京王線が止まっています

15時30分現在、

京王線明大前駅での人身事故の影響で、新宿駅と桜上水駅の間運転が見合わせとなっているようです。

京王線を利用して帰宅することができない児童は、運転再開まで学校に留め置きます。

尚、運転再開は16時00分とのことです。

 

どんぐりカーペット〜秋の遠足〜

1年生は朝からルンルン。

ついに、少し遠くへ遠足です。

 

たくさん歩く道も、友だちと話していればあっというま。

「ぼくは、○○ちゃんとおなじグループだったから、○○ちゃんのリュックをもって、はなしながら いきました。ぼくは、モササウルスと、とかげのはなしをして、○○ちゃんは、ちきゅうが どうやってできたかを はなしていたら、すぐに ついちゃいました。」

ちょっとつかれてきたら、「おべんとうが おいしくなるぞ!」と思って歩きました。

学校のしぜんひろばよりも、ずっと広い公園。

探検したらすぐにお弁当です。

同じ方向を向いて、しゃべることはできないけど、外で一緒に食べるお弁当は

やっぱり特別。

そのあとは、足いっぱいに広がるどんぐりのカーペットの上で遊びました。

走り回ったり、焚き火ごっこをしたり、ひたすらにどんぐりを集めたり、芝生の上で寝転んでゴロゴロしたり。

ギンヤンマを見つけた子は、頭のずっと上をとぶトンボを

必死につかまえようと、ずっと走っていました。

「こうえんで、すごいあそんで、すごいたのしかったけど、トンボが1ぴきしかいなかったから イヤだった。だけど どんぐりが たくさんあったから うれしかった。」

「えんそく、みんなで おべんとうがたべれて うれしかった。また いきたいです。」

時間も忘れて、思いっきり遊びきった遠足。

遊び”きった”と、先生たちは思っていたのですが・・・・。さぁ、そろそろ帰ろうかと言うと

「え〜〜〜、短い〜〜!もっと遊びたかった〜!」の声が。

きっとあと何時間あっても足りません。

名残惜しさの中、「まだまだいけるぞ!」「つぎはこうしたいぞ!」をおみやげで

持って帰ってきた秋の遠足でした。

勇気をだして さわってみよう

見つけたもの、おちるもの、なんでもさわる3年生。

 

はねトンボ、ヘビ、トカゲにはじまって、ダンゴムシにドロダンゴ、そして,

おでこにカイコ!

 

さいしょはドキドキしてさわれないこともある。

けど、友だちがうれしそうににぎっていると、ふしぎと自分もさわってみたくなる。

 

みんなの手はいろんなものをさわる。

四つ葉のクローバーを見つけるときは、ていねいに、ていねいに、草をひらいていく。

 

たまにカエルをつぶしたりもする。

かわいそうで池ににがしてやると、ひらひらと白いはらを上にしてしずんでしまう。

 

ツメまで真っ黒な手はかっこいいなぁ。

よくわからない虫だってすぐさわっちゃう手もすごいなぁ。

スルリと手をつないで、いっしょにかげおくりをしてみたり。

すてきな手がたくさんある。

でも、おべんとうを食べるときは、キレイキレイにしましょうね。

 

桐朋女子高等学校3年生の桐朋幼稚園見学 [Ⅱ-278]

高3生「家庭科特講」の授業で、桐朋幼稚園見学の授業がありました。新型コロナ禍のため、分散して見学、園庭やテラスなどから子どもたちが育つ「環境」に触れ、窓ごしにゆり組(5歳)の人たちとの交流をしました。スライドで幼稚園の人たちの生活、活動、遊びの様子を見てもらい、保育者が話をしました。(次の文は、保育者の資料から)

 

「幼稚園では、ただ幼児が遊んだり、歌を歌ったり、お弁当を食べたりする場所、というイメージがありますか?」

高校生の人たちへ、幼稚園の子どもの姿や育つ環境を知ってもらいたいと考えました。幼稚園では、その子が「あんなことやってみたいな」「あのお兄さんのように、自分もあんなことできるようになりたいな」という、子どものやりたい気持ちに火がつくようにということを大事に考えて保育をしています。

そのために、園庭にどんな遊具があったらおもしろいかな? どこに配置すると、どんな動きが生まれるかな? 活動的になれる場所と少しゆったり過ごせる場所、ほっとできる場所はあるかな? おままごとなどとどまって遊べる場やイメージを共有して遊べる場所はあるかな? そんなことを考えて環境をつくっています。

各保育室に置いてある遊具や玩具も年齢によって違います。3歳は、そのものですぐに遊べる。造形も「これとこれを貼り合わせたら出来ちゃった」というもの。4歳は、いろいろな素材に出あい、試したり、とにかく自分たちなりに楽しむことができるようにしています。5歳は、それらを友だちとやりとりしながら、工夫していくことを楽しむようにしています。

見学された高校生のみなさんは、どんなことを感じたでしょうか。

ゆり組の人たちとの交流では、高校生がゆり組の人たちにどのように言うと伝わるかを考えて話をする場面が見られました。実際に触れあうことで相手への理解がすすみます。(幼稚園の人たちは、登降園で、小学生や中高生、大学生の大きな人たちの様子をみる機会がたくさんあって、驚いたり憧れをもったりしています。)こうした繋がりやかかわりを、今後も続けていきたいと思いました。

