1学期の振り返り④♪くいしんぼうのカレンダー

♪くいしんぼうのカレンダー という歌があります。

(仲倉重郎 作詞 / 中田喜直 作曲 )

例年、3年生がお正月あけに取り組みます。

季節の美味しいものが登場するリズミカルな曲がみんな大好きです。

睦月 はねつき つばきもち

 梅の花咲く うぐいすもち

 弥生 くさもち 春一番

 ひしもち あられ ひなまつり ひなまつり

 

このように、師走まで続きます。

旧暦はとても手強いし、和菓子の種類もたくさんで「お腹が空いちゃって無理だ〜」という声も聞こえましたが、全部覚えて自分の誕生月のカレンダーを描くのを楽しみにがんばりました。3学期は途中で休校になってしまったのですが、年度を超えて仕上げてくれた人もいましたね。

 

このカレンダーは翌年度の音楽室の壁を飾ります。(描いた人は4年生になっています。)

卯月、皐月、水無月、文月、葉月・・・

オリジナルの歌詞を考えてくれた人もいましたね。口ずさんでいると、楽しい気持ちになってきます。

 

♪卯月 木々のめ 春の風

スミレに タンポポ つくしんぼ

サクラ  フジ   モモ イヌシデ イヌシデ・・・

 

♪葉月 プールに ガリガリ君

当たりがでて もう一本

くだもの たべよう スイカわり

いっぱい食べて はらいっぱい はらいっぱい

 

いつもとは違う「葉月」だけの夏休み。みんなはどんな風にすごしていますか?

1学期の振り返り③水鉄砲大会

夏本番の厳しい暑さが続くと、こんな遊びがしたくなりませんか?

2年生の各クラスでは、1学期の終わりに「水でっぽう大会」を開催しました。 

ペットボトルの蓋に穴を開けただけの簡易な水鉄砲ですが、強く押すと数メートルも水が飛びます。このクラスでは、イラストを描いた紙を裏側にして体に張り付け、濡れてイラストが浮き出てしまうと「アウト」。自分は濡らされないようにしながら、相手の紙を濡らすゲームを行いました

1回戦目はチーム戦。2回戦目は個人戦。どちらも、みんな大はしゃぎで水を掛け合いました。最後にはもう、ルールはどうでもよくなって、お互いにひたすら水をかけました。

担任はこの大会に一緒に参加しながら、「こんなにみんなで大笑いしたのは、いつぶりだろう?」と考えました。ずいぶん長い間、メンバーが離れてしまっていて、学校再開後もクラスの催しは、全然できていませんでした。子どもたちが心から笑い合う様子を見て、「学校で共に学ぶって、つまりはこういうことだよなぁ」と、改めて感じたのでした。

クラスでは算数や国語(漢字)の問題を作って解き合ったり、チームで風船バレーのラリーを繋いだりと、日々楽しみながら共に学んでいます。残念ながら時差登校&放課後無し”の1学期でしたが、学校に集まることでしか体験できない、こうした学び合う時間を楽しみに、2学期を迎えたいと思います。

世界や日本の平和について積極的に考え合おう [Ⅱ-235]

◆8月6日、6年生の子どもたちと〈戦争と平和〉について学んでいます。小中学生が「人間が人間として大切にされる生活や社会を一所懸命に考えて綴った作品」(「戦争展」「忘れたころに…」「戦争に行ったおじいちゃん」「戦争反対」「平和という幸せ」など)を読み合い、感想を交流します。

平和という幸せ   青森6年 佐々木裕佳

欲張りな私/服がほしい/くつがほしい/その他にも/文ぼう具、CD、マンガなど

あげくのはてに/グランドピアノや部屋の広さ、/視力まで/次から次へと出てくる欲

だけど、ある日/テレビの映像に目を疑った

戦争で家を焼かれた人々の群/砂ばくのテントの中で/とほうにくれている姿

病院で泣いている子供たちの/悲しげにゆがんでいる口/不安そうな目

もし私が/この人たちだったらどうだろう

ほしいものはきっと一つ/「平和」

この生活から抜け出したい/幸せになりたい/それだけだと思う

そう考えた時/私のほしいものは/なんてちっぽけなんだろう

この平和な日本に住んでいられることが/最高の幸せなのに(出典『子どもたちの日本国憲法』村山士郎編、新読書社)

