やりたい! 楽しい! 気持ちいい! 好き! 格好いい![Ⅱー404]

桐朋小学校では、民舞に取り組んでいます。子どもたちと、民舞を学び、身体を耕し、しなやかな身体をつくろう。身体いっぱい表現し、その楽しさを味わおう。みんなで一つのことをつくる喜びを味わえたら嬉しい。そうした願いを持ちながらすすめています。

民舞は、日本各地で地域の祭りや盆踊り、神楽の奉納などで踊り継がれてきた芸能です。それらの多くは、日常生活の労働の中で培われてきた身体の使い方が、踊りの元になっています。地域の中で世代を超えて人と人を繋ぐ大切な共有財産、かけがえのない文化です。踊りを通して、繋がり合い、連帯し、生きる喜び、祈りや願いなどの感情を共有してきました。桐朋小でも、みんなの文化として民舞を大切にしています。

1年生は、【荒馬】を

元気いっぱい跳ねる馬。大太鼓の音に合わせて、元気な馬がグランドいっぱいに駆けまわります。

青森県今別町のねぶたのお祭りで踊られる、荒馬を基にしています。跳んだり、跳ねたり、元気いっぱい声を出し、表現します。「ラッセラー ラッセラー / ラッセ、ラッセ、ラッセラー」

4~6年生が、会場づくりも大切にすすめています。

2年生は、【花笠踊り】を

踊りに親しみ、笠を使いながら表現を楽しんでいます。

桐朋小学校では、踊りだけではなく、笠の飾りつけも自分たちでやります。今年は、これまで踊られてきた尾花沢系の花笠踊りと、現地山形でよく踊られている正調踊りに挑戦! 「ヤッショウ マカショ トウホウショウ!」

3年生は、【桐朋みかぐら】を

この踊りは、岩手県大森部落に伝わる神楽舞が基になっています。それを3年生の子どもたちに合った動きやリズムに変えて構成しました。

左手には自分で選んだ色の扇、右手には自分たちでつくった錫杖を持ち、太鼓のリズムに乗って元気よく踊ります。扇返しや足の動きなど、難しいところがたくさんありますが、一生懸命練習をしています。「ソーレ」

4年生は、【ソーラン節】を

ゆったりとしたソーラン節のリズムと、速いテンポの南中ソーランの歌に合わせ、足腰を中心に全身を使ってニシン漁を表現しながら、動きをたのしみます。

ソーラン節は北海道の民謡で、ニシン漁で歌われた歌です。振付は、押す、引く、担ぐ、放る、掬うなど、ニシン漁におけるさまざまな作業の動きがあります。「ヤ―レン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン…」

5年生は、【エイサー】を

沖縄本島や近隣の島々で旧盆に踊られる盆踊り「エイサー」。三線、太鼓、手踊りの踊り手が行列をつくり、村々の通りや各家庭をまわります。先祖の霊を供養し、太鼓やパーランクの音で村々を清めます。

沖縄市 園田青年会のエイサーに学び、全身を思い切り使って、周りと太鼓の音を合わせ、三線の音に動きを合わせながら踊ります。

『南ダキ節』『仲順流り』『海ヤカラ節』『いちゅび小節』『固み節』『唐船ドーイ』の6曲を歌に合わせて踊ります。

  

6年生は、【中野七頭舞】を

七つの道具を使い、七種類の踊りを踊ることから「七頭舞」と呼ばれています。

岩手県岩泉町、中野、小本で、約百八十年も前から踊られている「中野七頭舞」。荒地を開拓し、獣を追い払い、畑を耕して、豊作を祝い、仕事の苦労を癒すというストーリーで表現します。大地に向かい太鼓等の音にリズムに合わせ、全身を作って思い切り体を動かします。

「桐朋小学校運動会 表現運動 年譜」によれば、荒馬は1981年「1年荒馬遊び」から、花笠踊りは2015年から、みかぐらは1978年から、ソーラン節は2020年から、エイサーは1995年から、七頭舞は1983年から踊りつがれています。他には、アイヌの踊り、はねこ踊り、沖縄の踊り、身体表現、器械運動などにも取り組んできました。

本物に学ぶ~運動会高学年民舞~

いよいよ運動会本番です。

5年生は1学期から沖縄市の園田青年会の踊りを練習してきました。手踊りからはじめ、締め太鼓、大太鼓、旗頭をクラスで決めて、本番を迎えます。
運動会前日の土曜日、沖縄から駆けつけてくれた青年会みなさんから学ぶ時間があります。これに先駆けて、金曜日、大太鼓役の子たちと青年会の方と顔合わせをすることが叶いました。大変ありがたいことに、短い時間でしたが練習することも出来ました。

