投稿者: tohoblog
京王線利用者の下校について
現在、調布駅での電力設備故障のため、桜上水~高幡不動、調布~若葉台、東府中~府中競馬正門前駅間で、上下線ともに運転を見合わせています。運転再開予定は、14:00とのことです。
下校時に京王線を利用する子どもたちは、運転の再開を確認するまでは、学校待機とします。
PTA講演会でお話をさせていただきました [Ⅱー381]
数年ぶりに、PTA講演会の開催。私が話をさせていただくことになり、事前にいただいたテーマは「幸せな子ども時代」でした。当日、テーマとともにいただいた4つの視点(→含む)を中心にお話させていただきました。以下、4つの視点について、レジメに書いたことから。
(1)自主性を大切に → 子どもの好奇心を育みたいが故、親があれこれ提案したり勧めてしまいがち
子どもたちには、好奇心、感動、安心感をもち、活き活きと生きることを願っています。「子どもの好奇心を育みたい」は同じ気持ちです。
「親があれこれ提案したり勧めてしまいがち」については、「やりたいことを見つけるのは子ども自身」であり、「きっかけをつくるのは大人」と考えますので、「あれこれ提案したり勧めて」いくことは良いと思います。ただし、「十回誘って一回反応があればいいかな」くらいの気持ちで。
発達心理学・特別支援教育学を専門とする赤木和重さん(神戸大学)は、「一緒にやってみようと誘いかけ、対話を重ねていくと、子どもも自分の気持ちが見えてくる」と言います。
園学校では、集団の中で「やりたい」気持ちを育むことを大切にしています。子ども集団では「楽しそう」が感染します。目的意識がなくても、突然いいこと思いついた! ということもあります。異年齢集団のなかではやりたいが見つかることが多いようです。
写真左は、5・6年生がしぜんひろばでツリーハウスを作成中。右は放課後、6年生がペーパーナイフづくりをしています。
(2)自己肯定感を育てる → 自分史の話を掘り下げてお聞きしたいと思います
私の考える自己肯定感は、「自分が自分であって大丈夫」(心理臨床家 高垣忠一郎さん)、生きているだけで周りから肯定される感覚です。安心して悩むこと、苦しむことができ、ゆるすことができるのも、自己肯定感です。よいところをほめたり、資質、能力を評価して「自己肯定感」を高めるのとは違います。
6年生の自分史(「あなたを授かる前にママのお腹に赤ちゃんが来てくれたけど、生まれてくることができなかったの。」「私にもきょうだいがいたかもしれないってこと!!」/「パパはね、僕が産まれた時、嬉しくておいおい泣いたらしい。それを聞いていた周りのパパももらい泣き。」…)を取り上げます。親への聞きとり、表現する取り組みを通して、「生きてくれる。そのことのありがたさ、かけがえのない値打ちに気づいてほしい」、「あなたが生きていることはどれほどありがたいか、親は子に伝え、子は気づく」ことなどを願っています。そして取り組みによって、「一人一人の人生を支える力」となる感覚を身につけてほしい、子どもたちに「希望」を育てたいと願います。(発達心理学者 E.H.エリクソン、児童精神科医 佐々木正美さん、幼稚園共同研究者 久保健太さん)
自分史の写真を掲載させていただきました
自己肯定感を高めるための学校での取り組みとして、「その人の中での進歩やがんばりを認める」ことを大切にしています。それは、間違えないことが良いという価値観だけではなくて、その人の中での進歩とか、頑張りとかを認められるような学級の雰囲気づくりを大切にしていく取り組みです。「間違いが生かされる―集団で学ぶことの意味や良さ」も大切にしています。学級では、失敗の中にこそ隠れている学びを大切にするため、恐れず挑戦しようよ、という空気をつくっていきたいと取り組んでいます。
写真は、4年生八ヶ岳合宿で火起こし体験。試行錯誤、失敗もします。
(3)子どもの権利条約について → どこまで子どもを尊重するべきか、ボーダーラインに悩んでいます
子どもを尊重するとは、子どものいいなりになることと違います。私は、「期待を伝える」(幼稚園の共同研究者 久保健太さん)、いっしょにやる、話し合うことを大切にかかわります。それから、最初からやってはダメと禁止する(命の危険以外)のではなく、自分なりのやり方、やった結果について受けとめ、行動することも大切にしています。
子どもの権利条約では、「子どもの最善の利益をはかることが第一義的に考慮されなければならない」(教育学・教育思想史 東大名誉教授 堀尾輝久さん)と学んでいます。「子どもを尊重するべきか」は、「子どもの最善の利益」に叶うかどうかで判断します。「子どもの最善の利益」は、「子どもの興味、関心」を意味し、「子どもは、それぞれに、それなりに、自分の興味・関心をもち、何が自分の利益にかなっているかの判断をなしうる存在」として捉えます。子ども自身の判断を尊重する、小さいうちから「好き嫌いをはっきりと身振り態度で、そしてことばで表現できる子どもに育て」、「自分で判断できる自己を育てる」ことを大切にします。
