投稿者: tohoblog
点と点が繋がって
6年生は、大久野島へやってきました。
島へ渡るフェリーはお客さんがいっぱいで、外国の方も多くいらっしゃいました。
昨年とのあまりの賑わいの変化に圧倒されました。
15分程度ですが、瀬戸内海を感じるには絶好の小さな船旅。
どんどん近づく島の姿に興奮が高まります。
山内先生から、大久野島の毒ガスの歴史、日本軍が他国で使用した毒ガス兵器の事実などを教えていただきました。
昼食後は、島内に今も残る毒ガス製造に関わる遺構を巡り、毒ガス資料館を見学しました。
「ねえ、ねえ、これってあの本に書いてあったことだよね」
「さっきのお話に出てきた毒ガス兵器に関する命令書が、あった!」
子どもたちの小声の会話が聞こえてきました。
学校で勉強してきたことと、山内先生のお話と、目の前のまざまな展示物。
それらの知識の点が繋がっていく瞬間でした。
たくさん学んだあとは、グループごとに思いっきり楽しみました。
釣果があった人もいたようです!
遊び疲れたら、ウサギたちを愛でる。
仲間との旅は、いくら時間があっても足りません。
これからの平和は
爆心地から3.5キロメートルのところで被曝した笠岡貞江さんはその時12歳だったそうです。
「ごめんね、涙がでるんよ」と、そっと目元を拭いながら話してくださったご両親のこと。
兄と弟との暮らしのこと。
差別のこと。
78年たった今もこんなに辛く悲しいことを、こうして私たちに伝えてくださる。そのことの重みをあらためて感じました。
「これからの平和は、みなさんの肩にかかっています」。
よく通るお声で1時間以上もお話ししてくださった、90歳の笠岡さんのメッセージに深く頷く子どもたちでした。
お話のあとは、いよいよ平和記念資料館を見学します。
修学旅行生はもちろん、大人も、外国の方もたくさんの入館者がありました。
正直なところ、「もっと空いていたら子どもたちの目の高さでも見やすかったのに」と思ってしまいましたが、戦争や原子爆弾が遠い昔のことではない「今」だからこそ、これだけの人がヒロシマを知り、学んでいることは力になるな、と考え直しました。
広島名物のお好み焼きを堪能した後は、宮島散策です。
つい数日前に改修工事の覆いが外れたばかりの大鳥居が迎えてくれました!
潮が引いていたので、鳥居の近くまで砂浜を歩いてみることにしました。
真っ青な空と、神社の赤と、鏡のような水に挟まれると、緊張していた体も心もほぐれて、ふんわりした気持ちになりました。
「これぞ、平和」というような、穏やかなひと時でした。
お土産ものを真剣に選んだり、鹿に紙袋を狙われそうになったり、大興奮の散策タイム。
ことしは、ぬいぐるみの人気が高いようでした。
帰りの船ではもみじ饅頭も味わって、宮島を満喫した6年生です。
この目で「見る」
たくさんの見送りのみなさんに手を降りながら、6年生全員で修学旅行に出発することができました。
信号機点検の影響で少し遅れての発車でしたが、窓いっぱいに迫る富士山も見たり、カードを楽しんだり、本を読んだり。
運営委員の人が車内で最後の仕上げをがんばってくれて、「千羽鶴」も無事に完成の運びとなりました。
揺れる車内で、細かい糸通しに苦労したことでしょう。
名古屋で積み込んだお弁当で腹ごしらえをしつつ、広島駅に到着。
市電で原爆ドームへ向かいました。途中、今も現役で走っている「被曝車両」とすれ違ったことに気づいた人もいたようです。
たくさんの資料で「知って」はいたけれど、この目で見上げる原爆ドームは、さまざまな新たな想いを子どもたちの胸に呼び起こしたようでした。
広々と整備されたこの公園は、「あの日」の営みをすっぽりと覆うようにして造られています。
炭化した畳や、道路と家を隔てる石の跡などを今も確認することができる遺構もあります。
暮らしがあった場所で失われたくさんの命。
その上に建つ、さまざまな碑をガイドの皆さんと一緒にめぐり、物語を一生懸命に聴きとりメモしながら、修学旅行1日目の午後はあっという間に過ぎてゆきました。
秋の澄んだ空と、きらきら輝く黄色の葉っぱを感じながら、碑巡りの最後はそれぞれが選んだ場所でのスケッチで締めくくりとなりました。短い時間でしたが、一心に鉛筆を動かす姿が印象的でした。きっと、今目の前にあるものだけでなく様々に想いを馳せながら手を動かしているのだろうな、と想像しました。
夕食後の集いでは、今日の感想を4名が発表してくれました。
