入園式、入学式をふりかえってみました [Ⅱ‐294]

八重桜が満開のなか、たんぽぽ組の人たちが入園を、新1年の人たちが入学をしました。ご家族のみなさん、お子さんのご入園、ご入学をおめでとうございます。

新5年の人たちが新1年の人たちと「パートナー」としてかかわりをはじめて、新5年生として意識をもち、試行錯誤をする。新2年の人たちが、新1年の人たちに入学式で学校のことを表現することにより、新2年生としての喜び、自覚をする。など、新1年の人たちのおかげでそれぞれの学年の人たちが大切な節目を過ごしています。新1年の人たち、ありがとうございます。

式をふりかえります。(式では用意した原稿を読みあげるのではなく、伝えたいことを考えたうえで、その時、入園、入学した人たちの顔をみて、以下のような話をしたと思います。)

それぞれの式では、一人ひとりの名前を呼び、顔をみて、園章、校章を渡して「おめでとう」の気持ち、嬉しい気持ちを伝えました。

その後、園章、校章にかかわる話をしました。園章、校章には、桐朋の「桐」がえがかれています。桐朋は、1947年に「第2の出発」をしました。東京文理科大学、東京高等師範学校(のちの東京教育大学)との協力の関係をもち、「桐」は東京教育大学の校章「桐」に由来します。東京文理科大学の務台理作学長が国立、調布の校長を兼務し、「一人ひとりの人格を尊重し、自主性を養い、個性を伸長するというヒューマニズムに立つ教育、人間教育」を桐朋の教育理念に据えました。式では、「一人ひとりを大切にするよ、自分を伸ばしていこうね。応援するよ! という意味を込めて」いるとお話しました。

桐朋の「朋」は、仲間という意味です。一人ひとりの持ち味を大切にして、お互いにかかわりあって成長していこうという意味をお話しました。

 
しぜんひろばの桐。左は、広島修学旅行の際いただいてきて移植した被曝アオギリ二世。 

保護者のみなさんには、子ども時代に、発展途上の子どもの権利である「安心」「自信」「自由」などを一緒に大切にしたいということをお話させていただきました。子ども時代に、安心して生きることができる、自分を信じて肯定できる自信、自分の考えで行動できる(自分なりのやり方が大切にされる)自由をだいじにしていきたいと思います。また現在という時代に、平和のうちに生きる権利を大切に守り、ひろげることをすすめていきたいです。私たち大人も成長していきましょう、という気持ちでした。

子どもたち、保護者のみなさんに、職員室前に咲くチューリップの花にかかわる話もしました。2年生が1年生の入学をたのしみに育てました。

2年生の人が「花のつぼみは どんな音をしてさくか/しらべたくて見に行った。」こと。「チューリップの花は/ヒラーッと音がしたと思った。」「つくしは/グニュとめを出したと思った。」「たんぽぽは/ピローッと音がしたと思った。」「あさがおの花の音は/プワーかな。」と発見、感動しています。(笠原紀久恵『先生が好き 学校が好き 子どもの数だけ豊かさがある』国土社より)

「じいっと耳つけて聞いたんだぞ」。知りたいという気持ちで、いろいろな世界を感じているすばらしさ、その尊さ。先生たちも、保護者のみなさんにも、「聞いてもらえるから次々と発見が続き、感覚が磨かれていく。ゆったりと耳を傾けてもらえる体験の中で育つ」という願いとかかわりを共有したいと思いました。「安心の土壌」をいっぱい耕していこうというメッセージを込めました。


1年生の教室。2年生がいっしょに過ごしてくれます。

桐朋にも、きらっきらの春がやってきました。

別れの春。

出会いの春。

ドキドキの春。

ワクワクの春。

 

