投稿者: tohoblog
「再考 デジタル教育 検証 中間報告」に学ぶ [Ⅱー424]
4月、小雨の降る朝。1年生と5年生のパートナーが一緒に登校しました。傘をささない1年生2人のすぐ後ろで5年生が、1年生が濡れないように傘をさして歩いています。5年生の優しい心づかいがすてきだなと思いました。4月、こうした出あい、触れ合いががたくさんあったと思います。
今回は、「再考 デジタル教育 検証 中間報告」に学んでいることについてです。先日、この記事を担当した方から、記事に関連した教育のICT化やデジタル教科書などについての取材を受けました。
事前に、読売新聞で連載(3月18日、19日、21日)された「再考 デジタル教育 検証 中間報告」上、中、下を読ませていただいて、書かれている内容の大切さと慎重な検討が必要だと考えました。本校としましては、今回の取材をきっかけに、さらなる検討を重ね、慎重にすすめていこうと考えます。子どもの成長、発達という側面から、もっと検討が必要だと考えています。
今回のコラムでは、新聞記事に書かれていた内容の紹介、立ち止まって考えてみたいことについて記します。
➀読売新聞3月18日朝刊一面に『再考 デジタル教育』欄があり、「教育先進国 成績低下」「フィンランド 紙の教科書復活「歓迎」」という見出しで記事を掲載。
記事の内容は、
・2000年にはじまったPISAで、フィンランドの子どもたちの読解力、数学的応用力、科学的応用力は好成績だったが、その後の調査では順位が低くなった。「教育は、急速なデジタル化に対応できるものではなかった」などの理由から、教育のデジタル化(デジタル化した教科書、教材を多用)に取り組む。
・現在、教科書は「デジタルから紙に戻され」た。理由として「デジタルに偏った教育への懸念」、「子どもの集中力が低下し、短気になるといったことが、その頃、フィンランド全体で問題化した。デジタルに偏った教育への懸念が高まった」など。
・教育現場でのデジタル利用に慎重となる国は近年、目立っている。2022年、PISA3分野1位のシンガポールでは、「小学生にはデジタル端末を配らないことを23年に決めた」。「心身が未発達の子どもに悪影響が及ぶことを懸念したため」。韓国では、「AIを搭載したデジタル教科書」の導入は、「32%」。「デジタル依存に陥る」ことを懸念、「5割が「教師と生徒のコミュニケーションを促進するものではない」と否定的」。
2025年、日本の中央審議会作業部会の「中間まとめ」では、「デジタルを紙と同じ「正式な教科書」とすることなどを提起」され、そのことに対して、「デジタル教科書の使用拡大を前提とした議論の中で、海外の動向を十分検討した様子はうかがえない」と書いてあった。
➁読売新聞3月19日朝刊一面に『再考 デジタル教育』欄があり、「見切り導入 児童は不在」という見出しで記事を掲載。
記事の内容は、
・コロナ禍で「休校や学級閉鎖が相次ぎ、国が19年に打ち出したGIGAスクール構想が加速。総額4600億円を費やし、21年には小中学生に学習端末がほぼ行き渡った。」「端末整備が早まり、デジタル教科書が現実味を増した。そこからは、デジタル教科書をいつ、どのように実現するかの検討に変わった。」
・文科省が設置した2回目の有識者会議は21年の報告書で、前回にはあった「紙が基本」との文言を消した。そして今回、中教審作業部会がデジタルの正式教科書化を提起するに至る。
・記事の最後に、東北大の大森教授の指摘「デジタルの導入ありきで、科学的根拠に基づいて政策を決めるプロセスが軽視されている。義務教育は基礎学力を形成する重要な時期。やり直しがきかないという責任を自覚し、再検討すべきだ。」と書いてあった。
➂3月21日朝刊一面に『再考 デジタル教育』欄があり、「動画・音声 どこまで検定」という見出しで記事を掲載。
記事の内容は、
