投稿者: tohoblog
「いざ」というときのために
先日、全校(小中高全体)で避難訓練が実施されました。
地震のあとに火災が起きたことを想定し、自分がどう避難するか考えます。

訓練中は「お・か・し・も」の約束を一人ひとりが守り、真剣に取り組んでいました。
そんな子どもたちの姿勢を見て、消防署の方からも、「大変よくできていた」とおっしゃっていただきました。

授業中、休み時間どこかで遊んでいる時、放課後、登下校中…
「いざ」という時はいつやって来るのか、誰にもわかりません。
だからこそ、命を守るためにどうしたらよいのかをいつも考えておくこと、イメージしておくこと。
学校のみんなで共有したり、日ごろから家族と話しておくことも忘れずに。
訓練でよくできるをあたりまえにしていこう。
一人ひとりの命を守るためになにが大切か、これからも考えつづけていきます。
学園のつながり [Ⅱー348]
(1)桐朋学園小学校6年生との交歓会
毎年、桐朋学園男子部門の桐朋学園小学校6年生と桐朋学園女子部門の本校6年生(どちらも共学)が交流と親睦をはかる交歓会をしています。今年は、国立の桐朋学園小へ伺いました。6年生の皆さんと先生方が準備をして、迎えてくださいました。
前日から雨が降り、外での活動ができるかどうか、ぎりぎりまで検討されたそうです。晴れと雨の場合の両方を準備するのはとてもたいへんです。桐朋学園小の皆さん、ありがとうございました。国立に向かう時間には雨はあがり、予定していたドッジボール、鬼ごっこ、バドミントン、バスケットボール、ボードゲームのアクティビティができました。
私はボードゲームに付き添いましたが、たのしくて声を発する、豊かな表情が見られるなど、参加した人たちが新たな出あいをたのしみ、いろいろと表出していてあたたかなかかわりを感じていました。終わりの集まりの感想にもありましたが、とてもたのしい時間でした。
感想を言ってくれた人たちから、桐朋学園小の人たちはドッチボールが強かった、グランドには鉄棒の種類が多くあった、両校の先生たちの雰囲気が似ているなどありました。廊下の作品の良さや校舎の広さ、新しさに羨ましいという声もありました。
両校の人たちが、これからも日々を大切に過ごして、再会をたのしみにしたいと思いました。桐朋学園小学校の皆さん、お世話になり、ありがとうございました。
桐朋学園小の玄関前、さつきも姿を見せてくれました
さらに、学園のつながりに触れたいと思います。
(2)桐朋女子中学高校生とのふれあい実習
1989年よりはじまりました。「自己を取り巻く様々な人たちの存在を知り、多様な人間関係を築きながら生きていくために様々なコミュニケーションスキルやコミュニケーションの大切さについて学習する」(中高)場として続いています。同じキャンパスで初等部と中高部が連携を取り、児童、生徒の成長を見守る姿勢があるからこそ、長きにわたり実践ができています。
初等部の低学年の人たちと中高生の人たちが出会い、いっしょに過ごすことでつながりが生まれています。小学生の時の「ふれあい」で中学生からいただいた手紙を、自分が中高生になっても大事にもっている人もいます。

(3)桐朋学園大学音楽学部*ホールで演奏を聴く
昨年度は、大学のホールで演奏を聴きました。目の前ですばらしい演奏を聴いてたいへん感動しました。毎年お世話になっている合田先生より、「このように学生たちが学んでいる現場に足を運んでもらうことで、より近くで楽器を見て操作の動きを見て、楽器から出てくる音を感じてもらうことができます。」「小学生にとっても、大学に来るのは少し大人の世界をのぞいてみるという特別な感覚があるのではないでしょうか。今後も、仙川の小学校を卒業するまでに一度は生の音楽を味わえるような交流が続けられるといいですね。」などと話してくださったことを思い出します。