いろんな思いが生まれる季節だよね。

昨日は楽しかったのに、今日は嫌なことがあったり、明日には忘れていたり。

春は忙しい、でも素敵な季節です。

去年綴った桐朋小だよりが、はじめの気持ちだったので、再掲しておきます。→こちら

太陽も強くなってきて、ギラギラ照りつけ

カモ達も 急な暑さで水浴びを開始。

いつもは、子どもたちがいない朝の時間の水浴びですが、

今日はお昼の遊び時間に、いつものカモ達が遊びに来ていたのです。

 

ずっと日本カナヘビとりに夢中だった2人の2年生。

カモの存在に気づくと、びっくりしないように そろりそろりと近づきながら

木のうしろからカモを見守っていました。

走ってかけよることもなく、脅かすこともなく、少しずつ、邪魔しないように、一緒に共存する空間は、

しみじみと素敵だなぁという気持ちにさせられました。

 

日陰で泥団子をつくって、

虫眼鏡を見ながら、葉っぱやどんぐりなどを観察。

「ここは虫がおしっこをした跡ですかね〜」

「うーん。今度はこのどんぐりを観察してみよう。」

2人で何やら話しながら、いろんな世界を見つめていました。

 

穏やかな時間が過ぎたかと思えば、

元気な子どもたちの声が遠くから寄ってきて、

カモのいるしぜんひろばで、思いっきり鬼ごっこや飛び石スタート。

満開の八重桜を一輪持って、

今日は それがお土産です。

 

また明日、元気に学校においでね。

 

入学おめでとう!

今日は入学式。

4月13日、今日という日を、学校中のみんなが待ち望んでいました。

2年生は、1年生だった時から、チューリップを植えたり、1年生のためにお祝いの表現を練習したりしていたよ。

3月、1年生が終わってまっさらな教室になった時、先生が教室の点検をしていたら

机の中に1枚の手紙が入っていました。

「がんばれ!すっっっごくたのしいよ!」

サプライズで、1年生にメッセージを書いていたんだね。

今日の表現でも、2年生のその気持ち、しっかり伝わったと思います。

 

↑2年生と1年生でペアをつくって退場。

↑やり遂げた後、少し誇らしげな2年生。

 

3年生は、1年生のために椅子を運んだよ。

今日座っていた椅子、3年生の椅子だったんだね。

そして、「1年生にメッセージを書きたい!」ということで、看板も作っていたんだよ☻

4年生は、体育館の壁飾りをこだわって作ったよ。

みんなが繋がれる願いを込めていたんだね。

 

5年生は、パートナーさんの電話かけからはじまって

教室を飾り付け、はじめての登校を共にしました。

「ここはね、こうやって つかうんだよ。」

「おてあらい、だいじょうぶ?」

1年生のことをよく見て、自分に何ができるか考えながら、緊張しながらも

「がんばりたい!」

気持ちで溢れていました。今日から、パートナーさんとの思い出がはじまるね。

6年生は、1年生の教室の大掃除、資料や教科書の準備、会場の設営、

まさに縁の下の力持ちでした。ありがとう。

 

校長先生が言っていました。

「桐朋の桐は、ひとりひとりを大切にするということ。朋は、仲間ということ。

安心・自信・自由を大切に。思いっきりやりたいことをやっていこう。」

今日生まれたいろいろな気持ちを 抱きしめて。

どんな1年にもできます。

最後は、2年生が1年生に伝えた言葉を引用して。

「いっしょに、たのしい がっこうを つくろう!」

 

 

 

 

みんな、張り切っています!