・作業部会は、デジタル教科書の「推進ありき」で設置。初会合で、まとめ役の大学教授は「(作業部会の)名称は「推進ワーキンググルーブだ。デジタル教科書を利活用する。それに合わせて制度を見直していく」と強調。
・デメリットをほとんど検討することなく議論を進めた作業部会が「中間まとめ」で提起したのが、デジタルの「正式な教科書」への格上げと、紙かデジタルの「選択制」。
・内容の正確性や適切性を担保する教科書検定で、デジタルをどうチェックするかの議論も不十分。/デジタル教科書は動画や音声を多数取り込むことが予想され、文部科学省内でも「どこまでを検定の対象とするかの線引きが難しい」(幹部)と見る向きは多い。
・「推進ありき」の作業部会が置き去りにしているのが、デジタル教科書がもたらす学習への影響だ。記事の最後に、東京大の酒井教授の研究で「学習の定着には、デジタルよりも、位置関係や質感など豊富な手がかりがある紙を使った方が有効だとする結果」や「紙に比べてデジタルの世界には多くの情報があふれているため、広く浅い理解にとどまったり、考える意欲を失ったりする傾向もみられる」。そして、酒井教授が「紙の教科書こそが脳の健全な成長の糧となる。十分な検討を経ずにデジタル教科書の使用の道を広げれば、教育現場が崩壊しかねない」と警鐘を鳴らしていると書いてあった。
たくさんの人の協働で、新しい園案内ができあがりました。ありがとうございました。
読売新聞は、4月下旬に、この内容に関連した記事を掲載しました。その記事にも学び、私が学ぶ民間教育研究団体の機関誌などから考えたことを今後書きます。
子ども団始動!
先週の木曜日に5、6年生が集まって前期子ども団呼びかけ集会が行われました。
桐朋小学校の団活動は、子どもが自分たちで立ち上げたい団を作り、「この団で一緒に活動しませんか?」と呼びかけ、団を成立させます。そこから週に1回、団のメンバーで集まって活動を行います。
今年呼びかけがあった団はバスケ団、民舞団、バレーボール団、野球団、料理団、百人一首団、クラフト団、イラスト団、音楽団、いっぱい走ってあそぶ!団、プログラミング団。どの団の立ち上げ人も、団を成立させるためのスピーチを一生懸命頑張っていました。
5年生は初めての団活動なので、6年生のスピーチを聞いてワクワクしていた様子。前期の経験を活かし、後期は5年生もつくりたい団をエントリーすることができます。
今週からいよいよ団活動が始まります。どんな団ができて、どんな活動が展開されていくのでしょう。とても楽しみです。
5/17説明会の予約について
本校にご興味をお持ちのみなさま
本日正午より、5/17(土)の説明会の予約を開始しました。
予約の開始にあたり、設定のミスにより参加資格であるお子さんの年齢を2020年~でないと入力が出来ず、2019年生まれのお子さんが参加できない状態となっておりました。
訂正し、現在は2019年~入力出来る状態に更新しております。
すでにお申し込み済の方は、お申し込みが完了されておりますのでご安心ください。
申し込みが出来ず、ご不便ご迷惑をおかけしてしまいましたので、全ての時間のご予約人数を10枠ほど増加して対応させていただいております。
ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
※増加後、満席となってしまった場合は別のお時間でのご予約をお待ちしております。
全てが満席の場合は、キャンセルが発生した場合のみご予約が可能です。あらかじめご了承ください。
パートナーさんと学校探検
先週の水曜日、1年生と5年生のパートナーさんどうしで学校探検を行いました。
1年生の教室に5年生が迎えに来ると、1年生はとっても嬉しそう。スキップしながら教室を飛び出していきました。
この日は校舎の外を中心に探検。小学校グラウンド、しぜんひろば、外トイレの場所を教えてもらい、そのあとは好きな場所でたっぷり遊んでもらいました。
5年生は1年生と走り回ってくたくたになったようです。
次の探検は校舎の中。5年生は実行委員を立ち上げて計画中です。楽しみですね!