夏の初等部研究会では、小学校の先生たちが幼稚園の人たちと保育から学びました。初等部では、幼稚園と小学校の実践で、共通して大事にしたいことを考え合う、それぞれの発達段階、活動や授業で大事にしたいことは何かを考え合うことをしています。また、幼稚園の人(たち)はどのように育っているのか、何を大切に育ち合っているのかなどを知り、小学校の活動や授業を考え合っています。小学校低学年の教員からは、幼稚園の生活、遊び、学びを知り、〇〇を大切にしよう(たとえば「葛藤」と「折り合い」の経験)、それを小学校(のはじまりに)も大切にしていこうなど話し合われています。

小学校の先生たちからは、いろいろな感想、意見が出されていました。いくつか紹介します。

・桐朋幼稚園は、自由がある環境(場、人、時間)を創っている。やりたいことに引っかかり、没頭することができる。そして、やりたいことが移り変わっていくことがいい。どれだけ豊かにちらばっていけるかが大事ではないかと思う。(居心地のいい環境をつくり、道具を用意するなど)

・共同研究者の久保健太さんから「学習論」などを学んで、実践に活かそうとしている。①「やりたい」の段階 ②「やりたいけど、できない」「できないけど、やりたい」の段階 ③「やった!できた!」の段階 ④「いつでも、どこでもできる」の段階があり、そうした「学習論」を保育に活かし、大事にしようとすすめている。日々の異年齢の交わりなどで「4段階」がみられる。

「やりたいけど、できない」『自分』を引き受けることの必要。また、「自分のやり方」が『尊重』(自己決定)されることの大切さがあると思う。

・聴きとられる、自由が尊重される、自己決定が大事にされる、基本的な人への信頼が育まれるなどを大切にしようとしている。

荒馬〜パートナーさんが泣いちゃうくらい〜

民舞発表会。

対抗競技を延期したり、係活動が少なかったり、

いつもと違うこともありました。

 

でも、マイナスな”違い”だけではなく、今年だけの特別なことも。

例年1年生の荒馬の着付けは、保護者の方が手伝ってくださっています。

しかし今年1年生は、子どもたちだけの時間。

自分の体と同じくらいの大きさの荒馬を、一人で着ることは難しい。

そこで、パートナーの5年生全員が、着付けを手伝ってくれました。

 

前日から、着付けを手伝う5年生は だいぶ緊張気味。

”プレッシャーなんだけど〜”と言いながらも、

説明を聞く表情・着付けの練習も真剣そのもの。

 

一方1年生はというと、パートナーさんのお手伝いに大興奮。

緊張しているのも知らずに、”早く会いたい!”のコールが。

 

当日、緊張も見せずに1年生と出会い、

額の豆絞と、胸の紐をしっかりと結び

”がんばれ!”と声をかけ、送り出してくれた5年生。

 

離れたくなくて、泣き出す子もいたり、

”じぶんで できるよ!”と、言って5年生に見守ってもらうペアも。

いろんな形があって、一つ一つにストーリーがありました。

 

5年生の力をたっぷりもらって、いざ本番!

前日に、

”せかいで いちばんの あらうまをおどりたい。”

”パートナーさんが ないちゃうくらいの あらうまを おどりたい。”

と言っていた子たちも はりきり顔。

 

グラウンド全体に、”ラッセーラー、ラッセーラー”が響き渡り、

その声は1年生だけではなく、いろんな学年が 自分たちもこれまで踊ってきたこの荒馬の民舞を懐かしみながら、共にかけごえをかけてくれました。

 

後日、お家の方がアイロンがけをしてくださった荒馬の袴の中には

「来年の、1年生につなぎます。」のメッセージが。

代々引き継がれる道具と歴史、そして想い。今年もしっかりと、自分たちの色で引き継ぐことができました。

 

小学校【民舞発表会】 [Ⅱ-277]

10月14日(木)、全校で民舞発表会を行いました。1年生荒馬…青森県今別町のねぶたのお祭りで踊られる荒馬を基に〕、2年生桐朋花笠踊り…山形県の踊り。元々は土を掘ったりは混んだりする作業の踊りと言われています〕、3年生桐朋みかぐら…岩手県大森部落に伝わる神楽舞です。それを3年生にあった動きやリズムに変えて構成を〕、4年生ソーラン節…北海道の民謡で、ニシン漁で歌われました〕、5年生エイサー…沖縄本島や近隣の島々で旧盆に踊られる盆踊り〕、6年生中野七頭舞…岩手県岩泉町、中野、小本で踊られている〕が、自分(たち)らしい表現を発表し、お互いの踊りを見合い、良さを発見していました。全員でいい会にできたと思います。(写真は6年生道具の色塗り以外昨日のもの)

