緊張の10分間

「みなさん、おまたせしました〜!お昼の番組のはじまりです!」

「イェーイ!パチパチパチ!」

軽快なオープニング曲にのって、10分間の放送がスタートしました。

今回は3日連続放送のプログラムでした。

メンバー全員が違うクラスなのではじめはちょっと遠慮気味でしたが、6年生が昨年の段取りを思い出して伝えたり、5年生も斬新なアイディアを出して企画を練ってきました。

初日は、梅雨にかかわる豆知識。

二日目は、最近流行っているクラスの遊びクイズ。

最終日は、続きが気になる本の紹介。

それぞれ、音楽の授業で録音した歌もオンエア!

学校中のみんなが耳を傾けてくれた10分間。校長先生も足を止めて見守ってくれていましたよ。

ゼロから企画を立てる大変さ、全校に流す責任、そして、みんなが楽しんでくれるかな?という心配・・・

ドキドキする気持ちをチームワークでカバーできたおかげで、リスナーの反応は上々!!

ほっとしたら、急におなかが空いてきた〜という声もありましたね。おつかれさまでした。

しずかな昼食時間を彩る、にぎやかな放送番組のおはなしでした。

顔見知りができました!

先日、6年生は、国立にある桐朋学園小学校の6年生との交歓会を行いました。

コロナで一昨年は開催できず、昨年はオンラインでの開催だったため、実際に会って交流するのはとても久しぶりでした。

今年は桐朋小学校に来てもらう番。実行委員会を立ち上げ、バレーボール、バドミントン、障害物リレー、お絵描きゲーム、ボードゲームなど、いくつかのグループに分かれて学園小の6年生と楽しく遊ぶための企画をしてきました。

当日、準備を進めていると学園小の6年生がやってくるのが見えて、子どもたちは大興奮。お出迎え担当の子どもたちが案内をしました。

まずは第4体育室に全員で集まって、誕生日順に並ぶゲームを行いました。声を出してはいけないルールでしたが、初対面でも、そこはさすが6年生。うまくコミュニケーションを取りながら楽しみました。

 

その後はグループに分かれ、各グループのリーダー主導の下、遊びを満喫。自然と交流が生まれ、お互い名前を呼び合う姿もありました。

 

 

たくさん遊んだ後はお楽しみ、おやつの時間。普段のパン券では注文できないクリームパンを、グループごとにおいしくいただきました。

楽しい時間はあっという間。最後に学園小の6年生からお礼の言葉と花束が贈られ、お別れしました。学園小の6年生も、とても楽しんでくれたようでした。6年生、企画に運営、頑張ったかいがありました!

来年、中学に進学したら一緒に生活する仲間と交流ができ、顔見知りもできて貴重な経験となりました。

また会える日が楽しみですね。

 

子どもたちが、社会のつくり手へ [Ⅱー302]

もうすぐ2022年度前期子ども集会です。集会に向けて、各学級で、「どんな学校にしたいか」「しぜんひろばの遊びや、コロナ禍でできる遊び」「遊びのきまりについての意見、その他、みんなで考え合いたいこと」について話し合いました。そのことを56年生の各自治委員会が受けとめ、話し合い、子ども集会で提案(「議案書」に記述。子どもたちはすばらしい「議案書」を作成!)をします。集会では、「目標や活動計画をみんなで決定し、意見を出し合」います。それから、2学期全校集会や3学期後期子ども集会で振り返ります。

桐朋小学校の教育目標は、「自分自身の人生の主人公に、社会のつくり手となりゆくための根っこを育てる」ことをあげています。実現するために、「自治を大事にします」。「大事なことを自分たちで決めていく経験は大切です。さまざまな参加活動を通して社会のつくり手となっていくための根っこを育てます。」

子どもたちには、自分たちに関わるすべてのことについて、自由に自分の願いや考えを表明する権利(子どもの権利条約12条)があります。日常で「どうしたい」「どんなだったらいい」などを大切にして、よりよい生活、遊び、学びをまわりの人たちと(自分たちで)探究していきます。