(5年生の日記より)
・今日の学校たんけんでは、最初にしぜんひろばに行って、それから畑に行きました。そして畑では、5つ葉のクローバーを見つけて、Mちゃんにあげました。Mちゃんはすごくよろこんでいて、私もうれしかったです。
・1年生と学校たんけんをした。ぜんぜん言うことをきかないかんじだと思っていたけど、ものすごく言うことを聞いてくれた!ヤッター!いっしょにいっぱい遊んで楽しかった。
・今日学校たんけんをしました。けっこう走ったりのぼったりしたのでもうへとへとです。なぜつかれてしまったのかというと、一年生はけっこうすべての動きがしんちょうで、ゆっくりです。なので5年生がそれに合わせないと1年生をどんどんおいていってしまいます。なので私はけっこうゆっくり歩かなければいけません。これがけっこうつかれる…先生が言っていたのとぎゃくじゃん!ゆっくりするのもつかれるよ!でもつかれた以上にうれしいこともありました。パートナーと畑に行ったらレモンの木があったので、葉っぱを取ってもみもみしてパートナーに「においをかいでごらん」と言ったらパートナーが「レモンのにおいがする~」と言っていました。その顔がつかれが全部ふっとぶくらいかわいい顔でいやされる~♡とにかく学校たんけん、つかれた以上に楽しかったです!
5月17日(土)幼稚園・小学校説明会について
本校にご興味をお持ちくださる皆様
第1回 桐朋小学校説明会を以下の通り開催します。
〇2025年5月17日(土)
本学園 ポロニアホールにて
1回目 9:00受付 9:20開始
2回目 10:30受付 10:50開始
3回目 12:50受付 13:10開始
・各回とも同じ内容で1時間程度を予定しています。(受付時間より前の来校はお控えください。)
〇内容 本校の教育について/考査関連の諸注意についてなど
・園長・校長の中村博より、小学校の教育についてお話いたします。
・私たちが願う幼児期の育ちや、園児と小学生のふれあいなど、低学年担任からお伝えできればと考えています。
・説明会終了後、ご希望の方は「しぜんひろば」をご案内いたします。
(ハイヒールはご遠慮ください。荒天の場合は中止とします。)
※大人の方向けのお話となりますので、ご承知おきください。
〇受付開始日 4月26日(土) 正午から
・本ホームページ「説明会・体験会予約画面」よりお進みください。
・お子さんのお名前でお申し込みください。1家庭、2名までご入場いただけます。(お子さんも1名としますが、未就園児は人数に含めません)
・男女の枠がございますので、お間違えのないようにお手続きください。
〇お願いとご案内
※本校の説明会にお申込みいただくには「miraicompass(ミライコンパス)」サイトでのユーザー登録が必要です。
事前に準備しておいていただくと、お申込みがスムーズにできます。
※すぐに満席になることも予想されます。その場合ご容赦ください。
※ご都合がつかなくなった場合はホームページよりキャンセルのお手続きをお願いします。(キャンセル待ちはございません。どなたかがキャンセルした場合にのみ空席になり、その場合のみ予約が可能です。ご協力お願いいたします。)
※説明会後にミライコンパスマイページよりアンケートの送信をお願いします。これによりご参加の確認をさせていただきます。
皆様のご来校をお待ちしております。
桐朋小学校 教務
2025年度―戦後80年、初等部創立70年を迎えて [Ⅱー423]
2025年度のはじまりに、これまで何度も述べてきたことを書きます。少しでも実現させていく願いを込めて。
1、桐朋の原点
桐朋という学校、桐朋教育は、1947年教育基本法を原点にしています。この法の制定に中心としてかかわったのが、当時の東京文理科大学(のちの東京教育大学)学長の務台理作先生です。先生は、1947年4月に、国立の桐朋第一中学校、仙川の桐朋第二中学校の両初代校長に就任されました。