新年度がはじまりました。

校庭で行う始業式(コロナ禍以前は体育館でした)にもみんなすっかり慣れました。

代表委員は6年生になって最初の大仕事をテキパキと進めてくれました。

5年生のクラス代表の人たちは、今年楽しみなこと、頑張りたいことをそれぞれの言葉で伝えてくれました。

 

「いつの間にか、僕は5年生になった。

5年生になると、委員会活動やパートナー活動が始まり沢山の仕事があるようになる。

僕はパートナー活動で1年生を迎えにいくのには少し自信がある。

委員会活動をやるのには、責任をもってやらなくてはならない。

ぼくがやりたい委員会は 図書委員や理科園しぜんひろば委員会で、どちらも冷静にやっていきたい。

だから僕は、親切に落ち着いて

パートナー活動や委員会活動をしっかりできる5年生になりたい。」

 

パートナーさんとの出会いや、児童会活動に胸を躍らせていることが伝わってきて、きいているみんなもワクワクしました。

2年生が昨年植えてくれたチューリップも満開。新入生がやってくるのが待ちきれない様子です。

始業式の後は、2年生みんなで入学式の練習に取り組みました。

久しぶりなのに、しっかり元気な歌声が体育館に広がって驚きました。

ひとつづつ進級した桐朋っ子たち。

みんな、張り切って新年度をスタートさせています。

(代表委員のみなさん、準備・片付けおつかれさま!)

その子その子の「意味」を大切に [Ⅱ‐293]

私たちの園、学校では、「子どもを原点にした保育、教育」の実現をめざしています。それは、「一人ひとりが独自に持っている好奇心や感性によって、周囲の世界や他者に対して価値づけをしていくことで見出される」(汐見稔幸さん『教えから学びへ』河出新書)その子その子の「意味」を大切にすることです。

 園庭、畑より

桐朋幼稚園の園庭にあるアスレチックの棒と子どもを例に考えてみましょう。この棒は、その子その子にとっていろいろな「意味」をもちます。

〔いまは滑り降りることはできないけれども、いつか降りたい〕とおもう人、〔友だちの降りるのをみていて、やりたいと思ったけれども、棒を握るのにも怖さがあってなかなかできない〕人、〔何度もやっているうちに、足をからませないで手だけで滑り降りることができた〕人などいます。

〔誰もいないとき、下からのぼる人がいました。はじめはできませんでした。だけど、裸足になってやってみたり、足に砂をつけてみたり、足の使い方を曲げて挟んでやってみたらのぼれるようになりました。とってもうれしかった!〕

実は、この人ができるまでには、もっとたくさんのことがありました。〔棒を使っておもしろそうなあそびはあるかなと、いろいろな人がやることをみていました。たくさんのあそびがあり、下からのぼっていくのが特におもしろそうと感じました。ところがやってみると、なかなかできません。他の人のをみて、裸足でやる、足に白砂をつけると少しのぼれた、足の巻きつけ方が大事などとわかり、だんだんのぼれるようになった…。「面白そう」「やってみたい」「できてとてもうれしい!」「みてみて(と感動を共有する。そして「すごいねって先生に言われた」)」など心をはたらかせ、達成感や満足感を味わいました。〕

私たちは、子どもの育ちで、このようなその子その子の「意味」を大切にしていきたいです。そこには、その子の生活経験(失敗や試行錯誤も)や感情、感覚、思考などが込められています。

園、学校案内の「考査について」では、「幼児期において、自分の興味関心にたっぷりと浸れる時間が保障され、心ゆくまで遊ぶ経験はとても大切です。」と書きました。そのなかで、その子その子の「意味」の世界が豊かに育まれることを願っています。

 
 同窓会のみなさんからいただいたシダレザクラがとてもきれいに咲いています。同窓会のみなさん、ありがとうございます。

参考 ことばには、「語義」と「意味」の2つがあります。ヴィゴツキーの発達論によれば、「語義」とは「歴史的に形づくられた客観的意義を持」つものです。「意味」とは「意義の客観的結合体系から抽り出された語の個人的な意味」です(ヴィゴツキー『思考と言語』新読書社、中村和夫『ヴィゴツキーの発達論』東京大学出版会を参照)。学校では「意義」=客観的意義を持つ=正しいというようにとらえがちです。

地球の危機 ~学び、話し合い、行動しましょう [Ⅱー292]

