投稿者: tohoblog
みんなの声の木 ~ 少数派の意見もちゃんと聴こうよ!~
桐朋小学校では毎年、「みんなの声の木」を作成しています。各クラスの会議から上がってくる願いを、自治活動(委員会)やそれらの代表が集まった委員長会議などを通して話し合っていきます。
オレンジの葉っぱに「こんな学校にしたい」みどりの葉っぱに「そのためにやりたいこと、つくりたいもの、ほしいもの(遊びの提案)」黄色の葉っぱに「遊びのきまりについて考えたこと、言いたいこと」を書くことになっています。
4年生では、それぞれの班ごとに意見を出し、話し合いがされました。
1班 : 幼稚園や中高生とのかかわりをもう少しふやしたい。そのために必要なのは、時間と予定。 異学年交流の場を設けたい。
2班 : びょうどうでケンカなし! そのために必要なのは、やさしい心。
3班 : 時計をふやす、なおす。 いろんな人と遊ぶ。 しぜんをふやす。
4班 : しぜんを大切にする。 そのために必要なのは、しぜん広場の生き物をころさないこと、いじめないこと。 もう少し自然がほしい。
5班 : ルールを守って、安全に遊べる学校。
6班 : 室内でも遊べる学校にしたい。そのために必要なモノは、室内で遊べるアスレチックやブランコなど。
7班 : 室内でも、沢山遊べる学校がいい。だから、プレイルームにトランポリンがほしいです。
8班 : みんなが平等に楽しめる学校。 必要なのは、みんなの努力。
9班 : 安全に過ごせる学校がいい。 だから、昇降機をふやしたほうがいい。
貴重な意見がたくさん出されました。でも意見を出し合うことより、みんなから出された意見をまとめるのがものすごく大変で、頭を使う作業です。「多数決?」という声があがりましたが、それに対して「少数派の意見もちゃんと聴いた方がいい」と言ってくれる人がいて、そのおかげで議論が深まりました。

以下も、子どもたちから出された意見です。
・昇降機が低学年校舎にあると、かえって危ないんじゃないかな。
・低学年だったら大人の人が抱えてあげればいいから、そんなに問題ないと思う。
・むしろ昇降機をつける時、その間は階段を使うことができないから大変では?
・自然はもう十分あるから、これ以上増やす必要はないんじゃないかな。
・ルールを守って安全に、っていうけど、遊ぶ前にみんな走ってしまう。だから、放送委員会が放送で流せばいいと思う。そうすれば、走る人が減るかも。
・時計を直すのは毎年代表委員の仕事になっているから、代表委員に頼むのは?

こうやって整理していき、結局、3つの内容を出すことにしました。以下3つの意見に関しては全く別の角度からの意見なので、まとめることができませんでした。どの意見もとても大切で、実現したらもっともっと、いい学校になりそうです。
1.幼稚園や中高生とのかかわりをもう少しふやしたい。そういう場をつくってほしい。
2.室内でもたくさん遊べる学校にしたい。だから、室内遊具などがほしい。
3.みんなが平等に楽しめる学校にしたい。そのためには、やさしい心が必要。
どんどん話し合いが上手になっています。「ケンカなし!」の意見に対して、喧嘩することは別に悪いことではない。喧嘩するほど仲が良いって言うし…。ちゃんと仲直りできればいいでしょ!といろんな意見を出してくれました。たのもしい4年生です。
さて、すべてのクラスから葉っぱが集まってきました。今年のみんなの声の木も、とっても豊かに育っています。