それから桐朋という学校は、1947年教育基本法の精神、「一人ひとりの人格を尊重し、自主性を養い、個性を伸長するヒューマニズムに立つ『人間教育』」を教育理念に据えて、実践を行ってきました。
1947年教育基本法は、「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。」と書かれています。「教育の力」にまつべき目標とは、「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成」、「普遍的にして個性ゆたかな文化の創造をめざす教育の普及徹底」です。
小柳敏志前理事長は、1947年教育基本法で示された理念を、「時代が変わろうとも、色あせない、大事なもの、普遍性があると考えています」と述べていました。小柳先生をはじめたくさんの先生方から学び、私もそう考えます。
2025年度、桐朋の原点にたちかえり、保育、教育を充実させていく年にしていきたいです。
2、戦後の原点
戦後の原点は、アジア・太平洋戦争の反省から、■民主主義(国民主権と基本的人権の尊重)―一人ひとりが主人公、一人ひとりを大切にする。■不戦(平和主義、国際協調)国際紛争を解決する手段としては、武力の行使を、永久に放棄する。戦力を保持しない。■個の尊重(個人の成熟)―一人ひとりが自分の頭で考え判断する。成熟した個人として、さまざまな人と手を携え、世の中の矛盾、問題点に立ち向かう。社会は個人を尊重する。この3つを大切にしました。前理事長の小柳先生より、何回も聞いてきました。
しかし、現在はどうでしょうか。■民主主義(国民主権と基本的人権の尊重) ■不戦(平和主義、国際協調) ■個の尊重(個人の成熟) を大切にして、不断の努力を積み重ねているかと考えます。「安全保障」の名のもと、防衛費は大幅に増加し、核兵器禁止条約は批准しておらず、国際紛争はひろがっています。また、人権の保障が進んでいない(国内人権機関の不在。LGBTQに対する差別を禁止する法律がない。難民認定率の低さなど)ことや勧告(国連子どもの権利委員会から日本への勧告など)を受けることが続きます。
戦後の原点に立ちかえり、「教育の力」で、3つの柱を少しでもすすめていく年にしていきたいです。
3、初等部創立70年
初等部は、創立70年を迎えます。これまでお世話になった皆様へ感謝を申し上げます。
創立70周年を迎えるにあたり、初等部では全員で、これまでの保育、教育を振り返り、今後の保育、教育でだいじにしたいことを全員で話し合ってきました。その内容を新園案内、新学校案内に込めました。
新園案内では、「私たちは、大きな願いとして、保育を通して命を大切にする幸せな世界を、地球を大切にする平和な世界を、築いていきたいと思います。」、「気候変動と呼ばれるこの状況が続けば、生態系が壊れ、日常生活の基盤が崩れる危険性があります。私たちは、これからの『地球』のこと、『未来』のことを考えていかねばなりません。」など、地球市民としての願いも記しました。
新学校案内では、子どもたちがこれから生きる社会、世界を、平和で幸せなものになっていくようにしたいと願い、「一人ひとりが民主的な対話を通じて平和を希求し、社会に参加するための根っこを育みます。地球環境を守る願いをもち、人権を尊重し、お互いのちがいを認め合いながら、共に生きていきます。地球市民の一員として、社会のつくり手へと成長させるよう、その土台を築いていきます」と記しました。
そのことを実現するための〔柱〕として、「学ぶことは楽しい!」、「遊びは最高の学び」、「自治を大事に」、「実際に行う・本物と出会う」、「学びの過程や意味を大切に」、「ともに学ぶ・ともに働く・ともに遊ぶ」、「子どもの発達に合わせた教育過程の自主編成教育を」、「親と教師、親と親は、子どもの「今」と「未来」のために結び合う」、「子どもも大人も自分らしくいられる学校に」を大切に、実践と研究をすすめていきます。
