投稿者: tohoblog
運動会直前!
いよいよ、運動会です。各学年の練習も熱が入っています。

2年生 対抗競技の作戦会議中~白~

2年生 対抗競技の作戦会議中~赤~
●学年だけでなく、1,2年生合同の玉入れや、3~6年生合同の大玉リレー、2色対抗チームの応援など力を合わせるところがいくつもあります。子どもたちの手で作っていく運動会の実現に向けて動いています。
4~6年生が運動会の運営を係活動として支えます。大玉リレーは6年生の係の子たちが中心に勝負の作戦だけでなく、入退場の動きも念入りに確認しています。
用具係は演技や競技で必要な道具を準備し、指定の場所にしかるべき時にセットできるように打ち合わせをしたり、必要な道具が実際にあるか確かめました。例えば、玉入れの玉は1チーム100個なので、玉をすべて出して数えました。それから応援合戦の時に必要なチームエリアの目印のテープはメジャーで長さを計測し、コーンに巻き付けて準備しました。
どの係も見えないところでこうした準備をすすめていること、その上で運動会がスムーズに行われていることを実感しながら取り組んでいます。

6年生大玉係 作戦打ち合わせ中

応援合戦の練習の様子
●1,2年生は玉入れで一緒に競技をしますが、ここでは2年生の支えが光ります。玉入れはダンスと玉投げが交互に行われる競技です。ダンスは2年生のダンスリーダーたちが踊りを考えて覚えました。そしてまずは2年生の自分のクラスで練習しました。2年生が踊れるようになったら、今度は1年生の各クラスに教えに行きました。1年生は真剣に楽しく練習してくれました。
ダンスリーダー以外の2年生も力を見せています。予行練習では、グランドに椅子や荷物を教室から運ぶのですが、1年生にはなかなか重く手ごわい道具。それを察し、自分たちもなかなか手ごわいであろう荷物を早々に準備・片付けをして、1年生のところへ行き、「もっていってあげようか?」 「手伝うよ。」と言って、階段やグランドで助けていました。

