投稿者: tohoblog
12月・・・満たされました。
すでに冬休みに入りました。
12月は2年に一度の音楽会に向けた練習がありました。3年生は音楽会のトップバッターをつとめました。練習から一致団結。学年72人で心をそろえて取り組みました。初めてのリコーダーも日々持ち帰って練習するなど、意欲的でした。本番も練習通りの力を発揮する3年生の姿がありました。
音楽会本番は、どの学年も見ごたえ満点で、心が満たされました。
音楽会が12月の一大イベントです。大きな行事とは別にささやかですが、西組でもこんなことが。
終業日前日、畑に植えた大根をぬきました。乾燥が続いたこと、季節外れの暖かい日が何日かあり、その付近に虫にはっぱを食べられちゃったり、日光の問題などで、なかなか思ったように育たなかったのですが、毎日水やりを続け、なかなか立派な大根が1本だけ収穫できました。
「この1本がみんな栄養をもっていったのかもね。良く育った!」
その大根を使って、終業日にみんなでおみそ汁を食べました。大収穫・・・ではなかったので本当に1杯ずつだったけど、育てた大根が食べられたことがうれしそうでした。
何より、終業日はお弁当なしで下校なので、みんなおなかがすいています。あっという間に食べちゃった人、名残惜しそうに随分時間をかけていた人、「明日から休みだね~。」と冬休みのことをまったり会話している人、いろいろでしたが、帰る前のちょっとした腹ごしらえになり、みんなのおなかが満たされました。
「ごちそうさまでした!!良いお年を!」
元気な声がうれしかったよ。
今頃、冬休みをどう過ごしているかな?
冬休みの間、出来たら2学期のことを振り返り、何か記事に出来るといいなと思っています。
私たちらしく学びをすすめていきます~「地球市民の時間」と外国語の学習~[Ⅱ-214]
2020年度より本格実施する外国語の教科化(5・6年生)と外国語活動(3・4年生)についてです。桐朋小学校では、外国語の学習を「地球市民の時間」という枠組みの中に位置づけ、桐朋小学校らしいねらいを持ちながら新たに取り組んでいきます。
冬・園庭での子どもたち
1.桐朋小学校の「地球市民の時間」とは
「地球市民の時間」は、子どもたちがこれからの未来を地球市民として、世界の平和や持続可能な未来のために考え行動できる人に育つ、その土台となる学びの時間です。具体的には外国語・外国語活動(英語)や、総合と社会科の多文化共生教育・国際理解教育の分野の学習を、広く包括的に「地球市民の時間」と呼んでいきます。
本校では、これまでも総合や社会科の授業で、平和、環境、SDGs(持続可能な開発のための17の目標)、子どもの権利条約*などの学習に取り組んできましたが、今後はそれらの学習も「地球市民の時間」に位置づくことになります。私たちは、学ぶということは、ただ知識や技術を獲得するだけでなく、その後の人生におけるものの見方や考え方を創っていくことであると、考えています。
*子どもの権利条約は、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約。子どもの生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利を定めています。2019年11月20日に採択から30年を迎えました。
冬・畑で生き物を探す子どもたち
2.桐朋小学校の「地球市民の時間」で大事にしたいこと
この「地球市民の時間」の学習において大事にしたいことは、大きく次の2点と、それに続く各分野の3点です。
■多様性を尊重し、世界の人々とともに、地球市民として世界の平和や持続可能な未来のために考え、行動できる人を育てる。
■多様な言葉、コミュニケーション、文化に対する感性と能動的な態度を育てる。未知のものとの出会いや、新しい学びをおもしろいと感じる学習姿勢を育てる。
□人との出会いを通じて、多様な言語・文化・生き方に心を開く。(多文化共生教育)
□世界に目を向け、戦争・紛争と平和、SDGsなど、現代的課題を考える。(国際理解教育)
□多様な言語・コミュニケーション・文化を尊重しつつ、一つのツールとしての英語を学ぶ。(外国語)
冬・今年も園庭で、れもんが育っています
3.「地球市民の時間」における 国際理解・多文化共生教育の学習と具体的な取り組み