年長の人たちが小学校の角材を園庭に運んでいます。その後、「ドンじゃんけん」などに使用。 

■2022年度 こんな学校にしたい (「議案書」より)

・みんなでなかよく楽しくすごしたい。(1年)/・楽しくて元気あふれる学校。森みたいに生き物 しぜんあふれる学校(1年)/・みんながもっとやりたいことができる学校になってほしい!(1年)

・みんなが楽しく学んで遊べる学校(2年)/・みんなが安心していられる学校(2年)/・仲良くする学校。とうほうのキャラを作りたい!!(2年)

・自由で生きもののエサがある。ゆう具を作る。メリハリのある学校(3年)/・生き物や動物がいて自然がいっぱいの学校。学年を気にせず仲良く学びも遊びもある学校(3年)

・心が傷つかず、自治を大切にする学校。にぎやかでかんきょうによい学校。特にかんきょう(SDGs)、にぎやか(面白い)(4年)/・15分休みについて話し合いました。じゃ口からジュース、お茶、お湯を出してほしい。特に冬に手を洗う時、お湯が出るといいな。(4年)

・上級生、下級生が仲良く意見を出し合い、みんなで作っていける学校(5年)/・差別や弱いものいじめがなく安心して生活をおくれる学校(5年)

・注意されたらくりかえさない平等なけんかの無い学校。自由気ままに異学年と遊べる楽しく思いやりのある学校(6年)/・環境問題を解決するために、節電や3Rを意識する。自分の考えを大切にいっぱい遊んでいっぱい学べる学校(6年)

 たくさんの作物が育っています

■理科園しぜんひろばについて、各学級で話し合われ、出された意見、それを理科園しぜんひろば委員会が受けとめ話し合ったこと(「議案書」より)

私は、理科園しぜんひろば委員会に所属し、56年生と活動しています。4月以降、各クラスで話し合われた意見と、意見について理科園しぜんひろば委員会で話し合いました。以下、→左が各学級の意見、→右が委員会で話し合って提案

・「ひみつきち」「やりごたえのある遊具」をつくりたい。→ ツリーハウスと合体します。/・「ツリーハウス」をつくりたい。→ つくります。/・「森みたいに生き物のしぜんあふれる学校」「生き物や動物がいて、自然いっぱいの学校」にしたい。「生き物を増やす、しぜん、魚、こん虫を増やす」→ 活動目標に入れました。/・「池を泳ぎたい」「ウオータースライダー」をやりたい。→ 池に入ってはいけないので、できませんが、水鉄砲に関する企画を考えています。/・ひみつきちづくり、おにごっこ、ブランコ、木登り、飛び石 → やってもOKです。気をつけて遊んでください。/・橋をつくってほしい。→ とび石のスリルを残すということになりました。/・いけ→ もうあります。夏休みにかいぼりをし、池をそうじします。/・しばふ、土管を長くして、出口を増やす。→ 自然をありのままに楽しむ広場なので、なしになりました。/・ブランコを増やす。→ ツリーハウスをつくる場所を残すため、なしになりました。/・りかえんのかいほう!→ 理科園は観察園なので、解放はしません。/・川に水風船を浮かべて風船つくり→ 池からとれない場所に行く可能性が高いので、なしになりました。/・虫とり→ 生き物をとった場合は、票に書き、担任の先生のサインをもらい、しぜんひろばに返すというシステムを作りました。/・生き物のエリア→ エリアはつくりませんが、生き物を少しずつ増やしていきます。/・一年生に木登りができるよ! ブランコが楽しいよ! 生き物がいっぱい見られるよ! と伝えたい。→ 一年のクラス回り担当者がしぜんひろばの魅力を伝えました。  

各学級で話し合われたことを受けとめ、私たち委員会ではこう考え、こうしていきたいと提案します。そして、集会で話し合います。

絵画室前、6年生の作品展示

■各委員会の活動目標(「議案書」より) ー学級から出された意見も受けとめ、各委員会の活動目標をたてましたー

各委員会が、「みんなの声」を元に考えた活動計画です。子ども集会では、ぜひ、積極的に質問や意見を出してください。

□理科園しぜんひろば委員会 ・しぜんひろばを緑あふれる場所にする! ・今年度中に絶対にツリーハウスをつくる!

