アルトリコーダーの響き

6年生は音楽の授業でアルトリコーダーに取り組みます。

ソプラノリコーダーとちがって、部品が3つに分かれて袋に収納されています。

さすがはリコーダー歴4年目の6年生、注文した楽器が届くと、どんどん自分たちで組み立ていきます。

指が届くかなあ?と心配している人もいましたが、大丈夫そうですね!

アルトリコーダーの「大きさ」「太さ」にびっくりする人、

馴染みのソプラノリコーダーの「細さ」が急に気になりはじめる人など、反応も様々。

せっかくなので、4種類のリコーダーを並べて大きさ比べをしてみました。

アルト、ソプラノ、ソプラニーノ、クライネソプラニーノ の順で出せる音域が高くなります。

今は感染対策のため授業では思い切り吹くことができず、指遣いの確認中心になってしまうのが悩ましいところです。

基本の音階練習は、ひとりずつビニールカーテンごしに先生が確認しました。

そこでの音色からみんなの家での練習ぶりが伝わってきました。

 

毎年、6年生が取り組んでいる「♪トロット」の練習も始まっています。

学年全員でそろって吹ける日まで、こつこつがんばっていこう!

卒業生へのインタビュー [Ⅱ-265]

先月、卒業生の内藤智文さん(スキージャンプ選手、小学校46期)にインタビューをさせていただきました。夢に向かって歩んでいる姿が素敵でした。

内藤さんより

小学生の時は、走るのが遅く、体育が好きではありませんでした。運動神経は良い方ではありませんでしたが、いっぱい遊びました。グランドも広く、体育館やしぜんひろばもありました。授業では、キューピーに工場見学に行ったり、広島修学旅行に行ったり、目で見て実物に触れる経験をしたことはとてもためになりました。自分の目で見て、自分で考えることは、ジャンプ競技にも役立っています。

ジャンプ競技との出あいは幼稚園生の時に長野オリンピックを見に行ったことでした。それに触発されてジャンプを始めました。桐朋幼稚園の誕生会で、スキージャンプの選手になりたいという夢を話したことを覚えています。(内藤さんは、「夢への道のりを描く」ことや「好きなことをいくつも持つ」ことを大切にしてきたと話していました。)

小学生、中学生の時、毎年スキージャンプの大会に出ました。毎冬、北海道の下川町に合宿に行っていた縁で、高校からは下川の高校に通いました。人口は三千人ですが、葛西紀明さんなど多くの選手を生んだ町です。高校、大学と北海道でジャンプ競技に打ち込みました。でもオリンピックは遠い世界でした。

大学卒業の時に、茨城県で四年後の国民体育大会(国体)に向けてジャンプの選手を探していると知り、大学院に進むのではなく、働きながら社会人選手の道を選びました。国体で結果を出すことを目標に練習を重ねました。社会人三年目になって結果が少しずつ出て、ワールドカップに出場したり、韓国の平昌オリンピックにテストジャンパーとして加わったりしました。日本のトップ選手に並んだのです。自分でも驚きでした。幼稚園の頃からの夢が実現したのです。(100~142.5m、4~5秒間空中にいるそうです。「思ったよりも短い時間」だそうです。気持ちいいジャンプだった時には、からだが後ろから持ち上がり、「うお~、いったあ」と、心の叫びがあるそうです。)

社会人になって大きかったことは、練習の計画や方法などをすべて自分で立てなければならないということです。また、自分だけでなく、多くの人の期待を背負って取り組んだことも大きかったです。フルタイムで仕事を持ち、時間の制約の中で競技を続ける。何を大切にするか、どうすれば無駄を省けるか、真剣に考えました。それが自分を高めることにつながったのでしょう。

今は北京オリンピックをめざしています。十月の大会で出場権が得られるかどうかです。あと数か月でどうすれば競技力を上げられるか、毎日それを考えています。ただ、オリンピックだけでなく、もう一つ大きな夢があります。それは世界で一番大きなジャンプ台で飛ぶことです。ワールドカップでは250mのジャンプ台もあり、そこで飛ぶことが小学生の時からの夢です

ありがとうございました。内藤智文さんを応援する卒業生、卒業生のお母さん方のお話も伺えてたいへんうれしかったです。

この間、卒業生から話を聴く機会が増えました。どんな人生を歩まれているのか、桐朋での生活ではどのようなことを大切にしていたのかなど、教えていただいたことをコラムに掲載していきます。

思い切り遊びました!