2年生 クラスで玉入れのダンスの練習

1年生 2年生から玉入れのダンスを習う
こうした2年生の、一つ年上のお姉さんお兄さんとして頑張る姿を1年生は心にとめ、来年自分たちが2年生になったら、こんな風にできるようになりたいと憧れたりするのでしょう。今年の2年生はきっと去年の2年生(今の3年生)の姿を自分に重ねていることでしょう。
いよいよ運動会。演目以外の子どもたちの姿にも時折、目を配っていただけたらと思います。
入学考査の願書受付は10月5日(金)までです。
2019年度入試の願書受付を行っています。郵送の場合、10月5日(金)必着です。
窓口にお持ちいただく場合は、明日10月5日(金)9:00~15:00までになっております。
考査日の受付時間と受考票は10月中に郵送いたします。
運動会予行を行いました。
間もなく運動会当日を迎えます。今日は予行練習を行いました。途中から雨が降り出したので、各学年の発表の練習まではできましたが、対抗競技開会式の途中で終了としました。
係の仕事も本番と同じ場所で時間を意識して、当日と同じように行う準備も予行の大事な役割でした。一部できなかったところは、今後の練習や打ち合わせでカバーして当日を迎えます。台風の接近が気になりますが、日曜日、良い天気で運動会ができますように。
もうすぐ運動会 [Ⅱ-169]
今週日曜日が運動会です。今朝は、全員で石や台風のため折れて散らばった枝などを拾い集めました。その後で、2色対抗競技の1、2年生玉入れ、3~6年生大玉リレーを行いました。1、2年生は、楽しい音楽に合わせて玉入れをします。大玉リレーは、上級生がリーダーになって下級生を導き、3年生から6年生まで1つの大玉をさまざまな形でつないでいきます。
桐朋小学校の運動会は、前半は体育学習の発表(身体表現運動、民舞)、後半は赤白による2色対抗競技をおこないます。
体育の授業だけではなく、総合や美術の時間に、歴史やその背景にもアプローチしたり、踊りの道具作りをしたりと総合的に学習を積み重ねながらその成果を運動会の場で表現します。
【前半 体育学習の発表】
身体表現運動は、4年生が発表します。[宇宙]をテーマに、器械運動的な動きやダンスを取り入れ、元気いっぱい表現します。4年生らしいからだの動きやリズム感などを大切に構成しました。4年生自ら創作した表現にもご注目ください。
民舞(日本の踊り)は、1、2、3、5、6年生が発表します。古くから人々に伝えられてきた日本の踊りを表現します。
1年生は[荒馬]を踊ります。青森県今別町の踊りで、ねぶた祭りの踊りがもとになっています。「ラッセラー、ラッセラー!」の威勢のいい掛け声や太鼓のリズムに、1年生のかわいい馬が力いっぱい駆けまわります。
2年生は[花笠踊り]を踊ります。花笠踊りは、花笠音頭に合わせて踊る山形県の踊りです。自分たちで飾りつけした花笠を持って、元気な歌と掛け声に合わせて踊ります。
3年生は[みかぐら]を踊ります。岩手県大森村に伝わる神楽舞を踊りやすくしました。秋の豊作や幸せを願う気持ちがこめられています。日本の踊りのもつ独特の調子を味わいつつ、元気いっぱい表現します。
5年生は[エイサー]を踊ります。エイサーは、沖縄本島や近隣の島々の盆踊りです。祖先の霊を供養し、無病息災を願い、家庭の繁栄を祈念します。太鼓を打ち鳴らし、はやしを入れながら、大地を踏みしめ、勇壮に踊ります。代表的な団体の沖縄市園田青年会の踊りを取り入れています。
6年生は[中野七頭舞]を踊ります。岩手県岩泉町中野で約180年前から踊られています。七つの道具を持ち、農地を開拓していきます。木を切り、畑を耕し、けものを追い払い、豊作を祝い、仕事の苦労をいやすという内容です。最後の学年として、たいへん難しい踊りに取り組みます。
本年度も沖縄市園田青年会、今別荒馬保存会のご協力を得て、本場の力強い踊りを見せていただきます。
【後半 2色対抗競技】
クラスや縦割り学年が協力し、力いっぱい競技します。開会式でのエール交換では、子どもたちが考えた応援を1~6年生のチーム全体で行います。先週、赤白にわかれて結団式を行いました。たのしい応援で、競う相手のことも考えてのものでした。
運動会を支えているのがいろいろな係活動です。大玉リレーの整列、誘導、競技のリードなど、子どもたちの手で行います。子どもと教員が協力して、用具の準備、片付け、ライン引き、放送など、さまざまな作業に一生懸命取り組みます。子どもたちの主体性を育てることを大切にしています。運動会は、子どもたちが一歩も二歩も成長する大きな行事です。
5年合宿
昨年夏の合宿から1年2ヶ月ぶりにやってきた八ヶ岳高原。バスを降りて高原寮までの道のりも「去年より短く感じた・・・」と話す子どもたちの姿にも1年の成長を感じました。
4日間の日程は、1日目は入寮式、昼食、荷物整理など終えて自由時間(グラウンドで遊んだり川俣川の川原で遊んだり・・・)

入寮式

川遊び
2日目の主な活動はハイキング。川俣川東沢を上って清泉寮から美し森山へ。帰りは森の中を歩いて寮にもどりました。

美し森山 山頂で写真
3日目は、野外料理とキャンプファイアーの予定でしたが、キャンプファイアー開始直前に雨が降り始めたため、室内でのキャンドルサービスに切り替えました。