3年生から6年生までそれぞれの学年に応じて、総合と社会科では国際理解・多文化共生教育に取り組みます。
地球的規模の課題が山積する現代において、子どもたちが未来に向かって、世界の平和や持続可能な未来のために考え、行動する地球市民となりゆくための教育は、とても大事なことだと考えています。
国際理解・多文化共生教育では、外国の人々と実際にふれあう経験を通して、多様性を尊重し、そのことを積極的・肯定的にとらえる力や学習姿勢を育てていきたいと考えます。同時に、多様な中にも共通性や普遍性があることに気づき、同じ地球の仲間として共に未来を生きていくための土台を創っていきます。
具体的な取り組みとして、まず、中学年では「人と出会う、ものと出会う」ということに取り組んでいきます。英語圏のみならず、自分の日常の環境にはない言語・習慣・文化をもって生活している方々と触れ合うことで、異文化との出会いから興味を深めていきます。内容は、「外国の人と出会おう」、「その国のものと出会おう」「日本のことを伝えよう」などです。
高学年では、中学年で学習したことを踏まえて「地球市民として育つ」ことを目指していきます。世界の子どもの生活・習慣・文化などを切り口に、戦争・紛争と平和、人権、環境の問題などの現代的課題やSDGsの学びと、それらを学ぶことの意味を深めていきます。また、外国のことや世界の子どもの生活を知る・そこから考える・調べる・何らかの形で表現したり交流したりする、などの活動をします。
冬・しぜんひろば、園庭でよく育つなつみかん
4.「地球市民の時間」における 外国語(英語)の学習と具体的な取り組み
これまで桐朋小学校の外国語活動は、「コミュニケーションを大切にし、楽しいと感じられる英語体験」を大事に考え、行なってきました。その中で子どもたちは、活動を楽しみ、外国人講師やゲストの方々と触れ合ってきました。
来年度から新たに始まる外国語(英語)の学習では、3~6年生まで授業の中で、学習指導要領に示される外国語の内容を精選し、専門の外国語講師より集中して学びます。併せて、年2回の特設授業で、英語を母語とする外国人講師とふれあい、コミュニケーションの楽しさを体験します。このようにさまざまな活動を組み合わせて、総合的に学習を進めていきます。
子ども期(ここでは幼児期、児童期)に大切にすることは何でしょう? [Ⅱ-213]
乳幼児、児童期にスマホは必要?
私たちの生活を進化(便利、快適に)させている情報通信分野。負の側面として、子どもの「人間としての育ち」に悪影響を及ぼしていないか捉えておきましょう。
電子メディア接触の早期化、長時間化が乳幼児期から進んでいます。年齢別子どものインターネット利用状況では、0歳6.1%、1歳18.3%、2歳46.6%、3歳45.2%、4歳56.4%、5歳67.8%、6歳66.8%、7歳68.9%、8歳71.2%、9歳77.3%と続きます。年齢があがるにつれ、利用状況が高まります。利用時間は、0歳から9歳で、61~164分です。(内閣府政策統括官報告より)
基本的な発達に必要な直接体験する時間が少なくなり、ことば、コミュニケーション、目や脳にも影響があると言われています。医師らが保護者へ「スマホに子守りをさせないで」、児童へ「スマホの時間私は何を失うか」と呼びかけています。世界には高校生になるまでスマホを持つことを禁止している国や、乳幼児がスマホやタブレットの画面を見る機会を極力避けるよう呼びかけている国があります。
5歳児・ゆり組の子の演奏を見つめる3歳児・たんぽぽの子たち
子ども期に大切なこと
子どもはゆっくり、じっくり、時間的な間があって育ちます。そこには、子どもの中から湧き起こる「してみたいなあ」という意欲、新たなことに挑戦したい願いをもち、実現させ、新しい自分を築いていきます。「できるかな、でも難しいな」という出来るようになるまでの心の揺れ、葛藤なども大切にされて育ちます。受容的、応答的な関係の中で、認められる、あてにされる、役にたつなどの実感を持ち成長します。
それぞれの時期に、その時しか出来ない生活(遊びや学び)を送り、その時しか味わうことのできない感情や思考とともに、たくさんのことを自らの内に育てていきます。そのことを幼稚園で発行する「桐の朋」や「つうしん」でお伝えしています。
