5月27日(土)小学校説明会について

本校にご興味をお持ちくださる皆様

第1回 桐朋小学校説明会を以下の通り開催します。

 

〇2023年5月27日(土) 

〇本学園 ポロニアホールにて

〇内容  本校の教育について/『地球市民の時間』について など。 

〇1回目  9:00受付  9:20開始  

 2回目 10:40受付 11:00開始

 3回目 13:20受付 13:40開始

 

〇受付開始日  5月15日(月) 正午から

・各回とも同じ内容で1時間程度を予定しています。(受付時間より前の来校はお控えください。)

・本ホームページ「説明会・体験会予約画面」よりお進みください。

・説明会終了後、ご希望の方は「しぜんひろば」をご覧いただけます。

(ハイヒールはご遠慮ください。荒天の場合は中止とします。)

・1家庭、2名までご入場いただけます。(未就園児は人数に含めません)

・男女の枠がございますので、お間違えのないようにお手続きください。

 

桐朋小学校 教務

ヨウ素液をかけると見えてくる?

5年生の理科の授業の一コマ。

≪身近なものに、栄養素のデンプンがあるかたしかめよう!≫

ということで、砂糖・食塩・ご飯・ジャガイモ・紙…にヨウ素液をかけて、反応をみます。

ヨウ素液をかけて、青紫色に変わったらデンプンがあることがわかります。

「ご飯は、栄養があるから、きっと青紫色になると思う!」

「紙は、食べられないから、デンプンはないよね。」

子どもたちは、わくわくしながら予想を立てて、いざ実験に入ります。

「ご飯とジャガイモは激しく反応!にじゅうまる◎」

「砂糖と食塩は反応なし。✕」

「ノートにかけたら、青紫になった!食べ物じゃないのに、なんで?!」

デンプンの謎は深まるばかりです…

ちなみに、染まったデンプンを顕微鏡で見ると、丸い粒になっていることがわかり、さらにビックリ!

 

理科では、身近な不思議に目を向けて、探求する気持ちを大事にしていきます。

 

高尾山で自然あそび

4年生と5年生は高尾山へ春の遠足に行きました。

雲一つない晴天で、絶好の遠足日和でした。

 

5年生は、琵琶滝コースの川のせせらぎを感じながら、ぐんぐん登っていきます。

「この景色、すっごくきれいだね。」

「ナナフシの赤ちゃん見っけ!手に乗せたら離れようとしないよ。」

ふうふう息も上がってくるけれど、辺りを見回すと、素敵な発見がたくさんあります。

 

そして、目的地のもみじ台に到着!

疲れていても、お弁当とおやつを食べると、一気にパワーが復活します。

「おにごっこやる人集合ー!」

「この木の棒、かっこいいな。」

自然の中でおにごっこをしたり、チャンバラごっこをしたり、生き物探しをしたり…身体いっぱい遊びました。

みんなが楽しみにしていた、帰り道の吊り橋とリフト。

「すぐ終わっちゃったけど楽しかったー!」

長い道のりでしたが、最後までみんなそろって歩くことができ、頼もしい5年生でした。

子どもが育つ環境を大切に守ろう [Ⅱー343]

1、有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)の検査

2023年、地下水などから検出されている「有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)」(注)の報道がされています。3月29日東京新聞によれば、「PFAS汚染は、全国の米軍施設や工場周辺で深刻化。東京都多摩地域では米軍横田基地の周辺でも、水道水に利用する地下水から高濃度で検出され、都水道局の井戸34本が取水停止となっているが、汚染源は特定されていない」(「都が汚染によって取水を停止した井戸が11の浄水施設(7市)の34本に上る」「一部浄水施設では約15年前から高濃度で検出されており、市民団体は「都は汚染源を早く特定し、対策をとってほしい」と訴える」東京新聞1月3日報道)と書かれていました。

PFASは、環境中でほとんど分解されず、人や動物の体内に蓄積されやすいと言われています。「がんや心疾患による死亡リスク上昇との関連や、出生体重が減少する恐れが指摘され、近年、国際的に使用の禁止や規制が進む」(東京新聞1月3日報道)なども言われています。子どもたちが安心して過ごせるように、子どもたちが授かった命を活き活きと輝かせられることを願い、これからの調査によって、汚染源の特定や対策を求めていきます。

桐朋学園は地下水を大切に使用していますので、「有機フッ素化合物PFAS」検査を学園としても実施しました。その結果、基準以下の数値でした。専門の検査機関の調査結果では、桐朋学園の井戸原水で「PFOS 0.000015㎎/ℓ」「PFOA 0.000005未満㎎/ℓ」、浄水で「PFOS 0.000005未満㎎/ℓ」「PFOA 0.000005未満㎎/ℓ」でした。0.000015㎎/ℓ=15×10-9g/ℓ、0.000005未満㎎/ℓ=5×10-9g未満/ℓとなります(-9は、右上に小文字で表記。以下も同様)。PFOSとPFOAの合計が、1ℓ当たり50ナノグラム以下(50×10-9g/ℓ)と定められている基準以下の数値でした。※PFOA=パーフルオロオクタン酸 ※PFOS=パーフルオロオクタンスルホン酸