お世話になった先生方から [Ⅱ‐466]
6月、ご退職された教職員の方の集いに参加しました。お会いし、お話して、たくさん励まされました。ありがとうございました。
先輩方より、「他校と違う、独自性を。その良さをさらに追求して!」「しぜんひろばに行ったら、カワセミがいたよ。これからも自然を大切に!」など言っていただき、嬉しい時間でした。現在を大切に、未来を築いていこうと思います。
2階に張り付いていたクワガタを見つけて、落として捕まえたんだ!
これまでをともに過ごし、励ましてくださった先生方のメッセージに勇気づけられます。背筋が伸び、このような生き方をしたいと思います。
『あかるい日本つくろうよ♪』〈初等部のうたより〉
年が明けて間もなく、ある記事が目に留まりその映画を見に行きました。『女性の休日』です。1975年10月24日にアイスランドで全女性の90%が参加して行われた女性のストライキをアメリカ人映画監督がドキュメンタリー映画にしたものです。
16年間ジェンダーギャップ指数世界1位(WEFによる)のアイスランドにも、その始まりの日があったわけで、黙っていて自然に1位であり続けているのではなかったのです。2025年は50周年ということで、日本でも3月8日の国際女性デーにかけて様々な団体が全国各地でイベントやアクションを展開しました。
毎年ジェンダーギャップ指数が下位の日本は、女性首相、女性都知事を擁してはいますが、賃金格差、雇用状況、(家父長制における)家事・育児・介護、ハラスメント等々、女性が安心して生きていくには程遠い社会になっています。
学生時代に「女性論」をかじった者としてはこの現実を前に1人の人として、女性として、教員として、母親としてするべきこと、できることは何か、と問い続けています。
私達の学園でも、この間、女性初の役職者が選出されました。初等部でも様々な多様性の教育に取り組んできています。学園で生活する園児・児童・生徒・学生の皆さんに、授業や生活のあらゆる場面ですべての性の大人がお互いの生き方を大事にしながらフェアに関わり、共に働く姿を感じ取ってもらえたら、次代があと一歩豊かになれると思うのです。
この度、次の道を目指すことに致しました。これも男女雇用機会均等法世代の1つの生き方へのチャレンジと自負しています。
立場や生活の場は変わっていきますが、引き続きご縁のあった皆さまと共に「みんなの幸い」について考え続けていきたいと思います。
PTA代表委員の皆さん、ありがとうございます
内外の政治情勢から経済や社会、教育や文化のあらゆる部面が大きく揺らいでいる現代。決して大げさでなく、本格的な戦争の時代の前ぶれのような、世界が未曽有の危機下にあることは誰もが感じているところです。
国家の論理に回収されない「市民」という自覚的目線がことのほか大切な時代だと考えます。
学園の歴史をひも解けばわかるように、桐朋女子は前身の山水高女時代も含めて、「戦争と平和」の昭和という時代が作った学校です。2024年1月、多摩の全26市が、平和文化振興に向けた共同宣言(平和宣言)を発表しました(平和首長会議議長(広島市長)の呼びかけに賛同した「多摩26市平和ネットワーク」=国内初の自治体間平和ネットワーク名による)。中でも桐朋学園のある調布市は、いち早く「非核平和都市宣言」を制定した自治体です(1983年)。中略
このような時代だからこそ、私学である桐朋学園には調布市や多摩26市平和ネットワークと同様の理念を再確認し、協働し、国家に徒に回収されない「市民」という目線を明確に堅持しながら、健全で良識ある教育活動につとめていただきたい、と願っております。中略
この国の社会や教育や文化がどうなってゆくのか、過去をふり返り想像力を働かせることが今、何よりも大事です。「歴史は繰り返さないが同じ韻をふむ」(M.トウェイン)。
今から81年前、縁故疎開先の広島で、若いいのちを原爆により断ち切られた15歳の山水高女生のことを、先の「桐朋教育」57号で紹介*しました。先日、2026年度新執行長に選任された●●さんが、仙川キャンパスの被爆桜の由来(広島市爆心地から2キロ圏内の安田女子高校より寄贈のソメイヨシノ2世)について、生徒会誌「思奏」に書いて紹介してくれました。(Ⅱ‐458参照)
女子部門・男子部門・音楽部門を問わず、私学である桐朋学園がもっとも大切に守らなければならない不変の校是は、こうした歴史の積み重ねに由来するものです。皆さまと思いを共有できますように。
*広島で亡くなった山水高女生徒のこと 戦況が厳しくなり、動員のために勉強もままならぬ中、故郷や親族のもとに転向する生徒が連日のごとく増えてきた。鈴木信子さん(一年菊・二年藤・三年楓組)もそのようなお一人で、四月に故郷の宮島に戻り、広島市内の学校に転校されてすぐ、原爆によって若い生命を失ったという悲しい記録が残る。長く寮にいて先生方に可愛がられ、相良校長〈山水高等女学校の初代校長、相良達夫氏〉時代の「針供養」という学校行事を楽しんだ記録がある。温和な性格を伺わせる「祖母のこと」と題した作文が「山みづ」に遺されている。『桐朋教育』№57 特集「学園史資料との対話」41ページより