2月26日、しぜんひろばで幼稚園の人たちと過ごしました
2000年、元校園長の宮原洋一先生が学校改革に向けて、「これからの桐朋小学校の教育の極めて重要なかぎは、子どもの意見表明権をどう教育活動において受け止め、反映させていくのかということである。それは、また、子どもの意見を活かしていくということは、子どもが試行錯誤して、多くの失敗のなかから学ぶということを受け止める共通の認識を私たちが持つということでもある。」/「そして、もう一つのかぎは、一人ひとりの子どものありようを徹底して尊重するということだろう。子どものさまざまな姿を、まずは受容的にとらえることから私たちの教育活動を出発させたい。つまり、それは、私たちの教育活動を一人ひとりの子どもの『今』から出発させるという覚悟でもある。」と述べています。そのような学校を実現させたいと話し合い、2004年から学校改革をすすめました。
(4)情報化社会~デジタルツールとの関わり方~ → 生まれた時から当たり前のようにある、スマホなど今や避けられないものとの付き合い方
1月、桐朋中学校、桐朋女子中学校、桐朋学園小学校、桐朋小学校の教員が集まり、「デジタルツールとの関わり方」と指導について話し合いました。内容として、「スマホ依存・ネット依存の問題」「不適切なサイトの閲覧」「ゲームへの課金」「SNS上での不適切な使い方。たとえばLINEで特定の人物を揶揄するような書き込み」「保護者の方どうしのSNSの使い方。得られた情報は慎重に吟味を」などでした。
「情報化社会」は、効率性や利便性、即効性を求める社会のなかで、「私たちの注意はどんどん短い間隔に切り刻まれており、それはおそらく物事を深く考えるには良くないこと」、「即時性と容易さと効率を良しとする文化においては、批判的思考のあらゆる要素を発達させるには多大な時間と努力が必要なせいで、そのような思考は四面楚歌の存在になってきています。」(認知神経科学、発達心理学 メアリアン・ウルフ)などの課題を考えます。
公立小学校では、GIGAスクール構想、一人一台端末が導入されています。4月からの新教科書(今回は部分改訂)では、各教科にQRコードがつき、「できたつもり」「調べなくても」とならないか、「においや肌ざわりの大切さ」などはどうか、慎重に検討しなくてはなりません。また情報が「それが本当に正しいものか」についてもです。「個別最適化」ということも言われますが、園学校では協同での学び、「手伝ってあげる、押さえてあげる」「教えてあげる」「手伝ってとお願いする」などのかかわりも大切にしています。
2019年、藤井輝明さんの授業。「触ってごらん、ぼくの顔」より
2/25(日)中央線沿線説明会に参加します!
中央線沿線私立小学校合同相談会に、桐朋幼稚園と共に参加します。
・日時 2024年2月25日(日)
午前の部 10:00~12:00(受付終了)
午後の部 12:30~14:30
・場所 明星小学校(京王線府中駅または、中央線国分寺駅よりバス)
詳細と受付申し込みは こちら をご覧ください。※本校の予約サイトからではありません。
当日は、桐朋幼稚園と同ブース内にて、幼稚園と小学校の展示や個別相談をします。
桐朋幼稚園の教員も参加し、幼稚園に関するご質問や相談をお受けできる体制を整えております。ぜひ、幼稚園から見ていただけますと幸いです。
桐朋幼稚園と桐朋小学校は、共に「初等部」として位置付き、 同施設内にて生活を共にしています。幼児期・児童期の子どもたちの豊かな育ちや学びを、幼稚園・小学校の教職員が一緒に、大事に考えております。ぜひ、ブースへお越しください。
尚、午前午後ともに、個別相談には限りがございます。本展示ブースにてご予約いただき、受付票に記載されたお時間にお越しください。相談は5分以内となります。
大変心苦しいのですが、例年、個別相談会は午前午後ともに早い時間帯で満席になりがちです。
個別相談をご希望の方は、先に受付をされることをお薦めします。
2/25(日)明星小学校にて、皆さまのお越しをお待ちしております。
憧れる気持ちをきっかけに
4年生の専科体育の授業。(※桐朋小学校には体育専科の教員がいます)
この時期は、器械運動の学習で、マットや跳び箱、鉄棒を使って、一人ひとりが技を磨きます。
いつものように授業が始まりましたが、しばらくすると・・・
見慣れない3人の姿が!