4、保育、教育の原点は、子ども
初等部の教育目標の1つです。一人ひとりを大切にし、寄り添う保育、教育の実現です。一人ひとりのかけがえのなさ、違いを大事に、「ともに学ぶ・ともに働く・ともに遊ぶ」ことを通して、一人ひとりが変化、成長していく姿を励まします。
2年生が、『とびうおのぼうやはびょうきです』を学び、戦争と平和について考えました。その感想からです。(原文ママ)
私は、平和はシンプルに争いがないことでもあると思うけど、かなしいとか、うれしいとか、つらいとか、たのしいとか、ぜんぶをぜんいんがちゃんとかんじられることでもあると思う。
だから私はおこられればかなしくて、べんきょうはつらくて、にちじょうで、いろんなかんじょうをちゃんと心でかんじられる私はすーーーごく幸せ物だなー。て思うよ。
だからまとめると、私からしての平和はいろいろなかんじょうをもてることだと思う。
一人ひとりの気持ちや考えを学級全体で交流し、平和についての考えが深まり、一人ひとりが豊かになったそうです。
平和について、いろいろ気持ちを「ちゃんと感じられることでもある」こと、「いろんなかんじょうをちゃんと心でかんじられる私はすーーごく幸せ物」と自己を捉えていること、「平和はいろんなかんじょうをもてることだと思う」などの考えに、私も学びました。
今年度も、一人ひとりの自由な自己表現を励まし、その表現を寄りあわせ、豊かな学び、遊び、生活をつくっていくことを大切に取り組みます。子ども一人ひとりが、今という時間を充実して生きることを願っています。
皆様、今年度も見守ってください。どうぞよろしくお願いします。
写真は、美術の授業、しぜんひろばでの1年生と5年生パートナー、低学年玄関前の満開のサトザクラです。
池ぽちゃ第一号誕生!
入学式を終え、学校生活が始まった1年生。先週の月曜日には、自己紹介をしたり、ロッカーや机の引き出しの使い方を教わったり、朝の支度や帰りの支度のやり方を教わったりしました。少しずつ友達のことを知っていけるといいですね。
先週の火曜日には初めてのしぜんひろばに行ってみました。
制服のままだったので、見ている大人の方がドキドキ…ブランコや木登りをしたり、丘から駆け下りてみたり。池の飛び石にチャレンジしてみる人もちらほら。そして…
「落ちたー!」
入学3日目にして池ポチャ第一号の誕生!
落ちた本人は悔しい気持ちもあったのか涙をポロリ。でもしばらくして、
「気持ちよかったなー!」
と一言。先生たちからは「池ポチャ第一号おめでとう!」と声をかけてもらいました。
入学式を行いました
先週の土曜日、とてもいいお天気の中、入学式が行われました。
水曜日、パートナー学年である新5年生は、始業式、新クラス、新担任発表など大忙し。新しいクラスの仲間どうしで知り合う間もなく、自分のパートナーが誰なのかを知ったり、待ち合わせをするための電話をかける練習をしたりしました。木曜日、金曜日は1年生の教室を楽しく飾り付け、入学式の日を、ドキドキしながらもとても楽しみに待っていました。
また、2年生は1年生の終わりの頃から、入学式で発表する表現の練習をしてきました。
他にも、6年生は1年生の教室を掃除したり、4年生は入学式会場の飾りを作ったり、桐朋小学校のみんなで、1年生がくるのを楽しみにしていました。
そして入学式当日、朝の登校の場面では、少しの緊張と、3月の頃とは見違えるような大人びた表情を浮かべた5年生が、パートナーの1年生と登校してきました。1年生を教室まで送り届けた後も、時間がくるまでおしゃべりしたり折り紙を折ってあげたり。
入学式では、1年生は5年生のパートナーさんと手をつないで入場し、校長先生から校章をもらいました。
そして2年生のとっても素敵な表現に釘付け。これから2年生にもたくさんお世話になります。
桐朋小学校の仲間になった1年生。今週から少しずつ学校生活に慣れていきます。どんなことがあるか楽しみですね。
3年生、始まりました
