HPトップ画面を更新し、バナーを設置しました。

いつも、本校のホームページを見て下さりありがとうございます。

昨日、ホームページのトップ画面を一部更新し、バナーを設置しました。

今後、説明会や体験会などのご予約はこちらのバナーから予約することが出来ます。(※これまでのタグでも同じ予約画面に入れます。)

また、寄付金サイトもこちらのバナーより閲覧・申込が可能です。

在校生の皆さんは、「登校許可証」がバナーになりました。必要な際はこちらを印刷しご利用いただけます。

よろしくお願いします。

音楽会の見学予約は男女とも満席です

大変申し訳ございません。音楽会の見学予約は男女ともに満席の状態です。

今後はキャンセルが出た場合のみ予約することが出来ます。

万が一キャンセルされる場合はホームページより予約画面にお進みいただき、キャンセル処理をお願いします。

重ねてのお願いで恐縮ですが、以下の条件のご確認をお願いします。

こちらの見学は、今年年中児にあたるお子さんとそのご家族のみとなっております。

またお申し込み人数は、1家庭年中児のお子様を含めて2名までになっておりますが、保護者のみでの見学も可能です。なので、ご予約いただける人数は以下の3パターンのみです。

◎年中児1名+保護者1名

◎保護者2名

◎保護者1名

 × 年中児1名+保護者2名でのお申し込みでは3名になってしまいますのでご遠慮下さい。

※システム設定の都合上、3名でも申込が出来てしまいますが、参加条件は2名までですのでお間違えのないようお申し込みください。出来るだけ多くの方が見学いただけるよう、よろしくお願いします。

本校の音楽会へのお越しをお待ちしております。

わり算の問題です。

突然ですが算数の問題です。①②の問題の式をそれぞれ答えなさい。

①「13個のおせんべいを4人で等しく分けます。1人あたり何個になり、あまりはいくつですか?」

 

②「13個のおせんべいを1人あたり4こずつ配ると、何人に配れますか。またあまりはいくつですか?」

 

この二つのわり算は、どちらも通常であれば

13÷4=3・・・1

という式になりますが、桐朋小学校では1年生の時からずっと全ての文章題に「単位」をつけることを大事にしています。

ちなみに、「1あたりの数」「いくつ分」は、2年生のかけ算で学びます。

例えば、1あたりの数を理解できると、8本/ひき(1ぴきあたり足8本)

と見れば・・・・・・・・・・タコ!

というように、1あたりの数を見ただけで具体的な「8」をイメージできます。意味から学び、使えるようにしていきます。

  

3年生はわり算を学んでいます。まずは「1あたりの数」を求めるわり算を学びました。

子どもたちはニコニコ算と言います。

100個のお菓子を4人で等しく分けます。1人あたり何個のお菓子がもらえますか?というパターンです。「1あたりの数」を求める問題は、「いくつ分」である4人は仲良く等しく分けてもらえます。だからニコニコです。

今、「いくつ分」を求めるわり算を学んでいます。子どもたちはオーマイガー算とか、ドキドキ算などと言います。これは、1あたりの数が決まってしまっているので、自分がもらえるかわからない問題だからです。

100個のお菓子を1人あたり4個ずつ配ると何人に配れますか?というパターンです。行列を作って並んでいても、何人までもらえるかわからないから、ドキドキなわけです。並んでいたのに目の前で配り終わってしまえばオーマイガーなのです。

このことを意味から学んだら、単位をつけて問題を解いていきます。

問題を見て学習班でこれはニコニコ算か、ドキドキ算か考えます。不慣れなうちは特に迷います。なので文章題にアンダーラインをひいてみたり、絵をかいてみたり、具体化できるように相談します。わかった人もすぐに答えを言うのではなく、ヒントを言ったり、班のみんながわかるようにどうやって教えたらよいかを考えます。

こうした学び合いから習熟へ進み、自分で問題を作ってみたり、少し難しい問題にチャレンジしたりする子や、一つひとつ着実に確かめるためにノートを丁寧に作って家で復習したり、各自の工夫が見られていき、その工夫をどんどん周りが取り入れていくのです。

  

さて、はじめの問題の答えです。どうでしたか?

