投稿者: tohoblog
4年生八ヶ岳合宿 [Ⅱー352]
八ヶ岳では、子どもたちといっしょに、寮内探検、川遊び、星空散歩、吐竜の滝へミニハイク、火おこしチャレンジ&おやつ、キャンドルサービス(くらやみと炎を楽しむキャンプファイヤ―は雨のため中止)、大そうじなどをたっぷり楽しみました。
子どもたち、教員は、「団・チームで力を合わせて、いい合宿をつくろう!」「苦手なことは助け合い、良いところを認め合おう。『大丈夫?』『一緒にやろう』『それ、いいね』『ありがとう』」など、自分たちでよい合宿にしていこうと取り組みました。

いろいろな発見、心に残る経験をしました。たとえば、朝の散歩で、動物の足跡を発見し、どんな動物なのか想像しました。川俣川では動物の骨を見つけ、自分の足と比べてみました。アブラチャンの実がたくさんあり、ていねいにむいてにおいを嗅いでみました。川俣川では、水の冷たさや気持ちよさをたっぷり味わいました。火おこしは、まきの組み方で試行錯誤し、マッチのすり方、火がなかなかつかないことも体験しました。ついた火でマシュマロを焼いて食べておいしかったこと。星空散歩では、たくさんの星が見え、北斗七星がたいへんきれいでした。流れ星も見ることができました。夜遅くまで、友だちとの時間をたのしみました。

合宿のしおりの呼びかけ、合宿の目標から、合宿活動で大切にしたことをお伝えします。そして、子どもたちの様子を写真からお伝えたいと思います。

★さあ 八ヶ岳合宿に行こう《4年生の人たちへ》
いよいよ2泊3日の桐朋学園八ヶ岳高原寮での合宿がはじまります。とても楽しみですね。
高原寮は、八ヶ岳の森の中にあって、すぐそばを東沢、西沢という水が冷たく、とってもきれいな川が流れています。水の中に足を入れて、いくつ数えられるまでがまんできるかためしてみてはどうですか。
高原寮は、朝早くには野鳥がさえずり、昼にはエゾゼミが鳴き、夜はホタルが舞い、満天の星空となる大自然の中にあります。目と耳を澄ましたら、すばらしい発見がたくさんあると思います。
この初めての合宿では、まずはみなさんに、自然の中で活動し、みんなで生活する楽しさをたっぷりと味わったり、また、八ヶ岳の動物やこん虫や植物たちとなかよしになったり、岩場からわき出る水のおいしさを知ったりしてほしいと思います。すばらしい緑と空気の中でたっぷり遊ぼう。草の上にねころんで、しらかばの木のこずえの上をながれていく雲を見るのもいいですね。
家からはなれて3日間すごしますが、先生や友達といっしょだから何の心配もありません。みんなでねたり、おふろに入ったり、食事をしたり、ほんとうに楽しいことばかりです。高原寮ではどんなふうに生活したらいいのか、先生たちがていねいに教えます。みんなも、いやな思いをしたり、けがをしたり、病気になったりしないで楽しい合宿がおくれるように、いろいろと知恵を出し合いましょう。(後略)

★おもしろがる!《合宿の目標》
~みんなでおもしろがるきもち・みんながおもしろがれるしかけ~
合宿の目標をどうやって決めるか。学年団(学年の担当)で話しました。スローガンで終わるのではなく、子どもたちが立ち返りやすいキーワード(合言葉)を決めて、リーダーの活動(一人一役担当。自分のやりたいこと、とくいなこと、みんなのためにがんばりたいことを)や自分自身の行動をそのキーワードを軸につくっていけたらいいなと考えました。
各クラスで、楽しみなこと、不安なこと、どんな合宿にしたいかという3つのカテゴリーでキーワードを出し合いました。それをもとに学年団で決定したキーワードが「おもしろがる!」です。サブタイトルにこめた思いは、八ヶ岳の自然やそのフィールドの中での活動を「おもしろがる」ことはもちろん、はじめての宿泊、集団での生活、寮での約束事などの中で、心配だな、苦手だな、大変だな、めんどくさいなと感じることも、自分自身の中に「おもしろがる」気持ちを持てたら、見え方が変わってくるよということ。また、団のみんなや学年みんなが「おもしろがる」ことができるようにするには、どうしたらいいか、どんなことが必要か、リーダーとして考えることです。子どもたちと一緒に「おもしろがって」、合宿をつくっていきたいと考えています。(後略)

