運動会にお越しの方へ

9:00~14:30運動会をご覧いただくことができます。

正門から入りますと受付がございますので受付後入場してください。

大変申し訳ございませんが、運動会実施中ですので特別なご案内や対応を行うことができません。

入場後は運動会を自由にご覧いただき、各ご家庭のご都合に応じてお帰りいただいて構いません。

 

※以下、注意事項になります。お越しの際はご確認いただけますと幸いです。

●公開場所はグラウンドですので、校舎の中に入ることはできません。

●外部の方の写真・動画の撮影、録音は固くご遠慮いただいております。(本校保護者も撮影者の制限がございます。)

●暑さ対策など、各ご家庭でご対応願います。

●ごみはお持ち帰りをお願いしております。

●運動会の実施有無は早朝ホームページに掲載する予定です。

よろしくお願いします。

もうすぐ運動会 [Ⅱ-205]

 昨日は、運動会予行を行いました。4年生、5年生、6年生の各係の子たちがはりきって取り組みました。他の学年の表現を見て、声援をおくる姿もありました。自分たちの運動会を自分たちで創ることを大切に取り組んでいます。

 日曜日が本番です。桐朋小学校の運動会は、体育学習の発表、二色対抗競技などを行います。体育学習の発表では、1年生は「荒馬」を踊ります。青森県今別町の踊りで、ねぶた祭りの踊りがもとになっています。「ラッセラー、ラッセラー!」と、威勢のいいかけ声や太鼓のリズムに、かわいい馬が駆け回ります。(下の右写真は、幼稚園の子たちが見学しています)

 2年生は「花笠踊り」を踊ります。山形県の踊りで、花笠音頭に合わせて踊ります。自分たちで飾りつけした花笠を使って、元気な歌とかけ声に合わせて踊ります。

 3年生は「桐朋みかぐら」を踊ります。岩手県大森村に伝わる神楽舞をもとにしています。秋の豊作や幸せを願う気持ちが込められています。子どもたちはリズムにのって表現します。

 4年生は「リズム縄跳び」をします。新しい取り組みです。からだの動き、リズム感など大切に、一人ひとりが習得した縄跳びの技や集団演技をします。仲間とともに楽しく表現します。

 5年生は「エイサー」を踊ります。沖縄本島や近隣の島々の盆踊りです。祖先の霊を供養し、無病息災を願い、家庭の繁栄を祈念します。沖縄市園田青年会の踊りを取り入れ、力づよく表現します。

 6年生は「中野七頭舞」を踊ります。岩手県岩泉町で約180年前から踊られています。七つの道具を持ち、農地を開拓していきます。大変難しい踊りに取り組みます。

 私たちが取り組む踊りは、歴史的に地域の祭りなどの場で踊られ、世代を超えて人と人を繋ぐ大切な共有財産です。生きる喜び、祈りや願いという感情を共有した、かけがえのない文化です。腰を安定させ、地に足をつけ、大地に根ざして労働し生活してきた人たちの身体の動きや所作とつながります。踊りを通して、身体の感覚が蘇られたり、身体の耕しをしていきたいと取り組んでいます。

 二色対抗競技では、クラスや縦割り学年が協力し、力いっぱい競技します。

 私たちは、運動会の取り組みを通して、子どもたちの主体性を育てることを大事に考えてすすめています。エール交換では、応援係の子どもたちが考えたものをチーム全員で行います。大玉リレーの整列、誘導、競技のリード、用具準備、ライン引き、他にも子どもたちが行います。

 自分たちの運動会を自分たちで創っています。

結団式

 運動会に向けての結団式が行われました。赤組と白組に分かれて、オリジナルの応援歌をみんなで歌ったり、大玉リレーの作戦について係の人から教わります。5、6年生の気合いの入った声かけに、みんなが一体となって盛り上がる様子が印象的でした。

 また、どの学年も民舞や身体表現、対抗競技などの練習も日々励んでいます。本番は、10月6日の日曜日です。今年はどんな運動会になるのか、今から楽しみです。

10月1日~3日が入学考査の出願期間です

今年度からインターネット出願になっております。

10月1日(火)0:00~10月3日(木)23:59までが、入学考査の出願期間になります。

この期間内にお振込みまで完了してください。振り込みが完了することで正式な出願受付となります。

※本HP内、9月11日の「お知らせ」で、受考料の振込期間が10月11日(正午)~となっていました。申し訳ございませんでした。修正いたしました。10月1日0:00~可能です。

