5月18日(土)幼稚園・小学校説明会について

本校にご興味をお持ちくださる皆様

第1回 桐朋幼稚園・桐朋小学校説明会を以下の通り開催します。

〇2024年5月18日(土)

本学園 ポロニアホールにて

1回目  9:00受付  9:20開始   幼小合同

2回目 10:30受付 10:50開始   幼小合同

3回目 12:50受付 13:10開始   小学校のみ

・各回とも同じ内容で1時間程度を予定しています。(受付時間より前の来校はお控えください。)

 

〇内容  本校の教育について/考査関連の諸注意についてなど

・桐朋学園初等部は、桐朋小学校・幼稚園から成ります。園長・校長の中村博より、初等部の教育についてお話いたします。

・私たちが願う幼児期の育ちや、園児と小学生のふれあいなど、低学年担任からお伝えできればと考えています。

・説明会終了後、ご希望の方は「しぜんひろば」をご案内いたします。(ハイヒールはご遠慮ください。荒天の場合は中止とします。)

※大人の方向けのお話となりますので、ご承知おきください。

 

〇受付開始日  4月26日(金) 正午から

・本ホームページ「説明会・体験会予約画面」よりお進みください。

・お子さんのお名前でお申し込みください。1家庭、2名までご入場いただけます。(お子さんも1名としますが、未就園児は人数に含めません)

・男女の枠がございますので、お間違えのないようにお手続きください。

・幼稚園をご志望の方は、桐朋幼稚園のホームページよりお申し込みください。

 

〇お願いとご案内

※本校の説明会にお申込みいただくには「miraicompass(ミライコンパス)」サイトでのユーザー登録が必要です。

事前に準備しておいていただくと、お申込みがスムーズにできます。

※すぐに満席になることも予想されます。その場合ご容赦ください。

※ご都合がつかなくなった場合はホームページよりキャンセルのお手続きをお願いします。(キャンセル待ちはございません。どなたかがキャンセルした場合にのみ空席になり、その場合のみ予約が可能です。ご協力お願いいたします。)

※説明会後にミライコンパスマイページよりアンケートの送信をお願いします。これによりご参加の確認をさせていただきます。

 

皆様のご来校をお待ちしております。

 

桐朋小学校 教務

2年生、頑張っています!

入学式の次の登校日からしばらくの間、2年生が1年生の朝の支度をお手伝いしました。

2年生で担当の人はいつもより少し早めに登校し、低学年玄関で1年生が来るのを待ちます。

 

靴を履き替えて教室まで案内。教室についたら、2年生は去年のことを思い出しながらバッジをつけてあげたり、ロッカーの使い方や着替えのことを優しく教えてあげます。

2年生からは張り切る気持ちとちょこっと緊張する気持ち、そして誇らしい気持ちが感じられます。1年生も優しい2年生にお手伝いをしてもらって嬉しそう。

 

支度が終わったら、楽しい遊びの時間!早速こまを教えてもらう1年生の姿も。すぐ近くにこうして色々なことを教えてくれる2年生がいるのはとっても心強いですね。

2年生のみんな、お疲れ様!

 

パートナーさんと学校探検

今日は1年生と5年生のパートナーさんで学校探検。主に外の遊び場所を案内してもらいました。

アスレチックでは安全に遊ぶためのルールを教えてもらったり、うんていやのぼりロープで一緒に遊んだり。

 

しぜんひろばではブランコを押してもらったり、池の飛び石を、勇気を出して飛んでみたり。

最初は「できなさそう…」と言っていた1年生も、5年生のパートナーさんや、他の1年生が飛んでいるのを見て、「やっぱりやってみる!」と挑戦している姿がありました。

記念すべき池ポチャ第一号も出ました!(泣いちゃった1年生を、5年生のパートナーさんがとても優しくフォローしてくれていました!)

  

 

そんな時突然、「カメがいる!!」との声が。

みんな大急ぎで池に集まります。どうやら5年生が昨年飼っていた「タマ」というカメだというのです。(誰かが間違えて逃がしてしまったとか。)

「タマがいたよ!!」とみんな大騒ぎ。なんとかつかまえて、無事(?)引き取られていきました。

たっぷり遊んだ1年生。教室に戻ってくるなり「楽しかったー!」と大満足の様子。「もっと遊びたかった~」なんて声も。

これからまたたくさん遊んで、お気に入りの遊び場所を見つけてね。

 

 

「手紙」を「読もうとさえすれば」 [Ⅱー387]