その人らしい語り口から、 ひとりひとりの、今日の出会いの一端を知ることができました。スピーチ、ありがとう。
みんな、元気です。
さあ、明日はどんな1日になるでしょう。
受考者専用ページについて
23年度考査に出願くださった皆様
本HPのトップ画面に、赤色のバナー「受考者専用ページ」を設けました。
閲覧に必要なパスワードは、本日夕方以降に送信いたしました志望動機書の受領完了メールに記されています。
ご確認の上、専用ページへご入室ください。
※尚、受領完了メールが届いていない場合は恐れ入りますが、19日以降本校(03-3300-2111)までお問い合わせください。
教務
「プレーデー」運動を楽しむ [Ⅱ‐317]
お天気に恵まれ、3年ぶりにみんなが集う「プレーデー」を行うことができました。この2年間は、学年ごとの入れ替え制での親子プレーデーでした。
春は、子どもたちだけのプレーデー。今回、子どもたちにとって、大人の人といっしょにできたことは何よりもうれしかったと思います。
園では毎日、身体を動かすことをたのんでいます。プレーデーでは、みんなで集うことの楽しさ、身体を動かす気持ちよさ、競うことの面白さなど、たのしい時間を過ごしてほしいと取り組みました。保護者のみなさん、温かい声援、準備や片付けなどいろいろとありがとうごさいました。
●プレーデー活動で
<ゆり組>の「プレーデー子どもかかり」は初めての試み。自分でやりたいところに立候補し、人数を多すぎたり足りないところは各自で判断し、調整し、決定しました。普段から当日まで、大活躍。
※ゆりは年長、ばらは年中、たんぽぽは年少
<ゆり組>のリレー。「自分と同じ速さかなと思う人を探してみよう」と伝えると、子どもたちは相手を探し、2人組になりました。自分たちでいい具合に「同じくらいの速さだね」と探しました。よーく友だちを見ている。子どもたちすごい!! 「私たち、たんぽぽ組の途中から仲良くなったけど、その頃から、走るのもおんなじ位だよね!」と微笑みあう姿もありました。
<ばら組>では、紅白を一人ひとりが「自分がなりたい色」を選んで決めました。その結果、同数にならないため、競技を行うと「やっていない」「相手がいない」「〇ばっかり勝ってずるい」などの声があがり困りました。そして「どうすれば気持ちよくできるのか」考え合いました。
このように「違い」「できた、できなかった」が生じるなかで、他者に思いを向けてみたり、全体のことも自分ごととして視野、意識をひろげる機会になります。子どもたちは、自他の違いに気づき、どうしたらみんなで気持ちよくできるかを考え合いました。
<たんぽぽ>桃太郎の紙芝居を読んだ後に、桃太郎ごっこが盛りあがりました。桃太郎や好きな動物になりきって、紙できびだんごを作って力を蓄え、鬼退治に出かけました。そこに、たんぽぽ時代に桃太郎ごっこの経験のあるゆり組の人が鬼になってくれてたのしさがひろがりました。
「しっぽとり」のしっぽの先にきびだんごをつけ、鬼がきびだんごを奪ってしまい、それを桃太郎、動物になった子どもが取り返しにいく。今回のプレーデーにつながります。
●当日のプログラム
開会式<全員>-ゆり組のみんなが入場。ばら組、たんぽぽ組の入場場所の前に、ゆり組の人が赤白の旗を持ち立ちました。
つなひき<ゆり組>-力いっぱい、力を合わせてひっぱりました。
よーいどん<たんぽぽ組>-気持ちよく走ることを大切に。ゴール後、ゆり組の人たちが待っていました。
ゆうびんやさん<ばら組>-一人ひとりが手作りした素敵な手紙を持ってスタート。コーンをジグザグ進み、ポストへ手紙を投函。ポストにはゆり組の人が応援しながら待っていました。
おにたいじ<たんぽぽ組>-桃太郎ごっこから生まれました。鬼退治に行くために作ったきびだんごを鬼が奪ってしまいました。子どもたちは、桃太郎、サル、キジ、イヌなど好きな動物になってきびだんごを取り返します。
はながれぼし<ばら組>-赤組は太陽、白組は月の容れ物に、ふさふさを付けた流れ星の球を投げ入れます。たくさん入れました。投げる力も伸びています。
リレー<ゆり組>-赤も白も、がんばるぞーとかけ声をかけました。腕をふる、足を蹴る、バトンの受け渡しは声を掛け合う。全力で走ります。一人ひとりがたいへん力強く、また速くなりました。約2年間半の成長を感じました。
