運動会

先週は、子どもたちだけのミニ運動会がありました。

お天気もよく、少し暑いくらいでしたが、開催できたことがなによりでした。

今年の運動会では、このような状況のなかでもできることをやろう!と、各学年、身体接触がないような対抗競技を工夫して考えました。各学年の競技の様子を紹介します。

1年生は「修行の森」。二人組でハードルを越えたり大きな箱を積み上げたりするリレーです。箱を積むと自分の背より高くなり、背伸びをしながら一生懸命乗せる1年生の姿がかわいらしかったです。

2年生は「ピタゴラスイッチ」。少し小さめの大玉を、2人組で平均台の上を転がしたり跳び箱を超すように持ち上げたりと、2人の連携がとても重要な競技でした。平均台の上をきれいに玉が転がると歓声があがっていました。

3年生は「入れてかついでこりゃ大変!」。大きな袋を持って走っていき、算数の学習で使った砂袋を1袋ずつ入れて戻り次の人にバトンタッチ。袋に入れるのが意外と難しく、ドキドキしながら応援しました。

4年生は「ぴょんぴょんリレー」。ハードルをとんでくぐって、「縄跳びゾーン」では両足でぴょんぴょん跳びながら進みます。転ばないように、でも急いで跳ぶ4年生の一生懸命な表情が印象的でした。

5年生は「全員リレー」。これは毎年5年生が行う定番の競技です。一番重要になるのが「バトンパス」。ひたすらこの部分を練習してきた5年生。本番でもスムーズなバトンパスで、練習の成果が出ていました。

 

6年生は「旗取りしっぽとり」。例年行っている「旗取り」は身体接触が起きてしまうため、それを防ぐためにしっぽとりを組み合わせた新しい競技を子どもたちが考案しました。点数の高い旗をどう守るか、そしてどう取るか、というところを、相手のフォーメーションを見ながら何度も作戦会議をしてきました。本番は白熱した試合となり、やり切った表情をしている子が多かったことが印象的でした。

 

係の仕事も対抗競技も、いつもとは違うことだらけだった今年の運動会。それでも例年と同じように、もしかしたらそれ以上に、「みんなでつくる」運動会になったのではないでしょうか。

 

コロナ禍での運動会(10月3日)―2020年度、はじめての全校行事[Ⅱ-241]

 対抗競技開会式と1、2年生玉入れ

今年度の運動会は、授業時間の確保が難しく、取り組みに制限があり、できるか悩みました。都ガイドラインでは「12月までに実施予定の、児童等が学年を超えて一堂に集まって行う活動(文化祭、体育祭等)、宿泊を伴う行事や校外での活動は、延期又は中止する」(『新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン』)とありました。

桐朋小学校の運動会は、全校児童が目的や役割を担い協力してつくりあげます。楽しさや喜び、時にうまくいかない悔しさなども味わい、励まし合います。運動は苦手だけど好きという子もいるし、全校で集う活動は苦手な子もいて、理解し合い緩やかな関わりも必要です。異年齢の子ども同士が豊かに学び合う機会です。児童が様々な役割を担うことにより自覚的、自治的な力を身につけるなど大切な行事です。

ガイドラインのポイントには「学校行事の実施に当たっては、各学校の教育目標等の実現を図ることを基本とし、学校や地域の感染状況等を踏まえて3つの密(密閉・密集・密接)とならない計画の下での実施や、延期もしくは中止の判断を行うようにしてください」とあり、検討を重ねた結果、時間、空間、方法などを工夫して行うことにしました。

 6年生 旗取りしっぽとり

写真のように、開会式や競技など密を避け工夫して行いました。6年生では何をやるか意見を出し合い、候補の1つだったリレーは4年生が障害物リレーを行うことを知り譲ったそうです。最終的には「旗取りしっぽとり」(旗取りが多いのですが、今年はできません)に決めました。子どもたちは点数の高い2本の旗をどう守るか、どう取りに行くか、相手のフォーメーションから作戦を立てるなど、何度も話し合い、行動し、検証してルールも含めて自分たちでつくっていきました。それから、6年最後の競技ですぐしっぽを取られて終わるのは残念なので、復活のしっぽも用意することも。すごいです。