竹馬づくり
先週の末まで、4年生は初めての八ヶ岳合宿、高学年は外国語や地球市民の時間の授業があったため、ようやく全校の子どもたちの夏休みが始まったという感じです。
猛暑が続いていますが、また2学期に一回り大きくなって、元気に登校する姿を楽しみにしています。
夏休み期間、この「桐朋小だより」では、1学期の子どもたちの活動の様子などを振り返りながら、ご紹介していきたいと思います。
今回は、2年生の『竹馬づくり』について…
2年生は、土曜授業参観で、竹馬づくりをしました。
おうちの人が事前に切ってくださった竹を使って、親子で一緒に手作りの竹馬をつくります。

「ちょっとここもって」「いっしょに金槌うつよ」と声を掛け合いながら、親子で作業を進めていきます。
完成すると、早速練習です。
おうちの人に補助をしてもらいながら一歩一歩進みます。
最初は「こわい」といっていた子どもたちも最後には、「ちょっと手を放してみて」とおうちのひとにお願いをしています。すっかり竹馬のとりこに。

おうちの人からは、
「子どもがはじめて歩いた時の感動を思い出しました。」
という声も聞こえてきました。
2年生はこれからたくさんこの竹馬に乗る練習をしていきます。
自分だけの世界で一つの竹馬。練習の中でどんな気持ちを味わっていけるのか、これからが楽しみです。
1学期終業式
桐朋小学校は終業を迎えました。
この1学期、一文字一文字を勉強してきた一年生は、心をこめて5年生にお手紙を書きました。
代表の3人が読み上げて、自分のパートナーに手渡しました。
一緒に登校できて心強かったこと、七夕飾りを作って楽しかったこと、お手紙ファイルをもらって嬉しかったことなど、それぞれの気持ちを一生懸命に書いていました。
5年生はちょっと照れくさそうでしたが、ニコニコしていました。


2学期も遊んだり、語らったりできるといいですね。
終業式の最後は、6年生のリードで♪COSMOS(作詞・作曲 ミマス)を歌いました。
4年生はいよいよ初めての八ヶ岳合宿に出発です。「♪夏の草原に、銀河は高く歌う〜」という歌詞のように、素晴らしい星空を見ることができると良いですね。
5年生と6年生は、特設外国語と地球市民の時間の取り組みがあります。
本格的な夏休みはまだ少し先ですが、暑さに注意しながらいつもとは違う経験を楽しんでください。
夏休み中も1学期の様子を中心に「桐朋小だより」を更新する予定です。
どうぞお楽しみに。

*音楽室の大掃除の様子。机や椅子の脚にくっついてしまったゴミを丁寧に取ってくれました。ありがとう。
はじめての合宿へ〜キーワードは面白がる!〜
終業式を迎えた次の日から、
4年生にとって初めての「八ヶ岳合宿」がやってきます。
ずっとワクワクドキドキしていた。
4年生になったらみんなとお泊まりするんだ、森の中で生活できるんだって
頭の中では何回も想像してきたけど、いざ近づいてくるとイメージができなくなる。
なんだか不思議な感覚です。

それでも、写真で見て、動画で寮の雰囲気を見て
たくさんの「楽しみ」がでてきました。
”森の中でかくれんぼしたい!”
”野生動物に出会いたい” ”キャンプファイヤーで最高の思い出を作りたい”
”みんなと歯磨きすること”
”朝、みんなの寝癖を見ること”
”夜、星空散歩をしたい”
そんな何気ない瞬間も、子どもたちにとっては最高の楽しみです。
そんな子どもたちのつぶやきを大切に、活動を作り上げていきます。

今年の4年生で話し合って決めたキーワードは
”面白がる!〜みんなで おもしろがる気持ち みんなが おもしろがれる仕掛け〜”
に決定!
9人で1つのチーム。
一人一人が「クリーン」「ケア」「食事」「ハイキング」「キャンプファイヤー」「コア」「ネイチャー」「ライター」「火おこし」の1役を担いながら、9人が一つになるからこそ活動と生活が成り立っていきます。
どのリーダーも、どの活動も、”面白がる”をキーワードに置きながら
自分たちで2泊3日を創っていくのってとても大変だけど、ワクワクする気持ちを忘れずに
リーダー会議を進めている真っ最中です。