*音楽部門は、戦後復興の希望を子どもたちの無限の想像力に見出した斎藤秀雄氏、井口基成氏らの「子どものための音楽教室」(1948年)にはじまります。子どもたちの成長に合わせて学校が必要となり、1952年、桐朋女子高等学校普通科に音楽科(共学)が併設され、その後、桐朋学園大学音楽学部を開設しました。自由で豊かな感性を持つ個性のある音楽家の育成、音楽教育における社会貢献、世界における音楽文化の創造を掲げて発展し、小澤征爾氏をはじめ、多数の音楽家を輩出してきました。
見た!感じた!味わった!「みんなで創った3日間」②
『26日の大掃除』 (大掃除は)食堂でした。ぼくは、ほうきで床をそうじしました。米が落ちているところもあって、こびりついてすごく取りづらかったです。楽しかったのは、雑巾がけでした。広いところをかけ抜けるのは、とっても楽しかったです。
『一番の思い出』 森ワークの自然観察散歩が一番心に残っています。クスサンという蛾のマユやヤマカガシというヘビ、猛毒のきのこ、シカの足跡、そしてとてつもなく大きなきのこを見つけたり、すごく興奮しました。面白い名前の草も見つけました。それはマムシグサという草です。意外と大きくて、パッと見て「食虫植物?」と思ってしまいました。

『食事係のこと』 食事係では、みんなにご飯やみそ汁を用意したり、食堂の机や床をふいたりします。いただきますの挨拶もします。八ヶ岳で混乱しないように、行く前に色んなことを決めました。準備のかいがあって、当日はスムーズに仕事ができました。でも時間が多くあったのに、均等にご飯やみそ汁を配れない時もありました。みんながきれいに食べてくれたので、後の掃除をする時はとっても助かりました。
『キャンプファイヤー』 2日目の夜は、キャンプファイヤーをしました。入場し点火の儀式の劇を見て、ついに炎が燃え始めました。(略)それが終わった後、願い事を書いた紙を燃やしました。私は、みんなの願い自分の願いがかなうように祈りながら、空にのぼっていく火の粉をながめました。私はキャンプファイヤーの火の粉が大好きです。とてもキレイだし、火の金魚が上へ上へとのぼっていこうとしているとしているようで、なんだか勇気をもらえるからです。

目、耳、手足、心… すべてをフル回転して駆け抜けた3日間。楽しい企画や自由時間、友だちと寝食を共にし、小枝を拾って火を起こすところからのカレー作り、係の仕事や部屋の管理、日々の掃除など自分たちで責任をもっての生活作り。
すっかり成長した6年生の姿がありました。満天の星空やキャンプファイヤーの炎と共に一生心に残ることでしょう。
見た!感じた!味わった!「みんなで創った3日間」①
5月24日から26日まで、6年生は小学校生活最後の八ヶ岳合宿に出かけました。
昨年度に続き、実行委員を立ち上げ、各係の打ち合わせや準備も事前に何回も行い、さあ出発です!前日までの雨はやみ、3日間の晴天に恵まれ予定したことは全て行うことができました。

学校に戻ってきてからは、文集作りをしています。企画、生活、遊びなどを自分たちで創っていった3日間。一部をご紹介しながら合宿をふり返ります。
『私の心に残っていること~レトルトではないカレー作り!~』 昨年私たちは、コロナの影響によりレトルトカレーだったけれど、今年は 一からカレーを作ったよ!なんと、新聞紙を使わずに火をつけることができたのだ。私は野菜を切る担当なので、じゃがいもや人参を切ったよ。カレーはおいしかったし、一番最初に食べたよ。
『八ヶ岳合宿でしか作れない、オンリーワンのカレー』 野外料理では、私は米をとぐ係でした。米をとぐのに一番つらかったのは水の冷たさです。とにかくといでいる指が、冷たさで赤くなっていました。他に苦労したのは、カレーのルウの水の分量です。計量カップがないので、スープカレーのようにようになってしまったけれど、10分位煮込むと少しトロっとしました。
『ナイトウォークでの思い出』 松ぼっくりを拾って(ゴールの)先生のところまで持って行くのがおもしろかった。他には、真っ暗な闇の中、ライトで周りを照らしてみたり、ライトを消して森の音を楽しんだりした。木の音が「ザワザワ」なり、怖くなったりもしたけれど、ドキドキして楽しいナイトウォークでした。その日は晴れで星がいっぱい見えて、美しかった。パッと空を見ると「北斗七星」があった。
…②につづく
アンズ、ビワの収穫 [Ⅱー347]
今週は、幼稚園でアンズ*を、小学校でビワ**を収穫しました。