3年生から、クラスが2クラスになり、1クラス36人になります。
今までの1クラス24人から36人なることで、今までよりダイナミックに個性と集団性を発揮できるように学習を進めていきます。
この日は、3年生のみんなが集まって、学年開きを行いました。
初めに先生の自己紹介。知っている先生もいれば、はじめましての先生もいます。3年生のみんなは興味津々に話を聞いていました。
初めてのクラス替えです。まだドキドキしている人やワクワクしている人、友だち出来るかなって不安な人、いろんな気持ちを大事に、これからみんな知り合って、仲良くなれるように、少しみんなで遊びました。
- これからよろしくね。
- 好きな食べ物は・・・
先生の指示する数で集まって、好きなものを言い合う集まりゲーム。
「3!」なら「3人」。近くの3人を見つけて、すぐに集まって自己紹介と好きなものを伝えます。
おやおや・・・元同じクラスの人と集まって笑いあったり、元東組中組西組の3人組もいたり、盛り上がっていました。
また、「木こりとりす」というゲームもしました。
木が2人。リスが1人。で1組です。みんな役になりきります!
「木こりがきたぞ!」 「嵐が来たぞ!」
声を聞いて、動き出します。
にぎやかに楽しい時間でした。3年生、これからよろしくね。
- 木こりが来たぞ~!
- 「木こりとりす」ゲーム
桐朋小学校で大切にしたいこと [Ⅱー422]
先週、1学期の始業式、入学式を行いました。昨日は、入園式でした。ご進級、ご入園、ご入学おめでとうございます。
新しい出会い、新しい生活をたのしみにしてきました。入学式を迎え、1年生のパートナーとなった5年生は、はりきっていました。入学式の朝にパートナーとの出あいなど、緊張した人もいたことでしょう。1年生もドキドキしたり、わくわくしたり、いろいろな気持ちを持ったでしょう。出あいを大切に、これからをつくっていきましょう。
入学式では、2年生は学校代表として、桐朋小学校はこういう学校だよと、表現をしてくれました。幼稚園の年中、年長組の人たちは、入園の人たちを迎えて歌を歌ってくれました。1年生との出あいは、在園、在校生にとっても変化、成長の機会となりました。
今週、ご家庭に「桐朋小学校の教育で大切にしたいこと」を配布します。私たちは、子どもの育ちと教育について、目標や大事にしていくことなどを話し合ってきました。そして、10年を目安に、園・学校案内を改訂します。5月に、保護者の皆さんへ新学校案内をお渡しする予定です。その中から、桐朋小学校の教育目標、大切にしたい9の柱をお伝えします。文書に記したことを大切に、子どもたち、保護者の皆さんと日々を過ごしていきます。
■桐朋小学校の教育目標
1 子ども一人ひとりを原点に
子どもたちが「今」を豊かに過ごし、その子らしい生き方を大切にします。「子どもを原点に」という願いのもと、多様な子どもたちをかけがえのない存在だと信じています。
私たちは、子ども一人ひとりを大事にし、心を込めて寄り添います。また、保護者の皆さんと心を通わせ、共に子どもたちを見守り育む関係を築いていきます。
子どもが自分自身と他者の大切さを深く信じ、そのかけがえのなさを理解できることを大切にしています。
2 自分自身の人生の主人公に、そして社会のつくり手となりゆくためのねっこを育てる
一人ひとりが民主的な対話を通じて平和を希求し、社会に参加するためのねっこを育みます。地球環境を守る願いをもち、人権を尊重し、お互いのちがいを認め合いながら、共に生きていきます。地球市民の一員として、子どもたちが社会のつくり手と成長できるよう、その土台を築いていきます。
何よりも、子どもたちにとって居心地のいい場所であることを大切にします。
子どもたちが幸せな小学生時代を過ごすことが、自分の人生を豊かにし、そしてこの社会のつくり手となりゆくねっこを育むことにつながると考えています。
■教育目標を実現するための9の柱
1.学ぶことは楽しい!