調布市からは、「市内には、上石原、仙川、深大寺の3つの給水所があり、定期的に東京都が測定を続けていますが、いずれも暫定目標値を大きく下回っており、特に問題はない旨が、東京都水道局から報告されています。」と回答がありました。(「調布は、上石原配水所で2本の井戸が停止」東京新聞1月3日報道)

(注)「有機フッ素化合物PFAS」について

主にフッ素と炭素から成る化合物の総称です。水、油、熱に強く、泡消火剤や塗料、フライパンのコーティングなどに使われてきました。その物質は、自然分解されず環境中や人体に長く残り「永遠の化学物質」と呼ばれるそうです。

日本では、2020年「毎日2ℓの水を飲んでも健康に影響がないレベルとしてPFOSとPFOAの合計で1ℓ当たり50ナノグラム以下と定め」られました(1ナノグラムは10億分の1グラム)。アメリカの公的機関では、血中1mℓに20ナノグラム以上で肝臓がんなどのリスクが高まるとの研究結果もあるそうです。(同上、東京新聞記事参照)

 
ここまでの4枚はしぜんひろばの写真です。左は、同窓会の皆さんよりいただいたシダレザクラです。今年も見事に咲いていました。5月1日、大モミジを専門家に見ていただいたところ、よく育って活き活きしていると言われて嬉しくなりました。

2、2012年度から毎月実施している放射線測定

子どもたちが安心して過ごせるように、命を活き活きと輝かせて生きていけるように願って、毎月の測定を行っています。測定は、子どもたちが土や砂で遊ぶ、活動する場所で行います(幼稚園砂場、畑、しぜんひろば、小学校グランド砂場など)。最近の調査から。       

・園庭砂場(中央5cm) 0.059μSv(マイクロシーベルト)/h

・園庭真ん中  0.042μSv/h

・小学校砂場(中央部5㎝)    0.054μSv/h

・アスレチック下砂場    0.052μSv/h

・畑(水場から近くの畑)    0.033μSv/h

・職員室前花壇(1年生がチューリップ球根を植えるなど)   0.051μSv/h

空間放射線量の値μSv/h×24h×365日で、年間積算の放射線の人体への影響量(Sv/年)を計算します。国の年間放射線積算量基準値=1mSv(1ミリシーベルト)で、今回で一番測定値の高い園庭砂場の年間放射線積算量を計算しましたところ、0.059μSv/h×24h×365日=516.84μSv=0.517mSv(0.517ミリシーベルト)となりました。

今後も、子どもたちが育つ環境を大切にしていく取り組みをすすめていきます。


左が園庭のムクロジ。右が正門のヒマラヤスギ。

どろんこチャンピオン!

「さあ、みんなでいっぱい楽しむぞー!」

3年生は歓声を上げて一斉に駆け出します。

今日は春の遠足日。

3年生は学校からみんなで歩いて「烏山プレイパーク」へやってきました。

通称「もぐら公園」。みんな着替えも準備万端、遊ぶ気に満ち溢れています。

最初にプレイリーダーのお二人から、お話をうかがいます。

「ここはなんでも自分でやってみたいことができる場所だよ。

何ができる?って聞くのではなく、やりたいことをやる。

どうやったらできるか?それをいろいろ試してみよう。

自由に遊ぶのだけれど、片付けまでが『自由』に入っているよ。

さあ、どんなことができるかな、楽しんで!」

 

さっそく靴を脱ぎすて、はだしでこいのぼりの支柱によじ登る人。

しげみに目をこらして、すばしっこいカナヘビをとらえる人。

木材を使って、なにかを作り始める人。

そして、ポンプを押して水を汲んで、どろんこ池を作る人!

「そんなの使わないで!」「よごれるからやめて!」「そんな高いところ、あぶないよ!」

ついつい言ってしまうこんな言葉も、ここではまったく野暮というもの。

お弁当をはさんで、おもいっきりあそび尽くした春の遠足。

どろんこの靴、くつした、ズボン、おうちの人にまかせっきりにしないで、一緒に洗えたかな?!

