んでいました。

  

 ところが、活動が進むにつれて、子どもたちの興味は「作品に色を塗ること」から「色そのもの」へと広がっていきました。「全部の絵の具を混ぜたら、何色になるんだろう?」と、色を混ぜ合わせる実験を始める子も登場。作品の仕上がりが気になる大人をよそに、子どもたちは目の前の不思議に夢中です。

 

 自分でやってみたいと思ったことを試してみる。予想とは違う結果に出会い、そこから新しい疑問が生まれる。そんな寄り道の中にも、子どもたちの学びの種が隠れています。

 

 作品を完成させることはもちろん大切ですが、制作の途中で生まれる「やってみたい」「どうなるんだろう」という気持ちも、創造的な活動の大切な一部です。子どもたちの自由な発想と好奇心を大切にしながら、これからも表現する楽しさを味わってもらいましょう!

 

自分たちでつくる楽しみ

「運動会がおわったら、ハロウィンパーティーを企画したい!」という子どもたちの声から、クラスの会に向けた準備が始まりました。提案を聞いた仲間たちも、のりのりです。

 自分から「やりたい!」と声をあげられること。そして、その声に仲間が応え、一緒に実現しようとしてくれること。そんな姿に、これまでの学校生活で育まれてきた信頼関係を感じます。

 さて、話し合いは順調に進んでいるのでしょうか。……いや、そうでもないところもあります。ゲームは少しずつ決まってきましたが、映画選びで立ち止まってしまいました。根強い人気の野球観戦など、次々と意見が飛び出し、実行委員も大忙しです。

 すぐに多数決で決めることもできますが、一番票を集めた案なら、みんなが納得できるのでしょうか。自分の思いを伝えることも、友達の思いに耳を傾けることも大切です。みんなで考え、話し合いながら、自分たちの生活をつくっていく。そんな経験を大切にしていきたいと思います。

 さて、どんな結末を迎えるのでしょうか。映画選びの話し合いそのものが、映画に負けないくらい面白くなってきました。

秋の桐の子まつり

秋になりました。前期自治の児童会活動のまとめとして、委員会ごとに企画を発表する「秋祭り」をしたいという、子どもたちの声が集まりました。

企画を考えてくれたのは、5・6年生。それぞれの委員会から多種多様な企画が生まれ、1~4年生の子どもたちが、思い思いに会場を回って楽しみました。体育委員会の「スポーツテスト」や、保健委員会の「キャップさがし」など、どの企画も大盛り上がり!

  

  

「遊ぶ時間、ぜんぜん足りなかったよー!!」という声がたくさん聞こえてくるほど、楽しい時間になりました。5・6年生が工夫をこらして準備してくれた企画を通して、学校全体で楽しむ秋祭りになりました。

  

  

はっぱをあつめて

「気に入った葉っぱを5枚集めてきてね!」

 そんな声かけをすると、子どもたちはさっそく教室の外へ。色も形も大きさもさまざまな葉っぱを見つけ、それぞれお気に入りの5枚を集めてきました。

 

 今回挑戦したのは、「はっぱじゃんけん、はっぱっぱ!」。掛け声に合わせて、集めた葉っぱの中からお題に合うものを選び、友達と勝負します。「大きい葉っぱ」「小さい葉っぱ」など、見比べるとすぐにわかるお題もあれば、じっくり観察しないと判断が難しいお題もあります。さて、どんなお題が出されたのでしょうか。それは、子どもたちと一緒に遊ぶときのお楽しみです。

  

 今回の活動では、葉っぱに親しみ、遊びながらその面白さに触れることを大切にしました。普段は何気なく見過ごしてしまう葉っぱも、よく見てみると、一枚一枚に違った色や形、大きさがあります。友達の葉っぱと見比べることで、それぞれの違いや特徴にも気付いていきます。

 

 身近な自然に目を向け、自分の目で確かめたり、友達と比べたりする経験は、これから学ぶ草木に関する説明文などの学習にもつながっていきます。遊びを入り口に、子どもたちの「もっと見てみたい」「比べてみたい」という気持ちが広がっていくことを期待しています。