コンパスアートで広がる輪

算数の授業で取り組んだ「コンパスアート」が完成し、クラスで作品を見せ合い、互いに素敵に感じたところを伝え合う(ほめ合う)時間を設けました。

友だちに自分の工夫を認めてもらえることは、子どもたちにとって大きな喜びであり、確かな自信へとつながります。振り返りのノートにも、「ほめてくれてうれしかった」とたくさんの児童が書き記していました。

実は、友だちの作品の「いいところ」を見つけるというのは、大人にとっても頭を使う、決して簡単ではないことです。しかし、子どもたちは互いの良さをたくさん見つけ、一人ひとりが前向きな言葉を発していました。教室中が温かい空気に包まれ、みんながハッピーになる素晴らしい時間となりました。

  

  

このような「認め合う姿」は、授業以外でも様々な場面で見られます。 体育のポートボールの試合中、相手チームが得点を入れた瞬間に、自然と拍手を送る児童がいました。また、休み時間に友だちがマジックを披露してくれたときには、「みんな拍手しようよ!」と周囲に声をかけ、場を盛り上げる児童の姿もありました。

競い合い、責め合うのではなく、互いを認め合い、称え合う環境こそが、子どもたち一人ひとりの安心感につながっていきます。これからも、教室内ができる限り前向きな言葉で埋め尽くされるような、そんな温かい雰囲気を大切に育ててまいります。

 

作品を見せ合った後の、子どもたちのリアルな感想をご紹介します。それぞれの個性が光る、素敵な気づきがたくさんあふれていました。

「算数のアート作品を見せ合って、ぼくの作品はそこまですごくないけど、みんなと作品を見せ合ったら、ぼくの作品がほめられてうれしかった。」

「みんなの個性がアートにこもっていてすごかった。コンパスでいろいろと作れるなんて…。丸だけのアートだと思っていた。」

「算数でコンパスを使ったイラストを見せ合った。みんな、自分よりもうまかったのは たしかだし、みんな地道にキレイに作ることができていた。すごかった。」

「ぼくは、算数アートでふしぎなかべという名前のアートを作りました。よこから見たら丸いかべで、たてで見たらトンネルみたいに見えるアートを作って、みんなと見せ合うときに、『すごい』って言ってくれてうれしかった。もっと コンパスでできることをさがしたいし、もう一回アートを作りたいです。じょうぎ、分度器で作れるものを作りたい。」

「今日、コンパスアートを共有した。1回も同じ子とチームにならなかった。友だちのアートの名前をあてるということをやって、たいようとか小わくせいとか ぎんがとか言ったけど、せいかいは宇宙だった。あたらなくて、ちょっとくやしかった。一番最後、6班に行ったとき、みんなで見せ合ったとき、友だちと、わたしのだいめいが、同じ『ステンドグラス』で、ちょっとびっくりして、そしてうれしかった。」

「ぼくは算数で、これは一位だなと思った作品がある。カラフルで、すいこまれるような、すごい作品だ。すごすぎて、ぼくは、感どうした。でも、他の友だちも、すごかったし、コンパスってすごいなと思った。」

夢を叶える [Ⅱ‐463]

卒業生 内藤 智文さん、「夢を叶える」

 2021年『桐朋教育』(桐朋教育研究所発行)でインタビューをさせていただいた時の記事から。(詳しくは、コラム[Ⅱ‐447])

社会人になって大きかったことは、練習の計画や方法などをすべて自分で立てなければならないということです。また、自分だけでなく、多くの人の期待を背負って取り組んだことも大きかったです。フルタイムで仕事を持ち、時間の制約の中で競技を続ける。何を大切にするか、どうすれば無駄を省けるか、真剣に考えました。それが自分を高めることにつながったのでしょう

 自身に向き合い、まわりの願いを受けとり、成長し続ける姿に、私はとても感動しました。インタビューの最後には、

オリンピックだけでなく、もう一つ大きな夢があります。それは世界で一番大きなジャンプ台で飛ぶことです。ワールドカップでは250メートルのジャンプ台もあり、そこで飛ぶことが小学生の時からの夢です」という大きな夢を語ってくれました。