戦争や平和について、自分の考えをしっかり持てるようにしていきたいです。

ここからは、7月31日発行の『初等部通信』に書いた内容です。

◆しぜんひろばに植えた《被爆アオギリ》を見たことはありますか? 時々しぜんひろば委員会の人たちと《被爆アオギリ》の周りの草むしりをして、少しずつ大きく育っているのを見ています。

しぜんひろば委員の人が作った看板には、「広島に原子爆弾が投下され、爆心地から約1.3㎞はなれたところにアオギリの木がありました。幹の半分は焼けてしまったけれど、芽を出しました。そのアオギリの子どもです。」と紹介されています。(「広島逓信局の中庭にあったアオギリは、熱線に焼かれ、爆風に幹の半分をえぐられました。ところがその傷を自ら包み込むかのように新しい樹皮を張り、1973年に今ある場所に移植されました。実生の若木も隣ですくすく育っています。」「三登さんを語り部へ導いた沼田鈴子さんは、22歳の時に職場だった逓信局で被爆しました。崩れた建物の下敷きになり、左脚を失った上に婚約者の戦死の報に触れ、一時は自殺を考えました。/そんな時、職場の中庭のアオギリが、傷ついた幹から懸命に細い枝を伸ばして新しい芽を吹く姿を目に留めて、生きる勇気を取り戻すことができました。」(この部分は東京新聞社説2020年8月6日より)

2019年、広島修学旅行で被爆アオギリをいただいてきました。平和を願ってアオギリを大きく育てたいです。一人ひとりが平和を希求し、平和のつくり手として社会に参加できるような根っこを育ててほしいです。

◆『さがしています』(童心社)

アーサー・ビナードさんが作ったこの本(8月6日、6年生「図書の時間」に紹介)には、8と3を指したままの時計、破れた軍手、曲がったお弁当箱、形の変わったビー玉などの写真(岡倉禎志撮影)出てきます。その一つひとつの「もの」がカタリベとなり、言葉を発しています。

 広島修学旅行では、広島平和公園のレストハウスの見学を。右の社説に、平和公園碑めぐりでお世話になった三登さんのことが書かれていました。

◆遊んでいた小・中学生らに被害

2004年、中国で小・中学生が裸になってどろんこ遊びをしていました。中学生の周君が土手に鉄の固まりが刺さっているのを見つけ、引き抜いてみました。中から黒い液体が飛び出し足にかかりました。黒い液体がついた皮膚は腫れあがり大きな水ぶくれが出来ました。痛くて痛くて仕方がありません。

後に、遊んでいる時に毒ガス(黒い液体)に触れたことがわかりました。その毒ガスは、日本が戦争の終わった時(1945年)に秘密にして捨てたものでした。戦後60年たっても、子どもを苦しめます。(戦争における「加害」について、2学期に学びます)

◆日本の子どもたちの声から

かわいそうな ぞう   熊本県小学1年 いしい たく

三とうのぞうが ころされた。/えさを たべさせなかった。/どんなに おなかがすいただろう

はなで はたをもって/ばんざいした。/えさをくださいと/ちからいっぱいした。

たおれそうに きつかっただろう。

ころしたくなかったけど ころした。/からだのなかに 水がなかった。

かわいそうな ぞう/せんそうを しなかったらよかった。(1984年)

 

せんそう   神奈川県小学2年 岸 奈津子

ゆみちゃんはすごいな。/せんそうがきらいだからって/せんそうの詩を書いちゃうんだ。

わたしは、/せんそうがきらいだから、/せんそうのことは/かんがえないようにしているのに。

「また、せんそうがおこるかな。」/と、思うだけで/ぞっとする。(1989年)