尚、考査の時間や順番は、申込順にならないようにしておりますので、どうぞ慌てずに出願していただきますようよろしくお願いいたします。

入学案内Q&A(←青字をクリック)のページもご覧ください。

※クリックできない状態を修正しました。

桐朋幼稚園 ゆり組(5歳児)合宿 [Ⅱ-204]

 先日、桐朋幼稚園でゆり組合宿を行いました。みんなで楽しみ、力を合わせて合宿を成功させました。

左 園庭で玉ねぎ染 右 中高グランドで「だるまさんがころんだ」

 ●事前のお買い物

 お店に入ると、自分たちが買ってくるものを探すために、1階を筋ごとに何度も行き来しました。野菜の子どもたちは発見できますが、お米やカレールー、洗剤などを購入するには、売り場が2階なので発見できません。「ここ2階もあるみたい」と声をかけると、今度は階段探し。ちょっとした探検をしている様でした。普段、お家の方と買い物に行っていますが、自分たちで商品を選んだり、お金を支払ったりという経験は嬉しいことです。グループの友だちと一緒にということも大きな経験でした。

左 おにぎりづくり 右 小学校グランドで「はないちもんめ」

 ●当日の様子から

 午前中は遊んだり、モルモットのお世話をする中で、グループごとに順番にカレーの野菜切りを行いました。初めて包丁を持った子もいましたが、無事に切り終えることができました。お昼はテラスでお弁当を食べました。園庭でカレーの野菜を煮炊きしましたので、美味しい香りをかぎながらのお弁当でした。

 昼食後、おやつの『白玉作り』『玉ねぎ染め(子どもたちは「てるてる坊主」と呼ぶ)』を楽しみながら、好きな遊びを満喫しました。おやつの白玉は、甘くてやわらかくて「最高においしい!」と絶賛でした。その後、プールをたっぷり楽しみました。夕食は、みんなでつくった美味しいカレーでした。その後、夜の園庭の虫の音を楽しみました。昼間と違う虫の声がテラスの近くで鳴いているのを楽しげに聞きました。その後もたのしみは続きました。

左 布団運び 右 テラスで歯ブラシ

 ゆり組でいよいよ寝ます。布団に横になると、思い出すのは大好きなお家の方のことでした。数人すすり泣く子もいましたが、添い寝したり、背中をさすったり、抱っこされたりしながら全員眠りにつきました。

 6時30分起床。友だちと力を合わせて布団の片付け、着替え、洗面後にしぜんひろばに散歩に行ったり、中高グランドで「だるまさんがころんだ」をして遊びました。小学校グランドで初めてやった「はないちもんめ」も楽しい時間でした。朝食は、自分でつくるおにぎり。おいしくいただきました。

 遊んだ後、使った部屋を片付け、清掃しました。帰りには、6月につくった「黒糖梅ジュース」で乾杯して2日間の合宿を修了しました。(「ゆりぐみつうしん」9月25日号より)

左 清掃 右 中高グランドで「だるまさんがころんだ」

家の周りの地図発表

3年生の社会では、フィールドワークを中心に、小学校の周辺の地形や建物、様子などを自分の足で調べてきました。地図を見ながら歩くことで、地図のすごさや便利さに気が付いたり、地図上からはわからない地形の高低差を感じたり、新たな発見があったりする面白さがあります。

夏休みには地図学習のまとめとして、家の周りの地図を書くことに取り組みました。お家の人に助けてもらいながら、自分が1学期に学んだことを思い出しながら作りました。子どもたちの中には1週間以上時間を使い、何回も歩いて確かめた人が複数いました。

2学期の今、その宿題で取り組んできた地図の発表をしました。自分の作った地図のおすすめスポットやこだわりのポイントなど絞って説明できるように各自が発表の準備をすることも学びの一つとしました。

まずは、学習班ごとで発表。聞いてもらうこと、アドバイスやいい所の共有をしました。

 

次に、お客さん役とお店屋さん役に分かれて発表をしました。お祭りの屋台のようなイメージです。お客さんが来たら、お店の人は自分の地図を懸命に発表します。聞く側のお客さんはその発表を聞いて、一言感想を伝えるやり方です。制限時間内でいくつもお店を訪れていいことにしているのでどんどんお客さんが変わります。お店屋さんは何度も発表をするので、目に見えて発表が上手になっていくところがまた、面白いです。

発表の後は、方々から通学している子どもたちの住まいを京王線や世田谷線や中央線の路線図やバスの各方面の経路イメージを床に提示し、そこに作った地図をおいてクラスの住まいマップを作りました。