「今日は、この先輩たちがみんなのためにお手本を見せてくれます。」
なんと、特別ゲストとして、一つ上の学年の5年生が駆けつけてくれたのです。
「え?!」
一気に緊張感が高まる4年生。
【後方ひざかけ回転】
4年生は、まだチャレンジしたことのない技。
「一体、どのようにしてやるのだろうか…?」
しーんと集中している雰囲気の中、5年生が一人ずつ、技を披露してくれます。
片足をかけ、もう一方の足を思いっきりふりながら、勢いよく回る。
ビューンと風を切る音が聞こえてくるような、スピードと迫力!
さらに発展した技、両足でのひざかけ回転も見せてくれました。
あまりのすごさに圧倒されつつも、大きな拍手で感謝の気持ちを伝えた4年生。
さあ、ここから自分たちの目標を立てて、いざ実践!
先輩たちのお手本をイメージしながら、やる気に満ちあふれています。
「もう少しこうしたらいいんじゃない?」「回るところを補助するよ。」
お互いが声をかけながら、何度も何度もチャレンジしていくのです。
そして、ついに一人目の成功者が・・
自分もこの技ができるようになりたい!
技の格好良さや憧れる気持ち、仲間からの励ましをきっかけに、一人ひとりが力を伸ばしていきます。
京王相模原線利用者の下校について
現在、事故のため京王相模原線の調布駅・多摩センター駅間の運転が見合わせとなっています。
再開予定は15:00です。相模原線利用者は、運転の再開を確認してから下校させます。
小田急線利用者の下校について
現在、成城学園前駅での人身事故の影響で、経堂と向ヶ丘遊園の間が運行を見合わせています。
運行再開は、14:20の予定ということですが、念のため子どもたちには、運行再開までは学校で待機するように伝えています。ご了承ください。
新入生保護者会でお話をさせていただきました [Ⅱー380]
こうした会に参加すると、いよいよ小学校での生活がはじまると意識されることもあるでしょう。たのしみがふくらむのは嬉しいことですが、小学校生活に向けてこれができていない、あれをしなければ、となると苦しくなります。
いまを大切に過ごしてほしいと願います。そして、たのしそうな生活がこれからはじまるという気持ちをふくらませていってください。
Ⅰ 桐朋小学校の教育について
教育目標は、
●原点に子どもを → 発達の主体は、子ども(たち)
●自分自身の人生の主人公、社会の担い手になりゆくための根っこを育てる
ことです。
今後、1年生の担任や学校から、1年生の生活や学習で大切にしたいことなどをお伝えし、話し合いますので、今回は、「子どもを原点にした(桐朋小学校ならではの)教育」について、4つのことをお話させていただきました。
1、その人の中での進歩やがんばりを認める
たとえば漢字の「力だめし」で、間違える子がいます。以前に、その子は、全問正解で喜ぶ友だちの姿や自分と比較して、自分のできなさを感じ、荒れたこともありました。今回は、間違えを落ち着いて受けとめていました。こうしたところにも、その子の進歩が見られます。
先生は、「惜しい間違い〇個だけというのは、努力しなければできない結果だから、ほんとにがんばったんだと思うよ。」と、その子に伝えました。努力を認め、励ますことを、私たちは大切にしています。
それから、間違えないでできたことを大事にし、間違えないことが良いという価値観だけではなくて、その人の中での進歩とか、頑張りとかを認められるような学級の雰囲気づくりを大切にしていきたいと考えて取り組んでいます。
2、間違いが生かされる―集団で学ぶことの意味や良さ
みんなの前であっけらかんと失敗して、立ち直れる子どもがいいなと思います。
人前で失敗すると、誰もがやったことを後悔しがちですが、学校での学びはむしろ失敗の中にこそ隠れていると思うことがたくさん。たとえば器械運動で、皆の前で発表する機会があります。ところがうまく行きませんでした。その人は、どこがどうしてうまく行かなかったのかを振り返り、大切なポイントを意識しながらもう一度発表をしました。それを見ていた子どもたち、先生は、失敗してもまたやってみるという気持ちと行動に学び、うまくいかなかったことを改善して取り組む姿を見て、成功への「鍵」をつかんでいくと思いました。
学級では、失敗の中にこそ隠れている学びを大切にするため、恐れず挑戦しようよ、という空気をつくっていきたいと取り組んでいます。
これまでの「歴史」において、誤りを修正することで、物事の理解は深められてきました。それから、知の創造に失敗と誤りはつきものです!