先週金曜日の強い雨風のため、たくさんのアンズが落ちてしまいました。それを年中の人たちと2年生が拾い集めて、洗ってくれました。その仕事を終えて、木になっているアンズの収穫をしました。
高いところにあるアンズをどうやってとるか相談すると、「ケースをもってきてかさねよう」、「まえのゆりの人たちもそうやっていた」、「ながいぼうでおとそう」などが出され、まずケースを探すことにしました。ケースは他の遊びで使われていましたが、交渉して貸してもらいました。使っていた子も、いっしょにやりたいと来ました。アンズの木の下にケースを積み上げ、どの順番でとるかを決めてから、ケースを2人が支え、1人がのってとりました。地面は平でないので、支える方も力を入れ、のる方は少し揺れるのをゆっくり上ります。お互いに支え合います。そして、3~4個ずつとりました。
その後に洗って、明日〔以降〕調理をします。

小学校では、理科園・しぜんひろぱ委員の人たちがビワを収穫しました。自治の時間は水曜日なので、放課後に集まりました。委員の人たちは、先週の会議で1~6年生全クラスに配ることを決め、みんなでたくさんの実をとりました。手を伸ばしてとる人、友だちの肩車でとる人、はしごにのぼってとる人、高枝ばさみの使い方を学んで使う人と落ちた実を包み込むようにとる人がいて、20個入りの袋が10袋分収穫することできました。まだまだとりたいのですが、4時前になったので、本日は終了としました。委員のみなさん、たのしかったですね!(皆さんの楽しそうな様子をみていた人が、今度しぜんひろば委員会に入りたいと言っていました)
上の方にはまだまだたくさんの実がついています。これからさらにとれそうです。

桐朋学園仙川キャンパス創立以来、教育環境整備に力を注ぎ、たくさんの緑に恵まれています。キャンパス内に植栽されている樹木は、約150種です。
桐朋女子中・高等学校の生物科の平林春樹先生は、「学園に植栽された樹木を皆さんの友達だと考えて、是非色々と観察してみてください。」と言われていました。平林先生らを中心に、創立70周年を迎える際に樹木プレートを設置しました。その樹木プレートによって、「木々の名を確かめながら生徒たちの憩う場になってくれたら、どんなに素晴らしいか…」(河原勇人先生)などの願いがあります。
今後も緑を大切に育てていき、地域の皆さんとも緑を大切に育てる地域にしていきたいと考えていきます。よろしくお願いいたします。
*アンズ…和名 科名バラ科、花期3~4月/果期7月 解説 中国原産の落葉小高木。早春に葉より先に開花する。花色は薄紅色。果実は食す。果実は生食でジャムにもする。
**ビワ…和名 科名バラ科、花期11~12月/果期翌年の6月 解説 枇杷。果樹として広く栽培。11~12月に開花。実は初夏に熟します。果実は食用 どちらも『桐朋学園女子部門仙川キャンパス 樹木誌2011』より
6月17日(土)ショート説明会・見学会の申し込みは本日より
本校にご興味をお持ちくださる皆様
6月17日(土)のショート説明会・見学会の受付を、本日正午より受け付けます。
・ショート説明会+見学
・見学のみ
・ショート説明会のみ
3つのコースと男女の枠がございますので、それぞれご確認の上お申し込みください。
また、お申込み後にご予定が変わられた方は、早目にキャンセルのお手続きをお願いします。
皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております。
教務
資料請求について(お詫びとお願い)
本校にご興味をお持ちくださる皆様
資料請求システムの不具合により、一時受付を停止しておりましたが、現在、受付を再開しております。
6月2日午前10時以前にお申し込みいただいた方には、受付完了のメールが届いていないと思われます。大変恐縮ですが再度のお手続きをお願いいたします。
お手間をおかけしまして、心よりお詫び申し上げます。
以下、資料請求についてのお知らせを再掲いたします。
桐朋小学校 教務
最新版(2024年度版)資料をご希望の方は、
本ホームページ「入学案内」⇒「資料請求」よりお申込みください。
お一家庭、一部とさせていただきます。
資料は、今年度本校開催の説明会でお渡ししたものと同様です。
本校学校案内「幸せな子ども時代のために」は、本ホームページのWEB版をご覧ください。
大人たちの役割
桐朋小学校の【11の柱】には、
「親と教師、親と親は、子どもの教育のために結び合います」というものがあります。
一人一人の成長を見守り、最善の利益を考え、その実現に向けて共同する。
そこで大きな役割を担ってくださるのがPTAの組織です。
この春は、ようやく対面でのPTA総会をポロニアホールで開催することができました。
参加学年を調整しましたが、お顔を見て、声を聴いて、拍手や頷く表情も感じることができる充実した総会でした。