 

 2025年度、内藤さんはワールドカップで優勝するなど活躍されました。「世界で一番大きなジャンプ台で飛ぶ」「ワールドカップでは250メートルのジャンプ台もあり、そこで飛ぶことが小学生の時からの夢」を叶えたのです。

★2026・3・16ワールドカップオスロ大会2(ノルウェー)優勝

★2026・1・25フライング世界選手権(ドイツ)チーム戦(小林陵侑、内藤智文、中村直幹、二階堂蓮)金メダル など。

 おめでとうございます!

 4月、内藤さんに話を聞かせていただく機会がありました。

―「世界で一番大きなジャンプ台で飛ぶ夢」を達成。おめでとうございます

 小学校時代からの夢を実現しました。世界最大のジャンプ台では、助走路でかかる力やスピードなどが違います。ワールドカップでは大体80~90㎞くらいのスビートが出ますが、この台では102、103㎞くらいのスピードです。正直ちょっと怖かったですね。でも、恐怖心を持っているくらいの方が独特の緊張感があり、いいジャンプができていました。

 ラージヒルとかノーマルヒルだと踏み切った瞬間に、そのジャンプが成功か失敗か分かるのですが、この台だと飛んでいて低いところから浮かんでいくような、100mを越してから浮いていくような時間がありました。着地しようとしたら、まだ全然飛んでいくみたいな感じでした。

*2026・3・16ワールドカップクルム大会(オーストリア)で2回目、内藤さんが242m50㎝を跳んだ時の映像ttps://www.youtube.com/watch?v=xckEolCiwZc(この大会は4位の成績)をご覧ください。クルム大会は、フライングヒルの大会。スキーを履いて最も遠くまで飛ぶことが競われる特別なジャンプ台(フライングヒル・HS235)を使用するそうです。

―ワールドカップの優勝、おめでとうございます

 本来2本飛んで得点が出て、合計で優勝が決まります。この試合、風が強くて、2本目に向けて準備をし、始まる直前で中止となり、優勝が決まりました。

 ワールドカップ優勝というものは本当に重たいもので、獲得できないものっていうのを重々知っていました。この瞬間、もう訪れない、ほぼ訪れないだろうと、そういう気持ちでした。

―終わり方を考えて、目標を大切に持ち、積み重ねてきました

 ワールドカップに出ようと思ったら、日本のトップにいなきゃいけない。でも中学生の時には中学生で40位。中学生くらいの段階で、敵わないなと思いました。

 それでも、スキージャンプが好きで、続けたい、その気持ちを持ち続けて取り組んできました。それぞれの時期に、最大限尽くして、しっかり準備をしていました。

 スキージャンプという競技の特性上、ワールドカップに届かないと続けるのが難しいです。だから、中学生の頃にはもう終わり方を考えていました。たとえば大学生の時ならば、ユニバーシアードの世界大会に出て終わりたい。大学を卒業する時には、国体選手を探していることを知り、国体が4年後にあるので、そこで終わりにしようと考えました。

 一つひとつを目標にして、具体的にしなければいけないことを学び、取り組んできました。その先に、ワールドカップ出場、そして優勝がありました。

 

 内藤さんは、自身をじっくり育て、人間としての無限の可能性を豊かに開花させ(桐朋学園の願い)ていると思い、たいへん励まされます。桐朋学園がめざす「自主的、創造的な人間の育成」が、少しでも内藤さんの力になっているとすれば嬉しく思います。

6月6日(土)小学校説明会追加枠のお知らせ

6月6日の学校説明会ですが、ご要望を受け、受け付け枠を増やすことができました
より多くの皆様に本校の教育活動を知っていただける機会となれば幸いです。

本説明会は、5月16日の説明会の内容とは一部異なります。
実際に入学した1年生の子どもたちが、どのように学び、生活し、経験をするのか
低学年担任経験者の教員が動画も交えてお話させていただきます。
子どもたちが何を感じ、どんな学校生活を送るのか学校案内冊子ではお伝えしきれない部分を
少しでも想像できる時間となりましたら幸いです。