入学式での2年生のすばらしい表現。その表現をじいっと見つめた1年生。

表現の後、お祝いのくす玉割り、そして2年生と1年生が一緒に退場した。

外に出ると、急な雨。

2年生が、1年生の頭に手をかざして、雨に濡れないようにして歩いていたと聞いた。

2年生の優しさがうれしい。

左 卒業生(中1)来校。右 入園式の園庭。「おめでとうございます!」 

朝、玄関で1年生の登校を待つ2年生。靴箱で合流し、階段を一緒にのぼって教室へ行く。

1年生の教室では、朝の準備を2年生がいっしょに行っている。

はりきっている2年生。優しくていねいにかかわろうとする2年生。1年生は安心していることでしょう。

去年は、自分が2年生にしてもらったと思い出しているかもしれない。今年は自身が2年生として、1年生にかかわっている。

2年生は、入学式で1年生を迎える表現をした。入学式後、1年生の登校を見守り、いっしょに過ごす日々。

入学式の表現では、桐朋小学校は、たのしい学校だよ。今日からいっしょの友だち、仲間だよ。よろしくね。などの気持ちを込めて、一人ひとりが表現をしていた。表現を通して、2年生としての「節」を成長として刻んでいく。2年生は、1年生にかかわりながら、自分を成長させていく。

2年生一人ひとりの気持ちや行動に触れて、私は鈴木敏史(すずきとしちか)さんの詩を思い出した。そして、「手紙」を「読もうとさえすれば」を大切にしていきたいと改めて思う。

手紙

  鈴木敏史

 

ゆうびんやさんが  こない日でも

あなたに  とどけられる

手紙はあるのです

 

ゆっくり  過ぎる

雲のかげ

庭にまいおりる

たんぽぽの  わた毛

おなかをすかした

のらねこの声も

ごみ集めをしている人の

ひたいの汗も…

 

みんな  手紙なのです

読もうとさえすれば

*鈴木さんの詩を引用させていただきました。

2024年度説明会について

本校にご興味をお持ちくださるみなさま

2024年度の学校説明会は、本ホームページの「入学関連情報」でお知らせしています。

◯本校で開催する説明会等についきましては、ミライコンパスよりお申し込みが必要となります。

予約受付開始の日時等につきましては、あらためてお知らせいたします。

募集要項は6月上旬からダウンロード開始の予定です。今しばらくお待ちください。

(本ホームページの学校案内電子ブックはいつでもご覧いただけます。)

 

◯東京私立小学校展(新宿NSビル:4月27日)に本校は参加します。

こちらは、東京私立初等学校協会WEBサイトからのご予約が必要です。

 

桐朋小学校

教務

 

あたらしい出会い

2024年度が始まりました。

新しい教室にも少し慣れてきた頃でしょうか。

今まで低学年校舎で暮らしていた元2年生(現3年生)と高学年玄関で会うと、「おお、こっちの住人なんだね、ようこそ!」と思わず声をかけたくなります。

校舎のお引越しだけでも新鮮な気持ちになりますから、

ピカピカの一年生72名は、どんな気分で登校してくれるでしょう。

新生活が気持ちよくスタートできるように、6年生がテキパキと教科書を運んで、教室をお片付け。

5年生は素敵な飾り付けをしてくれました。さすが!の高学年です。

入学式当日は、パートナーとして5年生がしっかりとエスコートしてくれました。

お互い電話で声は聞いていたけれど、直接出会えて嬉しそう。

2年生は、元気いっぱいにポロニアホールの舞台から表現を届けてくれました。

こんなふうにぎゅっと並んで声を合わせる入学式は久しぶりです。

新入生を迎える喜びと、在校生の成長を感じる喜びも、ぎゅっと迫ってきて、感激もひとしおでした。

あたらしい仲間との出会いから始まる、あたらしい1年。

さあ、みんなでワクワク始めましょう。

 

2024年度 1学期始業式 [Ⅱー386]

2024年度の始業式では、新5年生が、どんな1年にしていきたいかを話してくれました。パートナーの1年生との出会う喜びや緊張、高学年ではじまる委員会や団への期待など、自分たちが主人公の学校を創るという気持ちが伝わってきました。

 

私からは、「進級」「転入」「春をめぐって」の話をさせてもらいました。

◆新2年生、新3年生、新4年生、新5年生、新6年生、進級おめでとう! 