ワールド人口密度カップ開催!
日本vsスウェーデンをやっているちょうどその頃、6年算数ではワールドカップならぬ「ワールド人口密度カップ」を行いました。
人口密度(人/㎢)は、人口(人)÷面積(㎢)で求められることを確認し、まずは、練習がてらシンガポールとモンゴルで練習試合をしてみました。
・シンガポールの式 611万人÷ 0.07万㎢=約8728人/㎢
・モンゴルの式 355万人÷156.4万㎢=約2人/㎢
想像してみると、モンゴルの人口密度の低さやシンガポールの高さに驚きます。(あくまで1あたり量なので、全部の場所でそうであるわけではありませんが…)

さて、ここからが本番です。3人一組で、A~Lからの1グループ決めます。その4か国の人口密度を協力して求めます。Fグループを選んだ三人組は、日本・スウェーデン・チュニジア・オランダです。トーナメント形式で、お互い1つの国を選び、「せーの」で出します。
例えば、FグループvsAグループの場合
日本…12310万人÷37.8万㎢=約325人/㎢ vs メキシコ…13200万人÷196.4万㎢=約67人/㎢
この場合は、人口密度を比べ、人口密度が高い方、日本の勝ちです。計算ミスをした場合、本当の人口密度÷2になってしまうので、計算力も重要ですし、どの順番で出すか戦略も大切です。何よりも4年に1度のワールドカップの雰囲気を楽しみながら、人口密度の理解もできる時間となりました。

想像を広げて読む
1年生の国語では、物語文『けむりのきしゃ』の学習に取り組みました。このお話は、空から落ちてきた流れ星を煙突掃除のおじいさんが煙突の煙に乗せて空へ返してあげる、心温まる物語です。

学習の始めには、「どうして流れ星は空から落ちてきたのだろう」という問いについて考えました。子どもたちからは、「星と星がけんかをして落ちてきた」「まだ小さい星だから落ちてしまった」「夢をかなえるために人間の世界へ来た」「空で星同士がぶつかってしまった」「地上から空へ戻ろうとして落ちた」など、さまざまな考えが出されました。

また、おじいさんに拾ってもらったお星さまがどんな言葉をかけるのかも想像しました。「ありがとうございました。また会えたらお返しをします。」「空へ戻してください。」「次に流れ星が落ちてきたら、願い事を言ってね。願いをかなえます。」「おじいさんも星の世界へ来てみませんか。」など、同じ場面を読んでいても、一人ひとりが思い描くお星さまの姿はさまざまでした。
学習の終盤には、お話の続きを想像して絵で表現しました。空へ帰ったお星さまが虹に乗って戻ってきたり、家族を連れておじいさんにお礼を言いに来たり、雷様と一緒にやって来たりと、子どもたちならではの豊かな発想がたくさん見られました。描いた絵をもとに友達同士で交流すると、「空に帰ったお星さまが虹に乗って戻ってくるところが面白かった」「お星さまが家族を連れてお礼を言いに来るのがすごかった」などの感想も聞かれました。どの子も友達の話をよく聞いていて、印象に残った場面を上手に紹介する姿が見られました。

授業の最後には、作者である矢崎節夫さんが文章化した『けむりのきしゃ』の読み聞かせも行いました。子どもたちが考えてきた「なぜ流れ星は落ちてきたのだろう」という問いに対して、作者なりの答えも描かれていました。しかし、それは唯一の正解というわけではありません。物語を読む楽しさの一つは、自分なりに想像を広げることにあります。

『けむりのきしゃ』の学習を通して、子どもたちは登場人物の気持ちや物語の続きを自由に想像し、自分の考えを友達と伝え合ってきました。一人ひとりの数だけ生まれた物語や考えを大切にしながら、これからも学びを深めていきたいと思います。

春の草花 ヨモギ団子づくり
春の草花の学習のまとめとして、ヨモギ団子つくりを行いました。
校庭で摘んだヨモギをペーストにしたものを入れて作ったヨモギ団子。
お家の人たち もお手伝いに来てくださり、わいわい楽しく作りました。