桐朋小学校では、コロナ感染症のために「できないことが多い状態をポジティブな発想力でチャンスにかえるという思考と発想力を大事に」取り組む1年にしています。運動会でもその思考と発想力を大事に試行錯誤して取り組みました。「密状態や身体接触、物の共有を避けて、どうしたら豊かに楽しく遊べるか、活動できるか、子どもたちと一緒に工夫とアイデアを出し合います。遊びや活動を豊かにつくっていく一年にしていきます。」

明日は運動会

この数日、 どの学年も中高の広いグラウンドでの練習を経験しました。

はじめて取り組む競技は実際の場所で動いて、はじめてわかることがあります。

3年生の種目は「入れて、かついで、こりゃ大変」。

小分けにした砂袋をひとつ取って布カバンに入れ、それをバトン代わりにします。

後ろの走者になるにつれカバンに砂袋がたまっていくので重さ大変そうですが、

実は、走りながらカバンの中にさっと砂袋をしまうことが難関のようです。

立ち止まって、慎重にしまう人。走りながらなんとか入れようとする人。

いろいろな様子がみられました。

 

4年生は「ぴょんぴょんリレー」。

ハードルをとび超えたり、くぐったりするリレーです。

縄跳びをしながら進むエリアもあります。

直接のタッチをせずに、次の走者がスタートする工夫があり、

みんながルールをよく理解して取り組んでいることが伝わってきました。

1、2年生の玉入れも、今回はあたらしいやり方です。

目の前を通過するかごを目がけて、ひとり2個の玉を投げ入れます。

かごを運ぶ先生たちの装備もなんだかおもしろいですね。

本番ではいくつ入るでしょうか?

 

さあ、明日はいよいよ運動会です。今夜は早寝してくださいね。

みんなで集える喜びをいっぱい感じながら、楽しい運動会を過ごしましょう。

全員リレーの練習

5年生は運動会対抗競技で「全員リレー」に取り組みます。

対抗競技係りを中心にチーム分けなどの準備をすすめています。

はじめて外で走ってみたこの日。

外に集まって、みんなでなにかをするだけでワクワクがとまりません。

やる気は満々ですが、バトンゾーンやコーナートップのルールをしっかり理解するのはとても難しい!

係りの呼び掛けで、時間ギリギリまでバトンの受け渡しをする姿が見られました。

練習期間は短いですが、これからどんな風に工夫されていくのか楽しみです。

 

 

 

運動会に向けて [Ⅱ-240]  

【1、2年生の合同玉入れ】 今年は、籠をしょった先生が子どもたちのすぐ傍をまわります。子どもたちは自分の位置から先生のしょった籠や台車のバケツめがけて玉を入れます。練習ではたくさん入っていました。1、2年生が一緒に、密にならない工夫をしながらの玉入れに挑戦です。

【3~6年生大玉リレー】 3、4年生は、2人組で玉を押します。4年生は旗を素早くまわるところがなかなか難しそうです。コロナの感染を防ぐため、6年生がお互いに手をつないで玉を担ぐことはできませんが、5年生から受け取った玉を布に入れて、思いきり旗を2回まわり、仲間のいるゴールを駆け抜けます。

【係】 会場、用具、放送司会、救護、会場整理、得点記録、掲示、学年対抗競技、応援、大玉、児童挨拶、連合旗、指揮のどの係も、運動会をつくるうえで大切な係です。自分たちでつくったという実感や達成感をもってほしいです。子どもたちの取り組む姿に心を寄せ、励ましながら一緒に取り組んでいきます。

