投稿者: tohoblog
はとな会開催!
「はとな会」とは、何のことだろう?と思った人もいたかと思います。
これは、高学年の体育の時間に取り組んできた陸上運動の記録会のことです。
例年は「走る会」という名で取り組まれてきましたが、今年から「走る」だけでなく、「投げる」と「跳ぶ」を加え、いわゆる3種類の混成競技のような形に変えて学んできました。
子どもたちの中から実行委員を募集し、集まってくれた人たちと一緒に考えた会の名前が「走って跳んで投げる会~チームワーク賞をねらえ~」略して「はとな会」というわけです。
「走る活動」では、5,6年生ともに、より速く走ったタイムを競うのではなく、安定した心拍数で同じペースで走り続けることをねらいにしてきました。速さよりもコントロールの学びです。自分の走るペースがコントロール出来ているか、ゴールタイムやラップタイムを予想し、当てる「あてっこペース走」を行いました。
日々の授業でも、脈を測り、班やペアでラップごとのタイムを記録しグラフにして、自分の走るペースを可視化しペースコントロールを意識してきました。5年生はラップごとにヒントの声掛けをランナーにしていいことにし、6年生は走り終わるまでヒントなしで予想タイムの通りに走れるかチャレンジしました。練習の成果もありコントロールがうまくいった人や予想とピタリだった人も複数いました。お見事!
「投げる」活動はフリスビー投げ。
「はじめフリスビー投げと聞いて笑ってしまったけど、実際にやってみると投げ方や力の入れ方が難しく、意外と奥が深いことが分かった。」
「ボールなら遠くにとばせるのに、これは曲がってしまうから難しい。」
など、子どもたちの感想から見られました。持ち方やタイミングなど、よく班で学んでいました。
「跳ぶ」活動は立ち幅跳び。
自分の身長を超えようというところから始まり、手を振る、しゃがむくらいぎりぎりまで足をつけるのを我慢するなど、より遠くへ着地するにはどうすればいいか考え合っていました。
記録を測定するのも班で行います。メジャーの準備や位置合わせ、記録の記入などローテーションしながら上手く分担して進めていました。
はとな会、これまでの学習の成果を発揮できたかな。
ぜひぜひ寒い冬休み。マイペース走やフリスビー投げ、立ち幅跳びで身体を動かしてみてはどうでしょう?
昔遊びの会を開催しました
12月10日(土)3年ぶりにPTA文化セクション主催の昔遊びの会を開催しました。
昔遊びの会は、異学年交流、昔の遊びに触れ楽しむこと、休み時間に遊んでいる遊びを見合うこと、そんな姿を役員の方やお手伝いの保護者の方が支え、共に楽しむ場として受け継がれてきたPTA主催の行事です。
開催に至るまで役員の保護者の方たちと演目の内容や、当日の感染症対策について考え合ってきました。考える中で、開催に向けてご尽力下さった昨年度までの取り組みや様子を確認しました。開催に向けたバトンは確実に今年度の役員さんたちに受け継がれ、話し合いで大変参考になりました。ありがとうございます。
今年度は感染症対策のため、1,3,5年生の部と2,4,6年生の部に分け、開催時間も限定しました。
演目は、「おり紙」「わなげ」「ヨーヨーつり」「紙ひこうき」「しゃてき」「けん玉」「すばなし」「こま」の8演目です。
各演目、楽しく和やかに子どもたちが楽しめるよう掲示物や説明が華やかでした。楽しい雰囲気でも、混雑の状況を見て保護者の方が声をかけて下さっていました。
終わり際、子どもたちから
「見て見て見て~これ作ったの!」
「もう終わり?もっとやりたかった!」
「はまりすぎて、ずっと同じ場所にいて、気がついたら終わってしまった・・・」
微笑ましい声が複数で聞こえました。
後日、当日参加できなかった人やもっとやりたかった人のために、「おり紙」の演目で使用した掲示物を低学年校舎と3年生の廊下などに掲示しました。休み時間におり紙をみを手に見本を見ながら作っている様子が見られました。お家に持ち帰った人もいるかもしれませんね。
昔遊びの会の余韻を楽しみつつ2学期が終業しました。
笑顔いっぱいの昔遊びの会、ありがとうございました!