ヨモギをすり鉢ですり、白玉粉と混ぜ合わせる。
そのあと、こねこねして好きな形に して、沸騰したお湯にいれると、あら!不思議。
すうーと浮かんできた。すくって冷 水にさらすと、もちもちつるつるのヨモギ団子のできあがり。


きな粉やあんこをつけ ておいしくいただきました。ほろ苦い春の味が口いっぱいにひろがり、みんなの笑顔 もひろがりました。
【子どもたちの感想】
・わたし、よもぎだんごづくり、たのしかったよ。はじめてヨモギだんごづくり
をしたし、食べたよ。食べるとき、ドキドキしたよ。きなこと食べたらおいし
かったよ。あと、ママたちと食べれたのが うれしかったよ。
・ヨモギだんごづくり たのしかったよ。ヨモギだんごの もちもちなのと つるつるなのが びっくりしたよ。ヨモギだんごづくり だいすき。
・ヨモギだんごつくったのを食べておいしかったです。つくりと中すごいなーと
おもったところがあります。それは、おだんごをおゆにいれて、できあがった
たら ういてくるのがすごいなーとおもった。あと、たのしかったところは、
かたちをつくったところ。わたしは、うさぎのかたちをつくりました。ママた
ちが きれくれたからうれしかったです。
同窓生「高原寮 初等部の集い」のお誘い
同窓生のみなさん、お元気ですか。
来る8月1日(土)に「八ヶ岳高原寮 初等部の集い」を計画しました。
桐朋っ子の第2のふるさと、赤い屋根がシンボルの桐朋学園八ヶ岳高原寮。

キャンプファイヤーで懐かしい歌を楽しんだり、飯盒炊事場で火起こしをしたり、子ども時代の思い出と共に夏のひと時をすごしませんか。
詳細は、同窓会ホームページをご確認ください。
(締め切り目安は7月5日ですので、お早めに!)
コロナ禍で寮の一般利用が中止となっていた期間がありましたので、少し高原寮から足が遠のいてしまった方もいらっしゃるかと思います。
この期に、桐朋っ子のみなさんお誘いあわせの上、遊びにいらしてください。
*お問い合わせは、同窓会ホームページ記載の連絡先にお願いします。
(小学校へのお電話はお控えください)

〈断熱〉〈木のぬくもり〉改修、東京大空襲証言 [Ⅱ‐465]
20日(土)、午前土曜参観、午後校舎見学会にたくさんの方が参加をしてくださり、ありがとうございました。
1、20日の土曜参観、高学年校舎入口で、断熱改修、木のぬくもり、心地よい環境づくりをお知らせするコーナーをつくりました。
高学年玄関より出入りされた方は、このコーナー横を通られたのですが、低学年玄関を使用された方は、通ることができなかったかもしれません。内窓を置いておきますので、どうぞご覧ください。

◆国産素材の内窓
図書室の一番手前側に設置する内窓(上写真、枠付き)です。前日、借設置をして、サイズを確認しました(下写真)。木の香りがします。
内窓を見た人が、「えー、こんなになるんだ」と弾んだ声で言い、「こんな窓で外を見たらきれいだろうな」と想像を膨らませていました。

◆図書室の壁
環境に配慮した自然素材を用いた卵漆喰(アレルギーテスト済)で仕上げます。どの色を使うか、みんなで検討中です。
◆「31冊借りたよー」「38冊借りたよ」など、嬉しそうな声と様子

「図書委員会の人からもお知らせがあったように、図書室は、夏休みに、断熱のため床や壁、天井を新しくする工事をします。そのためには、本と本棚を一度すべて外に出して、工事が終わったら戻さなくてはなりません。(中略)
みなさんにお願いです。来週から貸出冊数に上限を設けませんので、7月から9月までの間に読みたい本や、預かってもいいよという本を、できるだけたくさん借りてもらえませんか。少しでも本棚の本を減らして、作業をスムーズにしたいのです。保護者の方もご協力どうぞよろしくお願いいたします」
と、図書室よりお伝えしたところ、たくさんの人が借りてくれています。「私、31冊借りたよー」と本がいっぱい入ったバック見せてくれた人など、みなさんの行動、協力を嬉しく思いました。ありがとうございます。また、図書委員の人たちの取り組みで、年数を重ねた本を大切に読み、これからも残したいと願っていることを知り、嬉しく思いました。
みんなで協力して、改修の準備をすすめています。