子どもたちが自分たちの手で作っていく行事の1つである運動会。特に今年は、応援や学年対抗競技の内容を学級の仲間、学年の仲間、教員と一緒に感染対策を考えながら工夫してつくっていきます。より自分たちの手でつくる運動会を目指して。

 

今年、学校全体の取り組みとして、「できないことの多い状態を、ポジティブな発想力でチャンスにかえるという思考と試行錯誤を大事にします」。「密状態や身体接触、物の共有を避けて、どうしたら豊かに楽しく遊べるか、活動できるか、子どもたちと一緒に工夫とアイデアを出し合います。この際、遊びや活動を豊かにつくっていく一年にしいと考えます。」

 

運動会の係活動

桐朋小学校の運動会は、みんなで作り上げる運動会です。

今年はいつもとは違う部分がたくさんありますが、

それでも「みんなで」力をあわせていくことは変わりません。

高学年は、いろいろな係を分担しています。

グラウンドのポイントを打ったり、ラインを引く会場係。

目印のコーンや、競技に使う道具を管理する用具係。

ポスターやプログラムを書く掲示係。

競技内容や連絡事項をアナウンスする放送・司会係。

救護係は、密をさけて廊下でミーティングをしていました。

今年は児童席を広くとっているため、会場整理係の見回りや、大玉係の誘導も大変そうです。

対抗競技係は作戦会議に、応援係は応援歌作りに熱中!

連合旗係は、宣誓の言葉を練っています。

運動会の歌・初等部の歌の指揮練習にも熱が入ります。

 

初めて行う競技が目白押しで確認作業は例年以上に大変ですが、みなが頑張っています!

 

ミッション2:数字の世界へ冒険に行こう!

身の回りに当たり前のようにある0〜9の数字。

「数字がない世界」

なんて想像したこともないけれど、数字がないと新聞はどうなるのか。

サッカーの記事なんて、「日本:たくさんゴールを決めた。◯◯国:すこしだけゴールを決めた。△△国:多めのゴール」という感じでとってもわかりづらかったよね。

 

そもそも、0〜9ってどうやって生まれたのか。

数えることの始まり、「0」の始まり、アラビア数字の起源、世界がローマ数字で統一されていたら身の回りの表記はどうなるのか・・・など  いろいろな学びと出会いました。

そこから、4人グループがまったく違う数字の種類・起源(バビロニア/エジプト/マヤ/インド)をそれぞれ探求・・・

それからグループ内で学びを共有しました。

 

〜算数ノートふりかえりより・一部切り取り〜

「古代の数字はとても書きにくい。『スンマ』読んでみたい!もし、1〜9の数とぼくたちが出会っていなかったら、めっちゃめんどい計算をしなければ数がわからない。数字を使わない国もあるんだな〜」

「ローマ数字は知っていたけど、マヤ人やエジプト人、インド人の考え方は知らなかった。すごく頭がいいと思った。」

「今も数を必要としない人がいるのにはびっくりした。私たちは当たり前のようにアラビア数字を使っているけど、その数字ができるまで、何百年もかかったと知ると申し訳ない気がした。エジプト式のかけzんも初めて知った。私も今度この方法でかけ算をしてみたいと思った。」

「昔の数字は3を書くのもけっこうむずかしいから、数字を変えたくなった気持ちがよくわかった。」

 

私たちが使っている数え方も「無量大数」なんて単位があるなんて・・・

初めての出会い、驚きと奥深さであふれていました。

 

ミッション1:1億を体感しよう!

万の次の位、「億」って、どこかで聞いたことはあるけど、

「どのくらい?」って聞かれたら、

「すっごく大きい数!なんとなく大きそう」っていう感じ。

 

では、「1」を「1mm」の正方形とすると、1億はどのくらいの大きさだろう。

4年生で想像してみました。

「1が小さすぎるから、1億でも新聞紙くらい!」

「黒板か・・、教室くらいかな。」

「いやいや、校庭ぐらいでしょ。」

 

予想してみたら、自分たちで実際にやってみる!体感してみるしかないのです。

どうやって作ろうか。

100万の大きさのタイルが100個集まれば1億になるんじゃない?