子どもには生存、生活、成長発達、遊び学ぶ権利があり、満たされることを求めます。こうした経験の積み重ねが、子どもが自分の人生の主人公となり、社会に主人公として参加することに繋がります。すべての市民が社会の主人公となり、主権者として社会に参加、参画するようになってほしいです。
永井先生、ありがとうございました
子ども期の発達保障を
2019年3月、国連子どもの権利委員会(CRC)が「日本政府第4・5回統合報告書に関する最終所見」として、「子ども時代」(子ども期)の発達保障を求めました。それは「社会の競争的な性格による子ども時代と発達が害されることなく、子どもがその子ども時代に享受することを確保するための措置を取ること」という要請で、私たちは重く受けとめなくてはなりません。
先日参加した「子どものからだと心・全国会議」では、日本の子どもの現状に対して「子どもの意見を聞きながら、友だちと遊びこんだり、家族とゆったり過ごしたり、十分な睡眠をとったり等々、時間的にも精神的にも社会関係的にも、豊かな子ども期を過ごせるような仕組みをつくろう。そのためのおとなのゆとりも保障しよう。」という提言がなされていました。
子どもの権利条約が国連で採択されて30年、日本で批准されて25年がたちますが、大きな課題です。
手作り笛で演奏する先生とたんぽぽの子どもたち
『子どもの心はどう育つのか』
精神科医の佐々木正美先生より学ぶことが多くあります。先生は、「乳児期には子どもというのは豊かな基本的な信頼感を育てられなければならない」と述べています。乳幼児期に限らず、土台として大切にしていくことだと思います。「乳児期に最も豊かにその感性が育」ち、「基本的な信頼感を他人に対しても、自分に対してもしっかり持っている子どものほうが、次の自律的な活動に取りかかりやすい」と述べています。脳科学の知見から、記憶と感情をつかさどる「海馬」の感受性期=育ちざかり時期が3~5歳であると学んだことに重なります。
続いて、幼児期から児童期は「好奇心や探究心が開発される時期です。想像力や創造力の基盤であり、勤勉さにつながります。子どもの悪戯の多くは未知のものを探究するための実験です。」と述べ、「十分子どもに経験、体験させてあげられれば、子どもの中に自発性というものを育ててやることができる。そのことは創造的に生きる原動力となるものです。」(ポプラ新書)と言われています。
幼稚園から小学校の子どもの育ち、卒業生のあゆみに触れて、佐々木先生の言われていることの大切さを感じます。
玉ねぎの皮(カレー作りの)で染めたスカーフを首に
未来と現在を繋いで考える
保育学会会長の汐見稔幸先生は、「今後、全てはコンピュータになっていくことで、20年後には今の仕事は半分くらいしか無くなっていくだろうし、生活そのものが頭を使うとか、身体を使うということがほとんど無くなってしまって、うまくいくと本当に楽な社会になるけれども、下手をすると人間はやることがなくなっちゃう。(中略)だから私たちはやはり面倒でも、手でつくることを子どもたちと楽しんでもらうとか、しょっちゅう議論しながら「そうか」ってお互いに教え合うということがどれだけ大事かを体験してもらいたいし、感じるということを豊かにしたい。人間の認識というのはまず感じて、それを理屈で説明しているんだけれども、その感じるということは訓練していかなければいけない。いろんなものを見たり体験したりしたら、感じる世界が開発されていくんだけど、本当のものを見たことがないというふうになると困る。」など、未来を見据えて現在の子どもの育ちの課題を述べています。(『桐朋教育』50号特集インタビュー)
私たちの保育でも、いろんなものを実際に見たり体験すること、そのことで感じる世界を開発していくことが大切だと考えて実践をし、子どものあゆみから振り返りをしています。
よく学び、理想を掲げ、実践をすすめたいと思います。
音を感じ、楽しむ [Ⅱ-212]
桐朋幼稚園 音楽をたのしむ会
17日、音楽をたのしむ会を行いました。2018年度からは、3歳たんぽぽ組、4歳ばら組、5歳ゆり組の3学年で行っています。
子どもたちの歌う姿や合奏する姿は、たのしそうで、活き活きしています。お互いの合奏や歌を聴いたり見たりすることで、心がいろいろと動き、豊かになると思います。ゆり組の子の姿をじっと見つめる他の組の子どもたちの姿が印象的でした。みんなで歌うたのしさもたっぷり味わいました。
保護者のみなさんのすばらしい演奏や歌が、子どもたちの心に残ったことでしょう。保護者の方も一緒にやってくださることは、子どもたちの喜びに繋がります。
