「2年生がとってもやさしかった」

 今回は低学年ブロック(1年生と2年生)での縦割り活動の様子を共有します。 

 桐朋小学校では『遊びの伝承』を大切にしています。今回は2年生から1年生に向けて行われた一緒に遊ぼう会について。

 2年生はこの日のためにどんな遊びを教えるのか?方法は?どうやったら1年生が楽しんでくれるか?と話し合って考えてくれていました。

会の開始前には、2年生の代表者から遊びレクチャー会の趣旨の説明と挨拶がありました。2年生のお話を聞いた1年生の子どもたち、ドキドキワクワクが止まらない様子で今か今かと会の始まりを待っていました。

 

 当日行われた出し物は『コマ』『輪投げ』『お笑い』『塗り絵・工作』『射的』『フラフープ』の6つです。

 

班のメンバーでいきたいブースを選択し回り、6つすべてのブースを回ったら好きなところへ行くというルールです。

射的では無限点の的があり、子どもたちはみんな狙い撃ちしていました。無限点に3回当てた猛者も。

 

コマは、普段あまり挑戦してみない人も2年生のサポートがあったからか、元気よく挑戦していました。2年生がマンツーマンで教えてくれたこともあり、巻き方をマスターした人もいました。お笑いはネタをいくつか用意してくれていて、思わず「なんでやねん」とツッコミたくなるような部分もありましたが、それも含めて計算だったようです。1年生の子どもたちの笑顔がとても印象的でした。

 

ぬりえ工作ブースでは2年生の自作塗り絵や、折り紙で作るコマを楽しみました。どうやって折るのかわからないような複雑なものまで、丁寧に作り方を教えてもらい、完成していました。

 

輪投げも的によって得点が異なり、何を狙うかで盛り上がっていたようです。得点だけではなく、狙う的にも工夫がされていました。

 

 今回はお客さんとして参加した1年生。来年は新しく入学してくる子どもたちへ教える側になります。楽しかった経験があるからこそ、教える側になったときに経験がいきてきます。上級生から下級生へ、少しずつ遊びのコツやルールが伝承されていきます。来年も楽しみです。

泥だらけになって遊びました

先週、3年生は秋の遠足に行ってきました。

行き先は柴崎のカニ山キャンプ場。

野川沿いを1時間ちょっと歩き、コイやカモ、シロサギ、カメなど、様々な生き物を発見しながら行きました。

 

カニ山キャンプ場は、土がむき出しの急な斜面があったり、ちょっとした森なので生き物がたくさんいたり、とてもワクワクするところです。

子どもたちは斜面をかけあがったり、そのままお尻で滑り降りたり、探検したり、どんぐりを集めたり、思い思いに遊んで過ごしました。気づけば服は泥だらけ!

当日、日差しが結構強く日向は暑かったですが、木が多いのでとても涼しく気持ちよく過ごすことができました。

 

たくさん遊んでおいしいお弁当を食べ、最後にすぐとなりの農業公園に行き、満開のそばの花を見て帰りました。

秋の訪れを感じながら、たっぷり遊んだ遠足になりました。

足をピーンと!

運動会が終わり、後期の時間割になりました。
器械運動の学習を始めるのに先立って、先生たちは「ねこちゃん体操」の講習会を持ちました。
入学式で2年生が見せてくれた、かっこよくてしなやかな体操を覚えてくださっている方も多いことでしょう。

♬くまさんが、やってきて、こんにちは、こんにちは、さようなら!

