素敵な秋のひと時を

早いもので、11月となりました。

爆発的な感染者数が連日報じられる中で緊張しながらスタートした2学期。

学校の活動もたくさん制限されて、残念な思いもたくさんありました。

ですが、幸いなことに少しずつ良い状況になってきているようです。

 

学校は人と人が交わる場所。

放課後に大勢で駆け回って遊ぶ姿、各クラスを回って委員会の報告をする高学年の姿、学年混ざっての団活動・・・

「あたりまえの日常」の場面が増えてきて、本当に嬉しく思います。

しぜんひろば委員は、長い竿をあやつって柿もぎをしていました。

 

今日は「芸術の秋」のスナップを紹介します。

3年生は「世界の歌シリーズ」のまとめとして、プレイルームでクラスの歌の発表会をしました。

スウェーデン、ドイツ、オーストラリア、メキシコ、ポーランド・・・

どれも大好きな曲ばかり!広い部屋で思い切り声を出して楽しみました。

 

 

4年生は、工作室の外の机でオリジナルの黒板作りに精をだしていました。

秋の日差しの中、とても気持ちよさそうです。

 

 

桐朋小学校は、明日からしばらく休校です。

基本的な注意は怠らずに、気持ちの良い秋を思い切り楽しんでください。

休校中は、学校には立ち入ることができません。忘れ物などないようにしてくださいね。

ソーラン節〜4年生〜

先週木曜日は民舞発表会でした。

子どもたちにとっては久しぶりに、午前中は1~3年生に自分達の踊りを『見られる』、

午後は5・6年生の踊りを『見る』貴重な機会となりました。

 

10月に入っても夏を思わせるような暑い日が続く中、

体育室やグラウンドで練習に励みました。

学年で練習を始めてからは徐々にかけ声も大きくなり、踊りを楽しむ姿が多く見られました。

 

子どもたちの感想を紹介します。

▶ 一番いいと思ったのは、エイサーです。来年、大だいこをやりたいです。アラキンが「オーディションをやるんだよ。」といってた。だから、今からエイサーの練習をするぞー!!

▶ 私がおどりおわったとき、足ががくがくしていました。たぶん、つかれからだと思います。(あーつかれちゃった)。

▶️ 6年生のななずまいがいんしょうにのこった。○○となにがいいかまよいながら見てた。やちはらい、どうやってまわしているか気になった。おどりがそろっていてすごかった。

 

▶ 一番私の中で印象に残ったのは、6年生の「七頭舞」です。学校生活が最後なので、おどりの発表も最後でした。それだからこそ、楽しく元気よくおどっていたと思いました。見ていてつい、私が2年後どんなはかまを着て、道具を持っているという映像をそうぞうしてしまうくらいきれいでした。

▶ ぼくは、ソーランブシをやりました。楽しかったです。七ずまいやあらうま、はながさやいろいろあり、みんなががんばっていて、ほんとうにすごいと思いました。こんど、五年生、六年生になって、もっともっともっとすごくかっこよくやりたいです。

▶ ぼくは3日前、かぜをひいて休んでしまった。でも、でることができてよかった。さいご、1年生か2年生がソーラン節がすごかったと言ってくれて、うれしかった。

 

▶ 今日は、初めてみんなにソーランぶしを見せることができてよかったです。私はこのためにれんしゅうをつづけてきました。いろいろまちがえたけど、かけごえが大声で言えてよかったです。でもきんちょうしました。でも、はれてできたことがうれしいです。

 

▶ 最初はうまくおどれるかな?と思ったけれど、最後はみんなが拍手をしてくれたので、安心しました。一番なつかしいのは、1年生の荒馬です。小学校に入学して、運動会の日に初めてみんなに見せて、こんなふうにおどっていたんだなと思いました。来年はエイサーなので、がんばっておどりたいです。