火おこしの練習も少しずつ始まって、桐朋小学校にも煙の匂いが立ち込める日が増えてきました。
役割があって、1人ずつに責任があるって乗り越えなくてはいけないものもあるけれど
休み時間もリーダー会議に集まっている子たちの顔は、どこか3年生の時よりも頼もしく
キラキラしています。

予定調和ではなくても、思ったようにいかなくても、ハプニングがあっても
頑張った先の2泊3日は、どうなってもその結果が最高のものになります。
2023年度、4年生がどんな合宿を、どんな時間を創り上げ
あの子たちの心に何が残るのか、今からとても楽しみです。
本物のかめ!
自分でひごナイフでつくった割り箸ペンを使って、かめを描きました。
でも写真のかめではありません。
美術室にに入ると、目の前には本当に動いているかめが・・・!
「わあ!」
子どもたちからはドキドキする気持ち、うきうきする気持ちが混ざった「わあ!」が聞こえてきます。

本物のかめを見ながら墨を割り箸ペンにつけ、絵を描いていきます。
かめをじっくりと見ていると、
「こうらって、いろいろな形が合体しているんだね!」
「かめって緑だけじゃかけないね。甲羅はどんな色を使えばいいのかな・・・」
と話している声が聞こえてきます。
確かによく見ていると、甲羅は、いろいろな模様があり、いろいろな色が混ざり合っています。

本物と出会うからこそ、いろいろな発見があります。
さあ、どんなかめを描いたのかな?

今後の説明会等について
いつも桐朋小学校の教育にご関心をお寄せくださりありがとうございます。
今後の説明会等を以下の通り実施します。
いずれの申し込みも、7月31日(月)開始です。
サーバーの集中を避けるため時間をずらしています。ご確認ください。
◆WEB説明会(ご家庭でご視聴ください)・・・申し込み 11時~
〇8月26日(土)10時から20時
内容:今年度実施した説明会の録画上映など
◆学校体験会(年長児+保護者1名)・・・申し込み12時~
〇9月2日(土)
①8:50~ ②10:20~ ③12:20~ ④13:50~
内容:低学年校舎での教室体験と、高学年校舎の自由見学
・各回、70分程度の予定です。
・双子のごきょうだいは、それぞれお申込みください。(付き添いの保護者は1名でも構いません)
※②は、下記説明会と重なっています。重複して参加することは出来ませんのでご注意ください。
◆小学校説明会3・・・追加開催が決定しました・・・申し込み13時~
〇9月2日(土) 10:20~11:30(予定)
内容:本校ポロニアホールにて、校長、運営委員長がお話しいたします。
・大人向きの説明会です。1家庭2名まで。(年長児でなくても参加できます。)
・体験会とのお子さんの連続参加は、負担が大きいためご配慮ください。
・終了後しぜんひろばの見学ができます。(体験会の参加者をのぞく。雨天中止。)
桐朋小学校 教務
地球市民の時間(4年生) [Ⅱー351]
4年生の子どもたちは、1学期にはじめての八ヶ岳合宿などもあり、自分たちで行事、活動をつくることが増えていきます。友だち関係のひろがり、深まり、友だちとの関わりを考えたり、悩むこともあります。また、社会や世界への目をひろげ、地球温暖化や環境問題、戦争と平和などに関心をもち、いろいろと調べたりします。
このような他者との関わりや視野がひろがり、深まる時期の子どもたちに寄り添い、「人と人とがつながり合い、学び合うことができる楽しい授業や活動」を「みんなで探求しながら深めていく」ことに取り組んでいます。その一つとして、地球市民の時間(4年生)を取り上げます。
1学期、「スリランカと出あおう」を行いました。講師は、桐朋女子中高の卒業生で、スリランカの幼稚園の園長先生飯塚淳子さん。淳子さんと出あうことをきっかけに、子どもたちは自主学習で「スリランカ調べ」をはじめました。