本場の踊りと三線の音と歌声をきいた子どもたちは、一気に引き込まれ、そして一気に動きが変わります。そして、自分たちの変化を身体で感じ、生き生きとした姿で練習を終えました。

 

 

6年生は岩手県中野の小本に伝わる中野七頭舞を踊ります。みんなで1つの踊りをおぼえてから、7つある踊りから1つを自分で選択して練習してきました。 七頭舞保存会の方と踊り手の方々に今年は3回お越しいただいて、各道具の練習を実際に踊っていただきながら学ぶ時間を持ちました。

授業でも集中力高く学んできていましたが、本場の踊りとご指導から一気にアップデートしていく様子は圧巻です。子どもたちの学びとる力と踊り手の皆さんの声掛けや踊る姿に引き込まれます。

 

授業のみではなくこうして本場の方から学ぶ時間は、大きな刺激になるだけでなく、日々の授業の成果から一皮むける機会にもなります。表面的に学び踊るのではなく、踊り込んで深めていくことで、その踊りの魅力を感じ、自然に身体が動いてしまう「はまる」状態になります。ぎこちなかった動きが滑らかになり、自分流の間の取り方で気持ちよく踊る姿はとても素敵です。

この時期、電車の中で踊ってしまったり、ふと太鼓のリズム音を口ずさんでしまったり、ちょっと長めの棒などがあると思わず踊り出してしまったり・・・そんな6年生の姿や、誰かがふっと手をたたき始めると次から次へと手で太鼓の真似をして踊り出して笑い出したり、歌を歌い踊りながら歩いている5年生の姿などが頻出します。

「運動会終わったら、踊りも終わっちゃうんだよね。」

と言っていた6年生がいました。楽しみだけどさみしくもある。素敵な言葉です。

ぜひ、悔いのない運動会にしてほしいです!

 

運動会に向けて~高学年対抗競技~

もうすぐ運動会。最高学年の6年生は民舞「中野七頭舞」と対抗競技で「大玉リレー」に出場します。

今年度から対抗競技は、高学年5,6年生が一緒に行います。

1試合目は5年生。

2試合目は5,6年生の混成チーム

3試合目は6年生です。

大玉リレーは 「①球を転がす役(二人一組)」 「②布(風呂敷)にのせて運ぶ役(四人一組)」 「③担いで運ぶ役(四人一組)」 の3つの役割があります。

5年生は①→①→②→②→②→②→③→③→③→③の順番にリレーをしていきますが、

5,6年混成チームと6年生は、①→②→②→③→③→③→③→②→②→①の順番に変わり、やや難しくなります。

  

早速体育の時間に練習です。

授業では、「②布にのせて運ぶ役」と「③担いで運ぶ役」をひとまず全員が体験し、落とした後のリカバリーの方法を学びました。

また、遠心力によって大玉が落ちやすいゾーンがあることを学び、どうやって運べばスピードや大玉を落とさず走れるかを考えました。

ちなみに①~③の役割と走る順番は、クラスで選んだ運動会対抗競技係がクラスみんなと相談して決めます。
練習する中で、どんどん反省点や改善点の意見交換がなされます。

6年生は両クラスともほとんどミスなく運ぶことが出来るようになってきましたが、ここからが本番です。
スピードを上げすぎると大玉が弾みやすく落としやすくなること、急ぎ焦ると連携が乱れ上手くいかなくなることが常に隣り合わせなところが大玉リレーの難しいところです。

両クラスともミスがないと、後はスピード勝負になります。如何に素早く走り、スムーズにバトンタッチを完成させるかが鍵です。
このバトンタッチも大玉リレーの面白さの一つです。
「②布で運んだ役同士の受け渡し」、「③担いだ役同士の受け渡し」の局面だけでなく、「①転がして→②布にのせる」、「②布にのせたまま→③担いで運ぶ役にわたす」という、別の役割につなぐ局面でのスムーズさが要求されます。

6年生はこれに加え、 「③担いだ大玉を→②布に投げてのせる」 「②布にのせた状態から大玉の勢いを落として→①転がす役につなぐ」別の局面のスムーズさが求められます。

これから、スピードを上げても落とさないこと、万が一落とした際のリカバリーを素早くし、連携を高めることをさらに練習していきます。

 

