桐朋小学校のみんなへ

 とつぜんお休みになってしまって、やりたかったこと、たのしみにしていたことができなくなって、がっかりしている人、お休みになってじかんができたから、おうちであんなこと、こんなことをしてすごそうとワクワクしている人、新型コロナウイルスのことがしんぱいだなあとおもっている人、いろんな気もちがあるとおもいます。

 先生たちも、みんなと計画してきたことができなくなって、かなしかったり、さびしかったりするけれど、はやくみんなと安心して元気に会えるように!と全力でねがっています!

 学校からのおてがみはとどきましたか?学年やクラスごとに、先生からのおてがみや、しゅくだいが入っていたとおもいます。

 このお休みは、みんなやまわりの人たちの健康をまもるためのお休みです。ほけんだよりにかいてあるすごし方のちゅういをよくよんでください。

 しゅくだいがたくさんだって?いつもの学校とちがって、お休みのあいだはじかんわりがありません。大きい人たちはじぶんで、小さい人たちはおうちの人とそうだんして、まいにちすこしずつ学習のじかんと、あそびのじかん、のんびりゆったりするじかんなど、バランスよく生活をかんがえられるといいですね。(テレビやICT機器の画面にむかうじかんは、あまりおおくなりすぎないように気をつけようね。)

 ヒマなじかんもだいじです。これまでのまいにちとはちょっとちがう2週間。おうちの人もたいへん…!うまくいかないこともあるとおもうけど、がんばりすぎず、ストレスをためず、すこしずつね!

 そして、みんながじぶんのできることややりたいことを見つけて、すこしでも「ステキなじぶんのじかん」をすごせたらいいなあとおもっています。

 お休みになって感じたことや、どんなことをしてすごしたかなど、たのしい気もちもかなしい気もちも、なんでもいいので、おてがみや、こんど会ったときに、先生たちにおしえてください。

 このホームページに、それぞれの学年ごとに今までの3学期のふりかえりをのせていくから、おうちの人といっしょにみてね!

3月2日(月)から13日(金)までを休園・休校とします。

  1. 新型コロナウイルス感染拡大防止の対応について協議した結果、初等部は3月2日(月)から13日(金)までを休園・休校とします。

このことについて、園・学校からお便りを発送しますので、ご確認ください。2日(月)午後に発送予定です。

3月16日(月)以降については、状況をみて登校日などを設ける可能性があります。詳細は、3月13日(金)午後以降に緊急連絡網とHPを通じてお知らせしますので、ご確認ください。

また、幼稚園の進級修了式と小学校の卒業式については、現段階で実施の予定です。尚、規模の縮小や日程の変更も含めて、検討していますので、別途決まり次第、お伝えします。

状況が日々刻刻と変化していますので、細めにHPのご確認をお願いします。

明日2月28日(金)は、休園・休校とします。

新型コロナウイルスへの対応を女子部門全体で協議し準備するために、明日、初等部は休園・休校とします。

3月2日(月)以降の対応については、明日の協議を踏まえ、28日(金)の午後以降に、電話連絡網とHPにて皆様にお伝えする予定です。ご確認ください。

 

以下、休園・休校中のご家庭での注意事項をまとめます。

・不要不急の外出を避ける。(基本的に、自宅ですごす。)

・積極的な手洗い、うがい、換気を心がける。

・体調の把握につとめる。(健康観察カードの記入もお願いします。)

・十分な睡眠、栄養をとるなどして、生活リズムを崩さないよう心がける。

 

子どもたちの健康と安全を第一に、ご理解ご協力の方よろしくお願いいたします。

6年生から自治を引き継ぐ。『後期子ども集会』

5,6年生が1年間の委員会活動を振り返り、お互いに共有する『後期子ども集会』。

最初は前期子ども集会で挙がった課題を、どのように検討してきたのかを報告しました。

たとえば理科園・自然ひろば委員会の報告はこのようなものでした。

「しぜんひろばのルールを記した紙を貼ってほしい、という要望は叶えることができた。

ツリーハウスを作りたいという願いは、引き続き考えていきたい。」

みんなの願いにじっくり耳をかたむけ、よりよい学校にしていくための大切な引継ぎとなりました。

 