◆教えてください
木は好きですか? 木材は教室を過ごしやすくすると思いますか? 教室(図書室)の暑さ・寒さはどうですか? 教室の明るさはどうですか? 教室(図書室)の音はどうですか? 教室のにおいはどうですか? 教室(図書室)で学習(読書)に集中できますか? 教室(図書室)は居心地がよいですか?
みなさんに聞いてみたいです。教室(図書室)をよりよくするために、教えてください。
◆一人ひとりの、幸せな子ども時代を願って
2025年、創立70周年を機に、これまでの保育、教育を見つめ、今後目指すものを話し合い、新園案内・学校案内にまとめました。気候変動が進み、酷暑が長く、心地よく過ごせる時期が短くなっています。私たちは、これからの『地球』のこと、『未来』のことを考えていかねばなりません。地球環境を守る願いをもち、人権を尊重し、お互いのちがいを認め合いながら、共に生きていくこと、一人ひとりが民主的な対話を通じて平和を希求するなど、大きな願いを描きました。
そうした願いの実現の一歩として、2026年、<『未来の初等部を自分たちでつくる』~気候変動から子どもたちを守る/木の温もりを五感で感じながら安らぐ/自然エネルギーを活かし学び続ける>を目的に、断熱改修、省エネルギー化、多摩産材による木の温もり、木質美化をすすめます。断熱ワークショップや子どもたちと協同して作業をすすめる計画を立て、自分たちの校舎を自分たちの手でつくる取り組みもします。既存の園舎、校舎を大切にした、子どもたちの心地よさを考えて改修をすすめていきます。
それから、私たちの取り組みを発信し、広げることによって、日本の無(省)断熱の園舎や校舎で「夏は暑くて冬は寒い」課題を改善し、子どもたちが少しでも快適に過ごせるよう、社会に働きかけをします。

2、『またあしたあそぼうね』(山下ますみ文、ささきみお絵、新日本出版社)
20日土曜参観で、6年生と6年生の保護者の皆さんは、竹内静代さん、元木キサ子さん、二瓶治代さんより、東京大空襲の経験を聞いて、感想や意見を交流しました。
竹内さん、元木さん、二瓶さん、ありがとうございました。
桐朋小学校では、今回のように体験者や関係者の話を聞いて学ぶことを大切にしています。東京大空襲の経験を聞くことは、「戦争記憶の継承」であり、「平和模索の重要な手立て」になると考えます。
私たちは、過去の経験(歴史)をどのように活かすのか課題を持ちます。過去と同じ轍を踏まずに、現在と未来を構築すること、未来をつくるために学びます。保護者の方とも、一緒に!
二瓶さんより桐朋小学校へ、絵本『またあしたあそぼうね』をいただきました。この本は、二瓶さんのお話をもとにしています。今回、この本の内容を紹介し、戦争と平和について考えるきっかけにしたいと考えました。
主人公のはるよちゃんは、八歳です。表紙裏には、「はるよちゃんのたからもの」として、どうぶつビスケット、こおりざとう、きれいなラベルたくさん、などが描かれていました。表紙の絵(上の写真)や「はるよちゃんのたからもの」から、日常における幸せを感じます。
物語は戦争中、「その日もまさおちゃんたちと、せんそうごっこ」に夢中からはじまります。はるよちゃんは、看護婦さん役です。「大きくなったら兵隊さんと戦争に行って、お国の役に立つのが夢」と語っています。
遊びの途中で、たけしちゃんに「おまえ、そんなきらきらしたふくなんてきて、ひこくみんだぞ」と、木の棒の鉄砲を向けられます。非国民とは「せんそうにきょうりょくしないわるい日本人」で、当時「ぜいたくはてきだ」とされていました。まさおちゃんが「はるよちゃんは、ひこくみんじゃないぞ」と言ってくれて、はるよちゃんは元気を出します。服は、お母さんが若い頃の着物をほどいて作ってもらったものでした。
たっぷりみんなと遊んで、「はるよ、ごはんだよ」と、お母さんが迎えにきました。「また、あしたあそぼうね」「あしたよ」と、みんなに手を振り、友だちと別れました。夕日が家の屋根を赤く染めていました。
その夜に大空襲があります。はるよちゃん家族は防空壕に入りましたが、被害が大きくなって防空壕の外に出て逃げます。町の様子はまったくかわり、空から、細長い筒の爆弾が「ヒュルヒュル」と音を立てて赤い棒のように降ってきます。道路は、逃げていく人たちで埋めつくされています。焼夷弾という油の入った爆弾が空から降ってきます。
20日の様子から。次の写真も
まわりには、背中の赤ちゃんに火がついていることも気づかない女の人。荷車にたくさんの荷物を積んだ馬の荷物が燃え、火はしっぽを伝って馬の体に燃え移り、馬方さんにも。馬方さんは両手で手綱を握り、馬をじっと見つけたまま、一緒に焼かれます。
はるよちゃんの防空頭巾にも火がつき、お父さんの叫び声で防災頭巾に触れると、頭巾は風に飛ばされました。その後、はるよちゃんは気を失います。
夜が明けて火が収まった頃、引きずり出されると、黒い塊の山。それは人で、たくさんの人が折り重なっていました。「うごけなくなったはるよちゃんのまわりに、たくさんの人たちがあつまってきたそうです。/その人たちに火はおそいかかり、おかげではるよちゃんは火からまもられました」。
はるよちゃんは、「それからしばらくたっても、友だちにはだれにも会えませんでした」「いまでも夕やけを見るたびに、「またあしたあそぼうね」と友だちといいかわした声が聞こえてくるような気がするのです」と結ばれていました。
二瓶さんは証言の最後に、「ごくあたりまえな毎日が続くことが平和ですね。みなさまが平和の中で大きくなられることを願っています」と話し、本にもそのことばを書いてくださいました。
「またあしたあそぼうね」には、「ごくあたりまえな毎日」の大切さが込められています。