いよいよ5年生との合同練習も始まります。先日5,6年生の混成チームのペアも決まりました。

6年生は5年生に運ぶ時のポイントを教えたり、一緒に練習をする時の中心になってもらいます。どんな風に5,6年生が学び合うのか楽しみです。

 

9/27~9/30限定!桐朋小学校WEB説明会(録画)のお知らせ

本校の入学考査出願は10/1(火)0:00~10/3(木)23:59です。

 

本校のことを少しでも知っていただく機会を願い、WEB説明会(録画)を開催します。

9/27(金)15:00~9/30(月)22:00までの期間限定であること、出願を検討して下さる年長児のご家庭限定での配信となります事、あらかじめご了承ください。

本校のホームページ「説明会、体験会予約画面」よりご予約下さい。本日正午より受け付けます。

ご予約完了メールにて、閲覧方法のご案内をいたします。

よろしくお願いします。

 

※9/30 22:00追記

説明会の予約と動画の公開を終了しました。
ご視聴ありがとうございました。
お目にかかれることを心待ちにしております。

 

教務

 

 

年長組「きこり遠足」 [Ⅱー403]

25日、奥多摩「もりニクル」へ「きこり遠足」に行ってきました。約2時間のバスでは、「自分クイズ」「なぞなぞ」「カラオケ」などを行って、酔うこともなく楽しく過ごしました。

森のツアー案内、きこりなどを見せてくださったお二方、運転手さん、ありがとうございました。「森となかよしになる機会」をいただいて、一人ひとりの心の中に、森の世界が入っていったと思います。

森にお邪魔させていただいて、行った活動から、「きこり」を中心にお伝えします。

道をはさみ、左は檜林、右は杉林でした。檜林は、暗く、細い木が多く、地面は茶色でかたくなっていました。杉林は、檜林に比べ、空が見えて、太陽が入ってきて明るく、太い木もたくさんありました。歩いて、触って、嗅いで、聞いて感じ、森、木、生き物、自然のことを教えていただきました。

いよいよ「きこり」です。ヘルメットをかぶり、檜林に入ると、細くて暗いところにある木と出あいます。木々の育ちを考えて、切る木を決めます。そして木を倒す方向を確認し、受け口をつくりました。一人ひとりがまっすぐにのこぎりを入れました。次のグループの一人ひとりが斜めに受け口をつくりました。

 

そして、倒す木につけたワイヤーをひっぱり、倒していきます。傾いた時の揺れや音、枝や木のこすれる音、倒れる瞬間の響きなど、息を飲む瞬間がたくさんありました。

「50年生のヒノキを伐り倒す瞬間は子どもたちの心に木が生き物だということを刻む良いきっかけになります」(『森とあそび 木とくらす 東京・森と市庭』(「もりニクル」パンフより)

  

倒した木の根、木のにおいをかぐと、レモンのにおいという人がたくさんいました。木の皮をむくと、みずみずしさを感じます。すべすべして、たいへん奇麗でした。

そして、倒れた木にのってみると、しなってふわふわした感じで気持ちがよくなります。

  

見晴らしの良い広場で食事をとってから、伐採した木を切って、ペンダントをつくりました。「一筋縄では切れない丸太に悪戦苦闘しながらも、切りあげた達成感」を感じたのでは。そして、自分の作品にしていく喜びを。

 

大きなアスレチックにも上りました。樹の上で感じる世界、光、風、鳥の声、ひろがる景色などを味わったことでしょう。活動した場所の下には、多摩川の源流があり、川あそびも楽しみました。

森と子どもたちをつなげてくださった皆さん、たいへんありがとうございました。

 

二学期の算数の授業は、「ひらめき」をテーマに始まりました

一人で考えていると、どうしても思い込みにとらわれて行き詰まってしまうことがあります。一度、自分の考えを横に置き、冷静に考え直す習慣は、算数に限らず大切なことです。

5年生の算数では、面積の学習をしています。多角形の面積を求める際には、形を変えて考える必要があります。これまで4年生で学んだ長方形や正方形の面積の公式を使えるように、形を変換することが重要です。そのため、今回は角の大きさや辺の長さにも注目できる「タングラム」を使いました。

タングラムとは、7つのピースからなるシルエットパズルのことで、日本では「清少納言の板」とも呼ばれ、300年以上の歴史があります。昭和の温泉宿では欠かせないアイテムでしたね。

授業では、子どもたちはタングラムのピースをひたすら触り、試行錯誤を繰り返しました。見本の形がなかなか作れないときは、自分の思い込みを疑い、試し続けます。「あぁ!」というひらめきを得るには、まず手を動かし、失敗を重ね、そして思い込みを取り除くことが大切です。

 

算数が得意な子も苦手な子も、この時間はみんな夢中になっていました。グループ対抗で取り組んでいると、「できた!」という声が飛び交い、「ほんと!?」「見せて!」と、教室が静かに盛り上がります。あまりにも集中しすぎて、授業が終わっても、なんとあるグループはお弁当中までタングラムの問題に挑戦していました!