つなひき<ばら組のおとな>、つなひき<たんぽぽ組のおとな>、ひなひき<ゆり組のおとな>それぞれの対戦- 大人同士のつなひきはたいへん迫力があります。「おとな対おとな」の綱引きに驚く子どもたち。これまで見たことがありませんでした。綱の太さに驚いていた子もいました。子どもたちはいっぱい応援しました。
ふたりでおっとっと<ばら組の子とおとな>-子どもと大人でいっしょに楽しみます。1枚の紙を子とおとなで持ち、ボールを乗せて落とさないようにぐんぐん進みました。
ぴょんぴょん跳んで橋渡り<たんぽぽ組の子とおとな>-子どもと大人でいっしょに楽しみます。輪っかを両足跳び→手を繋いで子どもは一本橋渡り→コーンでUターン。楽しみました。
カラフルズボンリレー<ゆり組の子とおとな>-子どもと大人でいっしょに楽しみます。「お姉ちゃんも手伝ってくれた」「模様は付け終わった。あとは、ゴムを入れるだけになったよ」など作る工程を楽しんでくれたようです。カラフルズボンに親子で入り、走りました。
閉会式<全員>
最後に、ゆり組の子どもたちの姿から。たんぽぽ組の時には、かけっこや競争や勝負ごとに積極的に参加する子がいる一方で、「みんなが見ているから、走るのは嫌」「負けちゃうかも」「みんなと同じことはやりたくない。私、見てる」…など、集団運動遊びへの参加には抵抗感があったり、消極的な姿を示す子もいました。年長の秋の活動においては、活動に参加し、個々の成長、クラスとしての成長を感じました。
山岡さんのお話をきいて
まもなく修学旅行に出発する6年生は、原爆のこと、戦争のこと、さまざまに学んでいます。
この日は広島から山岡美智子さんにご来校いただきました。
山岡さんはご両親が広島で「あの日」を迎えた、被曝二世です。
【6年生の感想より】
◯原爆の話を聞いて、どれだけのい力があるのか実感しました。当時でさえも、あそこまでのい力があるのに、今だったら…と考えるととても怖くなりました。アメリカの中でも、使うことに反対していた人がいたということにびっくりしました。兵器などを使わずに、国民をまきこまないで、話し合いで戦争をさける方法はないのかな?と思いました。
◯お話しの途中に言っていた『平和公園はおはかだ』という話が印象に残っています。ふつうにいつも遊ぶかもしれない公園が、おはかみたいだと思うと、ちょっとびっくりだし、骨がみつかってほしいって気持ちもあるし、ちょっと複雑になります。これからいく広島には、いろいろな戦争の歴史がつまっているのだなあって思いました。
◯アメリカが広島に原爆を落とした時に、計測器も落としたってことは、本当に実験みたいなものだったんだと思った。アメリカ本土で実験した時に、爆発後すぐに人をその下にいかせたなんてひどい。でも、それで生き残った人もいて、意外と大丈夫な人もいることがわかった。
桐朋小学校では随分前から山岡さんにお世話になっています。お話しを伺う度に内容が更新されていて、山岡さんご自身の探求する姿勢、伝承への想いが伝わってきます。科学的な目を持ち、歴史の事実をとらえることの重要さを改めて学びました。
これから訪れる広島への思いを新たにした2時間でした。
『あのね 親と子の会話集』を読んで楽しくなりました [Ⅱ‐316]
『あのね 親と子の会話集』~今年度、どんな「あのね」が生まれているのか、楽しみです~
毎年、幼稚園の全家庭に書いていただく「あのね」。
夏休み前、『あのね』担当の保護者の方から、「子どものことば」「親と子のかかわり」などについて何か書いてほしいと言われました。(このことは、また別の機会に)
書く前、3冊の「あのね」を読みました。1986年度版は、私が小学校で担任した子どもたちのもので、たいへんなつかしく思い出しました。子どもと親、きょうだい、祖父母らとのかかわりから生まれる子どもの気持ちや行動、保護者の受けとめを、いいなあ、おもしろいなあと思いました。2つ紹介させていただきます。
〇月×日/冷ややっこの花かつおを指して
子「これおどるよ。」/母「え~~っ、ほんと!」
醤油をかけて/子「ほらっ、おどった。おどった。」
母「〇〇君は、大きくなったらだれと結婚するのかしら。」/子「ぼくは、Aちゃん、Bちゃん、Cちゃん」
母「だけどその中の一人なのよ。」/子「じゃー、Aちゃん」
母「あーそー、〇〇君が結婚したら、ママ達と別れて暮らす様になるわね。」
子 びっくりした顔をして/「いやだよ。じゃー結婚しないよ。いつまでもパパとママと一緒に暮らすよ」
私にしがみついてきました。
いつまでこの様な事を言ってくれるでしょうか?