□代表委員会 ・走る人を減らせるようにみんなで協力しよう。 ・一人ひとりの意見を聞きとる。

□図書委員会 ・みんながいつでも行きたいと思えて、リラックスできる図書室。 ・本が好きな人も苦手な人も興味をもってたのしめる図書室。 ・コミュニケーションを大切にできる図書委員会。

□放送委員会 ・定時放送を時間通りにやる! ・放送番組をやる。

□体育委員会 ・みんなが安全に楽しめるようなルールをつくり、守れるようにする。

□プレイルーム委員会 ・安全でケンカがなくて居心地が良いプレイルームにする! ・クラス回りの時間を守る。 ・日常的にプレイルームを見る。

□保健委員会 ・コロナ対策やマスクの呼びかけをし、たよってもらえる安心安全を守る委員会。 ・校内を走ることでのケガを少なくする。

□あそび企画委員会 ・みんなで楽しく参加できる企画、遊びを考える。 ・学年とわず皆が楽しむ企画を作る。 ・あそび企画委員も楽しむ遊びを考える。 ・遊びを通して友達をふやそう。

■「みんなの声」から代表委員会で考えた、桐朋小学校の今年の目標です。(「議案書」より)

□環境問題を考えながら、自然を大切にする。

□自分の意見を積極的に発言する。

これについても子ども集会でぜひ意見をください。

ことりはとっても歌がすき♫

先生が教室にキーボードのワゴンを持っていくと、みんなが机と机の間の通路をちょうどよく空けて招き入れてくれました。

「コードを繋いでいる間に、みんなの机の上をきれいにしてね」

と声をかけると、よしきた!とすばやく準備をしてくれたので、予定の時間よりもちょっとはやくスタートすることができました。おかげでたくさん歌えます。

 

前回は「ハンドサイン」を練習しました。

音の高さを、自分の体に階段をつけるように手で示していきます。

グーの手でおへそのところに当てると、ひくいド。

口のところにマスクのように手を当てると、ソ。

などなど、手の形と体の位置で覚えていきます。

 

♫ドレミファソ ラララララ ラ ソ ド!

先生がこんなふうにやってみると、みんな「あ!」という表情になりました。

お気に入りの『ことりのうた』(与田準一 作詞/芥川也寸志 作曲)のメロディーだと気づいたようです。

ドレミファソ と、木の枝を登っていって、

ラララララの部分は、おいしいりんごを突っつくように一休み、

そして助走をつけて、てっぺんのドの巣にぴょんと戻る、

というイメージでみんなで音の高さを確認します。

ハンドサインに慣れたら、メタルフォンを使って素敵な響きを味わいました。

♫ことりはとってもうたがすき

かあさんよぶのも うたでよぶ・・・

「かあさん」のところを、お友達の名前で呼ぶのが流行中。

呼んでほしい人の手がいっぱい上がっていました。

中嶋涼子さんへの取材、保護者の方の感想に学ぶ [Ⅱー301]

1、6月13日、中嶋涼子さんへ取材を

中嶋さんに『桐朋教育』の「卒業生」コーナーの取材をさせていただきました。これまで何度か中嶋さんの話を聴いてきましたが、今回、あらためて「桐朋らしさ」について考える機会をもらいました。