その後、それぞれが自分でタングラムの問題作りにも挑戦し、友だち同士で問題を解き合ったり、ファンレターを送り合ったりしました。懇談会でも、保護者の皆さんから子どもたちが作成した問題への感想をいただきました。

さて、いよいよ次は、平行四辺形や三角形の面積にすすみます。楽しみながら、学んでいけるといいです。

「私はお話の時間が好きです。」 [Ⅱー402]

<すばなし桐 -おはなしの豊かな世界に> 

「子どもたちがおはなしの世界を楽しみ、それを通して本との幸せな出会いをして欲しい。」、そのような願いを持つ桐朋小学校の保護者が、1989年に「すばなし桐」を発足しました。そして今年で35年目となりました。

〇図書の時間のおはなし会(全学年) 〇放課後おはなし会 〇幼稚園おはなし会 〇大人のためのおはなし会(幼・小の保護者向け) 〇昔遊びの会でのおはなし会 などの活動をされてきました。

桐朋幼稚園、桐朋小学校の子どもたちが、おはなしの世界で見せてくれる瞳の輝きを大切に、活動を続けています。(2023年3月発行PTA機関誌『わかぎり』参照)

ありがとうございます。

*「すばなしは、語り、語り聞かせ、ストーリーテリングなど、様々な名称で呼ばれており、昔話や物語などを覚えて語ることを言います。そして、聞き手の子ども一人ひとりがおはなしの世界を心の中に思い描きながら語り手や友だちとその時間を共有します。」(前掲『わかぎり』より)

 見つけた!

<子どもの声>

私はお話の時間が好きです。

お話の風景を自分で考えるのがとても楽しいです。

昔遊びの会で最初に行ったのもす話です。

す話の人たちが話しているとなんだかワクワクしたりワ~ってなります。

私はもっとす話が聞きたいです。

(2023年3月発行PTA機関誌『わかぎり』より引用)

<幼稚園おはなし会 9月17日>の内容から

たんぽぽ組(年少)

  • ・はじまるよ
  • ・人形/くまさんのおでかけ
  • ・指人形/二羽のことり
  • ・すばなし/鳥呑爺
  • ・手遊び/あたま かた ひざ ぽん
  • ・わらべうた/おつきさまえらいの
  • ・絵本/おつきさまなにみてる
  • ・さよならあんころもち

 

ばら組(年中)

  • ・はじまるよ
  • ・手遊び/トントントンひげじいさん
  • ・すばなし/こぶじいさま
  • ・絵本/おしりじまん
  • ・わらべうた/おつきさまえらいの
  • ・すばなし/お月さまの話
  • ・紙をつかって/『ほしい』
  • ・さよならあんころもち

 

ゆり組(年長)

  • ・はじまるよ
  • ・手遊び/トントントンひげじいさん
  • ・すばなし/こぶじいさま
  • ・絵本/にたものどうし
  • ・わらべうた/おつきさまえらいの
  • ・すばなし/お月さまの話
  • ・紙をつかって/『ほしい』
  • ・さよならあんころもち

 

わくわく、にっこり、どきどき…たっぷりひたって味わいました。おはなしの世界を楽しみました!

<大人のためのおはなし会> 

桐朋小学校では、ボランティアグループ「すばなし桐」のメンバーが、世界の昔話をはじめさまざまなお話を語ってくれます。昔々のように炉端で祖父母から昔話をきくような体験が少なくなった今、学校での「おはなし」は、子どもたちが人のぬくもりを感じ、想像力を育むために大切な時間であると考えています。

図書室では、保護者のみなさまにも「おはなし」をきくというのはどんなことなのか体験していただきたいと思い、「大人のためのおはなし会」を開催しています。保護者のみなさまも楽しんでみませんか? (大人のためのおはなし会のご案内より)