野外料理

キャンプファイアーの準備
4日目は、寮内の大掃除をして帰京です。
出発前から雨の予報が多く出されていて大変心配しましたが、予報に反して雨が少なく、ほとんどの活動が予定通り行えました。
運動会当日、開催有無を掲載します。
運動会当日、開催の有無はこちらの「お知らせ」に掲載します。
当日の朝6時に掲載予定です。何かの理由で予定通り開催できない場合は、次の開催の有無確認についても同時にお知らせします。
蚕蛾から糸をつむぐ
理科では昆虫の成長について学習をします。3年生では、東、西組ともに、今年は蚕の育成をしました。世話を通して、幼虫からまゆ、そして成虫へと成長していくその変化を子ども達といっしょに感じることができました。
初めて、蚕を教室にもちこんだときは、
「きもちわるーい!」
「白くてうねうねしている!」
とみんなパニックでした。
すると、ある子が、手のひらに一匹のせて、目を近づけてじっくり眺めています。
「なんだか、かわいいよ」
嬉しそうに、なでていました。しばらくは、その子がエサやり係となりました。
毎朝、教室にやってくると、20ぴきほどいる蚕たちのフンの掃除からです。手際よく片付けて、桑の葉っぱでつくられたペースト状のエサをあげると、蚕たちはもりもり寄ってきます。懸命に食べている姿をみて
「週末も持って帰って、世話をしてあげたい!」
と、大事そうに段ボール箱に入った蚕を抱えて持って帰りました。
楽しそうに世話をしているその子の姿に触発されたのが、
「私もエサやってみたいな」
と、ひとり、またひとりと増えていき、いつのまにか
「いやーん。蚕つるつるしていてかわいい!」
と人気者になりました。
一ヶ月も世話していると愛着がわいてくるものです。いよいよまゆを作り始める蚕たちをみて
「先生、蚕って糸になるっていってたけどほんと?」
と、怪訝そうな顔をして聞いてきます。
「そうだよ。まゆをゆでて糸をまきとっていくんだよ。やってみる?」
そうきくと、みんな一斉に
「やだやだ!残酷!」
「そんなの、かわいそうだよ!」
と大反対。しかし、蚕蛾はもとは人間が生糸を紡ぐために「つくられた」命だということを家庭学習で調べてきた子がいました。
本当に、殺してしまっていいのだろうか。
そんな問いをつきつけられながらも、糸を集めてみたい好奇心との話し合いが続きました。結果、まゆは数個のこして、糸を紡ぐことになりましたが、私たちの生活には、大切な命の犠牲の上で成り立っていること、そんなことを考えるきっかけともなりました。理科をとおして、昆虫の成長だけではなく、命の大切さへも広がりました。
放課後、手始めに6個ほど、まゆを茹でてみました。興味のある子達はみんな鍋をかこんでいます。
「やっぱりかわいそう」
と目に涙を浮かべている子もいました。こういうときに
「でもさ、やっぱりみてみたいな」
と好奇心も旺盛な子どもたち
「ちゃんと糸をとってありがとうを言おうよ」
そんな会話をしながら、茹で始めて5分ぐらいすると、糸がほぐれてきました。
驚きと共に、ペットボトルにぐるぐるとまき付けること1時間。みんなもくもくと熱中する時間でした。糸は思ったよりも、張りがあって光り輝いて美しい。触ってはつるつるの感触をたしかめながら、蚕のもつ不思議さと素晴らしさにもふれることができました。
子ども達は、その後、下校してしまったのですが、のこったマユを仕上げてしまおうと、糸をぐるぐる巻き取ってはみたものの、1時間経っても、2時間経っても巻き終わりませんでした。1匹のマユからほんと驚くほどの糸が巻き取れるのを時間を通して、先生も感じることができました。とほほ。
昔の人達はこういう生糸で着物を作ってきていたこと。そんなことに思いをはせながら2学期は、繊維のヒミツへと学習を広げていこうと考えているところです。
しぜんひろばの場所がかわります [Ⅱ-168]
新しいしぜんひろばをつくります