お尻を高くあげた四つ足歩きから、「こんにちは」であまたを深く内側に入れることで、無理なくきれいな前転ができるのです。

体育の先生から、最初の手を上げるポーズにも腕の筋肉の方向が関係していることや、この先の技に繋げるためのポイントなどを解説してもらって「なーるほど、そういう意味があったのか!」とあらためて奥深さを知りました。

最初はすこし緊張気味だった先生たちも、すこしずつコツをつかんできました。
「さっきより、スムーズに回れていたよ!」「手の位置、もう少し近い方がよさそう」「今の感覚を覚えたいのでもう一回やってみてもいいですか!」と自主練習に励んでいました。お互いにフィードバックしながら学びあっていくのは、大人も子どもも一緒。そして、すこし成長したことが実感できると、とっても嬉しいものなのだ、と、先生たちの表情をみて改めて感じました。

日ごろまったく運動しない音楽担当の私は写真係に徹していましたが、はるか昔の子ども時代、ポーンと跳び箱を飛び越えた時の気持ちよさを、ちょっと思い出したのでした。

本日の運動会と見学会は予定通り実施します

本日の運動会は、予定通り実施の方向で準備を進めます。
開門は8時です。早すぎる来校は禁止します。
保護者の開場予定時刻は8時半ですが、グラウンドの状況で少し遅らせる可能性があります。
受付の指示に従ってください。
IDなどお忘れなきようお持ちください。
子ども達への温かいご声援をお願いいたします。

また、運動会見学会にご参加くださるみなさまは、9:40~9:50の間に受付までお越しください。

桐朋小学校 教務

 

園田青年会の皆さんとの繋がりを大切に [Ⅱ‐439]

 金曜日の午後、沖縄から園田青年会の方がいらして、踊りを見せてもらいました。そして、一緒に踊ってくれました。ありがとうございます。

 

 毎年、運動会の前に、園田青年会の方が来てくださり、三線の生演奏と響く歌声、「かっこいい」勇壮な踊りと声など、子どもたち、私たちを魅了します。

 子どもたちにとって、すばらしい踊りを見る、一緒に踊る(踊ることができる)、アドバイスをもらうなど、心わくわく、どきどきする場となります。

 

 園田青年会の皆さんの踊りを見ると、やりたい! に火がつく人がたくさんいます。腰を落とす、大きく腕を回す、ビシッと太鼓をたたく、大太鼓や締め太鼓の持ち方をかえる、大きな声を出す、声を揃える、声で自分と友だちを励ますなど、いろいろな変化が伝わってきます。

 

 園田青年会の皆さんとの出会いは、1997年。

 園田青年会の皆さんが、桐朋小学校の運動会で特別公演をしてくれました。それ以降、ずっと続けてきてくれています。

 以前、園田の方に感想を聞いてみると、直前に一緒に練習する中で、「子どもたちが日々の練習でやってきた中のポイントで、リズムをつかむとか、三線、歌に合わせて太鼓を打つとか、改めて教えると、まばらだった太鼓の音が一つになってくる。それを子どもたちがわかると、また楽しくなる。太鼓を打つのが楽しい。それを打つときのエイサーのだいご味がわかる。」などと話してくれました。

 また、「自分が1日前に行って一緒に踊る。このとき子どもたちも感じるんでしょうね。リズムに乗ったときの気持ちよさですね。一瞬、気持ちよさが伝わるというか、自分で体感できるというのがおおきいのかなあと思います。」とも。

 

 その場にいる先生に聞くと、子どもたちが園田青年会の人たちと出会い、いっしょに過ごすことで、「大きな踊り、流れるような動き、大きなかけ声、そして体に響くしっかりした大太鼓と締め太鼓の音に、食い入るように見学します。その眼は、何かあこがれをもって見つめる眼差しのようです。」と感じたり、「自分たちの踊りを見てもらいアドバイスをもらいます。その後の踊りは、本当に見違えるほどです。集中の度合いがまるっきり違います。明らかに自分で意識して、腰を落とし、大きく腕を回してビシッと太鼓をたたきます。」などと、子どもの様子の変化を話してくれました。

 

 今回は、園田青年会の皆さんとの繋がりについて書きましたが、今別荒馬保存会の方、中野七頭舞の保存会の方にも来ていただいて、たくさんのものをいただいています。皆様との出会い、つながりに感謝をしています。ありがとうございます。

  