中嶋さんは、在籍した桐朋小中高で、自然と仲間が車椅子を押してくれたと言います。遊びでは、いっしょに楽しむ工夫を話してくれました。手打ち野球をやる時は、打つのを代わりの人がやる、走る距離はベースまでの半分などと、いろいろと工夫していっしょに楽んだそうです。車椅子の人への壁がなかったとも話していました。当時を振り返ると、「子どもは柔軟なんだ!」(そうした思いから、中嶋さんは学校での講演機会を大切にしています。)。いっしょに過ごすから感じてくれていた。いっしょに過ごして自然と気遣った。桐朋はそういう場所だったそうです。

また、卒業後に7年間暮らしたアメリカでも、中嶋さんと目を合わせ、笑いかけてくる。何で車椅子なの? 手伝おうか! など声をかけてきたそうです。アメリカはいろいろな人がいて、活き活きしている人がたくさんいたと言います。

ところが、日本で就職したら桐朋やアメリカでの生活が当たり前ではなかったことを実感し、その当たり前でないことを変えていきたいと話してくれました。「桐朋らしさ」や「アメリカでの人との関わり」が当たり前になることを願って活動しています。

他に、涼子さんが発症して車椅子での生活になる前には、障がいに対してかっこ悪い、かわいそうと思っていたことを話してくれました。私はその話を聴く度に、私自身にある差別や偏見を考え、向き合い、葛藤します。

小4で学校に戻って、みんなは以前と同じように接してくれたが、自分だけ、みんなと違う、恥ずかしい、自信を失うことに。そして、引きこもるようになったそうです。その後、映画「タイタニック」と出あい、観に行きたい、外へ出たいと、11回観に行ったと言います。映画を観に行く際の差別などにぶつかりながらも、それを越えていく涼子さん。

卒業後のアメリカ生活、それから日本で、好きな「タイタニック」を制作した会社に就職。夢が叶った、しかし、トイレ、階段、通勤電車などの日常場面で「心のバリアフリー」を感じられた。「障がいは社会がつくる」とも。

そうした時期に、障がいをもつ人と出あいます。自分より重い病気にかかわらず、人生を楽しんでいるその人と3人で車椅子グループをつくり、歌や踊り、話などで活動。参加者から、すごい元気をもらえましたという感想などを受けとって、現在の活動にすすんでいます。涼子さん自身が「その気」になって行動して、自身やまわりを変えていく姿に励まされます。ありがとう!

園庭のあんずを収穫し、ジャムをつくりました。

2、幼稚園保護者の皆さんとの学習会を終えて

一人ひとりの感想を読ませていただいています。私の話の内容と時間についてはもってこうすればよかった、これは話したかったなど振り返っています。保護者の方からの感想で、思い通りにいかないこと、他の人とちがうこと、自分でよいこと、ちがう人どうしが繋がること、などの大切さを感じさせられました。ありがとうございます。何人かを紹介させていただきます。

●やりたいけどできない体験を繰り返していくプロセスが大事とのお話は身にしみました。親として待つことは必要だと分かっているのに、待つことは難しい。

●子どもに腹を立てることも多々あり、誰かに聞いてもらいたいと思うこともありました。また周りにいるお母さんは完璧に見えることもありますが、同じようになかなか上手くいかないことがあったり、悩むことがあると知り、少し気持ちも楽になることができました。

●ディスカッションの題材文に関し、共感しきれないところがあり、自分なりの明確な回答を準備できないまま臨んだのですが、「私は正直共感できなかった」とおっしゃっている方も何人かおり、思ったままを正直にお伝えしても大丈夫な場なのだとホッとすると共に、リラックスして自分の想いをお伝えすることができました。

●ディスカッションでは、保護者の方々と話し合ったり、様々な意見、考えを聞くことで、育児をふり返れるいい機会となりました。そこでも感じたことは、子育てをする上で、自分を受け入れてくれる家族、友人、周囲の方々がいるからこそ、親も子も成長していけるのだ、そして、つらいことがあっても乗り越えていけるのだ、ということでした。

●グループディスカッションで登園渋りの話をした所、皆さまのお言葉にとてもヒントをいただきました。異学年の保護者の方々と直接お話できたのがありがたく心が軽くなりました。