じゃあ100万ってどのくらいの大きさにすればいい?

15cm定規何個分?

もうかけ算とわり算と足し算と引き算のオンパレードです。

グループで協力しながらなんとか1枚の100万の大きさタイルが完成。

一生懸命やって1時間で作れた数は、なんと4700万。

 

まぁ半分でも体感してみよっか、と諦めそうになった時 「あきらめたくない!」という声が。

ということで、次の日の算数は体育館での授業です。

うまくいったグループの作り方を参考にしながら、クラス全員で100万のタイルを作り・・・

なんと前日の半分の時間でついに100枚!  1億の完成です。

100万のタイルを100枚並べて感じたこと。

〜算数ノートよりふりかえりの一部〜

“1億って意外と大きくないって思ってたけど、実際にみたら思っていた・想像より100倍大きかった。”

“1億って大きい!と体感した。私たちの予想は黒板くらいの大きさだったけどケタ違いの大きさだったのでとっっってもびっくりした!今度はもっと大きいのを作りたい!そういえば、グループの人ともキズナが深まれたと思う。チームワークの大切さを知った。”

“36人がねてもよゆうだったよ。1億って第2体育室ぐらいですごい大きかったよね。”

“1”と比べて、おっきいー!!!と感動したのも束の間・・・

興奮してみんなで乗ったら、一瞬で1億の新聞紙はくずれました。笑

何事もつくりあげることは大変、くずれるのは一瞬。

でもきっと、子どもたちの心の中にはいろんな気持ちが残り続けるんだろうなと思います。

『桐朋教育』52号の発行[Ⅱ-239]

特集は、【『自分たちで創る』 桐朋学園の自治〈座談会〉】。出席者は、桐朋小の島田晶子さん、渡邉春菜さん、桐朋女子中・高の岩田堅太郎さん、はし本剛明さん(漢字表記がどうしてもできませんでした)、桐朋芸術短大の永井由比さん。座談会でたくさん学ばせていただきました。5名の方の発言を紹介します。

各学校の自治で大切にしていること

-失敗を恐れずに自分たちの力でチャレンジしてみてください

「安全上の責任は教員が持ちますが、それ以外の企画・運営などは学生に委ねています。たとえば、数年前のことですが、桐朋祭のパンフレットを作成する際に、印刷会社に発注したのですが、なぜか数千部作るはずが数百部しかできていないということが前日になってわかりました。急遽学生が大勢集まって印刷機で作成し、何とか間に合わせました。これは担当した学生のミスですが、それを学生たちが皆で協力して乗り越えたことに学生の力を感じました。大人になると些細なことでも失敗できないことがありますが、学生ならず失敗も許されます。ですから私はいつも、失敗を恐れずに自分たちの力でチャレンジしてみてください、と言っています。」短大 永井さん

-実現していくことで生徒たちが達成感を味わったり、学ぶことができたりするのではないかと思います

「…近年では生徒たちが出してきたものが職員会議で否決されることが何度かあって、残念に思います。もしかすると教員のほうが失敗を恐れているのではないか、歯止めをかけているのではないかとも思います。たとえば、文化祭は外部からお客様を招くので、学校の広報の場という意味もあって、教員が慎重になってしまうのも仕方ない部分があります。生徒が楽しみにしていることでもあるので、そこのバランスをとるのが大切です。高校二年生が生徒会の中心的な役割を担っていますが、生徒の中には、「どうせ先生たちがダメというだろうから」といって自重してしまう傾向がありました。でも、昨年度の高校二年生はいろいろなアイデアを出してきました。その一つが模擬店をやりたいということでした。(中略)模擬店を安易にやってほしくないのですが、模擬店をやることで学ぶこともたくさんあると思います。それを実現させるためには、いろいろな準備や検証が必要だということもあり、去年は文化祭委員会の中の食堂委員会が中心となって運営していくことになりました。こうして実現できたことは大切で、実現していくことで生徒たちが達成感を味わったり、学ぶことができたりするのではないかと思います。」中高 岩田さん