 子どもたちから、いつから民舞をやっているの? と聞かれました。調べてみると、

「1年生 荒馬」は、1985年~1994年と、2004年~2025年。95年からは違う踊りにも取り組みました。

「2年生 花笠踊り」は、2015年~2025年。

「3年生 桐朋みかぐら」は、1978年~2025年。

「4年生 ソーラン節」は、2020年~2025年。

「5年生 エイサー」は、1995年~1996年(東京エイサーシンカー)。1997年~2025年(園田青年会)。

「6年生 中野七頭舞」は、1983年~1994年(5年生で行いました)、1998年~2025年(6年生)。

でした。

いよいよ運動会、準備ありがとうございます

最後のグラウンド確認だというのに、あいにくの雨予報。
途中でざっと降る場面もありましたが、奇跡的に?全学年が外練習を行うことができました。
午後の応援団の最終練習の声が初等部グラウンドにも中高グラウンドにも響き渡っていました。
明日の本番、とっても楽しみです。

子どもたちの練習と並行して、大人は会場設営に大忙しです。
午後からの雨予報に備えて、早回しで準備をすすめました。
朝はやくから集合してくださった役員さんをはじめ、重たいものをいっぱい運んでくださった保護者のみなさん、ありがとうございました。

午後の作業を予定してくださったみなさんには、大変申し訳ありませんでした。どうぞ明日のお片付けに力を貸してください。

前回も準備日が雨でしたので、ペナント張りを断念しました。ですから今年こそ、と思っていたのにまたもや断念?!・・・と、がっかりしかけましたが、作業の手順を入れ替えて、降りだす前に保護者のみなさんと先生とでがんばって結びつけて、本降り前になんとか木に結ぶことができました。
明日は青空に色とりどりのペナントが映えることを願います。

子どもたちと、観客席のみんなでつくる運動会、どうぞ応援よろしくおねがいします。

運動会の予行練習を行いました

今週末は運動会です。

昨日は本番に向けての予行練習を行いました。

前日が雨で準備ができなかったので、会場係や用具係の子どもたちは朝早くからグラウンドに出て準備をしました。

各学年、民舞の発表も行いましたが、本番までに、さらに磨きがかかっていくことでしょう!

 

 

桐朋小学校の運動会 [Ⅱ‐438]

 もうすぐ運動会。本番に向けて取り組んでいます。

 

 運動会前半は、体育学習の成果の発表として民舞を、運動会後半は、赤組、白組による2色対抗競技等を行います。

    

[前半 民舞 日本の踊り] 全学年が発表します。古くから伝えられてきた日本の踊りを力強く表現します。

1年生 荒馬。青森県今別町の踊りで、ねぶた祭の踊りがもとになっています。「ラッセラー、ラッセラー」、威勢のいい掛け声や太鼓のリズムに、1年生のかわいい馬が力いっぱい駆けまわります。

 

2年生 花笠踊り。花笠音頭に合わせて踊る山形県の踊りです。自分たちで飾りつけした花笠を持って、元気な歌と掛け声に合わせて踊ります。

 

3年生 桐朋みかぐら。岩手県大森村に伝わる神楽舞を、踊りやすくアレンジしました。秋の豊作や幸せを願う気持ちが込められています。日本の踊りがもつ独特の調子を味わいつつ、力強く表現します。

      

4年生 ソーラン節。北海道のニシン漁をもとに創作された力強くキレのある踊りです。自分たちで描いた法被を身に着け、力いっぱい踊ります。

   

5年生 エイサー。沖縄本島や近隣の島々の盆踊りです。祖先の霊を供養し、無病息災を願い、家庭の繁栄を祈念します。桐朋小学校では、長年、沖縄市園田青年会の踊りを取り入れています。太鼓を打ち鳴らし「はやし」を入れながら、大地を踏みしめ、勇壮に踊ります。

 