●悩みがあると、子育て本を読んで答えを探しだす事が多いのですが、まず思いをうけとめる、聞くことができれば、自ずとどうしたらいいのかわかってくるのかなと思いました。幼稚園では、子どものことを第一に考えた生活が保障されている、そして、色々な経験から学んできてくれる、自らどんどん育っていってくれる、そうわかって、私が色々しなくては、してあげなくてはという思いから開放され、心が軽くなりました。

●インターネットで子育てに関する情報を検索すると、インターネットの中にいる見えない存在にあおられるように早期教育や習い事などが、子どもの将来を有意義にするためには必要ではないかと考えた時期がありました。しかし、毎日子どもと一緒に遊び続けると、疲れてインターネットを開く気力もなく、調べることをやめたことで、子どもとゆったりとした時間を過ごせていることを思い出しました。子どもが、今なにをしたいのかという正直な気持ちを持って物事にとりくめ、それをしっかりと見守れる親になれたら良いなとつくづく思いました。

●沢山の〈響きをきく〉(「響きをきく」については、幼稚園の共同研究者久保健太さんと、倉橋惣三さんから学ぶ)。とても大切な事なのだなあーと感じました。子どもの響きをきく事だけで、ついついいっぱいいっぱいになってしまいがちですが、大人の中の響きも大切にし、親子ともに響きあって、ともに成長していくことの大切さを再認識できました。兄弟姉妹であっても一人一人違う事、響くポイントも響き方も違う事、その子にとって、一番良く響く、美しく響かせられるポイントが見つかって、また、違う響きが重なり合って子どもたちにはもっともっと大きく美しい響きになっていってほしいと思いました。

●なかなか難しいとは思いますが、お父さんは少数でしたが理想的には半分近くいると、いろいろな気づきや刺激を得られて、父母の役割分担など、男女の理解が深まると思いました。

高いところの実をどうやってとるか試行錯誤しました。友だちとの相談、技や道具、支えがたくさんあります。たのしかったね!

みんな大好き しぜんひろば

いつも、子どもの心を掴んで離さない自然ひろば。

2年生では、国語の時間に読んだ説明文「タンポポ」で学習した内容について、

自然ひろばのタンポポを実際に観察しながら確認していきました。

「花が咲いた後、本当に一度地面に倒れてしまうんだ。」

「綿毛ができるころには、背が高くなっているね!」

子どもたちの目がキラキラと輝いていました。

遊びでは「オオバコの相撲」が盛り上がります。

「私、21連勝よ!」得意げな顔の女の子もいました。

池にはたくさんのヤゴが育っていて、

みんな夢中になって水の中を探していました。

転編入試験は実施しません

2022年9月入学の転編入試験は、対象学年に欠員が生じておりませんので実施いたしません。

尚、すでに次期[2023年4月入学]への転編入学希望カードをご提出されている方には、2023年1月下旬頃にその募集の有無を発表し、ご連絡いたします。

 

[参考]

 2022年6月10日より、以下の転編入希望カードを学務窓口で受け付けています。

 ご希望の方は、代表電話03-3300-2111 内線552 事務局学務課までお問い合わせ下さい。

        平日9時~16時  土曜9時~12時

 ○2023年4月入学・・・2023年度の第2学年から第5学年

 ○2023年9月入学・・・2023年度の第1学年から第4学年      

                                      以上

田植え

畑の一画に小さな田んぼがあります。

毎年5年生が社会と総合の学習で田植えをしています。

今年も田んぼと畑の草取りから始めました。

畑は畝づくりをし、田んぼは土を均して肥料を混ぜ、水を入れる代かき作業です。

最初は「この中に入るの⁈」と、

とまどっていた人達もやり始めるとだんだん泥んこも楽しくなりました。

子どもたちの声を紹介します。

 

