卒業生のみなさん

卒業生のみなさんへのお願いです。

現在初等部では、登園・登校の再開はしていますが、完全に平常授業には戻っていません。在校生の保護者の来校も遠慮していただく対応を継続している状況です。

卒業生のみなさんにも、今しばらくの間は、来校を見合わせていただくことをお願いします。

近いうちに、卒業生のみなさんに遊びに来ていただくことができるようになると思います。その時には、またHPでお知らせします。事情をご理解の上、ご協力ください。

尚、どうしても来校しなければならない理由がある場合には、事前に電話にてご相談ください。

初等部教務

 

地球市民の時間 その2

前回の続きです。

さて、各自テーマを決め取り組んだものを、グループに分かれて発表しました。

発表されたテーマは、こんなものがありました。

・アフリカの民族  ・アフリカの民族衣装  ・アフリカの各国の国旗

・アフリカの食べ物  ・アフリカの意外なところ(スキー場がある!)

・アフリカの子どもの就学率  ・エジプトの古代文字

・植民地とは  ・奴隷貿易  ・アパルトヘイト  ・義足の作り方  などなど。

 

みんなお互いの学びをよく聴き、そこからよく学んでいる様子がわかりました。様々な視点でアフリカのことや植民地、義足について学ぶことが出来ました。やっぱりみんなで学び合うことはとても大事なことだと改めて感じた時間でした。

 

真美さんがルワンダで義足を作っている方ということで、ルワンダの植民地時代についての学習をそのあと全員で行い、いよいよ講演会当日を迎えました。

 

講演会ではルワンダという国についてや、真美さんのルワンダでの体験、どのように、そしてどんな人に義足を作ってきたのか、ルワンダに作った技師製作所のスタッフがシドニーパラリンピックに出場した話や、豪雨災害が続いたせいでみんなの手で作り上げてきた技師製作所が壊されてしまった話など、たくさんのことを聴きました。

みんなからの質問も多く出ました。おもしろかったので一部紹介します。

 

「ルワンダの一番の魅力はなんですか?」

→ルワンダの人かなあ。自分の気持ちを素直に表現できるルワンダの人たちはとても魅力的だと思います。

 

「義足の型どりから完成まではどのくらいの時間がかかりますか?」

→どれくらいだと思う?

「ん~、3か月!」

→ブブー。正解は1週間です!

 

「使わなくなった義足を使いまわすことはありますか?」

→ありますよ。前に日本から大人用の義足を持って行ったことがあって、それをルワンダの人に見せたら「これは子ども用?」と聞かれたの。ルワンダの人は足がとても長いから、日本人の大人用も、子ども用に見えたようで、ちょっとショックでした!

 

「なんでルワンダの人は頭にものをのせるんですか?」

→ハハハ!私も知りたいんだけど、きっと、ルワンダの人はとっても姿勢がいいから、それが関係しているんじゃないかな。閉じた傘をのせて歩いている人もいるくらい。

 

もちろん、一人一人にあわせた義足を作って提供していくことは本当に日々大変なのだと思いますが、その中でも、ルワンダやルワンダ人の魅力をお話してくださったり、明るく前向きな真美さんの力強さに触れられた、大変貴重な時間となりました。

次回は子どもたちの感想を紹介します。

  

遊び場は限られているけれど・・・

学校が始まって、友だちと会って話せること、一緒に遊べることの嬉しさを、子どもたちの姿を見て感じます。

休み時間、ボールなどを使うことができないので、いつもとは違う遊びをできない中、しぜん広場で生き物を探したり走り回っている子どもたちがたくさんいました。赤ちゃんカエルやアメンボ、カモもいたそうです。