左の写真について(※1)
内容は、①みんなで歌いましょう ②ばら・ゆり 音楽を聴きましょう―桐朋芸術短期大学の先生方で、永井由比さん(フルート)、村田厚生さん(トロンボーン)、小久保まゆきさん(ピアノ) ③ばら合奏と歌 ふしぎなポケット・歌 こおろぎ・走るの大好き ④たんぽぽ合奏と歌 おんまはみんな・歌 どんぐり ⑤ゆり合奏と歌 パレード・歌 マーチングマーチ・月火水木金土日のうた ⑥おうちの人合奏と歌 クシコスの郵便馬車・クリスマスクリスマス ⑦保育者より 風の花束 ⑧みんなで歌おう クリスマスソング ―りんりんりんりんすずがなる・サンタクロース・クリスマスが来る・あわてんぼうのサンタクロース・クリスマスメドレー でした。
みんなでたいへんたのしい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
(※1)「合奏の際、身に着けていたものに気づかれた方もいらしたと思いますが、この日のために一週間前、「ふしぎなポケット」を自分で作っていたのです。包装紙を幾度か折り、仕上げにオリジナルボタンを付けたこのポケット。子どもたちから「音楽をたのしむ会」の日まで『ナイショ』にしたい」と提案があり、ずっと日の目を待っていました。そのポットを身に着けての「ふしぎなポケット」、いかがだったでしょうか。」(ばらぐみつうしんより)
(※2)左の写真。首に巻いているバンダナは、玉ねぎの皮で染めたもの。ステキな色と柄です! ゆり組合宿でカレーづくりをした際、むいた玉ねぎの皮で染めました。
「音を感じ、楽しむ」日常を大切に
日ごろから、子どもを主体とし、子どもの気持ちに寄り添った音楽活動を行いたいと思います。一人ひとりの心に残り、子ども同士が繋がることを実感できる活動を目指しています。
音楽を軸にしながら、大きな意味で子どもたちの生きる力をつくる活動にしていきたいと願い、取り組んでいます。
2学期の様子を『桐の朋』(12月16日 発行桐朋幼稚園)より
「先日、ゆり組の子ども達が行っている合奏を聴きつけたたんぽぽ組の子ども達がゆり組の部屋にやってきました。ゆり組の子ども達が遊びの中で楽器を出して合奏をしていました。クラス全員での活動は毎回1種類の楽器しか演奏できないのですが、遊びの中ではやりたい楽器が出来るので、何度も繰り返して色々な楽器を楽しんでいました。
たんぽぽ組の子ども達は初め少し離れた所から見ていましたが、しばらくすると近くまで来て椅子を並べて鑑賞席でゆり組の演奏を聴き、ある子どもは自作の太鼓をたんぽぽ組から持ってきて曲に合わせて叩き始めました。
また、たんぽぽ組やばら組で歌を歌ったりしているとゆり組の子どもが覗きに来ることもあります。その様な時には、お客さんとして聞いてもらったり一緒に歌ったりと、今までになかった音楽活動への変化が感じられるようになりました。3年保育が始まって2年目。新しい活動の試みから生まれてきた子ども達の関わりの姿があちらこちらに見えてきているように感じます。」
みなさん、2学期もお世話になりました。ありがとうございました。
みんなで創る2年に1度の音楽会 [Ⅱ-211]
仲間と毎日を濃密に過ごし、たくさんの音楽にも触れてきた子どもたち。その歌声もぐんと成長しました。
低学年のはじける歌声、中学年のまっすぐに広がる表現、高学年の仲間と紡ぐハーモニー。子どもたちのかがやく目と、かがやく歌声をホールいっぱいに響かせてくれました。ご来場のみなさま、子どもたちの表現に温かい拍手をありがとうございました。
[子どもたちの願い、声から]
○1年生
・ぜんぶのうたがすきだから、きれいな声でうたいたいです。
・ひとりだったら、きんちょうするよ。でも、みんなでうたうから、きんちょうしないよ。
○2年生
・たのしみなのは「トゥモロー」です。わたしのパートナー(6年生)がしきをするのです。
・「トレロ・カモミロ」の2ばんのところが3ばんにならないかドキドキするよ。キレイなたのしい歌を歌いたいよ。
○3年生
・リコーダー運送と歌「赤い河の谷間」。休み時間にいっぱい練習しました。本番のときに練習と同じようにしっかりふきたいです。
・「笑顔で歌うこと」「息を合わせること」「じつ力を出し切ること」を目ひょうに、みんなでがんばって歌うので、ぜひきいてください!