▶ 今日は、まちにまった民舞発表会の日でした。まずさいしょの発表は1年生でした。少しずれたりまちがえたりしていたけれど、それが1年生らしくてとってもかわいかったです。とってもなつかしくて、退場のひもをまわす所が当たりそうでドキドキしていたなぁとか、色々なことを思い出しました。

 

▶ さいごの言葉のときに、「ソーランぶしがかっこよかった」っていってた。うれしかった。

▶ すごくあつくて、すごくつかれた。でも、うまくできてうれしかった。いち番最後にやった七ずまいは、ものすごーーーーーくかっこよかった。それに今日、おねえちゃんが七ずまいをおどっていたから、(おねえちゃんみたいにきれいにおどってみたーい)と思った。さ来年が楽しみだなぁー。それに、うまくできてよかったー。

 

▶ ぼくは今日まで、ソーラン節が一番はく力のある民舞だと思っていました。でもエイサーの時、(あ、これ一番はエイサーだな。)と思いました。早く来年の民舞、エイサーをやりたいです。

憧れ、懐かしさ、自信、期待、緊張、いろいろな気持ちが生まれた民舞発表会でした。

22年度考査、集合時刻について

受考者、保護者の皆様

10月29日正午時点、22年度考査は対面で行う予定です。

「受考者専用ページ」を併せてご確認ください。

【追記】

ご登録のメールアドレス宛に本日正午に送信いたしました内容の一部を訂正いたします。

各日の2組目の集合時刻に誤りがございました。

正しくは、10時30分です。

HPの受考者専用ページの記載が正しいものとなります。

ご心配、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。

ミライコンパスメールにて、正しい時刻に訂正したものを送信いたしました。(12時30分ごろに送信しました。)

HP受考者専用ページとあわせて、ご確認くださいますようお願い申し上げます。

尚、万一メールが届いていない場合は、恐れ入りますが本校までご連絡をお願いします。

 

教務

桐朋学園創立80周年 [Ⅱー279]

2021年は、桐朋学園創立80周年です。

皆様のおかげで、長きにわたり学園が存続、発展できました。

ありがとうございます。

 

しぜんひろば委員会の子どもたちと柿とりをしました。家で食べたらとても美味しかった! と話してくれました。

 

桐朋学園創立80周年を迎え、私たちが大切に考えていきたいことを書いてみました。

みんなが幸せで、平和な世界を

1941年、「教育こそ永遠である」と考えた山下亀三郎氏が私財を寄付され、第一山水中学校(国立)、山水高等女学校(仙川)が開設されました。その後、山水は廃校になり、1947年、東京文理科大学、東京高等師範学校の指導と協力を得、桐朋学園として再出発をしました。2021年、学園創立80周年を迎えました。(女子部門の創立記念日は11月20日。当時の新校舎の落成式の日です。)

桐朋学園の教育理念は、「一人ひとりの人格を尊重し、自主性を養い、個性を伸長する、ヒューマニズムに立つ『人間教育』」です。初代理事長・校長の務台理作氏が、1947年制定の教育基本法(以下、旧教育基本法)制定に深く関わり、学園の教育理念に旧教育基本法の精神を据えました。

旧教育基本法は、「日本国憲法の精神に則り」、「民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しよう」(前文)としました。そして「この理想の実現は、根本において教育の力にまつべき」(同)と記しています。

私たちは、保育や教育を通して、日本国憲法の基本理念である国民主権、基本的人権、平和主義を土台に「生存権としての学習権」を守り育て、みんなが幸せで平和な世界の形成を目指します。そのことを大きな目標として持ち続けています。

 幼稚園の人たちは、自分たちでたくさんの遊びを創造してたのしんでいます。

 

初等部は、2015年、創立60周年を迎えました。2018年、3年保育、1学年を26名にしました。異年齢で遊び、学び育ち合う子どもの姿に、多様であることの豊かさを感じます。E.H.エリクソンの心理社会的発達理論などを学び、保育を探究し続けます。2019年、新しぜんひろばを子どもたちと創設。幼小の交わりが深まるなど、人間発達の可能性を広げています。2020年、地球市民の時間を創設。子どもたちが地球市民として、世界の平和や持続可能な未来のために考え行動できる人に育つ、その土台となる学びの時間です。国際理解、多文化共生、外国語活動を3本柱としています。年少児から小学6年生まで、今を充実させ、かけがえのない日々を生きる子どもの生活、遊び、学びを大切にしてきました。