ウクライナの子ども、大人にかかわる報道に心を痛めています。人の命を大切に、すぐ戦争、暴力をやめてほしいです。

世界のすべての人間が保障されるべき〈安全で健康に生きる権利〉、〈内心で多様な価値を育む権利〉、〈何の理由もなく身柄を拘束されない権利〉、〈差別されず個人として尊重される権利〉などを守りたいです。(※国連憲章にうたう原則の尊重について後ろに掲載)

地球危機について学び、考えています。日本、世界で起きていることは、熱波、干ばつ(世界各地の記録的高温など)、豪雨、洪水、海面上昇の問題(驚異的な氷の融解)などです。戦争、暴力、貧困や飢餓、不平等、病気と向き合っています。

そして、これらの現実は、地球規模で作動するシステム⇒〇気候システム、〇オゾン層、〇海洋と、生物圏の4つのバウンダリー(地球の回復力の調整)⇒〇生物多様性(地球上のすべての生物種とそのつながり)、〇土地(地球上の重要な生物群系または広範な自然生態系)、〇淡水(地球規模の水の循環)、〇栄養素(主要な生物地球化学的循環である窒素とリンの地球規模の循環)が困難な状況を背景に生じていることが科学的な分析を学び理解します。上記7つの他に、〇新規人工物(人類が開発して放出した何千もの人工物の総称。化学兵器、生物兵器、核兵器も)、〇エアロゾル(大気汚染を引き起こす大気中の微粒子)も加わります。

現在、転換期を迎えており(開発による炭素を吸収してくれる森林と湿地激減、熱を分配する海流、農業を支える気候を失うかどうかなど)、地球の安定性を保つプロセスの限界にきていると考えます。

「大気中の二酸化炭素濃度の安全な限界値は約350ppmと考えられている。(中略)2020年には415 ppmを超えた。地球は少なくとも過去300万年のあいだ、大気中にこれほど高濃度の二酸化炭素がある状態を経験していない。」グレタ・トゥーンベリさん(環境活動家)

「すべての子どもたちは、回復力のある安定した状態の地球に生まれる権利がある。1万年前に文明が始まって以来、それは私たちの共通の財産だった。(中略)しかし境界から出てしまえば、何が起きても不思議はない。(中略)/時間は刻刻と失われている。私たちが足を府入れた「激動の2020年代」は、人類にとって決定的な時代となるだろう。」グテーレス 国連事務総長

「地球の危機」について学び、話し合い、行動をしていきましょう。

参考図書 『地球の限界 温暖化と地球の危機を解決する方法』オーウェン・ガフニ―/ヨハン・ロックストローム著

参考 ※国際連合憲章にうたう原則の尊重

憲法も国際連合憲章も、過去の大戦に対する反省から、平和を維持するために基本的人権と個人の尊厳をうたい、子どもの権利条約は、特に、人権及び基本的自由並びに国際連合憲章にうたう原則の尊重を育成することを教育の目的に掲げている。

国際連合は次の原則に従って行動する。

国連はすべての加盟国の主権平等の原則に基礎をおいている。/すべての加盟国は憲章に従って負っている義務を誠実に履行しなければならない。/加盟国は、国際紛争を平和的手段によって国際の平和および安全ならびに正義を危うくしないように解決しなければならない。/加盟国はいかなる国に対しても武力による威嚇もしくは武力の行使を慎まなければならない。/加盟国は、国連がこの憲章に従ってとるいかなる行動についてもあらゆる援助を与えなければならない。/憲章のいかなる規定も本質的に国の国内管轄権内にある事項に干渉する権限を国連に与えるものではない。

卒業おめでとう。

2021年度卒業式。

会場では、3年生が心をこめて手形でつくった、お花やさまざまな動物たちでお出迎え。

「この2年間は、コロナであまりふれあえなかったけど、6年生の手のひらと、3年生の手のひらをくみあわせて、そつぎょうしきのかべかざりをつくりました。とうほうのみんながだいすきなしぜんひろばの木や、いきものをひょうげんしました。ウクライナやロシアの子どもたちも、笑顔になれるように、ひまわりの花も作りました。