子どもの意欲をかき立て、子どもの疑問を大切にします。子ども自ら課題を見つめ、選択して学び続けること、物事を考え、判断し、行動する力を育みます。
2.遊びは最高の学びです
たっぷりと遊ぶことで子どもは心身を耕します。子ども時代に遊びに没頭することで得られる経験は、豊かな人生を送るための肥やしとなります。
3.子どもの自治を大事にします
大事なことを自分たちで決めていく経験は大切です。さまざまな参加を通して社会のつくり手となっていくための根っこを育てます。
4.実際に行う・本物と出あう
自然そのものとのふれあいや、実際に事物にふれて操作することを大切にします。身体をくぐらせた経験が、抽象的な概念や法則化の深い理解を育みます。
5.学びの過程や意味を大切にします
時間がかかっても、試行錯誤や失敗などから、身体でわかることを大切にします。「できた」「わかった」だけでなく、つまずき、まちがい、とまどいも、自分という人間を豊かにします。
6.ともに学ぶ・ともに働く・ともに遊ぶ
子も親も教師も、お互いの良さを大切にする関係を育て、同時に自分らしさを育みます。
7.子どもの発達にあわせた教育課程の自主編成教育を行います
子どもの身近にいる私たちが、芸術や科学の成果を大切にしながら、子どもの発達にあわせた教育課程の自主編成教育を行います。
8.親と教師、親と親は、子どもの「今」と「未来」のために結びあいます
その子その子の成長を見守り、援助することが大人の役割と考えます。子どもの一人ひとりの「最善の利益」とは何かを考え、その実現のために結び合います。
9.子どもも大人も自分らしくいられる学校に
子どもが子どもらしくいられる時間と安心して過ごせる教室空間を大切にします。授業や活動内容に応じて過ごしやすい空間につくりかえる「居心地のいい教室」。ゆったりくつろぐ時間、夢中になって過ごせる放課後を保障します。
朝日新聞4月13日社説に、「探究と未来 面白そうをはぐくもう」という題で、「学校や職場で、次のテストの点数や今月の実績も大事だろうが、将来の高みを目指すには基礎固めや試行錯誤、心ひかれることに熱中するのも大切だ。「すぐに役立つものは、すぐに役立たなくなる」と言われるではないか。/新たな歩みが始まる春、心機一転する人も多いだろう。そんな人たち、そして未来のために、目先にとらわれず、面白さや楽しさを大切にできる社会でありたいと思う。」ということが書かれていました。
4月始業前、子どもの権利について増山均先生(早稲田大名誉教授・日本子どもを守る会会長)から学ぶ機会を職場全体で持ち、
・子どもの権利条約31条に規定されている休息と余暇が保障され、楽しく遊び、想像力を羽ばたかせていく権利、すなわち休息・余暇(気晴らし)権、遊び権、文化権の課題
・子どもの権利条約40条に規定された失敗できる権利、やり直し立ち直っていく権利、更生権保障の課題
・子どもの権利条約12条、15条に規定されているように、自由に意見を出し合い集団的自治的に活動し、自ら集い会い、社会に主体的に参加していく権利(真に生と主人公になるために不可欠の権利)、自治権、社会参加権保障の課題
を実践課題として受けとめました。それから、一人ひとりのしあわせな子ども時代を大事にすることの意味として、「力いっぱい楽しんで 生きる今が しあわせな未来をつくる。」、「遊びは子どもの主食 楽しい子ども時代が輝く人生をつくる。」、「子どもは飽きるほどの自由な時間の中で 自分と出会い やりたいことを見つけ出す。」に共感しました。
新学期を迎えて、深くうなずくことがたくさんあります。*写真はすべて新学期の園、学校の様子からです。