予定していた4月の遠足が延びに延びて、本当は行きたかった登山も断念した5年生。

梅雨に入る前に、歩いて行ける近くの公園に行くことを計画しました。

行先は仙川崖線緑地と、緑ヶ丘みんなの森。クラスごとに分かれて行きました。

当日はとてもいいお天気でした。

歩いている時は日陰もなくみんな汗だくになりましたが、目的地はどちらも木が多くて気持ちのいい風が吹いていました。近くにも、こんなに自然がいっぱいの気持ちのいい場所があるのですね。

思い思いの場所にシートを広げ、対面にならないような形でお弁当を食べました。

そのあとは公園を目一杯使い、鬼ごっこやどろけい、持っていったフリスビーなどをして思う存分遊びました。

遠くには行けませんでしたが、いつもとは違う場所でたくさん遊び、大満足な一日となりました。

カエルとザリガニがやってきた!

夕方の美術室。

先生たちは大盛り上がりです。

 

カエルとザリガニが、今年も桐朋小学校にやってきました。

どちらとも、とても元気で はやくみんなの前に登場したくてウズウズしているよう。

美術の時間、本物を目の前にした時の子どもたちの表情はやはり真剣そのもの。

作品づくりに もう夢中です。

つい 見とれすぎて 制作に手がつかなくなっているのも この時はご愛嬌。

放課後も、カエルをお世話しにくる子どもたちがいるなど 

実際に”出会う”ことは、作品制作がもっと楽しみになるきっかけの一つです。

カエルやザリガニたちがやってきて少しした

桐朋小学校の廊下には、制作途中のザリガニの姿が。

よ〜く観察して、こだわりをもって進めているのが伝わってきます。

完成が楽しみです。

 

 

 

説明会お申し込みに関わって(お願い)

多くの方にご興味をお持ちいただき感謝申し上げます。

第2回学校説明会(6月26日 土曜日)は、男・女それぞれの枠がございます。

違う枠でお申し込みの方は、一度キャンセルのお手続きの上、あらためてのお申し込みをお願いしています。

ご理解、ご協力のほどよろしくおねがいします。

 

*感染対策の関係で、人数を絞ってのご案内となっています。

キャンセルのお手続きがあった場合、その分の予約が可能となります。

情報は随時更新されます。

お手数ですが「説明会・体験会予約画面」にてご確認ください。

未来の仲間と

例年この時期、桐朋学園小学校と桐朋小学校の6年生が交歓会を行います。

国立と仙川、お互いに行き来して遊ぶことが難しい状況となりましたが、今回は学園小のみなさんが「オンラインで交流しましょう」と準備をしてくださいました。

6年1組のみなさんと、仙川の6年東組。

6年2組のみなさんと、仙川の6年西組。

それぞれの顔がプレイルームのスクリーンに映ると、歓声があがりました。

まるですぐそばにいるかのように、手を振り、笑顔が弾けました。

(きっと国立の教室でも、わぁ!という声が同じくらい響いていたのだろうと想像します。)

 

学園小からのクイズでは、たくさんの生き物のことや、宮林の豊かな自然を知ることができました。

「学園小で飼っているいるヤギの名前は?」

「ちゃぼは何羽飼育されているでしょう?ヒントはこの飼育舎の写真です。」

「校章でもある桐の花は、学園のどこで見られるでしょう?」

 

桐朋小からのクイズも紹介しましょう。

「しぜんひろばの池に落ちた時、先生はどんな反応をするでしょう?」

「東組の俊足のSくんと、1組の一番速い人とでは、どちらがより速いでしょう?」

「目印の木の愛称は、にんじん、ブロッコリー、トマト のどれでしょう?」

 

各クラスから5問ずつ出し合ったのですが、

「2番に手を挙げている出題チームの人が多いけど、ひっかけかも?」

「まじめそうな顔で手をあげているから、たぶんこれが正解なんじゃないか?」

などなど、相当深読み?しながらすごした30分。

慣れない方式でしたが、もっともっとおしゃべりしたい、知り合いたい!