また、6日の説明会にご参加いただいたご家庭には、
桐朋小学校オリジナルの文房具(和紙ファイルかボールペン)をお配りします。

皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
尚、満席の場合はどなたかがキャンセルされた場合のみ予約が可能です。
キャンセル待ちの機能はございません。あらかじめご承知おきください。

追加枠の受付につきましては、▶︎こちら◀︎をご覧ください。

 

小学校 教務

紙をビリビリ破いていくと・・・

1年生の美術の様子をお知らせします。

先生の

「今日は紙を破ります!」

という言葉から授業が始まりました。

目を閉じて紙をビリビリ。目を開けるとあら不思議。鳥に見えたり、恐竜の頭に見えたり。

人によって見え方が違うのが面白いところです。

「山に見えるよ!」「横からみたら魚みたい!」

とたくさん意見が飛び交います。

 

 

子どもたちの想像力のまま絵を描き足していくと、それがそのまま作品になります。どんな作品に仕上がったでしょう?

 子どもたちの作品は日々学校中に掲示されています。学校に来る機会がある方は是非鑑賞なさってください。

 

先生が授業の中で「紙は繊維でできているから、縦とか横の向きがある。やぶりやすい方向がきまっているんだ。」と話をしていました。「紙がなんだかうまく切れない・・・そんなときは向きを変えるんです!ビリビリビリ~。」

と実演してくれました。紙の目についての話ですが、ふとした小話が面白く、子どもたちも私も思わず聞き入ってしまいました。

そんな楽しみながら行う美術の授業。来週はどんな授業だろうか?と子どもたちも私も楽しみです。

  

 

 

民舞団が熱い!

木曜日の6時間目は団活動があります。
5-6年生が自分たちでやりたいことを考え、自分たちで選んで、結成します。

民舞団は、運動会で踊るエイサーや七頭舞などの踊りをやります。

民舞団は、団長、副団長が休み時間に、踊るときのグループ分けをして、団のメンバーがスムーズ取り組めるように事前に活動内容の準備をしています。

この日は5-6年生でエイサーの手踊りをしました。

 

5年生にとって、今授業で習っているエイサーを、去年運動会で踊った6年生に教えてもらえる時間は、うれしすぎる時間です。

6年生にとっては、去年踊ったエイサーを5年生に教えながら、去年の自分の姿を重ねて思い出しているようです 

エイサーは、手踊りを習得してから太鼓を叩けるようになります。団活動でも5-6年、それぞれ手踊りチェックをしてみました。

ちなみに今、5年生は授業で手踊りの最終段階に入っています。でも声を出すタイミング、太鼓の合図がないとまだまだリズムがずれてしまう状態です。でもやる気は満々です。

6年生も太鼓に慣れ親しんでいたので、久しぶりの手踊りに苦戦していましたが、そこはさすが6年生です。

6年生のチェックの時、太鼓で踊り続けてきた経験値、安定感抜群のリズム感と声の迫力に5年生の目はくぎ付けになっていました。

 

5年生も6年生のように踊れるようになりたい!そんな願いとやる気に熱気が増していきます。

たくさん6年生から教えてもらえて、どんどん上達する5年生。

そんな5年生から刺激をもらって、ますますはりきる6年生。

民舞団、激熱です!

6月6日(土)小学校説明会について

本校にご興味をお持ちくださる皆様

第2回 桐朋小学校説明会を開催します。

 

①9:00 受付  9:15 説明会開始
②10:45受付 11:00  説明会開始

説明会は①②とも同じ内容で1時間程度を予定しています。

(受付時間より早すぎる来校はお控えください。)

 

〇受付開始日  5月20日(水)13時から

・本ホームページ「説明会・体験会予約画面」よりお進みください。

・お子さんのお名前でお申し込みください。1家庭、2名までご入場いただけます。(お子さんも1名としますが、未就園児は人数に含めません)