そのあとは、お待ちかねのブースめぐりです。

次年度から自治の時間に参加する4年生に委員会の仕事を具体的に伝えるために、

各委員会ブースが趣向をこらしてアピールしました。

映像あり、実況あり、ミステリー仕立てのクイズや双六ゲームも。

どこも大変にぎわっていました。

「みんな面白そうで、やってみたい仕事がいっぱいあった。」と4年生が感想を伝えてくれましたね。

こうやって、桐朋小学校の自治活動が引き継がれていきます。

 

 

新型コロナウイルスに関して(桐朋学園女子部門より)

 新型コロナウイルスに関して、国内でも感染経路がはっきりしない感染者が現れ、その広がりが大変危惧されています。厚労省、文科省が発行した文書などを参考に、2月20日時点での指針をまとめました。

 

(1) 児童・生徒・学生本人に発熱等の風邪症状が見られる場合

⇒ 学校を休み外出を控えてください。 更に、毎日体温を測定して記録してください。

(2) 本人に①または②のような症状が見られる場合

①風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならない場合も同様)

*基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患)のある場合は、上の状態が2日程度続く場合

②強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合

⇒ 帰国者・接触者相談センターに相談してください。

(3) 新型コロナウイルス感染者と濃厚接触していた場合

⇒ 感染を防ぐため、登校しないでください。欠席扱いにはしません。その期間は医師の指示に従ってください。

 以上(1)~(3)のことがあった場合、すみやかに学校にご連絡をお願いします。

 

 現時点でできることは、手洗い、咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)という予防が中心です。そして教室の換気が有効です。小まめな換気を心がけてください。

 今後も新型コロナウイルスに関する状況を毎日注視し、必要に応じて学校の対応を見直していきます。

中央線沿線合同相談会にお越しくださりありがとうございました。

足元の悪い中、また数ある学校の中、本校のブースやスピーチ会場へお越しくださりありがとうございました。

早い段階で個別相談の整理券が終わってしまい、せっかく足を運んでくださったのにすべての方のご相談をお聞きすることが叶いませんでした。申し訳ありませんでした。次年度ぜひ、本校で開催する説明会にお越しください。

相談会のことに触れた記事『風』を更新しています。よろしければご覧ください。<クリック!

 

 

合同相談会へのご参加、ありがとうございました [Ⅱ-221]

 昨日は雨のなか、中央線私立小学校合同相談会に参加をしてくださり、ありがとうございました。私の話では、時間が足りなくなってしまい、新たにはじめる「地球市民の時間」などについてお伝えすることができませんでした。また、ブースに来てくださった方のなかで、相談時間がとれなくなってしまい、ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。もしよろしければ、学校説明会や学校体験会にいらしてください。

 お伝えすることができなかった「地球市民の時間」についてです。昨年末の「私たちらしく学びをすすめていきます~『地球市民の時間』と外国語の学習~[Ⅱ-214]」を再掲します。1月28日の桐朋小だより「世界に触れる。そして人とつながっていく〈3年〉」もぜひご覧ください。

4年生 いろいろな国の人たちと出あう 

 2020年度より本格実施する外国語の教科化(5・6年生)と外国語活動(3・4年生)についてです。桐朋小学校では、外国語の学習を「地球市民の時間」という枠組みの中に位置づけ、桐朋小学校らしいねらいを持ちながら新たに取り組んでいきます。

1.桐朋小学校の「地球市民の時間」とは

 「地球市民の時間」は、子どもたちがこれからの未来を地球市民として、世界の平和や持続可能な未来のために考え行動できる人に育つ、その土台となる学びの時間です。具体的には外国語・外国語活動(英語)や、総合と社会科の多文化共生教育・国際理解教育の分野の学習を、広く包括的に「地球市民の時間」と呼んでいきます。