そんな気持ちがいっぱいで、画面を閉じるのが名残惜しい6年生の姿がありました。

 

学園小学校のみなさん、素敵な時間をどうもありがとう。はやく会いたいね!

*クイズの答えは、6年生にきいてみてください!

幼稚園と小学校の人たちの交わりで育まれるものを大切に [Ⅱ-264]

先日、ばら組(3歳)の人たちは、小学校へ出かけ、3年生の教室でウーパールーパーを見せてもらうなど、いろいろな発見と感動があったようです。校庭の大きなアスレチックは、ゆり組(5歳)の人たちにとって、冒険や挑戦しがいのあるものです。またやりましょう。

幼稚園の人たちは、小学生の活動や遊んでいる様子を見たり(まねしてほしくないことばや行動も含む)、中高生のクラブ活動、歌や劇の練習をしている学生に出あいます。好奇心や遊び心、社会性など育つ機会につながります。

 小学生のアスレチックはたのしかったね!(ゆり組の人たち)

園舎、低学年校舎では、お互いの雰囲気を感じながら生活しています。2階より小学校の人たちの大きな歌声、詩の音読などが聴こえてきます。2階テラスからは、「何つくっているの~」と声をかける小学生。幼稚園の人たちが「光のテラス」で遊んでいるのを羨ましいと思いながら応援してくれます。

園庭の奥にある小学校の畑のまわりの草原に、たくさんの生き物がいて、幼稚園の人も小学生も生き物を探しています。小学生がトンボやカナヘビなどを見事に捕まえるのをみて、自分も!と試します。しかし、うまくいきません。やりたいけれどできないことも、子どもの成長にとって、とても大切です。

小学生が総合学習で畑の作物作りに取り組むと、幼稚園の人たちがまねします。小学生が田んぼに水をはると、これから何が起きるのか、興味津々、たのしみがひろがります。

幼稚園の人たちがしぜんひろばに行くと、小学生が高い木に登っていたり、一本綱ぶらんこをしていたり、川にある石をすばやく飛び越えて渡ったりしています。園児はやりたくてうずうずします。

 ときどき池ポチャすることもあります

幼稚園と小学校の人たちの交わりで育つことは何かを考えてみます。

幼稚園の人たちは、自分(たち)だけでは複雑すぎたり、難しすぎたり、危なすぎたりする〈冒険〉や〈挑戦〉活動に取り組み、学ぶことができます。小学生の複雑な活動を見たり、話しているところをきいたりすることだけでも学べます。小学生の活動を観察することで、幼稚園の人たちは、その活動がどのように行われるのかの感触を得ることができ、それを試したくなります。

成長していく際のプロセスの一つは、見本をみることです。自分より前を行く見本で、届かないほど前ではない見本です。

幼稚園の人たちは、小学校の人たちから励ましや応援、共感などの感情的なサポートや配慮も受けています。社会的、精神的、知的な発展の機会となります。


しぜんひろば委員の人たちの枇杷とり 

先日、しぜんひろばで、3歳クラスの人が手製ブランコに乗ろうとしていましたが、できませんでした。一本綱で不安定なため、跨ぐことも難しいようです。それをみた小学生が「乗りたいの?」と声をかけました。小学校の人が一緒だと、幼稚園のほかの子たちともできないことを、小学生の協力でできます。幼稚園の人たちはたいへん喜んでいました。

小学校の人たちにとっては、年齢が下の人とかかわることで、リーダーシップや愛情を込めた世話などを経験します。近くの木にぶつからないようにと、木の前に位置をかえて小学生が押していました。協力、思いやり、面倒見のよさなどを発揮します。小学生の人の養育本能を自然に活性化させます。教えることを通して学び、成長しています。[ケア―関心、心配、思いやり、親切、世話など、人と人の精神的、物理的な深い関わりを持つこと]

幼稚園の人たちにとって、小学生は憧れや目標となります。小学生にとっては、凄いと言われたり、頼りにされたりします。また、小さい子へわかりやすく教えること、いっしょに遊ぶ喜びなどが生まれます。コロナ下でも幼稚園と小学校の人たちの交わりで育まれるものを大切にしていきます。

やった~!えんそく、だいせいこう~!!