① 13個 ÷ 4人 = 3個/人・・・1個 (1あたりを求めるわり算)ニコニコ

 

② 13個 ÷ 4個/人 = 3人・・・1個 (いくつ分を求めるわり算)ドキドキ

 

主体的に学ぶ学習集団を目指して引き続き、みんなで育ち合っている3年西組でした。

私たちが育つ場所に愛着をもち、創っていこう [Ⅱ-210]

大切にしていきたいこと

 保育を深く研究されている先生に、私たちの園を見ていただく機会を得ました。様々な方のご協力、ありがとうございました。

〈保護者の方〉ちょうど参加参観日で、お母さんお父さん、おじいちゃんらいろいろな方が参加されていて、上手に子どもと遊ぶ様子やかかわりの良さ、温かさなどに着目されて、とても大切なことと話してくださいました。

〈環境構成〉テラスに部屋からコルクを出してバランスをとって遊ぶ子どもの姿などを例に、こうした工夫をして遊ぶ子どもがいい。自分たちが何かを創り出す環境がある。私たちが大切にする自己決定や主体性の感覚を味わうことに繋がると理解しました。

〈命〉モルモットに餌をあげながら、「食べないな」と心配しやりとりする子たちを例に、ふだんから命に触れ、感じる機会がある大切さを話してくださいました。

〈豊かな自然〉心を解放させ、親しむ環境。実を素材に遊ぶ子を例に話してくださいました。ここでも命を感じる、循環などの課題も。

〈休息・くつろぎ〉だら~んと寝そべっている子どもの姿。そうしたことができる時間、空間がある。

 先生は、他にもたくさんの視点から話してくださり、今後の保育に生かしていきます。

やりたい気持ちに火をつけよう

 アスレチックにある一本の棒で、簡単に下りる、慎重に下りる、途中でぴたっと止まる子がいます。まだ下りることができないけれど、いつかは下りたいと願っている子がいます。下りる子がいないのを見計らって上る子もいます。下りるのも楽しい、楽しそう、上るのをもっとやりたいという気持ちを感じます。

 ブランコ横の枇杷の木に、寄りかかるように斜めに伸びた木がありました。子どもたちに人気の木でしたが、倒れる危険があり伐採しました。事前に子どもたちに伝えられず、突然大切な木がなくなり、子どもたちに申し訳なく思っています。

 子どもたちの様子や気持ちから、園庭のどこかに棒を設置したいと考えました。場所の候補を決めて、竹を切り、節を削るなどの作業をしていると、たくさんの子どもたちが見に来て手伝ってくれました。

 枇杷の木にとりつけると、子どもたちが集まって早速試します。少し揺れて、滑りやすくてのぼりにくい。棒の長さ、太さも課題とわかりました。それでも挑戦する子どもの気持ちや上れた満足感などが伝わりました。まだ設置場所と工夫が必要なので、一度外しました。次の日、「いつまたつけてくれる? 私好き」と伝えてくれる子がいます。

 子どものやりたい、に火をつけ、やりたいけど、できないという段階も大切にし、やった!できた! を。まわりの子にも拡げていきたいと思います。

 子ども自身が育ちゆく力をよりよく生かそうとかかわる存在であり続けたいと思います。

枇杷の木に竹の棒を

ともに育つ環境づくり〈土管と築山〉

 3歳の子が土管に入り、友だちとおしゃべりをしています。土管の上にしがみついて上る、つるんと滑り下りる子も。隣の築山では、鬼ごっこの拠点になったり、電車や休憩場所などになります。現在小5の人たちも一緒に造ってくれました。それから、子どもたち、先生たちがその場所を豊かに育ててくれています。