◎今日、畑をたがやした。さいしょは田んぼにする方をやってたけれど、と中から、畑の草むしりをやった。根っこが思ったよりかたくて、ぜんぜん抜けなかったけれど、2人でやったらいっしゅんでぬけておもったよりきれいになった。

  

◎今日、田植えをしました。それが、大変で大変で…みんな最後にはどろんこ遊びに なってしまいました。とくに重しょうだったのは、Tくんかな?もう、体操着全部がどろだらけだった。中にはぬまにはまっている人もいたな。大変だった~

 

畑に植える苗の買い出しも自分たちで行き、

調理はできないけれど「これなら収穫してみんなが持ち帰れる」

「こんな風に使える」という見通しを立てて植えてみました。

自分達でも実際に体を使って頭を使ってから農業学習に入ります。

 

7月2日(土)施設見学会のお知らせ

本校にご興味をお持ちくださるみなさま

 

以下の通り施設見学会を計画しました。

小グループで教員が校舎内をご案内します。各回1時間程度となります。

・1家庭2名までご参加いただけます。(お子さんも1名とします)

・双子のごきょうだいの場合は、それぞれのお子さんのお名前でお申し込みいただけます。

・上履きと、外ぐつを入れる袋をご持参ください。また気温も高くなってまりましたので、お楽な服装でご参加ください。

・諸状況により万一中止となりました際は、どうぞご容赦ください。

・実施最終判断は前日正午(7月1日金曜日)に本ホームページお知らせ欄にてお伝えしますので、必ずご確認ください。

 

◆7月2日(土) 施設見学会。

A: 9:00〜10:00(男児限定)・・・6月17日(金)11時30分から受付

B:10:45〜11:45(女児限定)・・・6月17日(金)12時00分から受付 

C:13:15〜14:15(限定なし)・・・6月17日(金)12時30分から受付

 

★当日は各回15分前から本校玄関前で受付をはじめます。早すぎる来校はご遠慮ください。

 

◆お申し込み開始は6月17日(金)です。

各回、受付開始時刻が違いますのでご確認ください。

本HPの紫色のバナー「説明会・体験会予約画面」よりお進みください。

 

桐朋小学校 教務

幼稚園保護者の皆さんと学び合う [Ⅱー300]

学び合う会へのご参加、ありがとうございました。アンケートを読ませていただいています。「桐朋幼稚園に入って3年目。初めての対面でディスカッション有りの会でした。」「他学年の保護者の皆様とお話する機会が少ないので、直接意見交換をすることができて嬉しく思います。」「対面でのディスカッションは緊張しましたが、完璧に見える周りの親御さんでも同じような悩みまた正反対の悩みを持っていらっしゃることが分かり良かったですし、様々なお考えが聞けてとても参考になりました。」など、私も皆さんとお話できて嬉しかったです。

事前に、保護者の皆さんより、どんな内容がよいかご意見をいただき、役員さんがまとめてくださいました。そのまとめをもとに、役員さんと打ち合わせをしました。たくさんの問いがあり、じっくり考えてみたいこと、私にはこたえられないものがありました。皆さんよく考えられていてすごい! と思いました。 

私も学ぼうと、以前にお話しを聴いてまとめた汐見稔幸先生のお考えなどを改めて読みました。そしてコピーを事前にお配りました。汐見先生には、「21世紀の社会とは。その社会の主人公となりゆくための根っこを育てるには」「人間の豊かさとは何かを考えてみましょう」「習い事について」などをお聴きしました。幼児期に大切にしたいことについては、脳の研究をされている小泉英明氏の「幼少期は特に、自然のなかに身を置くことが大事」「実体験が大切」などを学んで、引用させていただきました。皆さんといっしょに考えてみたいと思いました。