幼小で「主体的・対話的で深い学び」をつくり、育ち合おう [Ⅱー325]
子どもたちには、《幼小時代に異年齢でかかわることの楽しさを味わう》《主体的に人生を切りひらく経験をする》《協同してつくる世界の面白さを味わう》などを大切に過ごしてほしいと思います。そのための幼稚園、小学校にしていきたいです。
ここ数年、保育、教育では、「主体的・対話的で深い学び」が語られ、広がっています。保育要領、学習指導要領(文部科学省)など、「『生きる力』を育むため」この学びを大切にしています。私は、現在と未来に、一人ひとりが社会のつくり手となるために必要な学びと考えます。
【幼小で「主体的・対話的で深い学び」をつくり、育ち合おう】
12月、2年生からゆり組(年長)に郵便が届きました。「どんぐりみゅーじあむに ぜひきてください」というお誘いでした。当日、ゆり組のみんなで小学校絵画室へ行き、2年生といっしょのグループに座りました。はじめの集まりで2年生から「ようこそ、どんぐりみゅーじあむへ。まちにまった会です。いろんなものをつくりましょう。やさしく教えるから」と話しました。その後、2年生がドングリでつくったこまや剣玉、マラカス、アクセサリーを近くで見せてくれて、幼稚園の人に、好きなものを選んで、いっしょにつくろうと誘ってくれました。
絵画室でドングリゴマやドングリ剣玉などをつくった人たちが、早速、幼稚園のテラスに行って試します。ドングリ剣玉は、紐を通したドングリをカップの中に入れることが難しい。何回かやっているうちに、紐が外れて飛んでいってしまうこともありました。直すには、絵画室に爪楊枝を取りに行き、紐を爪楊枝で押しながらカップの穴に入れて、反対の中側から引っ張って結びます。穴から抜けないように結び目を大きくするなど、1つ1つが難しい作業のようでしたが、ゆり組の人から頼りにされた2年生がゆり組の人のためにがんばっていました。
上の写真のように、幼稚園の人の「どんぐりをカップに入れたい」気持ちに火がつきます。ところが、入れたいけど入らない、入らないけど入れたい。自分なりのやり方で失敗、2年生のやり方を見て試行錯誤をします。カップを持つ手で投げる方向を試し、2年生のからだの使い方などを見て工夫していました。また、紐が長いと難しく、2年生さえも「長すぎてムズイ」など、入れるのに苦労していました。これまでの研究では、保育者の「やってごらん」という「声かけ」よりも、他の子の「できた!」という「姿」の方が、「やりたい!」に火をつけることが多いと言われています。今回もそのように感じとれました。何回も何回もやって、入った瞬間の喜びは大きなものでした。私もいっしょに喜びました。
終わりの集まりで、何人か感想を話してくれました。「どんぐりでこんなに遊べて楽しかった」とゆり組の人が話したり、「今日から友だちだよ!」と2年生が話していました。2年生にとっては、事前の準備をし、年長者として教える経験を積みます。当てにされる、頼りにされる自身を大事にしてほしく、教員からもここがよかったね!と声をかけます。
共同研究者の久保健太さんによれば、主体的な学びは、学習者本人のやりたい!という気持ちからはじまる学びです。そうした学びをたくさん経験してほしい。対話的な学びは、子ども同士の協働から生まれる学びです。久保さんが「挑戦し、失敗する。試行錯誤を繰り返す中で、子どもたちは様々なアイデアをやりとりし、仲間たちのアイデアにもふれ、自分の学びとします。」「試行錯誤の中で、子どもたちは知識・技術を発揮したり、結びつけたりしています。そこに子どもたちの「学び」がある」と言っていました。今回、やりたい気持ちに火がつき、やってみるが思い通りにいかない中で試行錯誤し、お互いの姿を通した、ことばだけでない豊かな対話的な学びが生まれていました。深い学びは、知識・アイディアを相互に関連づけることで生まれる学びですが、今回の様子では、腕やからだの使い方の探究、紐の長さの調整、幼稚園の人がいろいろと試す中で後ろにまわす技を2年生が発見し、新たな技を探究するなど起こりはじめていました。