○4年生
・リコーダー演奏「走れシベリア鉄道」。低音が多くあって、それが成功すると、とてもきれいです。二声なので、それもうまくできればいいなと思いました。
・「だれもいそがない村」。音楽の時間、前の4年生が歌っていて、「私もあんなふうに歌ってみたいな」と思っていました。
・「森へ向かうソリの歌」。音楽会が終わると、一気に冬が深まります。そりが森を目指すところが、冬に進んでいるところとリンクして、季節にぴったりだなあと思いました。
○5年生
・2部合唱「風の子ひゅう」。桐朋小の音楽会で初めて歌う歌なので、記憶に残るような大きな声で、元気よく歌いたいです。曲の雰囲気が変わるところに注目してほしい。
・リコーダー演奏「パッヘルベルのカノン」。私はすぐ他の人に惑わされちゃうから、そこをたくさん練習して、音楽会できれいな「カノン」を家族に聴かせたいと思った。夏休みや通常の日にも、リコーダーの練習をがんばったから、キレイな音をさらにキレイに長く響かせるようにしたいです。
・小学校最後の音楽会だから、完璧にやるよりも、楽しくやりたい。
○6年生
・部分3部合唱「シーラカンスを取りに行こう」。「ねぇもしも明日」のところは「ねぇ」を小さく、「もしも明日」は大きく、強弱をつけ、出だしに遅れないように気をつけたい。そして、「プテラノドン」をまず元気に歌いたい。
・2部合唱「旅立ちの時」。優しくハッキリ歌って、音楽会を感動の結末へ導きたい。旅立ち(卒業)をイメージし、大人っぽく歌いたい。
[当日の表現より]
はじめのことば 5年生
第一部。◇オープニング「ぼくたちうたうっ!」。指揮6年生
1、3年生 「夢の宇宙船」、リコーダー「赤い河の谷間」、「小鳥の結婚式」、「12月のうた」
2、1年生 「みんなのはる」、「ぼくはキャプテン」、「くまはなぜふゆねむる」、「ことりとぶどう」
3、2年生 「トレロカモミロ」、「だれもしらない」、「星の子ペンキィ」、「歌はともだち」
4、4年生 「宇宙のはてに」、リコーダー演奏「走れ シベリア鉄道」、「だれもいそがない村」、「森へ向かうソリの歌」
第二部。◇みんなでうたおう 指揮6年生
5、5年生 「風の子ひゅう」、リコーダー演奏「パッヘルベルのカノン」、「未来行きEXPRESS」
6、6年生 「シーラカンスを取りに行こう」、「アルトリコーダー演奏「トロット」」、「旅立ちの時」
終わりのことば 6年生
◇フィナーレ「夢と共に歩む」。指揮6年生、リコーダー6年生
目の前にいる子どもたちを大切に、取り組んできました。子どもたちと歌いたい、演奏したい曲を選びました。はじめて取り組んだ曲、久しぶりの曲などありました。また物語となっている歌も多く、その学年らしさがよく表現されていて素晴らしかったです。
[フィナーレ・「夢と共に歩む」に関わって]
ブラームス作曲 交響曲第1番4楽章に、6年生の子どもたちが詩をつけ、みんなで歌いました。
1 あかるい空にそよ風が吹く
ぼくらの地球(ほし)のはじまりの朝
一面の緑を駆け抜けて
平和を願う歌声