 本校では、これまでも総合や社会科の授業で、平和、環境、SDGs(持続可能な開発のための17の目標)、子どもの権利条約などの学習に取り組んできましたが、今後はそれらの学習も「地球市民の時間」に位置づくことになります。私たちは、学ぶということは、ただ知識や技術を獲得するだけでなく、その後の人生におけるものの見方や考え方を創っていくことであると、考えています。

*子どもの権利条約は、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約。子どもの生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利を定めています。2019年11月20日に採択から30年を迎えました。

  2年生パンづくり。お腹のなかで発酵が進んでいます

2.桐朋小学校の「地球市民の時間」で大事にしたいこと

 この「地球市民の時間」の学習において大事にしたいことは、大きく次の2点と、それに続く各分野の3点です。

■多様性を尊重し、世界の人々とともに、地球市民として世界の平和や持続可能な未来のために考え、行動できる人を育てる。

 ■多様な言葉、コミュニケーション、文化に対する感性と能動的な態度を育てる。未知のものとの出会いや、新しい学びをおもしろいと感じる学習姿勢を育てる。

 □人との出会いを通じて、多様な言語・文化・生き方に心を開く。(多文化共生教育)

 □世界に目を向け、戦争・紛争と平和、SDGsなど、現代的課題を考える。(国際理解教育)

 □多様な言語・コミュニケーション・文化を尊重しつつ、一つのツールとしての英語を学ぶ。(外国語)

   左 どんどん膨らむ、温かくなっている、いい匂い 右 手話で詩を表現

3.「地球市民の時間」における 国際理解・多文化共生教育の学習と具体的な取り組み

 3年生から6年生までそれぞれの学年に応じて、総合と社会科では国際理解・多文化共生教育に取り組みます。 

 地球的規模の課題が山積する現代において、子どもたちが未来に向かって、世界の平和や持続可能な未来のために考え、行動する地球市民となりゆくための教育は、とても大事なことだと考えています。

 国際理解・多文化共生教育では、外国の人々と実際にふれあう経験を通して、多様性を尊重し、そのことを積極的・肯定的にとらえる力や学習姿勢を育てていきたいと考えます。同時に、多様な中にも共通性や普遍性があることに気づき、同じ地球の仲間として共に未来を生きていくための土台を創っていきます。 

 具体的な取り組みとして、まず、中学年では「人と出会う、ものと出会う」ということに取り組んでいきます。英語圏のみならず、自分の日常の環境にはない言語・習慣・文化をもって生活している方々と触れ合うことで、異文化との出会いから興味を深めていきます。内容は、「外国の人と出会おう」、「その国のものと出会おう」「日本のことを伝えよう」などです。

 高学年では、中学年で学習したことを踏まえて「地球市民として育つ」ことを目指していきます。世界の子どもの生活・習慣・文化などを切り口に、戦争・紛争と平和、人権、環境の問題などの現代的課題やSDGsの学びと、それらを学ぶことの意味を深めていきます。また、外国のことや世界の子どもの生活を知る・そこから考える・調べる・何らかの形で表現したり交流したりする、などの活動をします。

4.「地球市民の時間」における 外国語(英語)の学習と具体的な取り組み

 これまで桐朋小学校の外国語活動は、「コミュニケーションを大切にし、楽しいと感じられる英語体験」を大事に考え、行なってきました。その中で子どもたちは、活動を楽しみ、外国人講師やゲストの方々と触れ合ってきました。

 来年度から新たに始まる外国語(英語)の学習では、3~6年生まで授業の中で、学習指導要領に示される外国語の内容を精選し、専門の外国語講師より集中して学びます。併せて、年2回の特設授業で、英語を母語とする外国人講師とふれあい、コミュニケーションの楽しさを体験します。このようにさまざまな活動を組み合わせて、総合的に学習を進めていきます。