図書の時間では、スリランカ関係の本を紹介します。職員室前のみんなが使う廊下は、淳子さんが持ってきてくれたポスターなどでいっぱいです。
「スリランカと出あおう」は、「食」「住」から入りました。「食」は、ロテイというスリランカのナン作りをしました。当日は、淳子さんと息子さんのリキさんが来てくれました(「人」との出会い)。「ア―ユーボーワン!」(こんにちは)の挨拶からはじまり、ロテイをこねて、発酵させ、焼いて食べる、片付けるという活動をたのしみました。
…スリランカの料理「ロテイ」(ナン)を作りました。/作った後、失ぱいしてしまった班があって、みんなのロテイをその班に分けました。ロテイを食べてみたらすごくおいしかったです。次は、カレーと食べてみたいです。/スリランカのみんぞくいしょうを、SとМが着ました。ぼくも着てみたかったです。
ナン(ロテイ)を作ったら、しおと、さとうをまぜたりしちゃって、はんの中でごちゃごちゃになってピンチだったけど、食べたらおいしかった。(しょっぱかった。)/りょうりのほかに、ファッションもやった。とくに、H先生がきているふくがにあっていた。スリランカのねる服(パジャマ)とかは、何なのかな? /スリランカの文化やあそびをやってみたい!! スリランカ語を書いてみたいです。
子どもたちは学び(「衣」も)、自分の感じたこと、考えことを表現し、みんなで交流をしました。

「食」の2回目の授業では、お皿にのせたクミン、カルダモン、シナモン、クローブを触ったり、指でつぶしたり、かじったりして香りをかぐなどをしました。変な匂い、いい匂いという声、口に入れた途端「うわっ!」と水筒をとる人もいました。馴染みのない香りや味の経験も、五感で文化を知ることに繋がります。
それから、淳子さんがスリランカのポテトカレーを持ってきてくださり、ロテイと一緒に食べました。
その後は、「写真でみるスリランカの自然と暮らし」「現地カッレリア小学校との交流」をオンラインで実施するなどをすすめました。教室で台風について話題となった時には、「スリランカでも集中豪雨があったらしい。雷が落ちた写真が届いたよ」など、スリランカの様子を子どもたちと共有しています。それから2学期に、2回目の交流をたのしみに予定しています。
図書の時間に、スリランカの本を紹介し、国語では、説明文「手で食べる はしで食べる」(森枝卓士、詳細は『手で食べる?』森枝卓士、たくさんのふしぎ傑作選)の学習をすすめました。インドのカレーを手で食べてみる経験もしました。「手で食べるか、はしで食べるか、またどんなはしで どのように食べるかということは、その国の食べ物や生活の仕方のちがい、つまり『文化』のちがいからきています。どのような方法で食べるかということは、それぞれの国の『文化』から生まれた人のちえなのです」(森枝さん)ということなどを学びました。
子どもたちは自主学習をすすめています。サンフランシスコ講和条約の会議でのジャヤワルダナ大統領の「憎しみは憎しみによってやむことはなく、愛によってやむ」ということばと出来事を調べている人もいました。ウクライナへの侵略、戦争も「愛によってやむ」、やめるように大きく声をあげたいです。

地球市民の時間は、子どもたちがこれからの未来を地球市民として、世界の平和や持続可能な未来のために、考え行動できる人に育つ、その土台となる学びの時間です。具体的には、外国語、外国語活動(英語)、総合と社会科の多文化共生教育、国際理解教育の分野の学習を、広く包括的に「地球市民の時間」と呼んでいます。
だいじにしていることは、〇多様性を尊重し、世界の人々とともに、地球市民として世界の平和や持続可能な未来のために考え、行動できる人を育てる。
〇多様なことば、コミュニケーション、文化に対する感性と能動的な態度を育てる。未知のものとの出あい、新しい学びをおもしろいと感じる学習姿勢を育てる。
桐朋小学校ではこれまでも総合や社会科などの授業で、平和、環境、SDGs、子どもの権利条約などを学んできましたが、そうした学習も「地球市民の時間」に位置付けています。学ぶとは、知識や技術を獲得するだけでなく、人生におけるものの見方や考え方をつくっていくことであると考えます。