しずかに広がる
2 夜明けを告げる鳥たちの声
かがやく宇宙(そら)に虹の橋かける
大きな夢を届けたい
時の流れを跳び越え
共に歩いてゆく
・心に残るような音楽会をつくりたい。「夢と共に歩む」の歌詞は、私も一緒に考えたので頑張って歌いたい。
・6年生の透き通る裏声と力強い地声のハーモニーを楽しんでもらいたいです。リコーダーは一つひとつの音を丁寧に鳴らして、強弱をつけて表現します。大人っぽくなった私たちの歌を、耳をすませて聞いてほしいです。
参加されたみなさんのお力で、素敵な音楽会ができたと思います。ありがとうございました。
HPトップ画面を更新し、バナーを設置しました。
いつも、本校のホームページを見て下さりありがとうございます。
昨日、ホームページのトップ画面を一部更新し、バナーを設置しました。
今後、説明会や体験会などのご予約はこちらのバナーから予約することが出来ます。(※これまでのタグでも同じ予約画面に入れます。)
また、寄付金サイトもこちらのバナーより閲覧・申込が可能です。
在校生の皆さんは、「登校許可証」がバナーになりました。必要な際はこちらを印刷しご利用いただけます。
よろしくお願いします。
音楽会の見学予約は男女とも満席です
大変申し訳ございません。音楽会の見学予約は男女ともに満席の状態です。
今後はキャンセルが出た場合のみ予約することが出来ます。
万が一キャンセルされる場合はホームページより予約画面にお進みいただき、キャンセル処理をお願いします。
重ねてのお願いで恐縮ですが、以下の条件のご確認をお願いします。
こちらの見学は、今年年中児にあたるお子さんとそのご家族のみとなっております。
またお申し込み人数は、1家庭年中児のお子様を含めて2名までになっておりますが、保護者のみでの見学も可能です。なので、ご予約いただける人数は以下の3パターンのみです。
◎年中児1名+保護者1名
◎保護者2名
◎保護者1名
× 年中児1名+保護者2名でのお申し込みでは3名になってしまいますのでご遠慮下さい。
※システム設定の都合上、3名でも申込が出来てしまいますが、参加条件は2名までですのでお間違えのないようお申し込みください。出来るだけ多くの方が見学いただけるよう、よろしくお願いします。
本校の音楽会へのお越しをお待ちしております。
わり算の問題です。
突然ですが算数の問題です。①②の問題の式をそれぞれ答えなさい。
①「13個のおせんべいを4人で等しく分けます。1人あたり何個になり、あまりはいくつですか?」
②「13個のおせんべいを1人あたり4こずつ配ると、何人に配れますか。またあまりはいくつですか?」
この二つのわり算は、どちらも通常であれば
13÷4=3・・・1
という式になりますが、桐朋小学校では1年生の時からずっと全ての文章題に「単位」をつけることを大事にしています。
ちなみに、「1あたりの数」「いくつ分」は、2年生のかけ算で学びます。
例えば、1あたりの数を理解できると、8本/ひき(1ぴきあたり足8本)
と見れば・・・・・・・・・・タコ!
