2年生 さんすう「かさ」の学習

7月。2年生の算数では、「かさ」の学習をすすめました。

今もですが、今年の夏は暑い!「かさ」の学習は、予想→実験→発見、結果の流れで学習します。実験は水遊びみたいなので、暑いこの時期にはぴったりでした。

実際に自分たちでやってみて、確かめること。合っているか合っていないかよりまず、予想してわくわくすること、やってみたいと思う気持ちを大事に取り組みました。力を合わせて人のやり方をまねてみたり、教え合ったり学びが広がります。

「お水が多いのはどちらのやかん?」

「2つのビン。どちらがりょうが多い?」

すぐに㎗の単位を学ぶのではなく、なぜその単位が生まれたのか、単位の獲得に時間をかけて学びました。

㎗は、普段あまり接していない単位です。どちらかというと、ℓや㎖の方が馴染みがあります。でも、実験をしたり、興味をもつと、家で㎗の書いてあるものを見つけてきて持ってきてくれたり、自主学習をしてきたりする子が出てきます。例えば

「(某ショップ)で㎗の計量スプーンがあった!」

「健康診断の紙に 〇〇mg /㎗ って書いてあった!」

どちらも実物を持ってきてくれたので、授業で紹介しました。やはり実際に目にするとどんどん「かさ」の世界に引き込まれていきました。

比べるときはどこから「かさ」を見ればいいか学んだ!

1㎗がどの位の量か、実際に飲んで確かめよう!

2年生のみんな!「かさ」の授業、㎗、ℓは覚えている?

【おまけのクイズ】
次のうち、もっともふさわしい単位は何でしょう?(  )の中に㎖、㎗、ℓのどれかを入れましょう。

① お風呂のゆ舟におゆを120( )入れました。 

② おりょうりでつかう小さじのスプーンは、5( )です。

③ 暑いので、2( )のお水を一気に飲んだ。

※正解は、ぜひ自分の目で確かめて下さいね。

 

4年生八ヶ岳合宿 [Ⅱ-164]

 7月、4年生の八ヶ岳合宿を行いました。

 

私たちにとって、八ヶ岳のふもとにある高原寮はかけがえのない大切なものです。その地に高原寮をもち、50年以上の月日がたちました。周囲の環境は変化しているものの、森に囲まれた場所で、耳を澄ませ、目を凝らし、森の空気を胸いっぱい吸い込むと、子どもたち、私たちのなかにある自然を呼び覚ます、心地よさを感じることができます。元校園長の生江先生が、「いまだ/この地には/語られざる詩がある/見えざる絵がある/聞えざる歌がある」と言われました。(「高原寮に寄せて」1963年)まだまだこの場所で感じること、考えること、活動することなど学びあいたいと思います。

 小学校4年生は7月に、5年生は9月に、6年生は5月に合宿活動を行っています。また、中高校生も合宿活動、クラブ活動などを行い、短大生も使用します。

 

 今年の4年生は、つぎの目標をもって、八ヶ岳合宿を行いました。たいへん充実した3泊4日にしていきました。

『学年のみんなで協力して、みんなにとって心地よい合宿にしよう。』

 ―はじめての宿泊行事。楽しみな反面、さまざまな不安もあるでしょう。前向きな気持ちと同時に、心配なこと、いやなことも話すことができ、共感しあえる関係でありたい。4日間生活をともにする中では、いろんなことがあるでしょう。自分の気持ち、仲間の気持ちを大切に、みんなの安心をつくっていける仲間でありたい。

『一人ひとりの得意分野を活かし、お互いの苦手分野は助けあって、自分たちの生活をつくろう。』

 

―「自分のことは、自分で」できることは大切です。けれども、私たちは得意も不得意もあって、お互いに助け合いながら生きています。どの集団も同じでしょうが、特別な苦手を持っている一方、おもしろい力も持っています。できない時に強い口調で責めたりせず、「大丈夫」「一緒にやろう」と声をかけあえる、「助けて」「ありがとう」が言える、自分の力を気持ちよくみんなのために活かせる、そういう仲間でありたい。