草花も生き物もたくさんいるこの季節、しぜん広場でのんびりと、自然を感じています。

今週からいよいよ、みんな揃っての学校生活が再開します。

元気いっぱいのたくさんの子どもたちに、カモは少しびっくりするかもしれません。

地球市民の時間

今年度から始まった、「地球市民の時間」。

高学年ではその第一歩として、アフリカのルワンダという国で義足を作る活動をしている、ルダシングワ真美さんにお話を聴く機会を設けました。

講演会1週間前に、6年生では事前学習としてアフリカについて学ぶきっかけづくりの活動をしました。

 

「みんな、アフリカについて、どんなイメージを持っている?」

・背が高くて足が長い  ・野生動物がたくさんいる  ・自然豊か  ・ダイヤモンドが採れる

・砂漠が多い  ・いろいろな民族がいる  ・カカオが有名  ・病気が多い  ・頭に物をのせて運ぶ

・暑い  ・学校に行けない子どもがいる  ・内戦がある  ・貧しい

 

出されたそれぞれのイメージについて、その人自身に詳しく語ってもらいましたが、世界で2番目に大きな大陸でもあるアフリカには、やはりなにかおおらかなイメージを持っている人は多いのだなと感じました。

一方で、内戦が絶えなかったり、貧困から抜け出せない国も多いアフリカ。日本人には想像もつかないような困難があるのも事実です。でも、そこで想像力を働かせ、「地球市民として」、他人事ではなく一緒に考え合っていかないといけないのだなと感じました。

さて、他にも、アフリカの植民地時代のことや、義足のことも加えて少し学習し、各自で「アフリカ」「植民地」「義足」からテーマを1つ選び、調べ学習をしてくることにしました。

その様子はまた今後の「桐朋小だより」で紹介します。

転編入試(2020年9月入学)を行います。6.19追記あり

2020年9月入学の転編入試験を行います。

募集するのは、新3年生 男子1名です。

試験日は7月18日(土)です。詳細は、募集要項でご確認ください。

募集要項・入学願書の配布(無料)は、6月17日(水)~7月8日(水)、学園窓口にて行います。学園総合受付までお越しください。

尚、上記受付にて、希望カードを記入された方には、以下の転編入試験の有無をご通知します。

・2021年4月入学 ・・・ 2021年度の第2学年~第5学年

・2021年9月入学 ・・・ 2021年度の第1学年~第4学年

 

2020.6.19 追記

「2020年9月入学」と表現しましたが、今年度の2学期の始業は8月24日(月)からとなります。(コロナ対応による授業時数確保のため)

「よく来たね」「いっぱい遊ぼう・学ぼう」-子どもたちとのかけがえのない時間を [Ⅱ-232]

6月より、分散、時差登園、登校を続けています。

あらためて、一人ひとりが、園、学校っていいな、みんなと会えてよかった、やっぱり園、学校に来てよかったと思ってもらえるようにしていきたいと思います。そのために、一人ひとりの権利が守られる、保障されること―聴く、対話する、参加する、かかわり分かち合う―を大切にすすめています。

子どもにとって、急な休校となり、長期間の休校でした。外での、友だちとの遊びに制限ができ、マスクの着用などもあります。時差分散登校では、同じ学年全員の友だちと出会い、自由に遊び、学ぶことが十分にはできていないと思います。そうした中で、大人に対しての不信が生まれたり、命のこと、ウイルスのことを考えたりして、不安や恐怖を抱えているかもしれません。社会への閉塞感や抑圧感を感じている子もいるかもしれません。私たちは、子どものつぶやき、友だちとの何気ない会話、日記などの心の声を聴くこと、様子をよく見ていくことも大切にしています。

子どもたちとの再会ができたこれからの授業、活動で、活き活きと命を輝かせる、学習内容から興味関心をもち、夢中になれるような探究的な学習へ取り組めるようにしていきたいです。そのためにも、どのようにしたら活動や生活、単元が魅力的になるかなど、カリキュラム編成をすすめています。園、学校では、五感や実体験からの学び(遊び)、人との関わり、学び(遊び)つながる、論理的に学ぶことなどを大切にしていきたいと考えます。