子どもたちが手をつないで、みんな平和で幸せになりますように。

6年生のみなさんも、中学校でいっしょうけんめいたのしみながらがんばってください。

(3年生からのお手紙)」

5年生は6年生との思い出や、来年度への決意を語ってくれました。

「入学式の時、舞台に立っている2年生が眩しかった。」

「手を繋いでくれた子は○○くんだったかな。その時はしゃべったこともないかったけど、こんなお兄さんになりたいなと思った。」

「桐朋小学校のことは任せてください。」

2年ぶりに会場に響いた『初等部のうた』。

♪よい子、つよい子、とうほっ子 希望にもえて 進もうよ 

 

「平和を  創る 僕らの旅」は、新年度もずっとずっと続きます。

桐朋小だよりを更新しました。

「桐朋小だより」を更新しました。以下、2021年度更新記事一覧です。

タイトルをクリックすると記事が読めます。

子どもたちの声、ぜひご覧ください。

(2020年度記事一覧は、こちらからご覧になれます。)

 

 3月31日(木)「卒業おめでとう。

 3月27日(日)「平和とは。」

 3月19日(土)「”はじめての”まとめの会」

 3月11日(金)「4年生の委員会見学」

 3月 8日(火)「6年生を送る会〜繋がれたバトン〜」

 2月28日(月)「本当に平和な世界は?〜環境問題を考える〜」

 2月21日(月)「6年生から引き継いで(後期子ども集会)」

 2月15日(火)「朝のしぜんひろばは、笑顔がいっぱい」

 2月 9日(木)「見逃さないぞ!」

 2月 6日(日)「おには〜そと!〜節分〜」

 1月28日(金)「いつもの光景」

 1月27日(木)「声をかけあって、走り切りました」

 1月26日(水)「見えないところで」

 1月25日(火)「お祭りをいっしょに(芸術鑑賞教室:高学年)」

 1月19日(水)「走る会に向けて」

 1月17日(月)「子どもは風の子!」

 1月17日(月)「真っ白のカーテンと金色の絨毯」

 1月12日(水)「やきいも大会〜パートナーさんとの思い出〜」

 1月 6日(木)「プレイルームに響く歌声」

12月24日(金)「修学旅行3日目」

12月21日(火)「修学旅行2日目」

12月19日(日)「修学旅行1日目」

12月15日(水)「東京で、広島で、平和を学ぶ」

12月 9日(木)「秋の夕日に見つけたものは」

12月 3日(金)「自分たちでできることは 自分たちの手で〜2年生〜」

11月29日(月)「5年生 やっといけた高尾山遠足」

11月22日(月)「しぜんからの贈りもの」

11月15日(月)「アンテナをたてること〜カタカナ探検隊〜」

11月 9日(火)「どんぐり!どんぐり!」

11月 5日(金)「2年生の遠足」

11月 2日(火)「素敵な秋のひと時を」

10月29日(金)「ソーラン節〜4年生〜」

10月26日(火)「どんぐりカーペット〜秋の遠足〜」

10月21日(木)「勇気をだして さわってみよう」

10月18日(月)「荒馬〜パートナーさんが泣いちゃうくらい〜」

10月14日(木)「民舞発表会〜憧れ〜」

10月11日(月)「ヤッショウマカショウ桐朋小♪」

10月7日(木)「先生たちの一コマ」

10月4日(月)「来年の「ぼくたちのおどり」」

9月26日(日)「ようこそ先輩!」

9月24日(金)「おみせやさんをひらきました②」

9月21日(火)「おみせやさんをひらきましょう①」

9月16日(木)「秋のおくりもの〜金木犀の香り〜」

9月14日(火)「ひろびろ青空ステージ」

9月11日(土)「6年地球市民の時間」

9月 9日(木)「豊かな畑〜成長の喜びをかみしめて〜」

9月 7日(火)「2学期がはじまりました。」

9月 3日(金)「お昼の放送「面白お悩み相談室」」