6月23日、沖縄慰霊の日。豊見城市立中学2年の亀谷琉奈さんが、詩「生きたいと願った証」を朗読。琉奈さんが5歳の頃、曽祖母から戦争の話を聞く。右太ももに「戦争で生き抜いた証し」の傷痕が残っていた。
琉奈さんの詩が心に響いた。「平和は当たり前じゃない/たくさんの人の涙と苦しみと/「生きたい」という願いの上にある/だから私は忘れない/沖縄戦で苦しんだ人たちを/愛する人を守ろうとした想いを/泣きながら生き抜いた人たちを/そして/曾祖母の右足の傷を/「生きたい」と願った証の傷を/平和な未来へと繋いでいくために」(詩の最後を引用)。
チャンスの神様は前髪しかない
では、どうすればチャンスをつかめるのでしょうか。それは、いつチャンスが来てもいいように、日頃から心の準備をしておくことです。やってみたいことや頑張りたいことに向かって取り組んでいる人は、チャンスが来たときに「やってみよう」と一歩を踏み出すことができます。

こんな話を子どもたちに伝えると、自治活動での役割決めで、ある子がこんな振り返りを書いていました。
【昨日、初めての自治活動がありました。最初に委員長・副委員長決めがあり、私は「どうしよう? 副委員長になろうかな?」と悩んでいました。1時間位前に先生がチャンスの神様の話をしていて、「迷ったらすぐチャレンジしないとチャンスはつかめない」と言っていたので、副委員長に立候補しました。理由をみんなに話しました。10人位しかいないのにすごく緊張しました。そしてなんと副委員長になれました。すごく嬉しかったです。「もし立候補していなかったら?」と考えると後で後悔していそうと思いました。】
迷いながらも勇気を出して一歩を踏み出したこと、その一歩がうれしい結果につながったことがよく伝わってきます。