初等部説明会 追加席の申し込みについて

◯本日(5月1日)正午より初等部説明会追加席(5月13日土曜日)の受付を開始します。

お子さんの性別をよくご確認の上、お申し込みください。

お間違えの際、正しい組での残席が無い場合はキャンセルしていただくことになりますのでご注意ください。

席数が限られていること、また開始直後はシステムが大変混み合うため、ご不便をおかけしますがご理解ください。

なお、幼稚園の枠はまだ若干数お受けできるようです。幼稚園HPよりお手続きください。

 

5月27日(土)は、小学校説明会を予定しております。

予約開始日などの詳細は、近日、本ホームページにてお知らせいたします。

 

※次回の説明会日を5月17日(土)と一時表記しておりましたが27日(土)の誤りです。

申し訳ありませんでした。

 

教務

わくわくドキドキ、新入生歓迎会

先日、新入生歓迎会がありました。

 

「何をするのかな~?」

わくわくしながら、6年生と一緒に入場してきた1年生。

各学年の子どもたちは、1年生が楽しめるように、歌やリコーダー、詩の朗読、クイズなどを披露し、みんなで盛り上がります。

 

   

そしてパートナー学年である5年生からは、【ひみつのプレゼント】が手渡されました。

1年生一人ひとりの好きなものをヒントに、5年生が学校や家で一生懸命つくったお手紙ファイルです。

「桐朋小学校では楽しいことがいっぱいあるよ。」

「わからないことがあったら、いつでも聞いてね。」

中に入っていたお手紙を読んだり、とっても嬉しそうな1年生でした。

1年生のみんな、たくさん遊んでたくさん学んで、桐朋っ子の生活を楽しんでいきましょう!

 

先日のこと [Ⅱー342]

いい匂い

先日、桐朋女子中学 理科のM先生が職員室の私のところに来てくれた。

「この枝の匂いを嗅いでみてください。」

と優しく言われ、M先生からいただいた枝を折り、匂いを嗅ぐ。

「さわやかないい匂いがします。」

と言うと、M先生は、 

「先日、小学校の高学年玄関前で、何年生かわからないのですが、私にいい匂いがするって、この枝の匂いを嗅がせてくれた人がいました。」

と教えてくださった。その時には、M先生はその枝を折ると樟脳(しょうのう)の匂いがしたが、何の枝かわからなかったそうだ。

M先生が調べてみると、くすのきだった。

M先生は、

「いい匂いによく気がつきましたね。」

「枝の名前、わかりましたよ。」

と伝えてくれた。

M先生は、枝の匂いを先生にも伝えたいと思った子どもの気持ちに心が動かされて、

その感動を私にも伝えてくださった。

 
花牟禮亜聖さん、素敵なポストカードをありがとうございました。

5年生の子どもたちより(〇はその人の表現)

〇お手紙ファイルの内側に、

ポケモンのキャラクター、「ポッチャマ」と「イーブイ」を描いて、

巨大モンスターボールを描いて、

しろい部分に「学校は楽しい?」と書いて工夫しました。

うまくキレイにできました。

〇お手紙ファイルをわたすと

(えー!)って思うぐらい抱きついてきて、

(よっしゃ~)めちゃくちゃうれしかった。

〇ぼくは気に入ってもらえるかな?とか、いろいろ考えた。

ファイルをあげた時、「ありがとう」って言われて、

ぼくはホッとした。

ファイルをみんなに見せる時に、

えがおでファイルをみんなに見せていて、

もっとホッとした。

あと、うれしかった。

パートナーからのお手紙ファイル

新入生歓迎会で、パートナーの5年生からお手紙ファイルをいただいた1年生。

会場の体育館から自分の教室まで、お手紙ファイルをだいじに持っている。

教室の自分の机で、お手紙ファイルをじっと見ている。

 

別の日に、6年生の教室に行く機会があった。

机に出ているファイルをみると、手作りのお手紙ファイルだった。

それは、6年生が1年生の時に、

パートナーの5年生よりいただいたものだった。

これまでずっと使っていた人が何人もいた。


6年生の皆さん、見せてくれてありがとう。

※「いい匂い」「パートナーからのお手紙ファイル」は、その時の感動を表現したくなって中村が書いたものです。

みんなで走って、学年開き!

これまでの24名1クラスの生活から、36名に人数が増えた3年生。

この日は72名と学年の先生たちが体育館にそろって、学年びらきをしました。

両クラスの先生は、それぞれのクラスに対してはもちろん自己紹介済みですが、

隣のクラスにははじめての「こんにちは」です。

「私の特技は、、、」と言いかけると、

「しってる、しってる!」と担任クラスのみんなから嬉しそうな声がたくさん上がってきました。

自己紹介のあとはお誕生日月のチームで集まって、鬼の役を交代しながら体育館いっぱいに鬼ごっこをしました。

運動不足の先生は、あっという間にヘトヘトです。

鬼にタッチされて立ち尽くしていると、「解放」のためのタッチと呪文?をかけにチームメイトが助けにきてくれました。

なんだかとっても嬉しくなって、また力を振り絞って駆け出したのでした。

みんなでたのしく、助け合いながらあたらしい学年の活動を作っていきましょう。