本当は5月に予定されていた1年生の初めての遠足。

コロナの緊急事態宣言が出され、延期しました。そこへ、またまた宣言の延長のお知らせ…。

先生たちはみんなが楽しみにしている顔を思い浮かべながら、作戦会議をしました。

「こんな状況でも感染対策に気をつけながら”遠足”をする方法はないかな…?」

目的地を変え、クラスごとの行動に変更すればできることがあるのでは!

遠足当日は、とってもいいお天気に恵まれて、クラスごとに時間差で出発!

ふだんは正門から道路に出て家に帰るところを いつもは行かない学園内の奥の道へ行ってみました。

ふわふわの花の木やおいしそうなあんずがなっている木がありました。

いつものアスレチックで遊んで休憩の後、いよいよ、西門から少しだけお散歩。

隣の実篤公園に行って、黄色のヒカリモや鯉を見ました。

実篤公園の脇の坂道を降りていくと、小さな神社があり、狛犬が座っていました。

「口をあいている方の狛犬さんの口に手を入れてみて、ウソついた子は『ガブ』ってかまれちゃうから!」

と言うと、みんな かわるがわる手を入れています。

「わーい!ぼく、かまれなかった!」

「やだーかまれたらどうしよう」「いたいかな…」「先生も入れてみてよ」

「いやです。先生はかまれるのでいれません!!」

「ぼくもこわいから入れない!」「わたしはこの前うそついたけど、かまれなかった。」

などなど、ひとしきり「うそつきかどうか」で盛り上がります。

学園に戻って、自然広場や野外ステージでシートを敷いてお弁当。

教室で食べるのと違って、外で食べるといつもと違って感じるね。

一方向を向いて、おしゃべりはできないけれど、耳をすますと自然の音がたくさん聞こえてきて気持ちが良い。

 

そのあとは、自然広場でたっぷり遊びました。

川渡りに挑戦したり、生き物を探したり、ブランコに乗ったり、木に登ったり、おにごっこをしたり。

やることはたくさん!みんな忙しそうにせっせと遊んでいました。

ずぶぬれ、どろんこもぜんぜん平気!「やご見つけた!」「かまきりの赤ちゃんがいたよ。」

「つるつるのきれいな石見つけた」「かなへびつかまえた」と、宝探し大会のようでした。

コロナでたくさん我慢しなければならないことも多いけど、工夫次第で楽しめる!みんなで遊べれば幸せ!

ということを教えてもらった遠足の一日でした。

 

第2回学校説明会(6月26日)のご案内

本校にご興味をお持ちくださる皆様

第2回学校説明会について、ご案内いたします。

 

〇6月26日(土)第2回学校説明会(本校プレイルーム) 

①13:30~  ②14:30~  ③15:30~(各回約1時間)

〇対象:本校にご興味をお持ち下さる方(保護者1名のご参加)

*お子さんの年齢制限はございません。

〇内容:校長挨拶に続き、子どもたちの様子を担任がお話します。

また、低学年教室をご案内します。

*上履きをお持ちください。

 

・感染拡大状況等を鑑み、短時間のご案内となりますことをご承知おきください。

・緊急事態宣言が再度延長となった場合は、中止といたします。

・6月12日(土)10:00~お申込みいただけます。【説明会・体験会予約画面】よりお進みください。

実施の最終判断は、前日(6月25日金曜日)正午にHPにてお知らせします。ご確認ください。

 

ご参加をお待ち申し上げます。

 

桐朋小学校 教務