桐朋小学校の【自治】活動②~桐朋なつまつり~
①に引き続き、桐朋小学校の【自治】活動について、ご紹介します。
こちらも恒例になっている”桐朋なつまつり”が、先日行われました。
高学年の子どもたちが、それぞれの委員会の活動内容を伝えたり、イベントを企画します。
普段の自治の時間だけでなく、休み時間や放課後も使って、全校のみんなが安全に楽しく遊べるように準備をしてきました。
「ピタッとねらえ、あそびのきまり(代表委員会)」
「スペースアドベンチャー~音の大三角形~(放送委員会)」
「ギネスだよ、図書室集合!(図書委員会)」…

本番当日。どの委員会の企画も、1年生から6年生までたくさんの子どもたちで賑わっていました。
遊びに来ている人が楽しいのはもちろんのこと、
企画している人たちは、大変さもあるけれど、みんなの笑顔を見てやりがいを感じることができ、どちらも充実した時間を過ごすことができたようです。

今回は、”みんなの声の木”と”なつまつり”のご紹介でしたが、子どもたちの【自治】は日常の様々な場面で行われています。
こうした経験をたくさん積み重ねていくことで、一人ひとりの子が、社会の主人公となりゆくための根っこを育てることにつながっていくと私たちは考えています。
桐朋小学校の【自治】活動①~みんなの声の木~
桐朋小学校では、大事にしている11の教育の柱があります。
その一つである、子どもたちの自治的活動(以下【自治】と記載)について、1学期の取り組みを振り返っていきます。
まずは、前期子ども集会について。
「こんな学校にしていきたい」「こんなことをやってみたい」
自分たちの学校をよりよくする、さらに楽しい学校にするためにこんな活動をしたい…
1年生から6年生までそれぞれの視点で考えたこと(クラス会議で話し合ったこと)をみんなで共有していく場として、毎年この集会が行われます。

「みんなでべんきょうもあそびも世界でいちばんたのしい学校にしていきたい。(1年〇組)」
「安心してかよえる学校。しっぱいもチャレンジもできる学校。(4年△組)」
「異学年とも楽しく遊べて、毎日行きたくなる学校。(5年◎組)」…

それぞれのクラスの具体的な願いについては、葉っぱ一枚一枚に書かれ、それを集めて”みんなの声の木”がつくられます。
その葉っぱに書かれた願いについて、高学年の子どもたちが各委員会で検討していくのです。
「生きものをふやしたいという意見に対して。今は観察のルールを決めています。自然の生きものを大事にしていきながら、検討していきたいと思います。(理科園・しぜんひろば委員会)」…
委員会で検討した結果は、花びらに書かれ貼られていく。
そして、みごと願いが実現すると、花が咲く。
”みんなの声の木”は、桐朋小学校がみんなの願いでどんどん豊かに成長していく学校のシンボルなのです。
前期子ども集会からはじまり、この木がこれからどんな姿に成長していくのか?今から楽しみです。
大きなのっぽの古時計
高学年玄関を入ってすぐ、図書室掲示棚に寄り添うようにある大きな柱時計。
ずっとずっと昔からこの場所にかかっています。

なにしろ古いので、時刻を告げるタイミングがずれたりしますが、やさしく振り子を揺らしながら見守ってくれている安心感がありました。
ところが先日、どうしても合わなくなってしまいました。
そこで、長年お世話になっている時計屋さんに見ていただくことになりました。

部品はあるのかな?修理できるのかな?
そんな心配をよそに、時計は元気になって戻ってきました。
古い仕組みなので、ボーンボーンという音を正確に合わせるのも一苦労。
最初に確かめたときは、10時の時報で12回鳴ってしまいました。
そこから何度も針を回して、巻き戻して、また回して、、、針の動きを追っていると、目が回りそうでしたが、最後にはちゃんと10回のボーンボーンを聴くことができました。
なつかしい、やさしい響き。
今はもうない時計会社が製作した柱時計。 50年以上経過しているでしょうとのことでした。
修理の窓口になってくださった時計屋さんは、仙川駅から学校への通学路の中間地点にあって、長年桐朋っ子を見守ってくださっています。
これからも、柱時計と子ども達をどうぞよろしくお願いします。