子どもたちにとって、大好きな、かけがえのない場所であるしぜんひろば。
都心近くにあって豊かな緑、土の匂いを経験できるしぜんひろばは、初等部の大きな財産です。
残念ながら、そのしぜんひろばのある土地を2018年度中に貸主へ返却することとなりました。私たちとしては継続して使用したいので、何度も話し合いをしてきましたが、叶わなくなりました。
現在のしぜんひろばは、1998年よりお借りし、20年間使用させていただきました。2019年4月には、もとの状態の更地として返却しなければなりません。
子どもたちが大切にしてきた思い出の場所が急になくなってしまうのは、悲しいし、申し訳ない気持ちです。
子どもたちにとってかけがえのない場所なので、新しいしぜんひろばをすぐ隣(以前、竹楓荘があり、現在は更地)につくることにしました。2018年11月下旬より工事を行うことになります。工事中ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、どうかご理解ご協力の程よろしくお願いします。
新しいしぜんひろばへの願い
2019年4月には、新しいしぜんひろばをつくりたいと考えます。新しいしぜんひろばへの願いとして、
・これまでみんなで大事にしてきたしぜんひろばに近いものをつくりたい。
・みんなが冒険できたり、ゆったりできたりする森に育てたい。
・遊び方の決まった遊具があるのではなく、自然の中で「発見」したり、自分たちで遊びを「発明」したりする可能性の広がる場所にしたい。
・新しいしぜんひろばを子どもたちといっしょに考え、つくっていきたい。
・児童会の理科園・自然広場委員の人たちといっしょに、来年度からの活動を考えていきたい。
と思います。
また、11月に向けて、子どもたちと「おわかれしぜんひろばの会」(仮称)を実施したいと考えています。
しぜんひろばの歴史から
しぜんひろばの誕生は、1998年秋。
「子どもをめぐって殺伐とした出来事が日常化してしまった現代において、そのことを憂えたり、評論したりしてもはじまらないので、少しでも子どもたちの成長にとってよい働きをする環境を整えたいという強いおもい」を込めました。
1999年9月、全校児童が集まり、ひろば開きを行いました。
川や池を造るのに同窓会のご協力がありました。ありがとうございました。また調布市や東京都からいただいた樹木を植えていきました。ありがとうございました。卒業記念の樹木もありました。はじめは幼木だったコナラ、クヌギ、トチ、シイ、ヤマモモ、クルミ、ミカン、ザクロなどの木が大きく育ちました。
木登りができる大モミジは、1年生が勇気を出して登ったものの、下りられなくなってしまい、泣いて助けを求めたこともありました。すぐ横の手製ブランコでは、低学年の子がのるのを上級生が押している場面もよく見られます。勇気を出して川を渡ろうとしたものの「池ポチャ」は現在も続いています。
しぜんひろばを大切に育てている子どもたち。児童会の自然広場委員会のはじまりは、石拾いなどをしていた教員の姿をみていた子どもたちが自然発生的に参加したことがきっかけでした。現在の活動は、週に一度5、6年生が自治活動として行っています。枯れ葉を集め、大モミジの木の下に敷き詰め、飛び降りても安全にと願って活動をすすめています。池の掃除やブランコの安全点検なども行い、たのしく、安全に過ごせる場所にしています。
畑に種をまきました
2年生の畑の様子です。冬に大根を食べようと思い、みんなで土づくりから始めました。1年生の時もマルチを張って、畝づくりをやっていたので、どんな風にやるのか少し見通しがありました。
手順がわかると作業がはかどります。無我夢中でやる良さも大事にしながら、2年生では少し見通しをもって取り組むこと、その中で達成する喜びを仲間と感じることも大事な学びの一つとして意識しています。
雑草を抜く➡土を耕す➡肥料を混ぜ込む➡畝を作る➡マルチを張る➡土寄せをする➡種をまく。