3、集団で共同、協同すること
私たちは、集団のなかで「やりたい」気持ちを育むことを大切にしています。子どもの集団では、「よく分からないけど楽しそう」という夢中が伝染します。異年齢集団のなかでは、思ってもみなかった「やりたい」が見つかるケースが多くあります。
下の写真は、放課後のしぜんひろばの様子です。ツリーハウスをつくりたいという願いがたくさんのクラスから出され、子ども集会で話し合い、5、6年生のしぜんひろば委員の子どもたちがツリーハウスを完成させようと、自治の時間や放課後などに活動をすすめてきました。どの場所にどんなツリーハウスにするかを構想し、必要な木などを買いに行く、木の長さをはかり切る、釘で固定するなど、さまざまな場面で協同し、取り組んでいます。
もう1枚の写真は、去年の4年生八ヶ岳合宿から。マシュマロを焼いて食べる活動で、まず火をつけようと、マッチをこすります。うまく火がついた後に、新聞紙に火をつけるのですが、今度はその火がまきなどにうつらず、何回も試行錯誤を繰り返しました。風の通り道を考えて木を組むこと、小さな火を大きくするすめに扇ぐことなど、友だちと一緒に取り組みました。
4、自由、「ブラブラ」が認められる-休み時間、放課後の子ども
自由な時間、空間で、創造がひろがります。いいことひらめいた! が生まれます。
子どもの権利として、「余暇」「休息」「何もしない時間」があります。私たちは休み時間や放課後も大切にしています。かつて、ニュートンがペストが流行し、大学が休校となった際に、自由な時間から重力の法則を発見しました。その自由な時間を「創造的休暇」と呼んでいるそうです。
下の写真は、放課後の工作室、6年生の人たちです。硬くて重い黒檀を一生懸命に磨いていました。磨いている姿がたのしそうで、すてきな作品に仕上げようとしています。磨いたところを触らせてもらうと、刃先の鋭さを感じます。紙をスッーと切って、するどい切れ味を見せてくれました。また、小さいサイズのもの、穴を真ん中付近にあけるなど、こだわり、センスを感じました。友だちの良さに声をあげて、まねしたり、憧れて自身もつくっていくことなどがいいなと思いました。
5、子どもの権利条約(以前の内容に重複します)
1989年、国連総会で採択、日本は1994年に国会で批准し、世界で158番目の締約国となりました。2024年は、批准して30年の年です。子ども権利条約に光があてられることを願っています。
その内容は、
〇「子ども」は、あせらずゆっくりたっぷり自分(たち)らしく子ども時代を過ごそう。
〇「権利」とは、人間として誰もが持っていて当たり前のこと。たとえば、「安心」、「自由」、「自信」など。「安心」とは「心が安らか」で「いのちの危険や病気になっても治療が受けられるなどの不安がな」いこと。「自由」は、「自分の考えが大切にされ、行動できる」こと。「自信」は、「自分のことを価値ある存在として自分自身を認められること」です。
〇「条約」は、国家間で取り交わした約束事のことで、重い意味を持っています。
これまで残念ながら、「国連子どもの権利委員会」より、「「子ども期」、子どもの意見表明権、「子どもの保護」において、国家の責任と義務を再構築すべき」などと、日本政府に求められてきました。
上記の1~4は、「子ども期」「子どもの意見表明権」などを意識しての取り組みです。
Ⅱ 大事にしていきたいこと(学校で、家庭で、いっしょに)
今回は、「自己肯定感」を大事にしたいと話しました。私たちは、「自分が自分であって大丈夫」(高垣忠一郎さんからの学び)という感覚を大切にしています。「生きているだけで周りから肯定される感覚」とも考えます。
この「自己肯定感」を大事にしたい、それは前記の4つのことにもつながります。
自己肯定感とは、よいところをほめたり、資質、能力を評価して「自己肯定感」を高めるのとは違います。この続きを今度書いてみます。
イスラミックスクールとの交流
長い間、着々と準備を進めてきた他校との交流企画。
今回はイスラミックスクールとの交流ということもあり、異文化にふれながら、言葉の壁を乗り越えながら、一緒に過ごす時間を楽しむ姿が印象的でした。
・最初は仲良くなれるか心配だったけど、みんな仲良くしてくれて、好きなアニメが一緒の人もいれば、好きなスポーツが一緒の人もいた。なにより一番嬉しかったのは、イスラミックスクールの人と友達になれたことだ。
国籍が違うと文化も全く違うイメージだったようで、共通の趣味を発見するたびに興奮する子どもたち。共通のものが見つかるだけで一気に距離が近くなる。自己紹介だけでも大盛り上がりでした。
・サウダが最初はシャイではずかしがっていたけど、最後は笑ってくれて楽しんでくれたからうれしかった。カードゲームの説明をするときに、みんながおもしろおかしく一生けん命説明していたから、そういう雰囲気もよかったのかもしれない。
・アイスちゃんとは仲良くなれた。単語もそこまで話せないけど、アイコンタクトやボディーランゲージで通じた!言葉はちがっても、わかろうとしてくれて、うれしかった。だるまさんがころんだをした時、みんなで「アイスちゃんが言いにくいんじゃ?」と相談して、「Run・run・stop!」というかけ声をつくったら、アイスちゃんは楽しそうに鬼をやっていた!