9月 2日(木)「ブロッコリーの木と一緒に、待ってます。」

9月 1日(水)「9月になりました。」

8月26日(木)「夢中になるって楽しい!」

8月23日(月)「地球市民の時間〜特設外国語〜」

8月19日(水)「ハッピーフェスティバルinTOHO〜2日目〜」

8月15日(日)「受けつぐ記憶〜終わらなかった戦争〜」

8月12日(木)「ハッピーフェスティバルinTOHO〜1日目〜」

8月 8日(日)「夏を、桐朋を、全力で楽しむ!」

8月 4日(水)「メダカの学校」

7月26日(月)「サプライズ・お手紙のプレゼント!」

7月20日(火)「面白卓球、アイディア続々!!」

7月16日(金)「1年生とあそぶ会」

7月14日(水)「今日は2年生が先生!」

7月11日(日)「パートナーさんとの素敵な七夕」

7月 7日(水)「短冊のねがいごと」

7月 5日(月)「地球市民の時間〜ケニアから学ぶ①〜」

6月30日(水)「放課後の豊かな時間」

6月25日(金)「叩いて、のばして、さわって」

6月23日(水)「アルトリコーダーの響き」

6月21日(月)「思い切り遊びました!」

6月17日(木)「ザリガニとカエルがやってきた!」

6月15日(火)「未来の仲間と」

6月10日(木)「やった〜!えんそく、だいせいこう〜!!」

6月 8日(火)「外での活動はできなかったけれど」

6月 4日(金)「1、2、3(サ)ーン、パッ」

6月 2日(水)「ひかるもの、いっぱい!」

5月31日(月)「”大切な存在”だから頑張れる〜学校探検〜」

5月27日(木)「想い、想われる経験を」

5月24日(月)「これは井戸水?」

5月19日(水)「虹に願いを。」

5月18日(火)「やごのぬけがら発見!」

5月12日(水)「オンライン社会科見学」

5月 7日(金)「4人で目指すもの」

5月 5日(水)「はじめてがたくさん」

4月29日(木)「学校を自分たちの手で創っていく」

4月26日(月)「新入生を迎える会」

4月23日(金)「はじめての池ぽちゃ!」

4月21日(水)「学年の集い(6年生学年開き)」

4月19日(月)「パートナーとの素敵な出会い」

4月14日(水)「先生たちの春の勉強会」

4月12日(月)「新しい仲間をむかえる日」

4月10日(土)「始業の日」

4月 8日(木)「木々に見守られ、新学期が始まりました。」

 

 

平和とは。

6年生卒業前の最後の行事は平和学習報告会でした。

2月上旬に予定していましたが、オミクロン株の流行拡大で延期に。

その間にはじまってしまった新たな「戦争」。核の恐ろしさ、戦争の惨さを1年かけて学んできた子どもたちも、私たち教員もこの現実に大きなショックを受けると同時に、学び、伝えていくことの意義をあらためて強く感じながら臨みました。

平和公園の記念碑、平和記念資料館、大久野島の毒ガス製造などの分担で事前準備を進め、当日は小グループで5年生と保護者に紙芝居形式で報告を行いました。

 

どのチームもとても落ち着いて、大切な内容をしっかりと届けていました。

被爆者から直接お話を伺うことができる最後の世代となるであろう彼ら。これから担う平和への責任感も伝わってきました。そして、報告をうけた5年生は次年度のことを思い浮かべながらびっしりとメモをとっていました。

【感想より】

◯今回の広島の歴史を聞いて、心に思ったのは、日本は中国で毒ガスを使用していたという事、日本は被害者であり、加害者であるという事。原爆ドームは、原爆力が落ちる前は、展覧会などに使われているという事は初めて知りました。来年、自分たちが実際に広島に行くので、いい予習にもなったし、楽しみににもなりました。来年、発表する時も今日の6年生みたいにうまく発表したいです。(5年 男子)