1年生の時にやったイメージと今回の作業工程をイメージを重ね、取り組みました。
とは言っても作業が始まると一人一人がいろいろなことに気づき、夢中になります。畑は宝の山です。今回も子どもたちにとっての大発見やお宝が続々でした。
「アリの巣発見!すごい数出てきた!」
「じゃがいも!?(夏に取り残して育っていたもの)やった!」
「これ、抜けない。頑固な草だ!・・・うんとこしょどっこいしょ!まだまだまだまだ抜けません!頑固きた!手伝って~!」(と言って、『おおきなかぶ』のように何人もの子が絵本のように引っ張って雑草を抜こうとする)
「く、黒いものがある!なんだ???掘れ掘れ!えっ・・・。ははははは♪」(夏に使用したマルチの切れ端でした・・・。)」
「ザック、ザック、ザック、ガキン!なんか、硬い音がした。!ガキン!まさか・・・。ニヤリ☆ザック、ザック、ザック、うわっ!!ペグだ!(マルチが飛ばないように抑える道具)やった♫」
「・・・・だいぶできてきた!でも、まだ凸凹しているからもう少しだね。」
真剣に土を耕し、泥だらけになりながら畝ができていく様子を嬉しそうにしている子もいました。
クラス24人で力を合わせて種をまきました。これから毎日、日替わりで班ごとに畑の水やりをして、自分たちでお世話をしていきます。みんなで育てる野菜。連休明けに早速芽が出ているといいね。
学校説明会での1年生の話 [Ⅱ-167]
9月8日(土)の学校説明会へのご参加、ありがとうございました。当日、1年生担任の近藤秀子さんから、1年生の生活や学習の話をしてもらいました。ご紹介します。(写真はすべてをご紹介することはできず、すみません)
1年生の生活を語るときに、まずお話ししたいのは5年生とのパートナー関係です。5年生や2年生が、近くでいろいろ教えながら、1年生のことをとても大切にしてくれ、教えてくれます。
この写真は、入学式の入場の時です。5年生がエスコートしてくれて、にっこり笑顔のAちゃんは、パートナーになったお兄さんのことが大好きです。
入学式の次の日からは、2年生が玄関で迎えてくれて、教室まで案内し、名札をつけてくれたり、ロッカーの使い方を1年先輩として教えてくれます。
入学して、3日くらいたった頃、パートナーの5年生と学校探検です。1年生にとっては、広い小学校キャンパス。5年生がいろいろな場所を案内してくれて、親切に教えてくれます。
6月くらいになると、掃除の仕方をパートナーの5年生が教えに来てくれます。床はもちろん、雑巾がけです。そして、今では1年生は自分の教室を自分たちだけで掃除しています。
これは、6月に、2年生が遊びの交流会をクラスごとで開いてくれて、剣玉を教えてくれたところです。持ち方を教わったので、家でも練習する人が出てきて、もしかめが少しできはじめました。
こんなふうに、学校のみんなから大事にいろんな事を教えてもらいながら、1学期間かけて、1人前の桐朋っこになってきました。1学期の終わりには、ひらがなを習ってきて、最高に丁寧な字で、パートナーの5年生にお礼の手紙を書いて渡しました。
2つめにお話ししたいことが、1年生の教育は、1年生に限らず小学校教育で大事にしていることは、具体的な物との関わりを大切にしていることです。具体的な物に触れながら、五感を通して学ぶ事、経験することを大切にしています。
これは、自然広場の川の所に何か探しにいっている子ども達の写真ですが、虫探しが大好きなのです。休み時間や、放課後、外に出ていき、虫かごにいろいろとってきます。
こんなことがありました。朝、「先生、ダンゴムシの赤ちゃんが手の上で生まれたから、着替えられないの」と言っているのです。手の平に米粒ほどの白い赤ちゃんがいっぱいいました。朝の会でみんなに見せてから、虫かごに入れて、それからRちゃんは着替えました。