もう一つは、2022年度から3か年程度を念頭に、文部科学省から『幼保小の架け橋プログラム』として、「子供に関わる大人が立場を越えて連携し、架け橋期(義務教育開始前後の5歳児から小学校1年生の2年間)にふさわしい主体的・対話的で深い学びの実現を図り、一人一人の多様性に配慮した上で全ての子供に学びや生活の基盤を育むことを目指すもの」という提起にかかわります。今後、この方向で幼保小の連携がすすむことを願っています。初等部では、これまで主体的・対話的学びが展開されるための環境づくりをすすめてきました。たとえば、しぜんひろばでの幼小の交流、畑の虫や草花を通しての交わり、幼稚園の人が1、2年生や音楽の教室に行き、小学生の様子を知ることなどです。このプログラムのねらいの1つに「幼児期から児童期の発達を見通しつつ、5歳児のカリキュラムと小学校1年生のカリキュラムを一体的に捉え、地域の幼児教育と小学校教育の関係者が連携して、カリキュラム・教育方法の充実・改善にあたることを推進」することがあります。ぜひ実現させていきたいです。
ドキドキの鬼ごっこ
雨上がりのとっても気持ちよく晴れわたった昼休み、子どもたちが続々と校庭に集まってきます。
遊び企画委員会による「ひみつけいさつ」が開催されるのです。
ちょっとルールが難しいとのことで、今回は3年生以上が対象とのことでした。
かかりの人が、ルールを説明してくれます。
・まず全員目をつぶる
・鬼をやりたい人は、目をつぶったまま手をあげる
・かかりの人にタッチされた人が鬼になる
・誰が鬼かわからない状態で、鬼ごっこ開始
みんな、ドキドキしながら目をつぶり、スタートの合図で一斉に校庭に散らばっていきました。
1回戦は、約5分。よくもこんなに動き続けられるものだと感心してしまいました。
テキパキと自分たちで進行してくれたあそび企画委員のみなさん、楽しいイベントをありがとう。
寒さで体を動かすのが億劫になりがちですが、こんなおにごっこができるならワクワクです!
「あのね」~どんなことを大切にしてきたのか。今も大切にしたいことは何か~[Ⅱー324]
毎年発行されている親と子の会話集『あのね』。2022年版に、私も書かせていただきました。書く前に、初期の頃の『あのね』を振り返りました。大場牧夫先生(初等部誕生時の専任教員)が、「子どものことばに耳を傾ける」、「ことばとして言えるかどうかの問題ではなく親と子・先生と子の間にそんなことが言える気持の結びつきがあるということが大切」、「まず「生きたことば」を大切にしたい」などを書いていました。
●1986年度版 「あのね うんとね きょうね …」なかなかスムーズに次のことばがでてこなくて 聞いているほうがもどかしくなるようなことば/ちゃんと聞いてもらえるまで ひつこくつきまとって いい続けることば/ことばではいってないけれど 顔や動きで「あのね…」といっている それもことば
でも なかなか通じにくいものです 子どもは伝えたいのに おとなが受けとめないことが多いからです/親も教師も 子どものことばに耳を傾ける必要があるのです ほんとうに子どもを理解するためにも」
●1987年度版 「小学校一年生の作文に「せんせいあのね…」と書き出すことを大事にする時があります。自分の感じたこと思ったことを文章で表現する始まりの時です。
この「あのね…」は話すことばとしては幼稚園時代に大事なことです。それはただことばとして言えるかどうかの問題ですなく親と子・先生と子の間にそんなことが言える気持の結びつきがあるという大切な事です。
家庭生活での子どものことばや会話の記録はその意味で宝物のように感じます。この子どもたちが青年期に入りはじめる時にあるいは親子の会話がぎくしゃくすることがあるかもしれません。その時になってあわてないために心の結びつきのことばを大事にしていきたいものです。」
●1989年年版 「「ことば」も正確な表現よりも まず「生きたことば」を大切にしたい。それは気持ちの「表わし」であり、イメージの「表わし」であり、子どもなり、その人なりの「表わし」として大事なのだ。「あのね…」は家庭生活での親と子の「生きていることの表わし」だと思う。それが「手書き」によって楽しく伝えられている。」
現在も大切にしたいことです。
―2022年版―
〈子どもより学ぶ〉 子どもの発達について学ぶと、願いや理想を込めて、それを基準に子どもをみてしまうことがあります。そして、できていないことを気にします。また□□が大切と頭で理解して、実際にそうならないことに悩む場合があります。そうした時こそ、子どもと過ごしていて心が動かされたことを思い出します。子どもの不思議さに目をみはる感性だったり、豊かで繊細な感受性、旺盛な好奇心とその気になり行動することなど、ハッとさせられてきました。私は、子どもから感覚や思考の回路をひらかれ、感受性や思想を育てられてきたのだと思います。