2年生の人たちへ。「これから1年生が入学します。入学式では、桐朋小学校ってこんな学校だよ、というのを桐朋小学校を代表して1年生に伝えてください。」 

3年生の人たちへ。「初めてのクラス替え。どんな出会いがあるか、わくわく、どきどきするね。低学年校舎から高学年校舎に移っての生活がはじまります。理科や社会などの新しい学びもあります。」

4年生の人たちへ。「夏休みに、八ヶ岳合宿があります。初めての宿泊行事です。どきどき、ワクワクするね。1学期にクラスや学年のみんなで話し合い、たのしい活動を準備していこう。」

5年生の人たちへ。「これから1年生が入学します。1年生のパートナーとの出あいがあります。1年生のことをよろしくお願いします。クラス替えや委員会、団など、学校全体を視野に入れての取り組みがはじまるよ。」

6年生の人たちへ。「昨年度の3学期より、6年生からのバトンを引き継いで、学校全体の取り組みをすすめてくれてありがとう。小学校最後の1年間をたのしんで、充実させてください。」 

◆転入生の皆さんへ。入学おめでとう! (みんなの拍手で、あたたかく迎えたいと思いました。)今日から、桐朋小での生活がはじまります。

桐朋の「桐」には、一人ひとりを大切にするという意味を込めています。(「一人ひとりの人格を尊重し、自主性を養い、個性を伸長するというヒューマニズムにたつ『人間教育』を学園の教育理念に据えています)「朋」は、仲間のという意味を込めています。一緒に育っていこう、一緒にクラスや学校を創っていこう! どうぞよろしくお願いします。

新たな出会い、関わり合い(応答)の中で、「基本的信頼」を築いてほしい。そして、私からの期待を伝えたいと考えて、各学年の人たちに向かって話しました。

◆春をめぐって。園庭や校庭、しぜんひろばでは、モモ、桜(ソメイヨシノ。昨日から八重桜も)、1年生が育てたチューリップなどが咲いています。毎年、ほぼ同じこのこの時期に、花を咲かせます。植物も私たちと同じ生き物、自然の一部で、仲間です。見たり、触ったり、嗅いだりしてたのませてもらっています。朝、花びらを拾いました。その花びらで音を鳴らして楽しみました。こんな季節のたのしみもあります。

毎年、チューリップの花を見ると、思い出すことがあります。30年以上前に、斉藤孝元園長校長先生が、入学式で「チューリップ」の歌をうたってくださいました。「~あかしろきいろ~」「どの花みても~きれいだな~」。齋藤先生は、一人ひとりの違い、個を大切にすることを伝えてくださって、私の心に響きました。

私も歌いながら、一人ひとりがちがっていて、かかわることで、何か新しいものが生まれることへの期待、楽しさを想像しました。

新しい2人の先生との出会いもありました。

2024年度、どうぞよろしくお願いします [Ⅱー385]

2024年度、どうぞよろしくお願いします。

職員一同、新年度の準備をしています。子どもたちと会えることをたのしみにしています。

 チューリップ、モモが咲きました。

2024年度、子どもの権利条約が守られているのか、日常を見つめ取り組みます。

今国会で、「離婚後も父母双方が子どもの親権となる『共同親権』を導入する民法改正案」が議論されています。議論の中で、子どもの意見、意思を尊重すること、『子どもの意見表明権』を大切にすることなどが話し合われています。親権の捉えでは、親の権利ではなく、子どもが安心、安全に暮らせるようにするための親の責務であり、社会による子どもの権利と福祉の保障という観点が出されています。合わせて「子どもの最善の利益」についても話し合われています。

「子どもの意見表明権」「子どもの最善の利益」などの子どもの権利は、国会で話し合われているだけではなく、私たちの園、学校ではどうなのか、私たちの生活(ご家庭ではどうでしょうか)ではどうなのかを考えすすめていきます。

私たちは、

●一人ひとりをかけがえのない人間として接しているのか。

●子どもの様子を受けとり、その様子から(その様子の背景にある)子どもの願いをとらえようとしているのか。

●子どもの意見、意思を聞きとり、尊重することを大切にしているのか。

●意見表明権ということでは、一人ひとりが意見を言えるようになるプロセスを大切に活動や授業を行っているのか。

●教室では、子どもたちに権利について教えているか。

などを問い続けて実践をしていくことです。

「国連子どもの権利委員会」からは、日本は「『子ども期』、子どもの意見表明権、『子どもの保護』において、国家の責任と義務を再構築すべき」などを求められています。国連子どもの権利委員会委員で弁護士の大谷美紀子さんが、「日本では権利と義務はセットだという反応がよくあるが、権利は子どもにあり、義務は大人にある。大人も子どもも同じ価値のある人間だという人権の基本に立ち返り考えてほしい。」と述べていました。

 

2024 年は、子どもの権利条約を批准して 30 年の年です。子どもの権利条約は、1989 年、国連総会で採択され、日本は 1994 年に国会で批准し、世界で 158 番目の締約国となりました。

ノルウェーの幼稚園法には、「子どもは、彼ら自身の権利において主体的国民あるいは代理人とみなされ、表現方法はさまざまであっても、尊敬されるべき存在である」「大人は、子どもたちが幼稚園での研究に完全に参加できるように、また、民主的社会における活動に参加できるような子どもを育てることができるようにしていかなくてはならない」とあるそうです。日本の他園、他校の取り組み、外国での取り組みなども学んでいきたいと思います。