『八ヶ岳ならではの自然やあそびを発見して、たっぷり楽しもう。』

 ―自然の中で五感を働かせてたっぷり遊ぶこと、ふだんの生活環境と異なる大自然に対して、好奇心を持ち、知りたい、やってみたいと思うことを大切にしたい。

 

 一人ひとりが力を発揮し、協働して、いい合宿をつくることができたね。ぼくも参加できて嬉しかったよ。ありがとう。(写真は、寮内を中心に掲載)

 

楽しかった!!!TOHOサマー・フェスティバル

みんなが待ちに待った『TOHOサマー・フェスティバル』。児童会の5,6年生が水曜日の『自治の時間』を活用して様々な企画を準備しました。 曇りの予報だったのに、思いのほか早く降りだして、急遽雨バージョンになった委員会は大わらわ。でも、ピンチの時こその集中力を発揮して、頼もしい高学年の姿を見せてくれました。

日頃、管理しているエリア(教室)を中心に、各委員会が企画を工夫しました。『リアル脱出ゲーム、サスケ、スライムづくり、アルティメット、宝鬼、お化け屋敷、おにごっこ迷路、放送者達の大冒険(クイズと放送体験)』などなど、企画名を聞いただけでもワクワクしませんか?全部の企画をとにかく回ろうと頑張る人、気に入った企画に何度もチャレンジする人、楽しみ方は様々です。

蒸し暑いこの時期、水分補給も大切です。4年生は廊下に設置した麦茶コーナーを運営しました。遊びの合間に飲む麦茶は格別です。90分があっという間に感じる、夏休み前の楽しい行事でした。

 

閉会した後も、高学年は大忙しです。片付けはもちろん、今日の振り返りを行います。お客さんが来てくれて嬉しい気持ちが溢れると同時に、「リアルに動きを確めればよかった」「説明の仕方が低学年には難しかったかも」「宣伝に工夫の余地あり」などなど、今後を見据えた感想が出されました。

次の委員会企画は3月の『6年生を送る会』。今日、大活躍だった6年生はその時は「お客さま」です。5年生と4年生は、どんな顔で張り切ってくれるでしょう?楽しみです。

畑の野菜で料理会

3年生の畑では、野菜グループごとに水やりや草取り、支柱立てなどたくさんお世話をしてきた夏野菜が、たっぷりと実りました。それを使って1学期の終わりにミニ料理会をしました。自分たちで調べてきたレシピででき上がったのは、かぼちゃのバター炒め、キュウリの浅漬けしそ風味と塩ごま油、トマトのバジルとチーズのっけ、そしてナスの揚げびたし。「いいにおい!」「キュウリ味噌もありますよー!」「トマトあと3個で売り切れー。」「はいはい、食べる食べる!」まるでお祭りの屋台のような呼び声が飛び交います。デザートには小玉スイカも!豊かなメニューに心もお腹も満たされました。

 

 

 

 

 

 