英語が話せなくても、アイコンタクトやボディーランゲージで通じる!やりとりができる!
交流する前から、「間違ってもいいから一生懸命伝えよう」と話してきました。
うまくいかないことを楽しみつつ一生懸命伝えようと工夫していて、様子を見ているだけでもワクワクしました。
子どもたちの振り返りには、「サウダさんも楽しそうにしていたようなので嬉しかった」「遊んだ時、ズナちゃんは本気でやってくれて嬉しかった」「バスケをやってすごく笑っていて、こっちも楽しかったです」などと書かれており、自分が楽しむことはもちろん、イスラミックスクールの子どもたちが楽しめるように、遊びを工夫したり気にかけたりしている様子が伝わってきました。
・イスラミックスクールの子、サウダちゃんが何回もシュートに挑戦して成功してスゴイッ!って思いました。イスラム教の人たちはこわい印象に思われがちですが、ぜんぜんそんなことない、むしろやさしかったです。
子どもたちが設定した目標は「お互いのことを知る」「遊んで話して仲を深める」「お互いの魅力を引き出そう!」でした。イスラム教の人、と一括りにするのではなく、個人を大切にしようとする思い。感想から、目標達成したことが伝わってきました。
また来年も、桐朋小学校にぜひ来てください。
雪だ!つめたい!でも楽しい・・・!
先日の雪でここ、桐朋小学校の校庭も真っ白に・・・!
朝、登校するとまちきれない子どもたちが教室から飛び出していきます。
「手が凍る~!」と言いながらも決して雪遊びをやめない子どもたち。
雪だるまを作ったり、かまくらはできないか挑戦してみたり、雪合戦をしたり、しぜんひろばの山でくつで滑りながらスキーをしている子どもたちも・・・!
さらには、雪の寒い日だからと6年生は先生と一緒に火起こし!
「雪かきしてみんなの安全を守る―!」と雪かきを自分からする子どもたちも・・・!
想い想いに雪をたっぷり味わいました。
そんな楽しい雪遊びも、午後には雪が溶けてきてだんだんできなくなっていきました。
「また雪いつ降るんだろう・・・。」
教室を出て帰っていく子どもがぽろっとこぼした一言。
この一言には、雪という東京ではなかなか出会えないものとの出会いへの感動も、また自然を目の前にした儚さも名残惜しさも、いろいろな気持ちが雪玉のようにぎゅっと込められているようでした。
2月9日講演会中止のご案内
2月9日講演会中止のご案内
りんごの木の会主催「命と人権・生と性の教育 村瀬幸浩氏講演会」にお申込みいただき、誠にありがとうございます。
ご登壇いただく予定だった村瀬先生から、昨日、一身上の都合により2月9日の講演は見送りたいとのご連絡をいただきました。
村瀬先生からは、皆様にお詫びの言葉をいただいております。
大変残念ではございますが、講演会ならびに見逃し配信、書籍の販売を中止とさせていただきます。
本講演のためにご予定を調整してくださったにも関わらず、このようなかたちとなってしまい、誠に申し訳ございません。何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
村瀬先生に再びご登壇いただけるよう、りんごの木の会一同、尽力してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
桐朋学園初等部PTA りんごの木の会