園、学校ならではの学びを大切にしたいと考え続けていると、京都大総長の山極さんの本に出あいました。社会や人間に対する信頼感について、「人間にとってつながりとは何か」など考えさせられました。山極さんによれば、「人間はこれまで、同じ時間を共有し、「同調する」ことによって信頼関係をつくり、それをもとに社会を機能させてきました。「同調する」というのは、たとえば、ダンスを踊ったり歌を歌ったり、スポーツをしたり、あるいは一緒に掃除をしたり、同じように身体を動かしたり調子を合わせたりしながら共同作業をするということです」/「人間のコミュニケーションにおいて大事なのは、時を共有して同調することであり、信頼はそこにしか生まれません。」(『スマホを捨てたい子どもたち 野性に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一著、ポプラ新書)など書かれていました。時を共有し、共同作業をすすめ、共感や信頼関係を築いていきたいと学びました。

新型コロナウイルスは、感染しても無症状や軽症の方が多いです。引き続き、自分が感染しているかもしれないと考えて、周りの人への思いやりを大切にしていきたいです。ウイルスと共生し、自分を、周囲の大切な日とを、社会を守りましょう!

※写真は、亀のお散歩とゆり組の子どもたちの様子。一体感の喜びをぼくは感じました。

【地球市民の時間】が始まっています。

2020年度より、『地球市民の時間』が始まりました。

 

この時間を通して、子どもたちは国境を越えた様々な人・文化と出会い、

自分たちを取り巻く多くの事象と向き合って、学んでいきます。

 

知識や技術の獲得だけでなく、実際に触れて感じることは

本当の意味での”学び”につながると信じています。

 

詳しくは、こちらをご覧ください。

※桐朋小だよりでも、地球市民の時間の特集を予定しています。

 

また、学校案内冊子「幸せな子ども時代のために」もぜひお手元でご覧ください。

トップページバナーや、入学案内のページから、ご請求いただけます。

ホームページだけでは伝えきれない、子どもたちの表情や声が詰まっています。

地球市民の時間〜生まれて初めての感覚〜

昨年度、ICUの留学生と中学年の子どもたちが異文化交流を行った時の思い出を、

休校中のお手紙に書いてくれた人がいました。

 

「あの時、私はアンジェラさんとハイタッチし、ビビアンさんと一緒にご飯を食べました。その時、思い切って英語で話しかけてみました。英語が話せたのが、もう嬉しくて嬉しくて!生まれて初めての感覚でした。その時の感覚は今でも忘れられません。」

 

心が動くと、学びの意欲が生まれていきます。

 

「初めてスペイン語を覚えた。コロンビアとブラジルのいろんな料理を知りたい。」

「ブラジルでは、どんな服を着ているのか知りたい!」

「日本では当たり前のことが、世界では違うと知った。」

「言葉が通じなくても、ハグしてもらうだけで何だか繋がれた気がした。」

「ダンスの時、アンジェラさんが教えてくれたサンバがすごくおもしろくて、

帰りの会でも家に帰ってからもたくさんおどったんだ!今日は本当に楽しくてワクワクした!」

実際の体験を通して、同じ地球の仲間として共に未来を生きていくための土台が創られていきます。

子どもたちのキラキラした表情から、そんなことを実感した瞬間でした。

 

去年の詳しい実践は、こちらからご覧いただけます。→「世界に触れる。そして人とつながっていく。

 

次回の桐朋小だよりは、今年度の「地球市民の時間」・高学年の実践をお届けいたします。

 

6月17日(水)正午よりWEB説明会受付開始します

6月20日(土)開催のWEB説明会のお申し込みを

明日17日(水)正午より開始いたします。

本校では初めてのWEB説明会となります。

なお、安定した環境でご視聴いただくために、人数に制限を設けさせていただいております。

 

気温差の激しい毎日。校庭には熱中症を警戒する赤い旗の出番が多くなり、しぜんひろばの木陰が人気です。

みなさまもどうかご自愛くださいませ。