これは、畑の雑草を抜くために、スコップで耕しながら抜いているところです。まじめに働いているところを写真に収めましたが、「あっ、何かの幼虫だ!」「カブトの幼虫だよ」「カナブンだよ。」「あっ、ありがまゆをはこんでいる。」と誰かがみつけると、わーと集まって、大騒ぎです。
アゲハチョウの幼虫を家から持ってきてくれた子がいました。えさを食べなくなったと思ったら、さなぎになる準備を始め、次の日には立派なさなぎに、そして10日たった朝、「先生、チョウになった!」と朝、職員室にS君が来ました。羽化したてのアゲハチョウを近くでよく見ていると、おしっこをしたのです。羽が乾くまで、チョウは待ちます。羽が乾いて、かごの中で飛び始めると、子ども達から「先生、アゲハチョウ、もう飛べるみたい!」と報告があり、算数の時間でも急遽、みんなでテラスから放してあげて、自然広場に飛んでいくチョウを見送りました。
これは、子どもが自然広場で捕まえてきたちびへびくん。珍しいお客様なので、近くでよく見て、触れる人はさわってみました。「かわいい。」といっていました。これは、休み時間、テラスの水たまりで、ちびへびくんを泳がせているのです。かわいそうなので、1日でまた広場に逃がしましたけど。先日、タマムシもグランドの木にとまっているところを見つけてきて、「きれいだね~。」と本物をみました。今9月は、カマキリを捕まえてきて、カマキリが交尾するところ、エサに入れたバッタを食べているところをみんなでよ~くみました。そして、卵を産むところを待っています。
これは、先ほどの雑草だらけだった畑をきれいに耕し、サツマイモの苗を無事植えたところです。夏休みも交替で草取りに来て、いまは、こんなにつるが生い茂りました。他に育てていたキュウリは、クラスでおみそをつけて、大喜びで食べました。
3つめにお話ししたいことが、学習や生活の場面で、自分を表現し他の人たちと交流することを大切にしていることです。
この間、1年生は、初めての夏休みを過ごしました。宿題では「こつこつ・どかんにとりくもう」という課題をだしました。「毎日のように、こつこつとりくむことを自分で決めてがんばろう」「夏休みにしかできない事を、どかーんと一発やってみよう!」と、その子らしい夏休みを作っていこうと呼びかけました。その発表会をクラスで行いました。
いろいろな夏休みの取り組みが話されてとても楽しかったのです。(例えば、2泊のキャンプ生活、笹塚の家から仙川の学校まで2時間半かけて歩いてみたとか…。これは、Yちゃんの「どかん」の発表です。「家族で、岐阜に行きました。川でみんなで泳ぎました。Yも岩の上から飛び込みました。楽しかったです。」すると、聞いていた人たちから、質問や感想の手が上がります。「岩から飛び込むのって、こわくないの?」「去年も行っているから大丈夫」「川に飛び込んだ時、どんな感じだったの?」「冷たくて気持ちよかった。」「飛び込んだ時、下は、石なの?」「足がつかないくらい深いの。でも、ひざ位の浅いところもあるけど。」「深い川にとびこむなんて、Yちゃん、すごいね。」などなど。フロアのみんなも、なかなかいい質問をし、ちゃんと答えるので、感心してしまいます。
これは、Yちゃんの「こつこつ」の発表です。「夏は、なわとびと読書を毎日少しずつやりました。なわとびは、最高106回とべるようになりました。本は、67冊よみました。」読んだ後、みんなの前で縄跳び披露です。みんなで数えて、93回とべて、大きな拍手をもらいました。
「なんで、縄跳びをしようと思ったの?」「おねえちゃんみたいに跳べるようになりたかったから。」「跳んでるとき、どんな気持ちだった?」「苦しくなるけど、『最高記録でるかな?』と思って飛んでいた。」「ぼくのお姉ちゃんも縄跳びするけど、すぐ疲れちゃって、Yちゃんより跳べないよ。」
こんなふうに自分のことを表現し、クラス集団がそれを受け止めて感想や質問などで交流することを大切にしています。お互いを分かり合い、認め合い、刺激を受け合って、成長していくことを大切に考えているからです。