というように、1あたりの数を見ただけで具体的な「8」をイメージできます。意味から学び、使えるようにしていきます。
3年生はわり算を学んでいます。まずは「1あたりの数」を求めるわり算を学びました。
子どもたちはニコニコ算と言います。
100個のお菓子を4人で等しく分けます。1人あたり何個のお菓子がもらえますか?というパターンです。「1あたりの数」を求める問題は、「いくつ分」である4人は仲良く等しく分けてもらえます。だからニコニコです。
今、「いくつ分」を求めるわり算を学んでいます。子どもたちはオーマイガー算とか、ドキドキ算などと言います。これは、1あたりの数が決まってしまっているので、自分がもらえるかわからない問題だからです。
100個のお菓子を1人あたり4個ずつ配ると何人に配れますか?というパターンです。行列を作って並んでいても、何人までもらえるかわからないから、ドキドキなわけです。並んでいたのに目の前で配り終わってしまえばオーマイガーなのです。
このことを意味から学んだら、単位をつけて問題を解いていきます。
問題を見て学習班でこれはニコニコ算か、ドキドキ算か考えます。不慣れなうちは特に迷います。なので文章題にアンダーラインをひいてみたり、絵をかいてみたり、具体化できるように相談します。わかった人もすぐに答えを言うのではなく、ヒントを言ったり、班のみんながわかるようにどうやって教えたらよいかを考えます。
こうした学び合いから習熟へ進み、自分で問題を作ってみたり、少し難しい問題にチャレンジしたりする子や、一つひとつ着実に確かめるためにノートを丁寧に作って家で復習したり、各自の工夫が見られていき、その工夫をどんどん周りが取り入れていくのです。
さて、はじめの問題の答えです。どうでしたか?
① 13個 ÷ 4人 = 3個/人・・・1個 (1あたりを求めるわり算)ニコニコ
② 13個 ÷ 4個/人 = 3人・・・1個 (いくつ分を求めるわり算)ドキドキ
主体的に学ぶ学習集団を目指して引き続き、みんなで育ち合っている3年西組でした。
私たちが育つ場所に愛着をもち、創っていこう [Ⅱ-210]
大切にしていきたいこと
保育を深く研究されている先生に、私たちの園を見ていただく機会を得ました。様々な方のご協力、ありがとうございました。
〈保護者の方〉ちょうど参加参観日で、お母さんお父さん、おじいちゃんらいろいろな方が参加されていて、上手に子どもと遊ぶ様子やかかわりの良さ、温かさなどに着目されて、とても大切なことと話してくださいました。
〈環境構成〉テラスに部屋からコルクを出してバランスをとって遊ぶ子どもの姿などを例に、こうした工夫をして遊ぶ子どもがいい。自分たちが何かを創り出す環境がある。私たちが大切にする自己決定や主体性の感覚を味わうことに繋がると理解しました。
〈命〉モルモットに餌をあげながら、「食べないな」と心配しやりとりする子たちを例に、ふだんから命に触れ、感じる機会がある大切さを話してくださいました。
〈豊かな自然〉心を解放させ、親しむ環境。実を素材に遊ぶ子を例に話してくださいました。ここでも命を感じる、循環などの課題も。
〈休息・くつろぎ〉だら~んと寝そべっている子どもの姿。そうしたことができる時間、空間がある。
先生は、他にもたくさんの視点から話してくださり、今後の保育に生かしていきます。
やりたい気持ちに火をつけよう
アスレチックにある一本の棒で、簡単に下りる、慎重に下りる、途中でぴたっと止まる子がいます。まだ下りることができないけれど、いつかは下りたいと願っている子がいます。下りる子がいないのを見計らって上る子もいます。下りるのも楽しい、楽しそう、上るのをもっとやりたいという気持ちを感じます。
ブランコ横の枇杷の木に、寄りかかるように斜めに伸びた木がありました。子どもたちに人気の木でしたが、倒れる危険があり伐採しました。事前に子どもたちに伝えられず、突然大切な木がなくなり、子どもたちに申し訳なく思っています。
子どもたちの様子や気持ちから、園庭のどこかに棒を設置したいと考えました。場所の候補を決めて、竹を切り、節を削るなどの作業をしていると、たくさんの子どもたちが見に来て手伝ってくれました。