6年生 中野七頭舞。岩手県岩泉町小本の中野地区というところで、約190年前から踊られているものです。7つの道具を持ち、農地を開拓していきます。木を切り、畑を耕し、けものを追い払い、豊作を祝い、仕事の苦労を癒すという内容です。最後の学年として、大変難しい踊りに取り組みます。

 

民舞について

 民俗舞踊をもとにして、教育現場で教材として踊られてきました。大もとの民俗舞踊とは、日本各地で地域の祭りや盆踊り、神楽の奉納などで踊り継がれてきた芸能です。それらの多くは、日常生活の「労働」の中で培われてきた身体の使い方を踊りのもととしています。それは、地に足をつけ、腰を安定させ、大地に根ざして労働し、生活してきた日本人の身体の動きや所作です。

 民俗舞踊は、歴史的に地域の祭りなどの場で踊られ、地域の中で世代を超えて人と人を繋ぐ大切な共有財産、かけがえのない文化です。人々は踊りを通して、繋がり合い、連帯し、生きる喜び、祈りや願いといった感情を共有します。労働する農民などが生み出した本来の踊りは、たくましく、力強く、躍動感にあふれた全身的なものです。そうした踊りが、代々受け継がれる中で、力を効率よく使うことや、合理的な動きになっていき、自然の理にかなった動きに洗練されてきたと思います。

 子どもたちが心と身体を耕し、しなやかな身体をつくっていくことを願います。民舞を通して、自分を身体いっぱいに表現したり、その楽しさをみんなで共有し、繋がり合い、一つのことをつくっていく経験は、子どもたちの心と身体に働きかけることも大きいと考えます。 

 

[後半 2色対抗競技

 今年度から、低・中・高学年のブロックで対抗競技を行います。異学年との関わり通して、お互いが刺激を受けながら、作戦を立て、話し合いをし、練習に取り組んでいます。フェアプレイ、ノーサイドの精神を大事に、クラスやブロック学年で協力します。

 

運動会の取り組みを通じて

 子どもたちの主体性を育てることを大事に考えてすすめています。例えば、エール交換では、応援係が考えた応援を1~6年生のチーム全員で行います。司会進行や整列、誘導、競技のリード、用具準備、ライン引き、他にもできる限り、子どもたちが取り組みます。

 

[はじめての運動会 1年生の姿から]

〇荒馬の準備では、胸紐を結ぶところを友だち同士で力を合わせていたり、自分でできるところはがんばってやってみたりしたね。「一緒にやろう。」「いいよ~。」「こっち持ってて。」など、声をお互いにかけあっていたね。

〇他の学年の踊りを見て、手拍子をしたり、かけ声をかけたり、楽しそうでした。5年生、パートナーの踊りの後、「すごかった~」と笑顔で話してくれました。パートナーさんたちが踊るエイサーの姿に対する「あこがれが花咲いたのかな」(担任の先生より)。

ぐんぐん伸びています

2学期の始まりの日、登校してきた子どもたちはさぞかしびっくりしたことでしょう。

「ブロッコリーの木が、ブロッコリーじゃなくなっちゃった!」
「大変、食べられちゃった!」

こんな声が聞こえてきました。

実は、夏休み中に仙川キャンパス内のいくつかの樹木の剪定がありました。
学校の目印であるクスノキ(ブロッコリーの木の正式名称。楠木という漢字もありますね。)も、チョキンチョキンとさっぱりしたのでした。(写真は、桜の木の作業です。)

思い切り枝打ちしたので、いつもは葉っぱに隠れて見えない枝もくっきりとしています。

正直なところ、「ちょっと切りすぎなのでは?」と思うほどでしたが、、、

心配ご無用、1か月たってだいぶ緑が増えてきました。

 

(左は8月末。右は昨日)

勢いをつけてきたブロッコリーは、夏休み明けの子どもたちの成長ぶりとも重なります。

運動会の合同練習も始まっています。
今日は2年生が1年生をリードする元気な声が聞こえてきました。
行事を一つの節目に大きくなっていく子どもたち。ますます楽しみです。