 木登り名人がたくさんいます。

世界中で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が蔓延しています。気候変動危機、生物多様性減少など世界規模で環境破壊が進行し、このままでは持続不可能な地球となってしまいます。日本では、2011年より原子力緊急事態宣言が続いています。今こそ世界の、人類の課題に向き合い、保育、教育で創造的な挑戦をしていかなくてはなりません。「理想の実現は、根本において教育の力にまつべき」に、私たちはどう応えるのか問われています。

京王線が止まっています

15時30分現在、

京王線明大前駅での人身事故の影響で、新宿駅と桜上水駅の間運転が見合わせとなっているようです。

京王線を利用して帰宅することができない児童は、運転再開まで学校に留め置きます。

尚、運転再開は16時00分とのことです。

 

どんぐりカーペット〜秋の遠足〜

1年生は朝からルンルン。

ついに、少し遠くへ遠足です。

 

たくさん歩く道も、友だちと話していればあっというま。

「ぼくは、○○ちゃんとおなじグループだったから、○○ちゃんのリュックをもって、はなしながら いきました。ぼくは、モササウルスと、とかげのはなしをして、○○ちゃんは、ちきゅうが どうやってできたかを はなしていたら、すぐに ついちゃいました。」

ちょっとつかれてきたら、「おべんとうが おいしくなるぞ!」と思って歩きました。

学校のしぜんひろばよりも、ずっと広い公園。

探検したらすぐにお弁当です。

同じ方向を向いて、しゃべることはできないけど、外で一緒に食べるお弁当は

やっぱり特別。

そのあとは、足いっぱいに広がるどんぐりのカーペットの上で遊びました。

走り回ったり、焚き火ごっこをしたり、ひたすらにどんぐりを集めたり、芝生の上で寝転んでゴロゴロしたり。

ギンヤンマを見つけた子は、頭のずっと上をとぶトンボを

必死につかまえようと、ずっと走っていました。

「こうえんで、すごいあそんで、すごいたのしかったけど、トンボが1ぴきしかいなかったから イヤだった。だけど どんぐりが たくさんあったから うれしかった。」

「えんそく、みんなで おべんとうがたべれて うれしかった。また いきたいです。」

時間も忘れて、思いっきり遊びきった遠足。

遊び”きった”と、先生たちは思っていたのですが・・・・。さぁ、そろそろ帰ろうかと言うと

「え〜〜〜、短い〜〜!もっと遊びたかった〜!」の声が。

きっとあと何時間あっても足りません。

名残惜しさの中、「まだまだいけるぞ!」「つぎはこうしたいぞ!」をおみやげで

持って帰ってきた秋の遠足でした。

勇気をだして さわってみよう

見つけたもの、おちるもの、なんでもさわる3年生。

 

はねトンボ、ヘビ、トカゲにはじまって、ダンゴムシにドロダンゴ、そして,

おでこにカイコ!

 

さいしょはドキドキしてさわれないこともある。

けど、友だちがうれしそうににぎっていると、ふしぎと自分もさわってみたくなる。

 

みんなの手はいろんなものをさわる。

四つ葉のクローバーを見つけるときは、ていねいに、ていねいに、草をひらいていく。

 

たまにカエルをつぶしたりもする。

かわいそうで池ににがしてやると、ひらひらと白いはらを上にしてしずんでしまう。

 

ツメまで真っ黒な手はかっこいいなぁ。

よくわからない虫だってすぐさわっちゃう手もすごいなぁ。

スルリと手をつないで、いっしょにかげおくりをしてみたり。

すてきな手がたくさんある。

でも、おべんとうを食べるときは、キレイキレイにしましょうね。

 