コロナ禍の三年は、書面決議で総会を開いたり、オンラインでの部会に挑戦したり、イベントの開催方法を見直したり、集合する人数を制限したり、と、たくさんの工夫を模索してくださったPTA役員のみなさん。
「これまで通り」ではなく、その都度の制限を確認しながら進めていくのは本当に大変だったと思います。
「今、何を一番大切に考えるのか」。このことは、小学校の教育活動でも常に問いながら進めてきたことでもあります。
保護者のみなさんが、共に「初等部の子どもたち」の成長を見守っていけるのは大変心強いことです。
今回ご退任となる役員のみなさん、大変お世話になりました。
そして、今年度の役割を引き受けて下さったみなさん、どうぞよろしくお願いします。
6月17日(土)ショート説明・見学会について
本校にご興味をお持ちくださる皆様
6月17日(土)のショート説明・見学会のご案内です。
〇運営委員長 佐久間洋一が桐朋小学校の特色ある教科学習ついてご説明します。その後校舎をご案内します。
〇見学のみ、説明会のみ、のコースもございます。ご都合にあわせてお申込みください。
◆ショート説明・見学会(ポロニアホールでの説明会後、小学校校舎へご案内します。男女枠あり)
① 9:20受付 9:40説明開始 ⇒ 見学 ⇒ 終了10:50頃
② 10:40受付 11:00説明開始 ⇒ 見学 ⇒ 終了12:10頃
◆見学会のみ(受付後、小学校校舎へ直接ご案内します。男女枠なし)
8:50受付 ⇒ 見学 ⇒ 終了9:40頃
◆ショート説明会のみ(ポロニアホールでの説明会にご参加後、解散となります。男女枠なし)
① 9:20受付 9:40説明開始 ⇒ 終了10:15ごろ
②10:40受付 11:00説明開始 ⇒ 終了11:35ごろ
〇受付は6月5日(月)正午より開始します。
本HP「説明会・体験会予約画面」よりお手続きください。
・お一家庭2名まで(未就園児は数えません)
・受付票を印刷、記入の上、女子部門正門よりお進みください。(音楽部門正門ではありません。)
・見学される方は上履きと靴袋をご持参ください。
・双子のお子様の受験をお考えの場合は、おひとりのお名前のお申し込みでお子様2名をお連れいただけます。
(双子のお子様それぞれがお申込の場合は、保護者2名、お子様2名の参加が可能です。)
※同日、桐朋幼稚園の説明会も開催いたします。幼稚園ホームページからお申込みください。
※2023年9月入園 4歳児女児1名の編入試験を予定しています。詳細は幼稚園ホームページをご確認ください。
教務
雑巾救出大作戦!
ある日の放課後、2年生がベランダに出ていると、「あそこの屋根の上に雑巾が引っかかっているよ!」の声が聞こえてきました。
でも、屋根は薄く、とても人が乗ることはできません。
子どもたちは、早速思い思いに長くて雑巾に届きそうな竹の棒や、ほうきを持ち寄ります。
「こうした方が届きそうだよ!」「いいこと考えた!」「やってみようよ!」
ある子は棒と棒をつなぎ、ある子は棒をどこから入れたら届くか研究し、声を掛けます。

屋根の下の雑巾キャッチ部隊の子どもたちからは、「がんばれ!」「あと少し!」の声掛けが。

そこへ、竹馬を携えたお友達が参戦。
今までになくひっかりそうな形と長さにみんなの想いが溢れていきます。
竹馬の取り合いをするでもなく、みんなの「頑張れ!」の声が響いた瞬間、お見事、雑巾は下に落ちいていきました。
「いえーい!!」
大きな声と共に、みんなで思わず拍手。

思わぬハプニングもみんなで知恵を出し合い、いけるかな?どうかな?と、ドキドキ、ワクワクしながら協力する素敵な場面に変わる。毎日の生活の中にそんなトキメキがたくさん隠されています。