子どもたちと築山

2016.6 「園庭に、穴と山」 風Ⅱ88 再掲

 幼稚園の園庭に、コンクリート製土管『穴』を置き、土で山を造りはじめた。土を掘っていると、チョコレートだと嬉しそうに固まった土をとる子がいる。ぼくと一緒にやる子もいる。子ども用スコップがうまく使えず、自分や友だちに土がかかってしまう子もいる。
 山を造ろうと考えたのは、築山で遊ぶ子どもたち、坂道で遊ぶ子どもたちのたのしそうな姿を感じてきたから。園庭での子どもの動きを見ると、上下の動きをもっとたのしめるといいと思う。園庭に、斜面や起伏をつくったらどうなるか、わくわくしてはじめた。
 ぼくも小さい頃に、児童遊園にある小さな山を何度ものぼるのがたのしかった。以前、土曜日に学校があったときには、地域のどんぐり山までよく行った。大みもじの根っこくぐりや崖のぼり、崖くだりを子どもたちとやった。スリル満点で、とてもたのしかった。
 コンクリート製土管『穴』は、小学校低学年校舎と高学年校舎の間にある渡り廊下階段下の穴からヒントをもらう。子どもたちがよく入っている。のんびり気持ちよさそうにくつろいでいたり、友だちと内緒話などをしている。そうした空間やコーナーを幼稚園でもほしいと考えてきた。

 そのような秘密基地スペースや隠れることのできるコーナーは、大人から見えない世界で、子どもの共同体としての意識を育むこともできるのではないかと思う。

子どもたちと新しぜんひろば

 野中保育園、ゆうゆうの森幼保園などの多数の園や子どもの施設を建築してきた環境建築家の千田満氏は、「人間の神経系の80%は8歳頃までに完成」という。氏は、「こどもの育成に必要な6つの空間」を提起し、こどものあそび環境を創造してきた。本を読んで「園庭に隠れ家や築山をつくりたい」というおもいが膨らんだ。
 「子どものあそびに斜面はとても大事」、「上り下りすることでバランス感覚、瞬発力が身につき、不安定な場所で転んだときに無意識に手をだした、大きなけがを防ぐことができる」、「バランス感覚や、倒れたときに無意識に手をつく行動は神経系の開発による」、「特に幼児の段階が重要だ。スキャモンの発育曲線 にみられるように、神経系の開発は生まれてから8歳頃までに90%が完成され、12歳までにほぼ100%になる」など、園の環境づくりや子どもの育ちを考えさせられる。(『人が集まる建築 環境×デザイン×こどもの研究』千田満著) 

音楽会の見学予約を開始しました

11月24日より、2年に一度開催の音楽会の見学予約を開始しました。

こちらの見学は、今年年中児にあたるお子さんとそのご家族のみとなっております。

またお申し込み人数は、1家庭年中児のお子様を含めて2名までになっておりますが、保護者のみでの見学も可能です。なので、ご予約いただける人数は以下の3パターンのみです。

◎年中児1名+保護者1名

◎保護者2名

◎保護者1名

×年中児1名+保護者2名でのお申し込みでは3名になってしまいますのでご遠慮願います。

※システム設定の都合上、3名でも申込が出来てしまいますが、参加条件は2名までですのでお間違えのないようお申し込みください。出来るだけ多くの方が見学いただけるよう、よろしくお願いします。

尚、満席になりましたら、キャンセルが出た場合のみ予約することが出来ます。万が一キャンセルされる場合はホームページより予約画面にお進みいただき、キャンセル処理をお願いします。

本校の音楽会へのお越しをお待ちしております。

トピックスの授業で中嶋涼子さんをお招きして [Ⅱ-209]

 先日、卒業生の中嶋涼子さんに、6年生2クラスで授業をしてもらいました。〇いま、仕事や生活でどんな気持ちを大切にどのようなことをされているのか。〇車椅子での生活で感じていること、考えていることなど話していただきました。