 

地図を置いていくと、面白いことに、地図がつながる人や重なる人がいたり、意外とお家が近いことにびっくりしていたり、ここでも発見が色々でした。自分の住まいの場所がだいたいわかること、学校からの距離が少し遠い、〇〇さんの家からは、かなり遠い・・・など、置いた地図の位置によってイメージが出来ることはこの学習の面白い所の一つです。

全員が置いたら、少し高い所からマップを見下ろしました。上から見ることでより具体的にイメージすることができたようです。

実際に自分の目で見て、歩いて、動いて、たしかめながら作った地図が大活躍でしたね!!よく、がんばったね!

桐朋学園大学音楽学部学生さんの素敵な演奏を聴きました [Ⅱ-203]

 9月10日(火)、小学校の音楽室で、桐朋学園大学音楽学部学生さんによる演奏を聴く会がありました。

 前半は、4歳児クラス、5歳児クラスの子どもたちが『くるみ割人形(行進曲、金平糖の踊り、花のワルツ)』を聴き、後半は、3歳児クラスの子どもたちが『おんまはみんな』『山の音楽家』を聴きました。それから幼稚園で歌っている歌を演奏してくださいました。音楽に合わせてからだを動かす子、時どきびっくりした様子を見せる子、笑顔でじっくり聴き入る子など、子どもたちはとてもたのしんでいました。 

 小学校音楽室での演奏後に、幼稚園の部屋に移動して、楽器を弾いてくださいました。演奏に合わせて踊り出す子、自分も楽器をつくり演奏しようとする子もいました。

 すばらしい機会をつくってくださった学生さん、大学の先生方、たいへんありがとうございました。

 桐朋学園は、男子部門、女子部門、音楽部門の3つの部門があります。共通の基盤としているのが、一人ひとりの人格を尊重し、自主性を養い、個性を伸長する、ヒューマニズムに立つ「人間教育」です。子どもたちは充実した環境でじっくり育ち、人間としての無限の可能性を豊かに開花させています。

 部門同士の交流もすすめています。1学期に小学5年生が音楽学部に行き、演奏を聴かせていただきました。小学校に来ていただいて、3年生が『くるみ割人形』を聴かせていただきました。そして今回の交流。こうした交流、つながりを大切にしていきます。

今年度の出願について

今年度から、出願はインターネット出願になります。

ご自宅から出願をすることができます。来校の必要はありません。

出願の際は本校ホームページ内にある緑色のバナー「出願はこちら」をクリックし移動して下さい。

出願手続きの流れ・日程は以下のようになります。

①出願者の情報登録 9月3日(正午)~10月3日 23:59

②受考料の振り込み 10月1日0:00~10月3日 23:59

③写真票・志望動機書の送付 10月11日~10月18日

④受験日の集合時間などのメール受取10月下旬

下記の資料(青い字をクリック)もご参考ください。

<インターネット出願お手続きの流れ>

嵐のあと

 

台風15号の真夜中の暴風雨には大変おどろかされました。

不安な思いをした人も多かったと思います。

各地の被害のニュースに心が痛みます。

あらためて、自然の力の大きさを感じます。

小学校では午後から校舎の点検をしたり、落ち葉や枝の片付けを行いました。

大きな袋がいくつも満杯になりました。

校庭の真ん中のメタセコイアの木のてっぺんが折れてしまいました。

直径20センチ以上ある幹がばさっと落ちていたようです。

昨日までの見慣れたシルエットが変わってしまいました。

いつもの通学路にも変化があるかもしれませんので、

明日は気をつけて落ち着いて登校してください。

5年生は八ヶ岳に出発ですね。お天気が安定することを願います。

高校、大学の改革と小学校、中学校の国語教育について[Ⅱ-202]

 これまでに、「高大接続の教育改革」や「高大接続改革と2021年度以降の大学入試」など大きな話題としてあげられています。その内容を小学校でもよく学びたいと思います。特に、高校・大学接続と「国語」改革、2022年度より実施の高校新学習指導要領の内容についてです。斎藤孝明治大学教授が、「これから高校の国語教科書と、学習内容は大きく変わっていきます。ということは、高校に接続する、中学校や小学校の国語教育もいずれは変わっていかざるを得ません。」と、『文學界』2019年9月号で書かれていました。