どちらも、前出『子どもたちの日本国憲法」より引用 以下の写真は、7月末の幼小の様子から

◆現在、世界には核兵器がたくさんあります。

日本にはありませんが、兵器があります。

核兵器廃絶国際キャンペーンが、「核兵器国における核兵器と医療ニーズを比較」したものを発表しています。それによると、フランスが核兵器にあてた費用では、集中治療室のベッド10万床、人工呼吸器1万台、看護師2万人、医師1万人の給与を賄えます。イギリスは、ベッド10万床、人工呼吸器3万台、看護師5万人、医師4万人の給与を賄えます。アメリカは、ベッド30万床、人工呼吸器3・5万台、看護師15万人、医師7・5万人。

日本の防衛費のうち、戦闘機、武器などの費用では、集中治療室のベッド1・5万床、人工呼吸器2万台、看護師7万人、医師1万人の給与を賄うことができるそうです。

新型コロナ禍で感染がひろがる中、社会を守りつくっている人たちを大切にして、「武器から人へ」ということが求められていると思いますが、皆さんはどう考えますか。

◆現在の日本国憲法

「こんどの憲法では、日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。『放棄』とは、『すててしまう』ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそくありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。

もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの国をほろぼすようなはめになるからです。(後略)」(文部省『あたらしい憲法のはなし』1947年作成)

1学期のふりかえり② 七頭舞

6年生の体育では、岩手の踊り七頭舞に取り組んできました。

七頭舞は振り付けと振り付けの間に「間」があり、はっきりとしない遊びの部分があることで、5年生までの踊りと比べると格段に難しくなります。

ステップも複雑で、練習しているときもあちこちから「わかんない!」という声が。

でも粘り強く取り組む子どもたち。少しずつ太鼓のリズムに体が乗っていく、馴染んでいくことがおもしろく、休憩時間にも友だちどうしで確認しあいながら踊る姿があります。

2学期以降も新しい部分に挑戦していくのが楽しみです。

 

みんなで輪になって踊ります。       太鼓をたたいてみるのもおもしろい!

休憩時間中に一人黙々と練習をしています。

夏季休業中の資料請求について

桐朋小学校は、本日より夏季休業に入ります。

また、8月12日(水)〜8月16日(日)は学校閉鎖期間となります。

この前後にご請求いただいた資料の発送には、通常よりも日数がかかる場合がございます。

ご了承ください。

なお、本HPに電子版もございますが、ぜひお手元でご覧いただければと存じます。

年長のご家庭に限らず、どなたもご請求可能です。

暑い毎日、みなさまどうぞお元気にお過ごしくださいませ。

 

桐朋小学校 教務

 

1学期のふりかえり①パートナー活動

5年生の七夕パートナー活動の感想を紹介します。

〇ぼくのパートナーはすごくやんちゃでした。なぜならこの授業の前に池ポチャした!!とか言っていました。とにかく元気な子でよかったです。ぼくはかざりを作る時におりがみが苦手だから、作り方を教えてもらいました。すっごくかわいかったです。パートナー活動、またあるといいな。

〇私のパートナーはMちゃん。電話の時より、声がウキウキしていて、私もウキウキしました。最初は「うん。」としかしゃべってくれなかったけど、お手紙ファイルを渡した後からは、自分から話しかけてくれました。お手紙ファイルも「上手!絵が上手!」と言ってくれてすごくうれしかったです。声も1年生らしくてカワイクて、たよってくれて、手もつないでくれて、す~っごくうれしかったです。最後に、私の教室やいろいろな所を教えてあげました。もちろん手をつないで♡七夕(の短冊)もいっしょに書いて、マスクだったけどうれしそうな目をしていて、今日はす~っごく楽しかったです。

今年の感想文には、いつもは見ることのない言葉が並びました。

「はじめて会った!」(いつもは、入学式で会うのに。)

「マスクだったけれど」(初対面なのに表情が全部見えないなんて。)

「手をつないで」(今は細心の注意が必要だからめったに触れ合えないもんなぁ。)

「はじめて教室を案内した」(行き来が制限されているものね。)

 

大人はついつい(去年とは違うなあ、これはできなかったなあ)と比べてしまいがちですが、子どもたちの表情にも文にも「こんな風にできた!」「ようやく会えた!」という喜びがいっぱいあふれていました。マスクの隙間の目の輝きだって、見逃していません!!