左 中嶋さんと車椅子体験 右 園庭の柚子

 中嶋さんは、9歳の時、鉄棒をした後で突然足に力が入らなくなりました。それから入院してたいへんな日々を送ります。車椅子での生活は、人目が気になって引きこもりがちの時期もあったそうです。活発に動きまわっていた中嶋さんにとって、突然のことで、希望を見い出せず引きこもりになっていた時に、映画『タイタニック』に出あい、11回も観たそうです。心を動かされた中嶋さんは、映画をとおして世界中の文化や価値観に触れる中で、自分も映画をつくって人々の心を動かせるようになりたいと夢を抱きました。

 そして、高校卒業後、カリフォルニア州ロサンゼルスへ渡米。そこで「心のバリアフリー」に触れたと言います。アメリカだと「何で車イスなの?」と気軽に聞いてくれる。日本では、腫れ物に触るみたいな扱いをされていたので、とても驚いたそうです。特に感動したのは健常の友達と同じスペースのトイレに行ったこと。アメリカでは女子トイレの中に大きめの個室が必ずあるので、そこを使えばいい。道や店の中も完全バリアフリーで広いし、アメリカにいる間は自分が障害者ということを忘れていたくらいだったそうです。

 現在、会社を辞めて、車椅子インフルエンサーに転身。テレビ出演、YouTube 制作、講演活動などさまざまな分野で活動しています。海、スキー、パラグライダー、乗馬、バイクなど、中嶋さんが楽しんでいる様子をたくさん見せていただきました。

 中嶋さんは、日本の社会や日本人の心をバリアフリーにしていけるよう、誰もが生きやすい社会を目指し、出会った人々の心のバリアフリーにつながる場所を作りたいと願って発信し続けています。活動の記録と背景にある願いを読ませていただくと、車椅子に乗っていて「かわいそう」ではなく、「面白い」と思われたい。今までの「障害者の常識をぶち壊す」ということも書かれていました。

 中嶋さんは、病気の経験から、いつ何があるか分からないと実感したので、何があっても楽しもうと思えるようになったそうです。後悔しないようにいろいろやってみたい、全力で生きていこうと。以前は「もしも歩けたら……」とか「昔、歩けていたときなら」 とかよく考えましたけど、今は車いすでやっていることが楽しいから、そのままでいい。だから、私が発信することで、みんなにも楽しく過ごしてほしいんです、と語ります。

左 命に触れるばらとたんぽぽの子 右 理工室前のナツミカン

 子どもたちから。

 □僕は話をきいて「一度しかない人生 できないことを数えるよりできることを全力で楽しむ」という言葉に心を動かされました。不便な生活でも全力で楽しめる心の涼子さんの強さは、とても見習いました。この話をきいてから、車椅子の人のことを「怖い」「かわいそう」で手伝えなかったけど、勇気をもらえました。質問。今の科学だったら病気を治せるんじゃないですか?

 □私は涼子さんの授業を受け、「車椅子でもこんなに色々なことができるんだ!」と驚きました。海、スキー、パラグライダー、乗馬…。これから、もし町中などで困っている、車椅子の方や目が悪い方杖をついている…などがいたら、声をかけられるようになりたい!と思いました。これから日本(世界)が車椅子の方などの障碍者の方にも優しいふうになってほしいです。そのために頑張りたいです。車椅子の人も私たちと同じ、というのを今回の授業で思いました。「車椅子でもいろいろなことができる」というのを世界の人々に伝えていて、すごいです。車椅子でけん玉ができてすごいと思いました。

 □中嶋さんの「一度きりの人生。出来ないことを数えるより出来ることを楽しむ」ということばが心に残った。自分が車椅子だったらたぶん精神的につらいと思う。何で自分がこうならなければいけないのかとマイナスに考えてしまうと思う。だけど中嶋さんはとても楽しそうだったし、本当にできることを全力で楽しめていてすごいと思った。きっと辛いこともあったはずなのに、それを表に出していないし、明るくふるまっていることもメンタルが強いと思った。だから、自分も出来ることを楽しんでメンタルを強くしたい。