また、転入して間もない中で代表の言葉に挑戦した子や、委員会で役割に立候補した子もいました。結果だけでなく、「やってみよう」と自分から手を挙げたことそのものに大きな価値があります。
子どもたちの姿を見ていると、チャンスをつかむ人には共通点があります。「誰かがやってくれるかな」と待つのではなく、「まずはやってみよう」と自分から動いてみることです。これからも、そんな挑戦する気持ちを大切にしてほしいと思います。
本日の施設見学会は予定通り実施します。
本日の施設見学会へご参加の皆様へ
あいにくの雨天となりましたが、施設見学会は予定通り実施します。
受付表・内履きと靴袋(外ばきを持ち歩く用)をお忘れなきようお持ちください。
改修工事中のため、ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。
地図アプリで「桐朋小学校」で検索しますと、西門に案内がいく可能性がございます。
「桐朋学園女子部門」と検索いただけますと、正門に案内がいきますので、よろしくお願いいたします。
お気をつけてお越しください。
お待ちしています。
桐朋小学校
かわいすぎて とろけそうだった。
4歳児(ばら組)とのコラボ企画【 土からにこにこプロジェクト 】の様子を紹介します。
事の発端は、つい 20 日ほど前のこと…。畑を耕し、畝を作ったのですが、放課後に様子を見に行くと、たくさんの足跡が…。

昨年3学期には幼稚園児に大根を抜かれてしまい、子どもたちは困惑していました。
幼稚園児は意図的にやっているのではなく、遊びに没頭した結果
畑に足を踏み入れてしまい、作物や土を傷つけてしまったようです。
また、ごっこ遊びで、つい大根を抜いてしまった、など、可愛らしいエピソード盛り沢山です!
意図的にやっている高学年に対してはきつく当たっても仕方ないと思いますが、幼稚園児の行動に関しては、今後も温かく見守っていきたいです。
ということで、せっかくなら「幼稚園児と一緒に栽培活動をやろう!」と子どもたちに声をかけました。すると想像以上に喜びの声が上がり、やる気満々でした。

ここからは、子どもたちの振り返りをシェアします。
【 タイトル:天才の子 】
・今日は、ようちえん生の子と、畑でトマトを植えた(Nちゃんも一しょに)。
でもその子が、T君って子で、最初は、ぜんぜん話してくれなくて、でも最後
は、めっちゃしゃべってくれて、うれしかったし、友だちにおもちゃをかしたり、
落ちていたスコップも、一人でかたづけていて、Nちゃんと「Tくんえらい
ね」ってずっと言っていた。あと、木とか植えて、めっちゃかわいすぎて、とろけ
そうだった。また、きかくしてください。(A)

・えーと、今日は、ようちえんじと遊んで、名前がTくんって言うんだけど、
くそかわいすぎて、畑でトマト関係なく、かわいすぎて、しかも、Aと一緒
にやったから、楽しすぎてめつだった。それに、最初は人見知りだったのに、後の
ほうから話してくれて、それに木みたいなのをうめて、すごく天才だった。しかも
スコップをかたづけたり、お友だちにおもちゃかしていて、天才だし、やさしいし
かわいいし、楽しすぎてめつだったーーーーーーーーーー。(N)

・今日ようちえんの子がいっしょに畑でキュウリを植えてくれた。その子の名前は
Yちゃんで、けっこうむしされたけど、かわいくておまじないをしてくれて、
うれしかった。きれいにキュウリ育てられたらいいなー。(I)
・今日ようちえんじと一緒になえを植えた。楽しかった。何が楽しかったかという
と、畑があらされないで、水もあげてくれるようになって、でも大へんだったのが
ようちえんじにダメなことを教えても、30 回くらいくりかえして、まじで大へん
だった。でも、教えられて楽しかったです。またやりたい。(Y)
・今日、畑のときパートナーがかわいくて、その子が自分とすごくにていたから、
びっくりしたし、植えるのも上手で、水をあげるのもうまいし、頭も良かった。(K)
・今日は、畑でようち園児と一緒にナスを植えた。教える時、自己紹介のときに、
名前を聞いたらかわいい声で「ぼく、Aくん」って言ってくれたから、友だち
になれた。説明もりかいしてくれたから、うれしかった。(S)
・ぼくは、ようちえんの子とピーマンを育てた。パートナーは、Gくんだ。
Gくんは、やんちゃで足が速い子だ。ピーマンは好きじゃないけど肉づめとか
食べてみたいらしい。ぼくてきには、生のピーマンをみそでつけて食べるのが好き
だけど、肉づめもおいしい。できるのが楽しみだ。(K)
【 タイトル:AYTとピーマン 】
・ぼくは、今回の畑で、ようち園の子と一緒にピーマンを植えて水をあげました。
Yの弟のAYTがきょうみしんしんで見ていました。その後、AYTと一緒に
遊びました。みんなで遊んだから楽しかったです。思ったより楽しかった。