いろいろな準備、当日の運営を、5、6年生が中心となって行いました。自分たちの民舞発表会を自分たちの手でつくることを大切にすすめていました。

夢中になってたのしんでいる姿、手や足先まで集中して踊っている姿、音やリズムにのってたのしんで踊る姿など、いろいろな良さを感じました。すばらしい踊りをみていて、自分(たち)もやってみたいという気持ちが育っていくと思います。

1年生は、とっても早いリズムもたのしんで踊っていました。「ラッセラー、ラッセラー」たくさんの応援をいただきましたね。/ 2年生は、手作りのきれいな花笠をくるくるとまわしながらたいへんきれいに踊っていました。「ヤッショウ マカショ トウホウショウ!」元気なかけ声が響きました。/ 3年生は、左手に自分で選んだ扇、右手に自分たちで作った錫杖を持ち、リズムよく、ぴょんぴょんよく跳ねていました。大ジャンプが大きくとてもきれいでした。/ 4年生は、ソーラン節に取り組みました(4年生が取り組み始めて2年目。私は1年目と言ってしまい、間違えました。すみませんでした。全校の人たちがはじめてみることができたのです。)。押す、引く、かつぐ、放る、すくうなど、汗を流して元気いっぱいの踊りでした。/ 5年生は、パートナーの応援をたくさん受け、全身を思い切り使い、太鼓の音を合わせ、かっこいい踊りを見せてくれました。息がぴったり揃っていました。/ 6年生は、七つの道具を見事に扱い、とても長い難しい踊りをしなやかにみせてくれました。これまで踊ってきた民舞の集大成でした。中高の校舎からも拍手が届いていましたね。 

6年生との授業で、6年生が踊っている「中野七頭舞」を話題にしました。きっかけは、6年生の授業が終わった後、教室の後ろで、自分が作った七頭舞の道具を用い、踊っている姿を見たからです。その姿がいいな、自分の道具をつくることによって、踊りに向かう気持ちが増している、たのしんでいると感じました。

 

桐朋小では、各学年で民舞に取り組んでいます。それぞれの地元に伝わる歴史、由来、踊りの意味、伝承している方々の思いなどを知りながら、地域文化の大切さを考え合いたいと思います。

民舞には、道具、衣装、踊りの意味や由来、その地域の生活様式などから、その動きの必然があります。たとえば、七頭舞の「横跳ね」や「ちらし」で前に足をあげるのは、袴をはいて踊ると、裾をあげるためにその動きになるなどです。

6年生が取り組んでいる中野七頭舞について(授業の資料から)。岩手県下閉伊郡(しもへいぐん)岩泉町小本(おもと)字中野が地元になります。宮古市の黒森に伝わる神楽をルーツとするそうです。(江戸時代までにさかのぼるそうです。)桐朋小学校では、1998年より、中野七頭舞を行っています。

七つの道具と七種類の踊り方(道具取り、横跳ね、ちらし、たたかい切り合い、ツットゥツ→激しい労働を意味する踊り、三足、道具納め)で構成され(地元では「ななつもの」と呼ばれる)荒地を測量し、切り開き、開墾し、田畑を作り、耕し、獣と闘い、収穫し、豊作を喜ぶという一連の物語が踊りを通して表現されています。現在は、集落の祭典に奉納されています。この地域は、2011年3月の大震災や2016年の台風で亡くなった方、大きな被害にあわれた方がたくさんいます。

子どもたちには、学校生活で夢中になること、没頭すること、たのしいと感じることをたくさん経験してほしいと思います。今回、自分の道具を自分でつくる喜びと道具を大切に扱う様子を見られ、みんなで踊る喜び、衣装をつけて踊る喜びなど、いろいろと子どもたちは伝えてくれました。

民舞発表会〜憧れ〜

昨日の雨が嘘みたいな青空。

雲の形、空の色、緑はまるで絵本に出てきそうでした。

1日中、太鼓と子どもたちの掛け声・歓声が響き渡っていた今日。

はじめの集まりの言葉に、

「この日をみんなで迎えられて嬉しく思う」

「失敗しても大丈夫。」

「ひとりひとりが踊りの主人公。楽しもう!」

というものがありました。

 

その言葉通り、どの学年の踊りも、どの人も、本当に輝いて見えました。

グラウンドで行う練習の時から、他学年が舞う踊りに興味津々の子どもたち。

荒馬を背負って練習に向かう1年生の姿を見て、

”あぁ、この馬懐かしいなぁ。今やったらどんな感じになるんだろうな。自分たちの時よりも小さく見える。”

と呟く6年生。

4年生が練習していたソーラン節を見て、

“あの背中の絵、自分でかいたのかな?かっこいいね!どっこいしょ〜どっこいしょ”

と話しこんでいる2年生。

そして、中庭では自分たちで道具を作り上げている6年生の姿が。

練習の時から、それぞれの学年の歩みと成長を

日常の中で見て、感じ、

”わたしも5年生になったら大太鼓やりたい!”

”6年生って、やっぱりすごいんだね!ぼくもなれるかなぁ”

と、憧れを抱いてきた時間。

当日も、柵を必死に掴む低学年の姿と、キラキラした顔を見て

民舞の感動を、この場を、全学年で共有できた喜びをかみしめた1日でした。

 

 

 

 

 

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教務