◯広島の原爆投下で14万人もの命がうばわれれるということにおどろきました。たった1回の原爆投下でたくさんの命をぎ牲にするという事が、本当にあったように思えない。日本は、なぜ戦争を始めたのだろう。平和がほしかったなら、戦争を起こすのは違う。これは、世界中の人みんなが考えて気をつけなければいけないと思う。遠い昔の出来事ではなく、最近の話として語りつがなくてはいけないなと思いました。毒ガスを使って攻撃するという事もすごく驚いた。日本は被害者だと思っていたけど、加害者でもあったことは全然知らなかった。(5年 女子)

(6年生美術:平和ポスター)

◯プレゼンテーションの準備、おつかれさまでした。非常に戦争の詳細が理解できました。日本は、被害者かつ加害者だという事実を戦争学習から学んだと思います。この報告会と学習したことをを、いろいろな人達と共有し、伝えながら、「なぜ人は戦争を現代でも起こすのか?」を議論していって欲しいと思います。(保護者)

◯過去の歴史、特に人類が起こした大きな過ち、戦争について、文書だけでなく、五感で感じとる経験ができたことは、辛かったり良い気持ちがしないことも多かったと思いますが、貴重なことだったと思います。毒ガス工場についての発表の中でもありましたが、日本は一方で加害者でもあったことを同時に忘れてはいけないと思いました。また、ロシアの現状について感想を言っていた人もいましたが、戦争は決して過去のものだけでなく、現在進行形であること、もちろん何があっても戦争はいけないことですが、それだけでなく、なぜそんなことが起きてしまったのか、歴史や社会・経済の構造も同時に考え、学んでいけたらと思いました。また、同時に日本は対岸のこと、ととらえずに、ウクライナへの支援、ロシアへの制裁をしていることも学び、何かしら関わりあることを認識し、考えていきたいと思います。(保護者)

 

お家の方の参観は2年ぶりでした。体も、表情も、言葉つきもぐんと成長した6年生の姿に驚きと喜びを感じておられたのではないでしょうか。

小学校の学習のしめくくりは、世界の平和を願う祈りでもありました。

“はじめての”まとめの会

3月になり、どのクラスでも「まとめの会」が行われています。

先週は1年生のクラスごとのまとめの会でした。

感染状況からリアルでできるのか…無観客開催か…など心配もありましたが、

リアル参観ができ、親子の楽しいひと時を過ごすことができました。

 

算数のお店屋さんごっこをお家の方とするクラス、

劇をするクラス、

やりたいことを発表し合うクラス…と、

それぞれ工夫を凝らしたまとめの会でしたが、

どのクラスも1年前の入学式の姿とは違って、工夫をし、協力し合う立派な1年生の姿でした。

 

あるクラスでは、まとめの会のことをふり返って作文を書いてみました。

「あのね、げきのとちゅうでケーキを10こおとしたところがおもしろかった。

あと、ポンデリングをおとしたところも おもしろかったよ!

げきをやろうってなって、なんのだいめいにするかを みんなでかんがえたし、

やくをきめて、2つのやくになったよ。ゆりぐみさんに みてもらって、うれしかったよ!

 

ママにみてもらって、うれしかったよ。もうすぐ 2年生だね。たのしみ。

ねんちょうさんが1ねんせいに くるんだね。たのしみ!

1ねんのクラスじゃなくなるのは いやだけど、2ねんせいになるのは うれしいよ。」

 

 

たまたま、年長のゆりぐみさんが1年生の勉強を見に来る日に劇を見てもらったのですが、

そこから、次は年長さんが1年生になり、自分達が2年生になることを楽しみになったんだな、と感じられます。

4月にくる新1年生のみなさん、こんなに頼もしい新2年生たちが待っていますよ!楽しみにしてくださいね。