今できることを、最大限楽しむ。味わう。喜びあう。そして、次回を楽しみにする!!

1年生と一緒に活動する5年生の姿から、大事なことを教えられました。

第5回学校説明会(年長児保護者対象)について

1学期のWEB説明会にご参加くださいました皆様、ありがとうございました。

初の試みでしたが、アンケートの温かいお言葉に励まされました。

明日は、最終回の第4回WEB説明会がございます。ぜひご視聴ください。

さて、

8月22日土曜日、第5回学校説明会を本校ポロニアホールにて予定しております。

7月31日(金)正午より受付を開始いたします。HP【説明会、体験会予約画面】よりお進みください。

年長児のご家庭を対象に、座席数を絞っての開催となります。

また、感染拡大状況によっては止む無く中止となる場合もございますことをご了承ください。

(実施の最終判断は、8月21日(金)正午、HPにてお知らせします。)

 

桐朋小学校 教務

 

色々な視点

6年生の音楽。先日から『芭蕉布』に取り組んでいます。

メロディーはもちろん、歌詞もとても素敵なこの曲の舞台は沖縄です。

歌うのもそこそこに、まずは沖縄について一人ひとり調べました。

テーマは自由!ただし、沖縄に関する事!

 

どんなものが揃うのか楽しみにしていたら、

集まりました、色々な沖縄!

土地の広さや人口について調べた人

歴史について調べた人

戦争について調べた人

言葉について、文化について、生き物について、

食べ物、観光スポット、交通、などなどなど・・・・

 

一つの曲を入り口に、色々な視点でみた沖縄。

文字で綴ったものから、絵や写真などで解説したものまで。

小な紙に、一人一人の頑張りや工夫が詰まっていました。

みんなで調べたことを共有しながら、これからどんな風に音楽が深まってゆくか、とても楽しみです。

6年生の力作は、高学年音楽室に貼ってあります。他の学年の人もぜひ見てくださいね。

 

第4回WEB説明会 月曜から受け付けます

明日7月27日(月)9:00より第4回WEB説明会(7月29日 水曜日開催)の受け付けを開始します。

第3回【校長挨拶/桐朋小学校の取り組み(休校中の関わり)/体育施設案内】の動画に加え、桐朋幼稚園の説明動画も公開いたします。初等部が幼児期に大切にしていることをご理解いただく一助となれば幸いです。

今回は21時までご視聴可能です。6月WEB説明会をご覧いただいた方のご参加もお待ち申し上げます。

粘土で壺作りに挑戦!

ある日の午後の時間。

6年生は美術の授業中で、粘土で壺作りに挑戦していました。

 

まずはこぶし大ほどに粘土を丸め、ろくろの上でちょうどいい厚さに伸ばします。壺の土台作りです。

それができたら、今度は粘土で紐状のものをつくり、土台の周りをぐるっと囲むようにして乗せていき、指を使って土台の粘土と馴染ませていきます。表面を滑らかにするのは意外と難しく、水を使ったりしながら、そして友だちのやり方を観察しながら作り進めていきました。

 

「ぎゅっとやったらくびれておもしろい感じになった!」

「どうやったらそんな滑らかになるの?」

「○○の壺、お酒を飲む徳利みたい!」

「最初はこんな風に作る予定じゃなかったけど、なんだかいい感じ!」

おしゃべりも楽しみながら、みんな夢中で作業をしていました。

 

できあがった壺はこの後乾燥させ、焼く予定です。

完成が楽しみです。