・男女の枠がございますので、お間違えのないようにお手続きください。

・塾関係の方のご参加はご遠慮ください。

 

〇お願いとご案内

※本校の説明会にお申込みいただくには「miraicompass(ミライコンパス)」サイトでのユーザー登録が必要です。

事前に準備しておいていただくと、お申込みがスムーズにできます。

※時間によっては満席になることも予想されます。その場合ご容赦ください。

※ご都合がつかなくなった場合はホームページよりキャンセルのお手続きをお願いします。(キャンセル待ちはございません。どなたかがキャンセルした場合にのみ空席になり、その場合のみ予約が可能です。ご協力お願いいたします。)

 

※説明会後にミライコンパスマイページよりアンケートの送信をお願いします。これによりご参加の確認をさせていただきます。

 

皆様のご来校をお待ちしております。

 

桐朋小学校 教務

「へ」びのぬけがら

ひらがなの「へ」を勉強した日のことです。 教室に持ち込んだのは、なんと本物の「へびのぬけがら」!理科の先生に借りてきた「へ」のつく宝物です。

見せた瞬間は「ひゃ〜!」と驚きの声が上がりましたが、「触ってもいいよ」と伝えると、みんなおそるおそる手を伸ばし始めました。一度「怖くない」と分かれば、そこからは興味津々!代わる代わる、じっくりと観察していました。

「気づいたことを聞かせてね」と声をかけると、感性豊かな言葉がたくさん返ってきました。

    • うすい、しゃりしゃり、あみあみ、ぷりん

    • かりかり、じゃりじゃり、ぷにぷに、ぱさぱさ

    • ビニールみたい!

    • おなかがふくらんでいたよ

    • しなしなのポテトチップスみたい

    • わかめがしなしなになったみたい

目で見て、手で触れて、自分の言葉で表現しようとする姿がとても素敵でした。 それにしても、自然の力ってすごいですね。あんなに薄いのに、色々な感触があって丈夫な蛇の抜け殻。子供たちの驚きと発見に満ちた、楽しい「へ」の学習になりました。

幼児期に大切にすることは何ですか? [Ⅱ‐462]

 16日は、幼・小の説明会でした。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

 小説明会で、私からの話の最後に、昨年度までたくさんの方に質問された「どのような幼児期を送ってほしいと考えられていますか」、「考査に向けてどんな準備が必要でしょう」ということに触れました。もとにしたのは、2023年12月、朝日新聞DIGITALの「小学校受験のいま 第4回早実初等部、桐朋小、成蹊小の校長に聞く 小学校受験、何を重視?」(聞き手 中井なつみ記者)でした。

   右写真 靴にとまった!

 「成果・結果」だけを気にするのではなく、「できないけれど、やってみたい」「やってみることが楽しい」という気持ちで、「過程」を大事にできる子どもに育ってほしい

 学校のホームページで、「入学考査のための準備教育を望ましいことではないと考えます」と明記しています。試験を課しておきながら、「何もしないでほしい」というメッセージを発信しているのは、受験準備の過程で、大切な幼児期をゆがめてしまうことにならないか、と危惧しているからです。

 机に座らせて何枚も問題を解かせたり、絵を「こういう風に描きましょう」と正解があるかのように教えたり。そんな受験対策を見聞きすると、「できる、できない」という二分的な思考しかできなくなってしまうリスクを感じています。子どもは、大人の期待を敏感に感じ取ります。「できないのが悪いこと」というメッセージが伝わってしまうのではないでしょうか。

 「成果・結果」だけを気にするのではなく、「できないけれど、やってみたい」「やってみることが楽しい」という気持ちで、「過程」を大事にできる子どもに育ってほしいと思っています。

 ただ、定員が決まっていて選考をする以上は、合格、不合格という結果は出てしまいます。選考基準については具体的にお伝えできることが限られており、それが、さらにご不安を与えてしまうということに申し訳ない気持ちもあります。