-やってみて感じたことが生徒にとっても大きかったのではないかと思います

「生徒会活動はやはり生徒が主体だということなので、教員の関わり方としては、まずは生徒の意見を聞いて、こういう問題点についてはどうだろうか、などと生徒が思いつかなかったことをフィードバックして考えてみようと投げかけます。そうして実現可能なことを実現させていくことだと思います。文化祭の模擬店でも、やってみて感じたことが生徒にとっても大きかったのではないかと思います。文化祭には卒業生も大勢来ます。そうした卒業生からもよくやったね、ずいぶんがんばったね、という言葉をもらいました。」中高 はし本さん

幼稚園から大学まである学園の良さを生かした自治のあり方

-たまたま桐朋小学校の卒業生が始めたのですが、去年はそれに高校生が加わってくれてものすごくたくさんの洋服や靴が集まりました

「小学校では、クラスの自治のほかに、委員会活動、団活動といくつかに分かれています。それ以外にも、どれにも属していないボランティアというのもあります。数年前から、洋服を回収してラオスに送るという大学生の活動に協力をしています。たまたま桐朋小学校の卒業生が始めたのですが、去年はそれに高校生が加わってくれてものすごくたくさんの洋服や靴が集まりました。高校の生徒会の委員の人たちが昼休みの時間に走って小学校にやってきました。これだけのものが集まったので、いつ持ってくればいいですか、などと打ち合わせをしました。ただ、それぞれの学校でやったというだけで、一緒に活動するというところまではいきませんでした。もし、一緒に活動できたらどれだけよかったかなと思いました。毎年三月にこれだけのものが集まりましたと手紙を書くのですが、せめてその時に高校生の人たちがどんな風にして集めてくれたのか聞いてみようと考えていました。休校になってしまったのでできませんでした。今後その活動が大きく展開できたらいいなと思っています。」小学校 島田さん

-日常的に上の学校の人たちが何かに打ち込んでいる姿を見ていることは、小学生にとってとても大切なことだと思います

「この学園では、短期大学の学生さんたちが外で稽古をしている姿に小学生が見入っていたり、中学生か高校生のハンドボール部の生徒がすごい球を投げているのを見て、小学生が「すごーい」と声を上げたりしている様子をよく見かけます。日常的に上の学校の人たちが何かに打ち込んでいる姿を見ていることは、小学生にとってとても大切なことだと思います。そういうつながりの中で、いろいろな人がいるんだということを感じ、あこがれを持って成長していくことが、「社会のつくり手」として育っていくという自治の目標の重要な土台になっていると思います。」小学校 渡邉さん

女子部門の各学校で大切にし、部門で共通するもの、今回は「自治」を特集のテーマに据えました。ぜひ全文を読んでほしいです。企画を練り、すすめられた研究所の杉本發さん、渡邉千景さん、ありがとうございます。

 

『桐朋教育』は、1971年より発行(下の写真は1号)。刊行のことばに、「桐朋教育の理念をご理解いただくとともに、より具体的な教育の事例をあげ、できる得る限り、その展開と躍動ぶりを生のまま伝えたい」、「同時に、この新しく生まれた『桐朋教育』が学園活動の一方的な伝達のメディアに止まることなく、むしろ、学園教育に対しての批判の場であってほしいと念願している」と書かれている。座談会では岩田さんが「もしかすると教員のほうが失敗を恐れているのではないか、歯止めをかけているのではないかとも思います」と述べていましたが、日常的に実践の見直しを行い、「人間性を強調し、児童・生徒・学生のそれぞれのもつ可能性を見いだすことに努力してきたし、今日もまた、その精神を体して邁進したい」という教育の願いを現在も引き継いで取り組みたいと思います。