 □私は今まで車椅子の人はできることが少なかったり、たいへんなことがたくさんあると思ってた。でも、車椅子の人でも、できるアクティビティーや、車椅子の人に優しい工夫がどんどんできて、車椅子でも楽しめることをはじめて知った。私が車椅子になったら、できたことができなくなって、ショックで、まったく楽しめないかもしれない。でも、そういう人たちでも、できるアクティビティーがあると、積極的に楽しめるからいいと思う。将来、バリアフリー化がすすんで車椅子でも普通の人と同じように楽しめる世界になるといいと思う。

 □中嶋さんの「車椅子の人に会ったらぜひ声をかけてほしい」と言ってた言葉に心が動きました。理由は、「私の中でも車椅子、障碍者の人は少しみんなと違うし、声をかけづらかったです。その人が自分の病気の事を気にしていて、触れてはいけないのかなと思ってたからです。」けど、今日のお話を聞いて、声をかけることは緊張するけど、相手は嬉しいということを知ったので声をかけます!

 左 竹ののぼり棒をたてました 右 2年生 かけざんの授業より

 子ども一人ひとりが、かけがえのない大切な命を授かり、その命をどう輝かせていくと納得できる人生をつくれるか探求し生きています。他者や社会と出あい、自分を知る、 他者を知る、社会を知る、その具体的、実感的な学びがおもしろい、自分の成長を実感するなど大切にしています。様々な個性と特徴をもったそれぞれが一人の人間として尊重され、大切にされるかかわりをじっくりと育てたいと思います。

どんどんやろう器械運動

3年生の様子です。週に一度の器械運動を楽しみにしている子がたくさんいます。

鉄棒、マット、跳び箱。この3つの運動を取り組みやすいように連動させながら構成して授業を行っています。

①先生の話を聞いてポイントを抑え、からだを動かしてみること。その時に・・・

②今日の自分の目標を決めて、やってみること。

③やってみた動きを友だちのアドバイスを聞いて修正していくこと。

この3つのことをいつも大事に学びます。

そして、この①~③を成功させるためには、学び合う友だちの存在が不可欠です。

 

どんなアドバイスが有効か。

実際に失敗を繰り返しながら考えることがお互いが上達する秘訣だということを1,2年生の時に学んできました。

3年生でも引き続き大事にして取り組んでいます。なので、話を聞くときはとてもよく聞いています。

そして、やるときは、活発に声をかけ合います。そして、一緒に悩みます。

 

毎時間、友だちと学び合ったからこその達成感や悔しさを分かち合うことができます。

上手いか下手かではなく、認め合いながら今よりも少し上達していくことに、みんなが目を向けられるよう2クラスとも張り切って取り組んでいます。先生たちもみんなと分かち合えるように勉強していくね!

 

11月20日、創立記念日に [Ⅱ-208]

 桐朋学園は、1941年に創設された山水中学校、山水高等女学校を引き継ぎました。戦後、関係者の懸命の努力で東京文理科大学、東京高等師範学校の指導と協力を得て、1947年、教育基本法、学校教育法の施行と同時に再発足した学校です。「桐朋」の「桐」は、両校の校章に由来します。「桐朋学園がこの教員養成の総本山ともいうべき学校・大学とともに戦後の新しい教育のあり方を探究していきたい、との希望がそこにこめられていたと思われます」と、中野光先生は『初等部誕生物語』に書かれていました。現在も目の前にいる子どもとその未来を大切に、「新しい教育のあり方を探究していきたい」という思いを引き継いで園、学校づくりをすすめています。

 1年生 どんぐりで遊ぶ・学ぶ(総合)

 桐朋学園の初代理事長、校長は、東京文理科大学学長の務台理作氏で、戦後の教育改革で教育基本法を生み出した教育刷新委員会の中心メンバーでした。「教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によって、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。」(1947年制定教育基本法第2条)を教育実践の場で大切にし、教育基本法の精神である「一人ひとりの人格を尊重し、自主性を養い、個性を伸長するという、ヒューマニズムに立つ「人間教育」」を桐朋の教育理念の基本に据えました。私たちはその精神を大切にして、子ども一人ひとりを主人公とする園、学校をめざして取り組んでいます。