桐朋女子高等学校3年生の桐朋幼稚園見学 [Ⅱ-278]

高3生「家庭科特講」の授業で、桐朋幼稚園見学の授業がありました。新型コロナ禍のため、分散して見学、園庭やテラスなどから子どもたちが育つ「環境」に触れ、窓ごしにゆり組(5歳)の人たちとの交流をしました。スライドで幼稚園の人たちの生活、活動、遊びの様子を見てもらい、保育者が話をしました。(次の文は、保育者の資料から)

 

「幼稚園では、ただ幼児が遊んだり、歌を歌ったり、お弁当を食べたりする場所、というイメージがありますか?」

高校生の人たちへ、幼稚園の子どもの姿や育つ環境を知ってもらいたいと考えました。幼稚園では、その子が「あんなことやってみたいな」「あのお兄さんのように、自分もあんなことできるようになりたいな」という、子どものやりたい気持ちに火がつくようにということを大事に考えて保育をしています。

そのために、園庭にどんな遊具があったらおもしろいかな? どこに配置すると、どんな動きが生まれるかな? 活動的になれる場所と少しゆったり過ごせる場所、ほっとできる場所はあるかな? おままごとなどとどまって遊べる場やイメージを共有して遊べる場所はあるかな? そんなことを考えて環境をつくっています。

各保育室に置いてある遊具や玩具も年齢によって違います。3歳は、そのものですぐに遊べる。造形も「これとこれを貼り合わせたら出来ちゃった」というもの。4歳は、いろいろな素材に出あい、試したり、とにかく自分たちなりに楽しむことができるようにしています。5歳は、それらを友だちとやりとりしながら、工夫していくことを楽しむようにしています。

見学された高校生のみなさんは、どんなことを感じたでしょうか。

ゆり組の人たちとの交流では、高校生がゆり組の人たちにどのように言うと伝わるかを考えて話をする場面が見られました。実際に触れあうことで相手への理解がすすみます。(幼稚園の人たちは、登降園で、小学生や中高生、大学生の大きな人たちの様子をみる機会がたくさんあって、驚いたり憧れをもったりしています。)こうした繋がりやかかわりを、今後も続けていきたいと思いました。

夏の初等部研究会では、小学校の先生たちが幼稚園の人たちと保育から学びました。初等部では、幼稚園と小学校の実践で、共通して大事にしたいことを考え合う、それぞれの発達段階、活動や授業で大事にしたいことは何かを考え合うことをしています。また、幼稚園の人(たち)はどのように育っているのか、何を大切に育ち合っているのかなどを知り、小学校の活動や授業を考え合っています。小学校低学年の教員からは、幼稚園の生活、遊び、学びを知り、〇〇を大切にしよう(たとえば「葛藤」と「折り合い」の経験)、それを小学校(のはじまりに)も大切にしていこうなど話し合われています。

小学校の先生たちからは、いろいろな感想、意見が出されていました。いくつか紹介します。

・桐朋幼稚園は、自由がある環境(場、人、時間)を創っている。やりたいことに引っかかり、没頭することができる。そして、やりたいことが移り変わっていくことがいい。どれだけ豊かにちらばっていけるかが大事ではないかと思う。(居心地のいい環境をつくり、道具を用意するなど)

・共同研究者の久保健太さんから「学習論」などを学んで、実践に活かそうとしている。①「やりたい」の段階 ②「やりたいけど、できない」「できないけど、やりたい」の段階 ③「やった!できた!」の段階 ④「いつでも、どこでもできる」の段階があり、そうした「学習論」を保育に活かし、大事にしようとすすめている。日々の異年齢の交わりなどで「4段階」がみられる。

「やりたいけど、できない」『自分』を引き受けることの必要。また、「自分のやり方」が『尊重』(自己決定)されることの大切さがあると思う。

・聴きとられる、自由が尊重される、自己決定が大事にされる、基本的な人への信頼が育まれるなどを大切にしようとしている。