 『世界』2019年9月号では、「日本文藝家協会(理事長・出久根達郎氏)は、今回の国語改革について『日本の将来にとって大変に重要な問題をはらんだ喫緊の課題』であるとの声明を発表しています。作家で日本ペンクラブ会長を務めたこともある阿刀田高さんも『高校国語から文学の灯が消える』」(阿刀田さんは『文藝春秋』2019年1月号にそのことを書かれています)と懸念を表明」されていたことが取り上げられていました。

 日本文藝家協会が、2019 年 1 月 24 日に出した「高校・大学接続『国語』改革についての声明」(公益社団法人 日本文藝家協会 理事長 出久根達郎さん)を読みました。以下に引用します。

 いま高等学校「国語科」が大きく変わろうとしています。ひとつには、2022 年度から施行される新「学習指導要領」による大幅な改訂が行われます。授業では必修科目が変更され、半分の時間を実用文や資料の扱いにあてることになります。選択科目としては、「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探求」という科目が新設されることになりますが、実質的にはここから2 科目選ぶのが精一杯で、多くの高校が実用的な「論理国語」と「古典探求」を採るのではないか、と目されています。

 これによって実学が重視され小説が軽視される、近代文学を扱う時間が減るなどの危惧を訴える声が、既に多くの作家や有識者からあがっています。近年、国語教育は実用的な力をつけるための内容に変えるべきだという意見が強まり、結果として大学入試問題や教科書から文芸作品が減っていることも事実です。

 それは、もうひとつの大改革、いわゆる「センター試験」が廃止され、代わって「大学入学共通テスト」が 2021 年から実施されることにつながっているからです。大学入試と直結する高校教育は、新たな入試に合わせた「国語」授業に変わらざるをえません。

 一例をあげると、既に 2017年にはこの新しい大学入学共通テストのモデル問題として、これまで全く例のなかったような、生徒会の規約や自治体の広報、駐車場の契約書が問題文として出題されています。あたかも実用文を読み、情報処理の正確さ、速さを競うための設問といった印象も受けます。この点に関しても、複数の識者たちから疑問の声が出されています。

 このように、とくに高校と大学と接続した教育現場でこの数年で起きることはおそらく戦後最大といってもいい大改革であり、日本の将来にとって大変に重要な問題をはらんだ喫緊の課題です。この危惧すべき流れをよりよい方向に修正するため、文芸家・実作者の団体である日本文藝家協会は、この問題に一丸となって取り組んで行くことを表明します。

 やるべきことは、文部科学省が提示するこの新たな国語教育について、作家や教師、教育機関、出版者など現場の担当者、そして各分野の有識者、専門家の知力を総結集することです。そのために、オープンに意見を交わすことのできる公開の場を設けていきます。もとより、たくさんの問題が複層する大きな課題です。単純な二項対立や表層的な水かけ論ではなく、日本語とは何か、文学とは何か、教育とは何かという根本的な問いかけを、未来を見据えて、真摯にすることだと考えます。ぜひ多くの方々に参加していただきたいと思います。 以上  

 先ほどの斎藤教授は、「高校に接続する、中学校や小学校の国語教育もいずれは変わっていかざるを得ません。」と書かれていましたが、小学校でも、今年度実施の全国学力・学習状況調査の内容を読むと、かわってきたとも捉えられます。出題された問題が、これまでは物語文、説明文でしたが、今年度は「公衆電話調べ」(公衆電話の設置年代別グラフ、利用理由調べ表、町の公衆電話設置場所地図)の3つの資料の読み取り、「食べ物の保存方法調べ」(調べたことをノートに書いた記録)、「畳職人へのインタビューの仕方」でした。

 高校・大学接続「国語」改革、2022年度より実施の高校新学習指導要領の内容を検討すること、小学校とのつながりで考えること、そこにはどのような教育を私たちは大切にするのか、文学を学ぶとは人間の発達にとってどのような意味があるかなど、大切な問題があると考えます。

 この間に読んだのは、『世界』2019年9月号 「対談 国語教育崩壊は回避できるか? 小森陽一(東大名誉教授)・紅野謙介(日大教授)」と、『文學界』2019年9月号 特集「文学なき国語教育」が危うい! 北村薫(作家)、紅野謙介(日大教授)、齋藤孝(明大教授)、俵万智(歌人)、千葉雅也(立命大准教)、前川喜平(元官僚)氏らが執筆されたものです。紅野さんは、新書も出版されていました。

 ※ 写真上 3歳クラスの子どもたちの粘土の様子、写真下 8月17日天声人語(朝日新聞朝刊)