続いて、3冊の『あのね』に、大場牧夫先生(初等部誕生時の専任教員)が書かれていたことです。「子どものことばに耳を傾ける」、「ことばとして言えるかどうかの問題ではなく親と子・先生と子の間にそんなことが言える気持の結びつきがあるということが大切」、「まず「生きたことば」を大切にしたい」など、大事なことに改めて気づかされました。
1986年度版 「あのね うんとね きょうね …」なかなかスムーズに次のことばがでてこなくて 聞いているほうがもどかしくなるようなことば/ちゃんと聞いてもらえるまで ひつこくつきまとって いい続けることば/ことばではいってないけれど 顔や動きで「あのね…」といっている それもことば
でも なかなか通じにくいものです 子どもは伝えたいのに おとなが受けとめないことが多いからです/親も教師も 子どものことばに耳を傾ける必要があるのです ほんとうに子どもを理解するためにも」
1987年度版 「小学校一年生の作文に「せんせいあのね…」と書き出すことを大事にする時があります。自分の感じたこと思ったことを文章で表現する始まりの時です。
この「あのね…」は話すことばとしては幼稚園時代に大事なことです。それはただことばとして言えるかどうかの問題ですなく親と子・先生と子の間にそんなことが言える気持の結びつきがあるという大切な事です。
家庭生活での子どものことばや会話の記録はその意味で宝物のように感じます。この子どもたちが青年期に入りはじめる時にあるいは親子の会話がぎくしゃくすることがあるかもしれません。その時になってあわてないために心の結びつきのことばを大事にしていきたいものです。」
1989年年版 「「ことば」も正確な表現よりも まず「生きたことば」を大切にしたい。それは気持ちの「表わし」であり、イメージの「表わし」であり、子どもなり、その人なりの「表わし」として大事なのだ。「あのね…」は家庭生活での親と子の「生きていることの表わし」だと思う。それが「手書き」によって楽しく伝えられている。」
話は変わって、最近、中村桂子さんの『科学はこのままでいいのか』(筑摩書房)を読みました。「科学を自分の生き方や社会のありようと関連させながら考え」、「科学が明らかにする事実を生き方につなげていける」ことを書いた本でした。そして、人間とは何だろう、どのように生きていったらよいのだろうか考えさせられました。学んだことの中から、2つを引用させていただきます。
「人間、つまり生きものにとって大事なのは過程(プロセス)なのです。生きるということは時間を紡ぐことであり、その過程の一つ一つに意味があるのであって、先を急いでは本当に生きていることにはなりません。」
「生きものとは手のかかるものなのです。」「手をかける/かけられることから生まれる豊かな関係が、生きものにとってはとても大事なことなのです。そこではたらくのがこころであり、愛情です。この関係がうまくいかず、憎しみが生まれることもあるのが難しいところであり、生きることの大変さですが、そこを乗り越えて生きていくところに生き甲斐が生まれます。」
『あのね』には、「過程」が書かれ、「愛情」が伝わってきます。
後期の活動がはじまります
衣替えのお便りを出した時は「まだまだ暑いのでは?」と思っていましたが、冬の制服がちょうど良い気候になりました。
運動会が終わり、今日から後期がはじまります。
5、6年生の委員会や、団活動も新しいメンバーで始動です。
先日行われた「団呼びかけ集会」では、スポーツ系はもちろん、工作系、鉱物化学、読書や写真など、いろいろな「やってみたいこと」のプレゼンがありました。
前期は6年生だけが「呼びかけ人」でしたが、後期は5年生もエントリーできます。
大勢の前で話すのはとても緊張すると思いますが、興味をかき立てるような呼びかけばかり。どれに入ろうか、迷った人がたくさんいたと思います。
ミニチュア工作団、鉱物科学団、イラスト団などは、これまでに作った作品を見せてくれました。
後期も、充実した毎日にしていきましょう!