<『お話を子どもに』松岡亨子著、日本エディタースクール出版部>より引用させていただきました。

あらためてたくさんのことを教えてもらいました。少し書きます。

「お話は、わたしたちの心に与えるたのしみ」。そのとおりです。子どもたちの様子と私の実感から。

「つくりだすイメージ」「「物語を絵にする」という作業を、聞き手が、自分で、ことばだけを手がかりにして行わなければなりません。」「ことばだけを頼りに、自分の想像力を働かせて物語を絵にしていく作業」「自分で描くということに大きな意味」。自分の世界がひろがってたのしいことです。

「お話は、語り手と聞き手が、お互いに働きかけてつくっていくもの」。これもそう。一人ひとりが、みんなでつくっています。

「音としてのことばの魅力」「お話を耳から聞くと、そのとき心の中で思い浮かべるイメージと、そのとき語られたことば(声)とが、心の中で、ぴたっと重ねられ、焼き付けられる」子どもたちの笑顔、気にいったことばを繰り返す子どもたち、そうしたことからも感じています。

「お話の最中、思わず「まあ、すごい!」といいたくなるような場面で、目をまんまるくして、隣りの子と顔を見合わせている子どもがいますが、そうやってお互いに気持ちを分かち合う相手がいることで、お話のたのしみが強められ、またいっそう相手を近く感じているのだなということがわかります。」「ともに話を聞く仲間がいることのよさ」。目の前の子どもがまさにそうです。

              7月、ゆり組(年長)合宿より。お米を研いでつくったご飯はおいしかったね

水の学習を深めた社会科見学

4年生は1学期から社会で水の学習に取り組んできました。

1学期は、手洗いに使う水はどれくらいか、オリジナルの1リットルますを作って調べてみたり、そのますを使って家でお風呂に使う水、皿洗いに使う水などの量を調べてきた人もいました。

水の循環についても学んだところで社会科見学へ。

今回は小平市にある「ふれあい下水道館」と「羽村市郷土博物館」、「羽村取水堰」を見学しました。

ふれあい下水道館では実際に下水道管の中に入らせてもらいました。子どもたちは強烈な下水のにおいに圧倒されながらも、大きな下水道菅や流れる下水を見たい気持ちの方が勝って、何度も入って見学していました。

 

羽村市郷土博物館では玉川上水や羽村取水堰の歴史などを学びました。見学に行った日には、先月の台風10号、そして小河内ダムの放流によって、取水堰の水をせき止めている部分(ここの取水堰は「投げ渡し堰」と言って、丸太を組んだ中に砂利や木の枝を詰めて水をせき止める、とても珍しい型式だそうです。造られた江戸時代からそのやり方は変わっていないとのこと。すごいですね。)を払ったあとの様子、そしてまた新たに堰の部分を造り直している場面を見ることができ、とても貴重な経験ができました。

 

玉川上水も実際に見ることができ、「ここを玉川兄弟が実際に造ったんだ・・・」と江戸時代に思いを馳せながら学ぶことができました。

今4年生は水についての新聞を作成中です。できあがりと交流が楽しみです。

 

 

1年生の1日

2学期が始まって、夏を満喫した清々しい顔で教室に入ってきた1年生。

夏に発見したこと、歯が抜けたこと、けん玉やコマができるようになったこと、家族との思い出、宿題を頑張ったこと、聞いてほしいことがたくさん。

受け止めてもらえたら、もっともっと話したくなります。

これは誰の思い出だと思う?の問いにも、「電車が好きなのはあの子だ!」「愛媛県ということはあの子だな!」とお互いのことを知り始めたからこそ盛り上がります。

 

 

そして、新しい気持ちで頑張ろう!と張り切っている1年生。

学校のこともわかってきて、少しずつクラスを自分たちの力で作っていこうという気持ちが生まれてきました。

時間になったら声を掛け合って授業をスタートさせたり、教室に新しいリラックススペースを生み出しちゃう人もいます。

掃除の時間では、必要なところにその日その日で入ってサポートを進める人も。

頼もしい限りです。

 

何かを任せてもらえる!自分たちの手で変えられる!という感覚が

もっとやってみたい、こうしたらどうだろう?という気持ちに繋がります。

 

遊びの中からたくさんのことを学ぶ子どもたち。

グループで話し合って、協力して、自分のやり方とは違うな、とか

一緒にやると1人より深まるな、広がるな、とか。

学校だからこそできる学びをたくさん経験してほしいと思っています。

 

そしてやっぱり、放課後や休み時間も豊かな時間。

少しだけ暑さも落ち着いてきて、外で思いっきり楽しめる日が増えて来ました。