 発達の可能性をたくさん持つ子どもたちを、「できる・できない」といった尺度だけで選別していくことがないよう、多様な側面で捉えることを意識して考査に臨んでいます。絵が上手だから合格する、難しい言葉をたくさん知っているから合格する、という基準ではないことは伝えておきたいと思います。

 試験は、幼児にとっては「初めての場所」です。大人の前で試験を受けることは大きなプレッシャーになるでしょう。限られた時間、限られた試験内容でどう子どもを見ていくのか。教員である私たちも日々議論を重ねています。(後略)

オオモミジ(左写真)の他に、木のぼりできる木がほしい! みんなで話し合って、イチョウ(右写真)を育てています

 続いて、桐朋教育研究所発行の『桐朋教育』の記事からです。

 幼児期において、心ゆくまで回り道のできる時間や空間、自然の中で感性を育む遊び、多様な他者との関わりを

 入学考査の準備教育は望ましいものではないと考え、前もって特別な準備をしなければ解けないような問題は出題しません。5、6歳の多くの子どもたちが、日常生活や遊びの中から自然に身につけている知識や技術、感性や行動を見ていくことを大事に考えています。

 入学考査の中で、社会性の発達も大切にみたいと考えます。近年、授業中に立ち歩いたり、我慢ができなかったりという低学年の人たちの状況が指摘されています。「やってみたい」「知りたい」という気持ちが湧き出て学びに向かう主体性とともに、「楽しいよ」「楽しいね」と仲間と響き合って一緒に取り組むことから生まれる社会性を育んでいきたい。こうしたことは一朝一夕に育つものではありません。家庭や集団の中での丁寧な関わりやコミュニケーションの蓄積こそが、社会性のもっとも大事な基礎となります。

 だから、幼児期においてはゆっくりした時間を楽しみ、家庭で安定した生活を送り、幼稚園や保育園などでたっぷり遊ぶことが大事だと考えます。幼児期から知識を詰め込んだり、しつけまでも外注化したりするようなあり方が、子どもたちの発達にマイナスの作用を及ぼすこともあります。小さい時から比較されて競争の中で育ち、幼児にふさわしくない過度の要求や型にはめられる経験をひきずってくる子もいます。

 本校の教育は、実際に実物を見たり、触れたり、生の経験や生活体験を大切にしています。また、ご家庭と協力し、手作りで作りあげていくことを大事にします。私たちは入学考査も桐朋小学校の教育の第一歩でありたいと願い、今後もより良い内容を模索しています。

⭐️行事の様子を動画で公開しました。

日頃より本校の教育活動に対し、温かいご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、本校で行われました
「運動会」「音楽会」「初等部創立70周年記念行事」
の様子をまとめた動画を公開いたしました。
子どもたちが主体となって作り上げた活気ある活動の様子を、ご覧いただければ幸いです。
本校の雰囲気や、子どもたちの等身大の姿をぜひご覧ください。

動画閲覧ページは ▶︎こちら◀︎

※本動画の二次利用や、SNS等への無断転載はご遠慮ください。

方位磁石をもって学校探検

社会科の授業で「方位」の学習が始まりました。 最初は「右に何歩、左に何歩……」と、自分を中心に方向を考えていた子どもたち。「自分が向きを変えると、右も左も変わっちゃう!」「あれ?どっち?」と、あっちにこっちにバラバラになって苦戦する姿もありました。

そんな中、一人ひとつ「方位磁石」を手にすると、子どもたちの動きがガラリと変わりました。

「東西南北」という、みんなの共通の「ものさし」を知ったのです。さっそく方位磁石を持って、学校の中を探検!「ここから北には何があるかな?」「理工室から見て東にあるものは?」と、班ごとに協力して調べました。

最初は「針が止まらないよ!」「どっちが北なの?」と困っていた子も、赤い針がいつも同じ方向を指していることに気づくと、表情がパッと明るくなりました。

「あっちが、かならず北なんだ!」 「じゃあ、反対が南だね」

方位を知ると、今まで見慣れていた景色も、なんだか少し違って見えてくるから不思議です。この新しい視点を大切に、今度は自分たちの住む町へと、さらに学びを広げていきたいと思います。