枇杷の木にとりつけると、子どもたちが集まって早速試します。少し揺れて、滑りやすくてのぼりにくい。棒の長さ、太さも課題とわかりました。それでも挑戦する子どもの気持ちや上れた満足感などが伝わりました。まだ設置場所と工夫が必要なので、一度外しました。次の日、「いつまたつけてくれる? 私好き」と伝えてくれる子がいます。
子どものやりたい、に火をつけ、やりたいけど、できないという段階も大切にし、やった!できた! を。まわりの子にも拡げていきたいと思います。
子ども自身が育ちゆく力をよりよく生かそうとかかわる存在であり続けたいと思います。
枇杷の木に竹の棒を
ともに育つ環境づくり〈土管と築山〉
3歳の子が土管に入り、友だちとおしゃべりをしています。土管の上にしがみついて上る、つるんと滑り下りる子も。隣の築山では、鬼ごっこの拠点になったり、電車や休憩場所などになります。現在小5の人たちも一緒に造ってくれました。それから、子どもたち、先生たちがその場所を豊かに育ててくれています。
子どもたちと築山
2016.6 「園庭に、穴と山」 風Ⅱ88 再掲
幼稚園の園庭に、コンクリート製土管『穴』を置き、土で山を造りはじめた。土を掘っていると、チョコレートだと嬉しそうに固まった土をとる子がいる。ぼくと一緒にやる子もいる。子ども用スコップがうまく使えず、自分や友だちに土がかかってしまう子もいる。
山を造ろうと考えたのは、築山で遊ぶ子どもたち、坂道で遊ぶ子どもたちのたのしそうな姿を感じてきたから。園庭での子どもの動きを見ると、上下の動きをもっとたのしめるといいと思う。園庭に、斜面や起伏をつくったらどうなるか、わくわくしてはじめた。
ぼくも小さい頃に、児童遊園にある小さな山を何度ものぼるのがたのしかった。以前、土曜日に学校があったときには、地域のどんぐり山までよく行った。大みもじの根っこくぐりや崖のぼり、崖くだりを子どもたちとやった。スリル満点で、とてもたのしかった。
コンクリート製土管『穴』は、小学校低学年校舎と高学年校舎の間にある渡り廊下階段下の穴からヒントをもらう。子どもたちがよく入っている。のんびり気持ちよさそうにくつろいでいたり、友だちと内緒話などをしている。そうした空間やコーナーを幼稚園でもほしいと考えてきた。
そのような秘密基地スペースや隠れることのできるコーナーは、大人から見えない世界で、子どもの共同体としての意識を育むこともできるのではないかと思う。
子どもたちと新しぜんひろば
野中保育園、ゆうゆうの森幼保園などの多数の園や子どもの施設を建築してきた環境建築家の千田満氏は、「人間の神経系の80%は8歳頃までに完成」という。氏は、「こどもの育成に必要な6つの空間」を提起し、こどものあそび環境を創造してきた。本を読んで「園庭に隠れ家や築山をつくりたい」というおもいが膨らんだ。
「子どものあそびに斜面はとても大事」、「上り下りすることでバランス感覚、瞬発力が身につき、不安定な場所で転んだときに無意識に手をだした、大きなけがを防ぐことができる」、「バランス感覚や、倒れたときに無意識に手をつく行動は神経系の開発による」、「特に幼児の段階が重要だ。スキャモンの発育曲線 にみられるように、神経系の開発は生まれてから8歳頃までに90%が完成され、12歳までにほぼ100%になる」など、園の環境づくりや子どもの育ちを考えさせられる。(『人が集まる建築 環境×デザイン×こどもの研究』千田満著)
音楽会の見学予約を開始しました
11月24日より、2年に一度開催の音楽会の見学予約を開始しました。
こちらの見学は、今年年中児にあたるお子さんとそのご家族のみとなっております。
またお申し込み人数は、1家庭年中児のお子様を含めて2名までになっておりますが、保護者のみでの見学も可能です。なので、ご予約いただける人数は以下の3パターンのみです。
◎年中児1名+保護者1名
◎保護者2名
◎保護者1名
×年中児1名+保護者2名でのお申し込みでは3名になってしまいますのでご遠慮願います。
※システム設定の都合上、3名でも申込が出来てしまいますが、参加条件は2名までですのでお間違えのないようお申し込みください。出来るだけ多くの方が見学いただけるよう、よろしくお願いします。
尚、満席になりましたら、キャンセルが出た場合のみ予約することが出来ます。万が一キャンセルされる場合はホームページより予約画面にお進みいただき、キャンセル処理をお願いします。
本校の音楽会へのお越しをお待ちしております。