6つの踊り、6年の成長
待ちに待った運動会。
学校のみんなが揃うのは、4月の1年生を迎える会以来のことです。
はじめのあつまりは、かかりの人たちがテキパキと進行してくれました。
運動会の歌「ひかる」が空いっぱいに響きます。
プログラム1番は、荒馬。今別の荒馬保存会の方が大きな太鼓を叩いてくれました。ものすごい迫力に最初はびっくりした一年生も、音にまけじと元気に跳ねまわりました。ラッセラーラッセラー!たのしそうな表情があふれていました。
2年生は、花笠踊り。赤・青・黄、カラフルな花が左右に振れて校庭に映えます。列になったり円になったり、難しい移動がたくさんありましたが、ずっと踊りながら自然に形を変えていて、見とれてしまいました。お見事でした。
3年生は、最初の掛け声から元気いっぱいでした。「ぼくたちは舞う」「わたしたちは跳ねる」「心をあわせて・桐朋みかぐら!」。軽やかにステップを踏みながら校庭いっぱいに広がって行く様はとても生き生きして、躍動的でした。最後の扇の段々のポーズもばっちり決まっていました。児童席側でポーズをとった時、一際大きな拍手があがりました!
4年生はソーラン節です。最初は先生の歌声にあわせて伝統的なソーラン節を丁寧に踊りました。「南中ソーラン」に曲がかわると、さらに動きがエネルギッシュになりました。自分たちで描いた法被が翻り、後ろ姿もとてもきまっていました。客席で一緒に踊っている人もいましたね。
5年生は自信に満ち溢れた表情で入場してきました。「桐朋エイサー」の旗を中心に、パーランクと大太鼓で隊列を組みます。全身で打つ太鼓、ぐっと踏みしめる足、とても見応えがありました。前任の体育の先生の指笛が、子どもたちを後押ししてくれました。お腹の底から出る掛け声が素敵でした。
6年生の中野七頭舞は、何度見ても難しい踊りです。それぞれの道具を巧みに操りながら、長い曲を見事に踊りきりました。しなやかな腕、高くあがる足、それぞれに個性があります。目の前を通る一人一人から目が離せませんでした。自分で作った道具を持ち袴をつけた姿は格別にかっこよかったです。
1年生から6年生まで、それぞれの踊りを通して、6年間の大きな成長をしみじみと感じる午前の部となりました。
「今度はこれを踊ってみたい!」「小さい時、こんな風に踊ったよね!」と色々とお話しが弾むことでしょう。
一緒に見守ってくださった皆様、運営にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。
みんなで運動会をつくろう [Ⅱ‐315]
前回の続きです。子どもたちは、運動会に取り組み、自治的な力と関係を育くみます。授業や活動で自治を大切に取り組むことが、将来、自分自身が主人公となって社会に参加していくことの、根っこを育むものと考えています。
写真は、運動会に取り組む子どもたちの様子です
[対抗競技開会式]赤白に分かれます。係の5、6年生が応援の仕方を考えて、1~4年生に伝え、みんなで練習をしてきました。「みんなの声が再考の勝利へ運ぶ ♪」休み時間、廊下で応援歌を口ずさむ人も幾人もいました。盛り上がっています。
[1・2年生 玉入れ]1、2年生が力を合わせてたくさんの玉を入れます。いくつ入るか楽しみです。2年前、密にならないように、先生たちが籠を背負って円に立つ子どもたちの前を走りました。子どもたちは動かないで籠に玉を入れました。今年は、3年前のからだをいっぱい動かす、みんなで一斉に入れる玉入れに戻ります。
練習の準備も、子どもたちがすすめます
[3年生 大物をねらえ!]仲間と相手との力関係を考え、綱をねらう人、タイヤがついている綱をねらう人など、作戦をたてます。そして、思いきり走り、力を合わせて引っ張ります。一人で何とか粘り、仲間が来てくれるのを待つ姿も見られます。自分たちで準備をし、縄を並べる順を確認するなど、子どもたちはよく取り組んでいます。
[4年生 ワクワク障害物リレー]走る、リズムよくハードルを超える、コーンにボールを当てる、網をくぐるなど、一人ひとりが持ち味をいかして取り組みます。ボールをあてる、網をくぐるなど、うまくいかないこともたくさんあります。実行委員の子たちが準備や片付けもよく取り組みました。
[5年生 全員リレー]子どもたちが走順を考え、工夫し、トップスピードからトップスピードへのスムーズなバトンパスを目指してきました。バトンワーク、チームワークでバトンをつないでいきます。
[6年生 旗取り]クラスみんなで団結して作戦を立て、安全でたのしい旗とり、しっぽとりをします。チームは、アタッカー、バリア、ベース、ガードと分かれ、みんなで力をあわせます。
[おわりの集まり]子どもたちがすすめていきます。
係は、会場、放送、用具、得点記録、救護、司会、会場整理、掲示、低学年着付け、学年対抗、応援、連合旗、児童挨拶、指揮、4年生、5年生、6年生一人ひとりが力を発揮して自分たちの運動会をつくります。