〈あせらず、ゆっくり、たっぷり、子ども時代をしっかり過ごそう〉 子どもは、自分でしたい、相手がわかってくれた、不思議に思う気持ちと感動、自分なりのやり方(試行錯誤や失敗も)、関わる楽しさなど、それぞれの年齢で、それぞれの時期に、その時しかできない生活を送り、その時しか味わうことのできない感覚、感情、感受、感動、認識、思考など、たくさんのことを自らの内に育てています。だから《現在、今》が貴いのです。
〈子どものことば、親子の触れ合い〉 子どものことばは、たっぷり《遊び、からだを動かし、心を弾ませ、やすみ、食べ、寝て》育ちます。《安定した人間関係、周囲の協力》などがあり、情緒の発達があって育ちます。《好奇心》《五感の耕し》《実物、実際⇔感覚、感受、感情、思考、認識、理解》とことばの結び合い、《共感》《ことばでわかり合う》などの土台があってこそ豊かになります。
ゆったりとした人と人との信頼と安心感の中で、ことばは子どもの体と心に入っていきます。子どもは自らの五感を働かせて感じ、考え、確かめられるような時間や空間、関わりをもつことによって、ことばを育てます。ぼんやりも、貯えられているものがある貴い時間です。このようにして獲得されることばは、子どもの中で考え(思考)や想像力のもとになっていきます。大人は、「そう。そうなんだ」と相槌を打ちながら、子どもと同じ目線を意識してききたいですね。良いきき手は、良い話し手を育てます。
ぬくぬく!織り物
工作室の前を通りがかると、換気で開け放ったドアから3年生の姿が見えました。
ちょっとおじゃましてみると、毛糸を手に黙々と作業しています。
四角い板紙に縦糸をピンと張って作っていたのは、てぶくろ!
割り箸にはさんだ横糸を、上・下・上・下、と丁寧に丁寧に通していきます。
一段できたらクシに持ち替えて、キュッ、キュッと押し下げていく作業がリズミカルです。
なるほど、これをしないと「ゆるふわ」で風がスースーしてしまいます。
密で暖かな手袋にするためには欠かせない作業なのですね。
丸い枠についた突起に、毛糸をひとつひとつ巻きつけている人もいます。
こちらは「帽子」になるのだとか。
今日のところは、おでこから2センチくらいの部分に取り組んでいる人が多いように見受けました。
「ぜんぜんすすまないー!」「手伝って〜!」なんて声も聞こえてきましたが、みんなお気に入りの糸で自分だけの帽子の完成が楽しみで仕方ない様子です。
色を組み合わせて、おしゃれな縞模様にしたり、一色でシックにまとめたり。
みんなの手がとっても暖かそうです。
一心に手を動かして、時間をかけて自分のものを作り出す教室。
織物の動きはとても静かだけれど、熱気がありました。
先生もなんだか挑戦したくなりました。
下校します
12月16日 16時58分現在、
京王線下りが再開しましたので、児童が下校します。
宜しくお願いします。
桐朋小学校 教務
京王線下り列車がとまっています
15:45現在、京王線下り方面で列車が通行を休止しています。
当該路線で、まだ下校していない子どもたちには、再開が確認できるまで学校に残るように伝えています。
運行が再開して下校を開始する際には、またお知らせいたします。
桐朋小学校 教務
自分で選ぶ「ことば」
6年生の書写の授業では「書初め」に取り組んでいます。
お正月にちなんだ言葉や新年の抱負などを書く「書き初め」。
ことば選びはとても大切です。
自分で選んだことばには気持ちが入って良い作品ができます。
事前に本で調べたり、家族に相談して決めた言葉を、書写の先生が一人一人の4文字のお手本にしてくれます。
日進月歩、夢の実現、文武両道、心機一転、切磋琢磨、風林火山・・・・
選んだ文字に、その人らしさや、新たな一面も感じました。
前回は、紙を四つ折りにして、位置をしっかりと意識して練習しました。
2回目の今日は、文字全体の形や位置に気をつけて書いていきます。
次回は、小学校最後の書写の授業です。
いろいろな想いのこもった力強い作品が新年に展示されることを楽しみしています。
昔遊びの会について
10日(土)昔遊びの開催について
10日(土)7:00ごろに保護者専用ページ内「全ての保護者の方へ(連絡事項)」にて開催の有無をお知らせします。
参加申し込みをしている人は、ご確認ください。
(※7:00ごろまで該当ページは開きませんのでご了承ください)
また、参加される方は本日9日(金)クラスで配布された「健康観察票」が入場券代わりになります。
ご家庭でご記入を済ませて、持たせてください。
※通常の登校時の健康観察カードではありません。昔遊びの会限定のものですのでお間違いのないようお願いいたします。
本日欠席された方や万が一手紙が届いていない方は、明日7:00以降、保護者専用ページをご確認ください。