 5歳児 多摩動物公園遠足・自分たちが行きたい場所へ

 このような保育、教育の実現を目指し、社会にひろげていきたいと考えますが、困難な現実があります。たとえば、2017年度、児童相談所で対応した児童虐待件数は過去最高の13万3778件(前年度より約1万1千件増)です。子どもの生きづらさがひろがっています。2016年度虐待による死亡は77人です。2019年1月には、千葉県小学4年生栗原心愛さん(10歳)の虐待死がありました。「お父さんにぼう力を受けています。夜中に起こされたり起きているときにけられたりたたかれたりされています。先生どうにかできませんか。」という心愛さんの悲痛なことばを受けとりながら、周りの大人が力を合わせてその命を救うことができませんでした。滋賀県立大学福井雅英教授は、「子どもの言葉はどのようなプリズムを通って屈折したものであれ、その子の光です。その子の発する光はいのちそのものです。子どもの言葉は心の響きだと受け止めなければならないと改めて思いました。」と述べています。あらためて、子どもの表現をどう捉えるかが個の尊厳を守ることにつながると考えました。

 6年生 インフルエンサー中嶋涼子さん(卒業生)をお招きして。「車椅子に乗ってみる」「押してみる」(トピックス)

 子どもの権利条約を批准してから25年がたちましたが、柱の〈生きる権利〉、〈育つ権利〉、〈守られる権利〉、〈参加する権利〉が尊重される社会づくりはまだまだです。子どもは自分に関係あることについて聴きとられ、意見が言え、社会の主人公となりゆくために、子ども時代から経験し学んでいきます。一人ひとりが感情や意思を持った人間として尊重され、可能性が最大限に伸ばされるようにしていかなくてはなりません。その努力をしていきたいと思います。

今年度の音楽会を見学できます

桐朋小学校では、音楽会を2年に一度開催しています。美術展との隔年行事で今年度は音楽会の年です。

例年多くのお声を寄せていただき検討をした結果、今年度の音楽会を本校の入学を検討されているご家庭を対象に、公開することにいたしました。

本行事は全学年の児童と保護者が集って開催する学校行事です。会場も学外の「府中の森芸術劇場」になります。観覧席に限りがございますことと、安全防犯面の確保の観点から、多くのお席のご用意が出来ません。

つきましては、以下の参加条件を設定させていただいておりますので、ご確認ください。


①次年度の受験を検討されている、現年中児のご家庭(男女各20組)。

②1組2名まで。保護者のみでの見学も歓迎いたします。

 年少児以下はご参加いただけません。(2名には、お子様の人数も含めます)

③11月24日(日)正午から先着で予約を受け付けます。

④見学者向きの説明やご案内は行いません。ご承知おきください。

⑤見学は2階の指定席です。1階席への立ち入りはご遠慮ください。

⑥ステージの区切り目で、自由にご退席いただけます。特にお子様連れの場合は、円滑な進行にご協力いただきますよう、お願いいたします。(14時半ごろ休憩が入ります。)


開催日:2019年12月13日(金)13:20開演 15:45終演(予定)

集合 :13:10までに、府中の森芸術劇場(←クリックできます!!)の玄関入口付近、「見学者」のプラカードを目印にお集まりください。

受付票と引き換えに入場シールをお渡しします。見学の方は団体で2階席へご案内します。本校児童・保護者の列もございますので、お間違えのないようお願いいたします。

※受付票がお手元にない場合は、ご入場いただけませんので必ず印刷の上お持ちください。子どもたちの歌声と演奏をお楽しみいただけることを願っております。


ご予約はこちらから、もしくはトップページから可能です。期日になりましたら、ログイン後予約することが出来ます。(新規でご登録の方は予約開始日より前に、ログインできるように準備することが可能です。)