写真はすべて6月4日に見学させていただいた学園(幼小中)。たくさんの刺激を受けました。

当日、時間がなくなって、ふれることができなかったことの1つに、『暮らしの手帖』2019年秋号の齋藤陽道さんの文があります。3歳半の樹さんが骨折し、完治した後で、齋藤さんご家族は「ひょこひょこと歩く五十代くらいの」「右足になんらかの障害があるようだった」「男性」と会います。樹さんはその男性をじっくり見、「「すごいね~!」と目を輝かせながら指をさし、ひょこひょこと歩き方をまねた」そうです。

齋藤さんは、樹さんに「「笑ったら失礼だよ、まねもダメ」と教えてはいけない」と考えたそうです。そして、「自分とは異なる人を見る時、好奇心がまずある。人が人に惚れるのに似た、無垢な好奇心。だが、社会通念、常識、空気を読む、等といった、画一的な観念に支配されながら、その好奇心を抑えられることで、人が人に対して抱く興味の発露が歪められる」と書いていました。さて、私なら、樹さんにどう接しただろうか? 「周囲の目を意識して常識を教え諭す」だろうか。このことを、皆さんと考えてみたいと思ったのです。

最後は、私のレジメから。(こんなことを考えながら、学び合う会に参加しました。)

1、願い

子どもが活き活きと育ち、かけがえのない命を輝かせてほしい。その人その人の個性的な能力を全面的に開花させ、未来をすばらしい世界にするためにしたい。そのために、ヒト、もの、自身にはたらきかけて自分を成長させてほしい。

活き活きと命を輝かせていくに、〇知的好奇心「やってみたい」「なぜだろう」…〇心を動かす、感動できる「やった」「できた」「失敗した。がっかり」…〇安心感「自分が主体的に行動して心を動かす経験」「支えがある、いざというときにたすけてくれる」…等を大切にする。

2、願いの実現には

〇おもしろそう、やりたいという気持ちの芽生え、やりたいけれどもできないことでの試行錯誤や失敗の経験 〇「自分なりのやり方」を大事にされる。(大事にされることによって「他の人のやり方」とどう違うか考えられる。) 〇試行錯誤や失敗を引き受ける経験もして、できる喜び、満足した喜びを得る。3点は、その子の育ち、「人権」が大切にされていること。

私が大切にしたいこと。〇子どもの分析から入るのではなく、感情、願いを受けとめていく。「あなたはどうしたいの?」「お母さん、お父さんにはどうしてほしいの?」…という子どもへの問いかけ。 〇子どもの気になる言動にはわけがある。子どもどうしのトラブルは、双方が成長していくチャンスにしたい。子ども、他者の失敗に対して不寛容になっていないか考えてみる。 〇大人から見た価値判断の押し付けやコントロールではなく、日常生活における子どもの小さな自己決定を尊重し応援していくプロセスを大切にしたい…等。

3、社会、世界の出来事に対して

子どもたちには、現在を充実させて生きてほしい。活き活きした生活、あそび、学びをたくさん経験した人は、それが奪われることに対して、立ちどまり、考え、行動するという信頼をもっています。

大人は、現在の子どもたち、未来の子どもたちへの責任があります。たとえば直面するロシアのウクライナ軍事侵攻にかかわること。国際憲章、国際法、国際条約の無力さ。私たちの力のなさを感じる日々。

「地球の危機」~地球規模で作動するシステム→◎気候システム、〇オゾン層、〇海洋と、生物圏の4つのバウンダリー(地球の回復力の調整)→◎生物多様性(地球上のすべての生物種とそのつながり)、◎土地(地球上の重要な生物群系または広範な自然生態系)、〇淡水(地球規模の水の循環)、◎栄養素(主要な生物地球化学的循環である窒素とリンの地球規模の循環) において危機的状況をむかえている(限界値を越えている可能性大◎)ものがあります。※「新規人工物(人類が開発して放出した何千もの人工物の総称。化学兵器、生物兵器、核兵器もここに入る)」「エアロゾル(大気汚染を引き起こす大気中の微粒子)」も新たに加わります。~を学び、考え、考え合い、行動すること。

皆さん、また話し合いましょう。どうぞよろしくお願いします。