第4回学校説明会受付時間について

本日7月25日(水)正午より、予約受付開始です。

●【第4回学校説明会の受付時間について】

Aコース(ミニ体験と施設見学)受付時間 12:30~12:45

B、Cコース受付時間 13:15~13:30 です。

ご来校の際は、受付時間内でよろしくお願いします。

Aコースは、人数がそろってから施設へ移動します。お待ちの間体調を崩さぬよう、早く到着することのないようにご配慮いただけますと幸いです。

尚、当日受付にて、受付表をご提出いただきます。スマホなどの端末から予約画面をご提示いただいても構いません。どちらかが必要ですので、あらかじめご準備下さい。

B,Cコースの受付時やや混雑が予想されます。あらかじめ受付表のご準備をお願い致します。

A、Cコースをご予約の方は、上履きと靴袋をご持参下さい。

お越しくださる皆さま、当日も酷暑が想定されます。どうぞ軽装でお越し下さい。

詳しくは学校説明会のページをご覧下さい。よろしくお願いします。

4年初めての八ヶ岳合宿

四年生初めての八ヶ岳合宿へ行ってきました。お天気にも恵まれ、思い出いっぱいの三泊四日の合宿でした。

ハイキング、野外料理、キャンプファイヤー。みんなで力を合わせ活動を創りました。

八ケ岳の自然をめいいっぱい楽しんできました。

ただ今夏休み中♪

桐朋小学校は夏休みに入っています。夏休みは始まっていますが、今週は6年生が自主的な学習会に来ていました。4年生は初めての八ヶ岳合宿に行っていました。

毎日とても暑い日が続いています。今日は休み中の学校の様子を少しお届けします。

①お馬さんもお休み中。1年生が来るのを待っているよ。

②さっきのお馬さんのそばで、「開けて~!」と呼んでいました。開けてびっくり!元気だよ。

③誰もいない廊下。シーンとしています。

④オリーブ、ブルーベリーなど。見るだけで癒されます。

⑤きれいな夏空から見える高学年校舎。でもここは特に暑い場所です。

⑥夏休み中にお掃除をするので机を固めて置きました。

在校生の人は6枚の写真を見て、どこのクラスか、この写真はどこでとっているのかが、わかるかもしれません。当ててみて下さい。正解はよかったら、9月にクラスや先生と確かめて下さい。それから、学校説明会で確認できるかもしれません。

 

夏休みの間の『桐朋小だより』は、クラス、学年、行事など、1学期の振り返りエピソードを何回か紹介できたらと思っています。時々のぞいてみて下さい。

では、熱中症、暑さ対策を万全にお過ごしください。

三年保育の夢を語ろう [Ⅱ-163]

 幼児期の子には何が大切なのか、何をどうすればよいのかがわかり、安心して、楽しく穏やかに子育てや保育をすすめられたら…。子育てをしながら、子どもを支え、励ましながら、子どもに学び、親も保育者も育ち合いたいです。

 一人ひとりの、幸せな子ども時代のために、私たちは何ができるのでしょうか。「一人ひとりが授かった命を大切に育み、自分らしく命を輝かせる、なかまや大人とかかわり、ちがいを認めあい、豊かな世界をつくり出していくことを大切にしたい。」「『個の尊厳』『基本的人権』を大切にし、その子その子の人間性を豊かに育みたい。」そうした願いをもって、4月より3年保育、異年齢保育を行っています。

 7月13日発行『桐朋教育』特集の座談会「三年保育の夢を語ろう ―桐朋幼稚園の今までとこれから―」の一部をご紹介します。参加者は、共同研究者の久保健太さん(大学教員)、川角さん、市川さん、能登さん(3人は桐朋幼稚園保育者)。4名の方の思いをお伝えしたくなりました。

三年保育への願い

【川角】 子どもたちには、幼稚園に来て、まず楽しいという思い(活動が楽しい、みんなで一緒にいて楽しい、先生と遊ぶのが楽しい…)を十分に味わってほしいなと思っています。

【市川】 主に水・土・泥・草花等といった、自然とかかわる遊びをたっぷり保障してあげたいということはとても大事に思っています。(略) 自分の感触や感覚とかで自然物を知ることが脳を育てたり、大事な感覚を育てていくことを、子どもと保護者とみんなで共有しながら、楽しんでいきたいな。

【能登】 感覚という面と繋げて考えたい事として、いろんなものを感じて吸収できる身体を育んでいくことが、今後とても大事になってくるのかなと思う。(略)自然物であれ何であれ、見て、聞いて、触れて、嗅いで、たくさんの感覚を身体に吸収していくことを大事にする時期なのかと思います。

【久保】 私たちは、脳を育てることが成長や発達だと思いがちですが、脳とは別に、身体や内臓が動いているんです。(略)今いろいろな学問が発達してきて、脳を育てるのと同じくらい、この内臓感覚をしっかり育てておくことの大事さがわかってきました。つまり、内臓感覚をベースに人間は脳の活動をしているんだということがわかってきました。脳の活躍は九歳、十歳から強まってきますが、それまでは「快不快のメッセージをちゃんと出せる身体」と「身体のメッセージをちゃんとキャッチする脳」、この二つを育んでおくことが非常に大事だと思います。

【能登】 昔は空き地があったら、いろんな年代のお兄ちゃんとか小さい子とか、異年齢の子どもたちが自然に集いましたね。そういうのをこの幼稚園でできたらいいなと思います。小さい子も一緒にできるように遊んだり、もめ事が起きても大きいお姉ちゃんお兄ちゃんが見守って、時には助け舟を出してくれたり。そういうかかわりが普通にみられるような、空き地みたいな場所に幼稚園がなるといいなと思う。

【久保】 何が大事かというと、一つはあの人をまねしてみようといった、教材やモデルがたくさんあること。併せて大事なのは、伸び縮みできる関係があること。人間関係というのは、常に密着しているか離れているかのどちらかということではなくて、縮めたり、近づきすぎたらまた伸ばしたりして、間合いを計ります。その手ごころを周辺参加しながら、子どもたちは自然に身に付けていたんです。人間関係を伸び縮させることは非常に大事なんです。

 

【久保】 僕たちはマニュアルを自分で越えていく人間を育てなければいけない。その時には、二つの条件があります。一つ目は「うまくいかなくてもいい、やるんだ」と失敗を恐れずに挑戦する心。二つ目に、失敗してもやりぬく力。(略)

 今、五歳の子たちは三十年後に活躍する人たちです。もっともっと不透明な時代を生きると思うけど、その時代を楽しく生きてほしい。ただ生きるだけじゃなくて、幸せになってほしい。幸せの条件の一つは、やりたいことをやることなんです。そういうことからも、まずおもしろがる力が大事だろうなという感じがします。

【市川】 「おもしろがる」と「やり抜く」。小さければ小さいほど、それをシンプルに考えて、自然とともに生きていけばいいのかなと思いました。

【川角】 おもしろそうだなって思って、キャッチする。そういう力と、皆で一緒にやっていけるというようなコミュニケーション能力も重要になってきますよね。

今大事にしていること

【川角】 子どもの発見から広がっていくというのがおもしろくて。発見できる環境、時間がたっぷりあって、友だちと「これ、そうじゃない」といって集まって、楽しい時を過ごして、そういう子どもの発想を、遊びの中で大事にしているんじゃないかと思います。

【能登】 はじめから「ダメ」じゃなくて、やってみて「こうなっちゃった」と出会って、いろんなことを気づけるようにするところが桐朋っぽいのかなと、僕は思っている。

 できないとか、いい面ばかりじゃないってところも含めて、子どもたちが自分を認められるようになってほしい。(略)傍にいる大人として「できないところも見てるよ」というメッセージを伝えたい。その上で、人と生きていく為に気持ちの折り合いをつけられるようになっていくといいと思います。

【市川】 私は、桐朋幼稚園の魅力の一つとして、響き渡る歌声とか音への感覚とか、きれいなものをきれいだなととらえてそれを表現するとか、歌声の質がとてもすばらしいと思うんです。

 

【川角】 三年保育、三歳児保育が新しくスタートして、初めての取り組みだし、私たちも手探りしながらやっていくと思うんですけど、それも楽しみながら、こちらだけではなくて、家庭とか保護者の方とも一緒に作り出していけたらいいなと思います。子どもたちと保護者の方と保育者が協力しながら、対話しながらやっていきたいなと思います。

第4回学校説明会では「学校ミニ体験と施設見学」コースがあります。

第4回学校説明会では、「学校ミニ体験と施設見学」コースがあります。少しの時間ではありますが、実際に本校の授業体験をしていただくことと施設を見学するコースになっております。

但しご参加いただける対象を今年度すでに学校説明会にご参加いただいていて、且つ受験を検討している年長児のご家庭のみとさせていただいています。よろしければご検討下さい。

尚、こちらへの参加が合否に関係することは一切ございません。